Who Knows Where the Time Goes

▼長居植物園
koinobori170422

今年ほど桜の季節を惜しんだ年は無かった。次こそもっと良い写真を、と意気込んだ時にはすっかり散っていた。
ちょうど観賞中に、こいのぼりを揚げる準備場面に遭い、ここぞと連写。なかなか整然と風になびくショットが撮れない。鯉の腹ばっかり写ったり、余裕で構えられた時に限って、風になびかずずっとダラーンとしていたり。



ネトフリ『グレイス&フランキー シーズン3』を観終えた。何度も書くようだが、なんて優れた脚本なのだろう。頭良すぎるわ。たぶんチーム体制で書いてるとは思うけれど。
倉本さんのドラマにも期待しているが、あれはいかにも単独執筆という感はある。倉本さん自身を投影したようなものだし。でも、こっちの『グレイス・・・』は、パーソナリティが平らに描かれていて、人種問題はじめ、お互いの価値観の違いを実に注意深い視点から、コメディに仕立てる。

引退目前の悠々自適生活の夫同士が相思相愛~結婚へと発展、残された妻同士が女の友情を育む。ジェーン・フォンダらが、高齢者向けバイブレーターを開発し、俄然イキイキとし始める演技が滑稽かつ魅力的。
一方、新たな結婚生活に入った夫同士は、ゲイ・コミュニティに参加し、フォビア活動家に逆抗議運動を展開。ここで彼らの弁護士という役柄が活かされるのも、当初からの計算ずくだろう。

今シーズンの最終エピソードのエンディングは、グレイスとフランキーが熱気球に乗って舞い上がるシーンで終わる。そのバックに流れるのはサンディ・デニーの「時の流れを誰が知る」! 製作チームに拍手を送りたい! 惜しみない拍手は次シーズンまでとっておく。

▼Who Knows Where the Time Goes
https://youtu.be/5oBMDcLf6WA

みゆきのB面(2)

hamaya170420

パナに続く二機目として入手したフジのカメラで撮影。フジのモノクロの階調の豊かさに憧れて、つい手を出してしまった。街スナップはパナ機よりフジを持ち出す機会が多い。
パナライカは特に空の青味の濃さなどがお気に入りだが、笹の葉などグリーン系はフジが良いと思った。フジは人の肌色も評判良いが、ポートレイトを撮らせてもらえる相手が居ないので、もっぱら愛猫がモデル。獣毛もきれいに写ります。
携帯性を重視しつつ、結局マイクロフォーサーズからAPS-C機に格上げした訳だが、こうなるとフルサイズ機も一生に一度は手にしたいと思うようになりそう。こんなにハマるつもりは無かったのだが。

昨日の目覚め頃、記事にしたみゆきの「波の上」が脳内でぶり返し、寝床で久々に声に出してみた。サビの"貨物船"と"カモメ"は語呂合わせなのかなぁ、と気が付きつつ。本能的に言葉を紡ぐのか、桜田淳子に提供したヒット曲「しあわせ芝居」の2コーラス目、

【浜辺を見たいのとさそえば
鼻唄まじりに連れてゆく
踊りたいとすねてみせれば
おどけながらあわせてくれる】

行頭の"ハマ"と"ハナ"、"オド"と"オド"の韻は偶然なのだそうだ。この曲、2010年のツアーで中島さん本人の歌唱が久々に聴けて嬉しかった。サックスを交えたボッサ・ノーヴァ風アレンジになってたね。

彼女の名曲ずくしのB面ソングで、「霧に走る」を挙げるのを忘れていた。「かなしみ笑い」のB面でアコーディオン挿入のバラード。当時、もっぱら失恋歌・恨み節といわれた中で、これは貴重なラヴソング。淡く切ない曲調は他のシンガーにも取り上げられて良さそうなものだが。シャンソン風以外に、ちょっとAOR仕立てにしても合いそう。

【次のシグナル 右に折れたら
あの暗い窓が 私の部屋
寄っていってと もう何度も
心の中では 話しかけてる

(中略)

ああ 外はなんて 深い霧 車の中にまで
いっそ  こんな車 こわれてしまえばいいのに】
(中島みゆき「霧に走る」より)

みゆきのB面

white170417

TVドラマ『やすらぎの郷』の八千草さん登場の回、面白かったなぁ。石坂さんとのやり取りで、「先生は"なんとか鑑定団"とかいうTVにもお出になすって・・・」など、リアルをシレッと織り交ぜた倉本脚本の今後に益々期待。



このドラマの主題歌を週のほぼ毎日聴いてるうち、脳内を"みゆき節"がぐるぐる回るようになった。彼女のメロディがこんな風に駆け巡るのは、熱中して聴いた中高時代以来かも。
この「慕情」という曲、AメロからBメロへと繋げるコード展開が、ちょっと引っ掛かるが、かつてスティーヴィー・ワンダーと共演した12インチ・シングル「つめたい別れ」あたりに通ずる、普遍的な彼女らしいメロディだ。特にサビの"もしも"と"ただ"の部分の歌唱が効果をあげる。なんでも7分ほどの大曲だそうで、全体を聴くとまた印象は変わるかもしれないが。

前述の「つめたい別れ」など、彼女の初期シングルを集めたボックスが、『Singles』(3CD)。ポニキャニ発だが、現在はヤマハから再発されている。たぶんリマスターはされていない筈。
今では、シングルまでは買わなくなったが、当時の彼女のシングルはアルバムに再収録されることがあまりなく、「悪女」はアルバムでは別ヴァージョン、続くヒット曲「誘惑」「横恋慕」はアルバムに入らずじまいという、今思えばシングルもダブリなく購入の甲斐があったのだ。
そしてB面の曲がまた勿体無いほど良いのだ。もちろんこちらもアルバム未収録ばかり。「ほうせんか」「波の上」「忘れな草をもう一度」「やさしい女」「杏村から」など、これだけでも別途オリジナル・アルバムが成立するんじゃないか。

特にアレンジャーが瀬尾さん一人に絞られた現在、この当時の絢爛なメンツは、今だからこそ再評価したい。アルバム『臨月』『寒水魚』『予感』などで関わったアレンジャー陣を再起用するアルバムを出してくれたら、、なんてもはや叶わぬ夢ですね。

【懲りもせずに明日になれば 誰かに惚れて
昨日をくぐり抜けた 顔つきになれるだろう
でも今夜は 少し今夜は イカレたハート
傍にいてくれるのは 優しすぎるTanquerey

遠いエデン行きの貨物船が出る
帰りそこねたカモメが堕ちる
手も届かない 波の上】
(中島みゆきシングル「あの娘」B面「波の上」より)

バーバラ・ルイス(2)

somei170415

ここ数年で、数十年来の友達付き合いを止めたのが何人かおり残念に思うが、宗教勧誘を断るのは当然だし、アマチュア同士で対等に関わっていた筈が、音楽バーを始めた途端に何故か音楽について一段高い所にいるかのような思い違いをされ出したり、と困惑させられたものだから、しょうがない。

宗教の断りについては、こちらが丁重に筋を通しているにも関わらず「私の親に失礼な」などと、俄かに親を持ち出して威圧してくるのが怖い。顔見知りといっても脳内回路までは知れない。

友人バーは、いつ訪ねてもほぼ他の客と居合わせることは無かったが、たまに客がいると、"コイツ"呼ばわりでぼくを紹介しつつ恥をかかせたがるのは、無意識に己の優位性を誇りたがるオスの本能だったのかなぁ。閉店にあたり慰めにぼくは「また、郊外の家賃の安いところで再スタートしてみては?」と言った所、「不便な場所では客が来ない」と憮然と返ってきた。「ミナミのど真ん中で客が呼べないのに?」と思わず喉元まで出掛かったが、こらえた。
人が好きじゃないとバーはやれない。過去に通ったある串かつバーのマスターは、他のバーで修行を積んでから自分の店を持ったわけだが、開店一年で何十人もの常連客とピクニックに行ったりするほど固定客が付いている。中心部でもなく、縁故もいない所で一から始めたのだ。
友人のほうはというと、「読書バーのほうが良かったかなぁ」などと呟いていた。つまり、バーは店番程度で客とあまり関わらないのを理想としていたのじゃないだろうか。ほんと、人による。人で拡がりがこんなにも違うものなのだな。



バーバラ・ルイスを気に入って、ベスト盤の他、シングルのコンプリート盤も聴いた。彼女のCDの発売状況は、廃盤が多い。CD入手はどんどん厳しくなってきているような。また廉価リイシューしてくれるのを期待するしか。リスニング形態が分散して、業界はやりにくそうですね。

アトランティックで彼女ほど聴きやすいシンガーもいないのでは? ドリス・デイの歌唱で親しんでいた「イッツ・マジック」のバーバラ版も見事。節回しを変えても、フェイクしない律儀さでツヤツヤした声色。

https://youtu.be/AvOdZqXv6CE

バーバラ・ルイス

shidare170402

毎年、桜を見に出かけたりしてなかったんです。花粉症だから。5年くらい前に鼻通りをよくするための手術を受け、呼吸は随分楽になったほう。その代わり、皮膚症状が出るようになり、体調管理にさらに試行錯誤した。特にこの時期は、辛い物・甘い物は避けたほうが良いみたい。



映画『ムーンライト』のサントラをSpotifyで無料試聴した。劇中に流れたバーバラ・ルイス「Hello Stranger」は、1963年のヒット曲。
『ムーンライト』で流れたのは、ジュークボックスで「俺とお前との思い出の曲だ」と言っていた場面かな。しかし、この映画、時代設定が曖昧で、別場面ではヒップホップか何かがカーステから大音量で流れていたような。

そのきっかけでバーバラのベスト盤を幾つか初めて聴いた。典型的な'60年代ポップスで、ドゥ・ワップからの流れを汲んだようなアフター・ビート多し、あっさりした歌い口は、むしろ黒っぽくないと言えるほど。バラードも比較的軽めで、どんな場面で聴いていても寛げそう。

▼Come home
https://youtu.be/s_Nt99E2llI

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 シャケ/YASUHISA

Author: シャケ/YASUHISA
男性 昭和40年代生まれ

愛猫カオ(ロシアンブルー)と同居
常にマイブームがないと生きていけない

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