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2009/01/25

トルコ産カザンジディス

ステリオス・カザンジディスにハマりかけているところへ、魅惑的な新着情報を目にしてしまった。トルコ・メイドのカザンジディス!
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本国ギリシャの音源さえ、まだほんの数十曲くらしか聴けていないのに(カザンジディスは生涯3000曲以上の録音を残したそうです)、トルコ歌謡集に手を出すのは早いだろうか。
とも思ったが、カザンジディスのCDは入手困難。アマなんか一枚5000円以上の価格。そんなの手が出ないよ~。

それで購入したこちらは、聴き覚えのある曲が2曲ほど。手持ちのベスト集とダブってた。が、こちらの盤のほうが断然音質が良い。隣国の歌謡集にも彼の代表曲となったものが幾つかあるのだろう。
鷹揚な歌い口が、悠々と国境を越える。うまいなぁ。カッコ良すぎ。

トルコ音楽自体はタトルセスしか聴いたことがないのだが、トルコ的なるものは、感覚的に少しは分かるような気はする。本作を聴きながら、トルコがギリシャ音楽に及ぼした影響や、アラブに対するトルコの音楽性の特徴など、おぼろげながら興味が湧いてくる。
しかしトルコのメロディーって、超絶的。よくこんな節回しができるねぇ。

14曲中終盤の4曲が他のソリストなのが、やや尻すぼみ感があって残念だが、録音点数が限られているのだろう。終始カザンジディスの歌声が聴きたかったが、トルコ音楽への興味をあわせれば、かえって付加価値といえる。一応LPでいうところのアルバム曲数は満たしているし。

ブックレットは解説&写真満載。初期のカザンジディスはまだぼんやりと無自覚な表情だが、中年期には大物の風格が漂い、映画俳優ばりのカッコよさ。
本作を聴けば、かつて購入したまま今一つのめり込めなかった『レンベーティカ』が、今なら解るかもしれない。カザンジディスが過去への橋渡しをしてくれた。
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↓本作収録曲


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コメント

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Astralさま

こんばんは、コメント有難うございます。

>すごくアラビックなんですね
トルコはほとんどアラブ音楽のように聴こえますね。カザンジディスが、いまのライカ歌手より、かなり濃く聴こえる要素は、このへんにありそうですね。

>ギリシャ音楽はモダンなアレンジよりも正調ライカ?の方に惹かれます

なるほど~、「レンベーティカ」は音源が古いせいもあって、とっつきにくかったけど、ダラーラスの歌で少し入れるようになりました。
ライカもジャンルがあるようですが、やっぱりアコースティックがいいなと思います。

>そう思えばこの顔も結構薄味に感じて・・・
ハッハッハ!
音楽にも黒っぽいだの、白っぽいだの、いろいろありますが、
僕は毛深っぽい音楽が好きなのかも。地中海系(笑) 

これ、気になってたんですよ。
トルコ音楽はよく知りませんが、すごくアラビックなんですね。
ギリシャ音楽におけるアラブ的要素のルーツがかいま見えるような気がします。

>『レンベーティカ』が、今なら解るかもしれない。

ディープな音楽ですよね。何度か聴いているうちにくせになって、好きになりました。
その影響もあるのか、ギリシャ音楽はモダンなアレンジよりも正調ライカ?の方に惹かれます。

>初期のカザンジディスはまだぼんやりと無自覚な表情・・・映画俳優ばりのカッコよさ。

男前だなぁ。若大将シリーズの頃の加山雄三みたいですね。
そう思えばこの顔も結構薄味に感じて・・・きませんね。やっぱり。