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2018/10/03

In Rainy Sky

october181001
Panasonic DC-G9 LUMIX G MACRO 30mm F2.8 2018.10

せっかく陽水さんが聴き放題になったのに、各アルバムの冒頭数曲聴いて止めてしまう。どうもフォーキーな曲に耳を傾ける気分になれないみたい。もちろん「少年時代」のメロディは好きだし、アルバム『LION&PELICAN』も大好きなんだけど。昭和歌謡は、ハーモニー自体はシンプルなのに、結構こってりと楽器群にオブリガードを付けて、カラフルに聴かせるものが多く、これが今となっては忙しくかえって古びて聴こえてしまう。
陽水さんのロックって、フォーキーですよね。



それで陽水さんはいったんスルーして、こちらも一挙配信となったユーミンのほうは、Deezerでも全曲聴ける。このクラスの国内アーティストでDeezerてんこもりはユーミンが初でしょう。すごいわ。
でも、色々聴くほどに、やはり手持ちのレコードの曲に戻っていく。『OLIVE』(1979)は、才気ほとばしるメロディと歌詞が揃う。このアルバムについては、過去にも取り上げ済みだが、ぼくは彼女の全曲の中で、本収録「ツバメのように」が一番好きかもしれない。

親しかった知り合い女性の自殺を歌った内容だが、今聴いても洒落たサウンドで、たとえば近い内容を歌った中島みゆきの「十二月」と比較するのも興味深いかも。
ユーミンのほうは、メジャーとマイナーを巧みに使い分けながら、さらりと歌って一見シリアスに聴こえないくらいだ。今般あらためて歌詞を確認すると、知人の自殺理由は"裏切った恋人のせいじゃない"となってるんですね。誰かのせいじゃないんですね。じゃ何故彼女は死んだのか? これが作品をいっそうミステリアスにしている。
また、一人称である私(ユーミン自身?)が、飛び降りた彼女について"生きてゆく私には 綺麗だわ"と呟くところも、密かに自殺願望を覗かせるようで、深い物語だと感じ入る。

J-popは、なまじ日本語が耳に付くぶん、メロディのフレーズと言葉の文節が合っていないと、居心地悪くなったりするが、特に本曲など、歌詞カードを読まずとも物語が明快にスッと入ってくる。後年、ビデオクリップ化された『コンパートメント』では、同曲の映像も最後まで凝ってる。VHSからDVDリイシューされた際、パッケージのデザインを新しくしたんだね。

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