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2018/08/26

守るべき異質

minatomati180825
FUJIFILM X-Pro2 XF10-24mmF4 R OIS 2018.08

ロバート・キャンベル氏へのインタビュー記事において、
【「日本のテレビドラマを見ていると、LGBTの取り上げ方や描写に関し、ごく一部の例外を除いて、あまりにも現実から乖離しているという気がします。ドラマの中にLGBTがほとんど出てこない。たまに出てきても、非常にステレオタイプな描かれ方です。アメリカだと、テーマがLGBTでなくても、主人公がゲイやレズビアンという設定の映画やドラマが普通にあります。LGBTがより身近な存在なのです」 】
という発言があり、これには自分も同感で、日本のドラマがどうも嘘臭く感じられて観る気がしない。若手俳優の芝居に興味が無いのもあるけど、昭和の頃、大ファンだった倉本ドラマさえ、今時この作りではねぇ、と溜息が出たものだ。

こう書くとLGBT等をトレンドのように取り上げるべき、と意見しているようなものだが、そうではなく、今まであったにも関わらず取り上げなさすぎたのだ。
随分前、性同一性障害の学生から使用トイレの希望を許可した件は、過去記事において軽く触れたが、この学生が受験する試験監督立ち会いを務めた際の件だ。
その科目は、筆記の他、歌唱を伴うテストがあり、当該学生は声がひっくり返りまくりの、ちょっと散々な出来だった。全員分の試験終了後、試験官を務めた担当教員が、この場で早速採点して片付けてしまおうと採点表を持ち出した。「さて、例のオカマちゃんはどう点数つけるかな」。これは伝えなくては、と思った。

「先生、前後して申し伝えるようで恐縮ですが、その学生は、実は戸籍上は女性なんですが、本人の希望で、本名そのまま、読みだけ変えて男性として生活しているんです。事務側から本人には、トイレ使用と名前の読み変更について許可した以外には、特段教務上の配慮は一切行いません、と返答しておいたので、本人も納得の上、事情を直接先生に伝える意思は無かったようですが、どうも最近ホルモン治療を始められたようで、声変わりの最中みたいなんです。私のほうも、今回のような口頭に関わる試験で支障が出ることに早目に気づいて予め先生に伝えるべきでしたが。」
教員は「ああ、そうだったんですか・・・」と神妙に。今振り返れば、あまりに受け入れの判断に乏し過ぎた。

ネットフリックスより(画像のみ)
sense8180825

多様な言語・文化・セクシャリティが行き交うネトフリドラマ『センス8』のシーズン2をようやく視聴。シーズン1で手堅くまとめ上げた物語の、後日談を枝葉広げて盛り沢山に見せてくれた。製作・脚本は映画『マトリックス』のウォシャウスキー姉妹が手掛けた。エネルギッシュでクレバーな作品に拍手を送りたい。
痛快で溜飲が下がるような内容だが、唯一、救われないエピソードがあるとしたら、自爆テロ犯が、このドラマにおいて、いわゆるロボトミー手術された感応者の仕業だったこと。現実には、各地で他ならぬヒトの意志によって乱発するものだ。それはまさに洗脳された者と同じだという意味の暗喩が込められていたかもしれないが。

いったんシーズン2をもって打ち切りとなった本作、視聴者の熱い要望に応えて年内、スペシャルドラマが放送予定だそうだ。自分も愛すべきキャラクター達と感応し合いたい。

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