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2018/06/14

サマンサ大統領

rapito180613
Panasonic DMC-GF7 LUMIX G VARIO PZ 45-175mm F4.0-5.6 2017.01

WOWOW一挙放送のスウェーデン・ドラマ『犯罪心理分析官インゲル・ヴィーク~消えた大統領~』を鑑賞。『セックス・アンド・ザ・シティ』のサマンサ役のキム・キャトラルが米国初の女性大統領として、スウェーデンを公式訪問する設定。※以下ネタバレあり。

▼海外ドラマNAVIより
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このドラマは先にシリーズ第1弾があり、飛ばし見した覚えがある。連続殺人事件の犯人は、同性愛者を憎悪するカルト集団で、陰惨な印象を残すものだった。
今回の2弾では、主役の女性心理分析官の、米国時代の上司との確執を絡めながら、スウェーデン訪問後に失踪した大統領の行方を追うサスペンス。

だが、このドラマ作りのぎこちなさといったら。伏線とその回収という王道路線から妙にズレた、ご都合主義の満載だ。クライマックスの一つといえる、セメント廃工場の爆破シーンのために、発見しつつも大統領をいつまでも留まらせる筋書きが、わざとらしい。

同じ予定調和でも、このドラマに限って肩入れしづらいのは、主人公の感情の乱れが立つからだろう。私生活を絡めた見せ場とはいえ、心理学の専門家とは思えない不安定さだ。
現夫が彼女の過去を心配していても、事実を隠そう逸らそうとムキになり、夫婦間に溝ができ観ていてハラハラすべきところだが、大統領発見までのサイド・ストーリーにしては間が持たない。問題の彼女のレイプ診断書が入ったプライベート・ボックスがこれ見よがしに自宅放置されてるのが可笑しい。自閉症の娘にまでちゃっかり知れるという。

大体、この作品の登場人物は、次なる展開までの間、何してたの?というほど悠長で、プロ集団に見えないのだ。全8話の尺に見合ってると思えない。いっとう最初の不審者の身元が分かるのが、ほとんど最終回とは。
同じく、大統領を拉致した護衛の死体に付着した石灰から、セメント工場に当たるまでの時間もかかり過ぎる。常に持ち歩いているプロファイリングだけど、専門家以前に警察官でも突き止められそうな特徴じゃん。

最も滑稽なのは、レイプ上官であるウォーレン(グレッグ・ワイズ)だ。エロ演出に一役買うキャラクターだが、敏腕設定なのに捜査の足は引っ張る、真犯人と寝ても何も気づかないとは。映像の出来は良いが、北欧サスペンスのセンスに戸惑わされた。

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