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「ルージュ」を初めて聴いたのが、中学生の時。中島みゆきが他人への提供曲を自ら歌ったアルバム「おかえりなさい」に収録されていた。このアルバムにはオマケとして、「あばよ」と「追いかけてヨコハマ」のカラオケ・シングル(透明EP)が付属していた。
アルバム中の「ルージュ」は、女心を歌った詞は秀逸だが、楽曲としては地味な印象で、ちあきなおみへの提供曲だと後で知った。つまり、当時、巷でちあきの「ルージュ」が流行っていた記憶はない。みゆきの歌唱は、自作を慈しむようなシミジミとした語り口だ。
ちあきなおみの活動休止後、ブーム再燃となった6枚組CD「ねぇあんた」で初めて彼女の「ルージュ」を聴いた。一頃、友川かずきなどシンガー・ソングライターの楽曲を積極的に取り上げていて、その流れで、みゆきにもオファーしたのだろう(追記:リリース順は、友川かずきの「夜へ急ぐ人」の方が後」)。ちあきの「ルージュ」は意外にさらりと歌い流したように聴こえる。が、リフレイン毎に少しずつ歌い方を変えていて、やはり上手い。大ヒットに至らなかったのは、歌の実力を存分に発揮できるタイプではない、小粒な歌曲という印象にとどまってしまったからなのか。
以上の2曲は、70年代に発表されたもの。その後、時代を経て、この歌がリバイバル・ヒットとなるとは、思いもしなかった。フェイ・ウォンのカヴァー「容易受傷的女人(傷つきやすい女)」だ。
フェイ・ウォンのバージョンは、アジア広域で大ヒットしたそうだ。さらに他の歌手にもカヴァーされ、この人気を受けて、中島みゆき自身も初の香港公演を行った。
3つの「ルージュ」のうち、楽曲にスケール感を出したのがフェイ・ウォンだ。誰が、この曲を発掘したのだろう。間違いなく確信的に、この曲に汎アジア的な抒情を見出したのだろうと思われる。本家みゆきとちあきの歌唱は、あくまで当時のニューミュージックとしての範疇を超えてはいなかった。フェイの歌唱を聴くと、「ルージュ」がアジアンなメロディーだったのだ、と再発見した。
Comment
like a rolling stone 様
はじめまして。
ちあきなおみのBS放送の件、教えてくださって有難うございます。是非、観たいと思います。
みゆきの夜会は、何度か東京まで足を運びました。歌い上げ方にシャンソンと通じるものは感じていまして、エディット・ピアフの影響かな、と思っていました。
二人は対談したことがあったのですね。
コメント有難うございました。
はじめまして。
ちあきなおみのBS放送の件、教えてくださって有難うございます。是非、観たいと思います。
みゆきの夜会は、何度か東京まで足を運びました。歌い上げ方にシャンソンと通じるものは感じていまして、エディット・ピアフの影響かな、と思っていました。
二人は対談したことがあったのですね。
コメント有難うございました。
2007.07.29 Sun 11:23 [Edit]
当時のちあきなおみと中島みゆきの対談、また関連サイトを見るとお互いに以前から興味を持っていたことが伺えます。
中島みゆきの「夜会」はちあきなおみの歌い方に影響を受けているという説も。
8月9日にNHK-BS2でちあきなおみの特集番組が放送されますが、「ルージュ」のアルバムジャケットも少しだけ登場しますよ。
中島みゆきの「夜会」はちあきなおみの歌い方に影響を受けているという説も。
8月9日にNHK-BS2でちあきなおみの特集番組が放送されますが、「ルージュ」のアルバムジャケットも少しだけ登場しますよ。
2007.07.29 Sun 09:59 [Edit]
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