![]() | オクトーバー・ロード ジェイムス・テイラー (2002/08/28) ソニーミュージックエンタテインメント この商品の詳細を見る |
ジェイムス・テイラーへの賛辞を音楽雑誌などで目にする度、コンプレックスめいたものを感じていた。ミュージシャンや評論家がこぞって褒め称えるほど良いとなかなか感じられなかったからだ。
カーリー・サイモンの元夫という単純なきっかけで、初めて買ったジェイムスのアルバムは「スウィート・べイビー・ジェイムス」だったと思う。もちろん彼のヴォーカルは、カーリーのアルバムでのデュエットで耳にしていたから、穏やかでいい声だとは思ったけど、一枚通しで聴くと平板な印象があり、あまり馴染めなかった。ギター1本を中心としたサウンドが地味に感じられたからだろうか。渋さが自分には理解できないのかな、と思うしかなかった。
その程度の感想しか持てなかった僕が、彼の2002年作「オクトーバー・ロード」を聴いて、とても気に入ってしまったのだ。彼の声質は変わらない印象のまま、サウンドの充実がバランス良く耳に心地良く届いたからかもしれない。
ジェイムスの音楽的変遷をリアルタイムに知らないが、彼の持ち味である穏やかでフォーキーな曲の他に、R&B、ジャズ、アイリッシュ音楽などが混合した要素が、ナチュラルかつ明確に各曲に打ち出されていて、職人芸だなと思う。
なぜか7月・9月・10月と月の歌が多く、8月だけがない。どの曲も好きで、草原に仰向けに寝転んで聴いていたい感じ。ドラムにスティーヴ・ガッド、ギターにライ・クーダーなどが参加。
ライヴDVDで、このアルバムの制作風景を少し垣間見たが、編集機能によって音楽の作り方が変わってきたような発言をジェイムスはしていた。やはりPro Toolsを使っているのかな?
以下は同アルバムより30秒ずつのメドレー試聴ができます。
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