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2017/06/06

冨士眞奈美に泣かされる

yakei170604
FUJIFILM X-Pro2 XF56mmF1.2 R 2017.06

この辺りの撮影はアングルが限られる。シャッターが切られるまでの長秒間、ヒマそうにしてると、釣り人のおじさんが話しかけてきて、カメラと釣りの話題をした。地の人だろう。さすがに一通り趣味を渡り歩いておられるようで、カメラもフィルム時代に凝ったらしく詳しかった。「レリーズ使わへんの?」と訊かれ、ぼく「始めたばかりで、まだ持ってないんです。」
この撮影スポットはネットで知ったというと、時々撮りに来る人いるよ、と言いつつ、おじさんが「ネットは良し悪しやなぁ」と少々苦い顔をした。かつて、釣り仲間にある穴場を教えてあげたところ、後日、大きな魚が釣れた嬉しさに、場所をネット上に明かされてしまい、次回行った時には、釣り人がわんさか集まってきたと。それで、二度とおまえには教えん、と絶交したらしい。なるほどねぇ。

yasuragi170606

テレ朝系『やすらぎの郷』の本日の冨士さんの演技に落涙。わずか5分ほどの語りで、ぐっと掴まれた。セリフ中に出たアーサー・ミラー作『セールスマンの死』については、恥ずかしながら自分は舞台も映画も未見だが、単にブロードウェイ・ミュージカルと捉えるだけでも汲み取れる。
本ドラマは老人が多く登場するものの、芸能界の大物中心とした特別無料ホームを舞台としているため、視聴者のツイートの中には「実際の老人介護は、こんな生易しくない」という意見もある。だが、こういう設定のほうが華があって、また極端に惨めな感情も描けて効果的だと思う。毎日のこの時間帯・この尺でもし『恍惚の人』をドラマ化するとどうなると? メシ時に蟹糞が出てきますよ。
倉本さんは老いをテーマの一部としつつ、人間に必要なのは情操だと言ってるような気がする。

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