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2016/01/24

アラウ、ノクターンの色気

SNSはブログに比して、画像取扱いのハードルが下がりやすいのかな、とも思う。気分の反映がしやすいから。理解できないのが、自分の食事の後、「ハイ、完食ー!」といって、食べ終わった皿の画像をアップしている人。あれ、なんで見せるのかな。たぶん現場に居合わせていれば、さほど不快でも無いだろう他人の食後の食器が、写真でわざわざ見せられると、皿に付いた汁気や、口を付けたお椀の痕が誇張されていやらしいのだ。

▼アラウ『ショパン:夜想曲全集/4つの即興曲』タワレコ限定盤
chopin

Appleでクラウディオ・アラウ演奏のショパン夜想曲を聴いた途端、ハッとした。忽ち惹き込まれ、衝動買い。初アラウ。
きっかけは最近国内ワーナーから発売された旧EMI録音盤のSACD化"レジェンダリー・シリーズ"で、アラウの初期ラインナップにそそられたのだが、後年、アラウはフィリップスと契約していたのを思い出したのだ。
やはりフィリップス録音はいいね。来月、BOXセットで『フィリップス・クラシックス~ザ・ステレオ・イヤーズ(50CD)』が発売されるのだけど、収録曲に拘らず買おうかと思ってる。デジタル録音時期以前のステレオ音源中心らしい。

ショパンはCDとしてはほとんど持っていない。ショパンに対する演奏コンプレックスがあるのと、好みとしても、対位法が強調された曲のほうに、旋律を歌う喜びを感じる傾向にあったので。それに手持ちのピアニストは、ほとんどがケンプで、ケンプはショパン録音が限られていたのだ。
これほど重心を感じさせるノクターンは聴いたことなかったような。紳士の色気というか。言葉に表せないほど熟した塩梅のフレージングだ。聴いててとろけそう。取り込まれてしまいそう。これは、男性が作る料理のほうが旨いといった、そういうデリカシーなのかもしれない。

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