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2016/01/19

アントニオ・ザンブージョ

去年末は、何年かぶりにミュージック・マガジンの最新号を入手。相変わらず真保氏のレビューは字数稼ぎの外連味。"ILL"、"DEF"多用の保母氏は降りたのかな。

年間ベスト・アルバム情報入手目的だったが、見事に自分の知らぬアーティストばかり。ここからランダムに試聴してみた。まずはワールド・ミュージック部門ベスト8に選ばれた、ポルトガル男性ファド歌手、アントニオ・ザンブージョ新作『ルア・ダ・エメンダ』。antonio
手持ちのファドCDといえば、若手女性ジョアナ・アメンドエイラのみで、アマリア・ロドリゲスさえ聴いていない。ファドにはまだ嵌り切れない時点。男性ファドは本作が初体験だ。少しカエターノ・ヴェローゾにも似た物腰柔らかそうな優しい声質に、高音部の特徴的なファドならではのフレージング。国内盤はライスから出ているが、オリジナル・レーベルはユニバーサルだから、本国では相当人気が高いのだろう。

乾いた音場が少数編成の緊密感を醸し出すが、時にブラス・アンサンブルを追加するなど、リッチなアレンジ。全体的な作風の印象としては、手持ちの古いナポリ歌謡歌手、ロベルト・ムローロに近い。他にブラジリアン要素も。穏やかで、ポルトガル・ギターは海面をたゆたう陽光のようだ。

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