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2015/04/12

ノー・マジック

magic

ウディ・アレン監督、コリン・ファース、エマ・ストーン主演の『マジック・イン・ムーンライト』(2014)を、公開初日に鑑賞。世界的に活躍するマジシャン(=ファース)が、南仏の叔母の近くに住む資産家に取り入る女霊媒師(=ストーン)のインチキを見破るため乗り込むが、次第に彼女に魅かれていく…。

コリン出演作は、相変わらず当たり外れが極端だ。せっかくのアレンとのタッグも空回りの印象。というか、どう見ても脚本そのものに魅力が無いとしか。ハッピーエンドまでに脇役の絡みがほとんど無いんですよ。脇役が活きてないと主役が映えてこない。かろうじて叔母役くらいか。
アレンならではの饒舌辛辣セリフをコリンは捲し立てるが、どうもうわっすべりしてる。単純なプロットにも関わらず造形が見えづらい。その訳として、
(1)フィアンセが一応いるだけに恋愛に疎いキャラには見えづらい
(2)女霊媒師の才能をホンモノと認めた瞬間から、コリンに恋愛の自覚の兆候を観客は感じ取った、よって
女霊媒師のほうから、半ば告白同様のセリフを聞かされ、ピンと来ない鈍感なコリンのまさかの演技に、ほとんどの客は戸惑ったのじゃなかろうか?
ラスト、コリンの混乱した演技によって笑わされるが、観客が、そこまで奴は鈍感だったのか、と気づいた頃には、エンドロール。軽妙なテイストながら、歳の差を超える程のお似合いの男女には見えなかった。

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