FC2ブログ
2015/04/05

限嗣相続制

英米の海外ドラマと比較すると、日本のドラマは事務所押しのひょんなアイドルが出演してくるから興ざめる。制作側が妥協してどうする?と思うが。
毎週NHK日曜夜放送の英ドラマ『ダウントン・アビー/シーズン3』が面白いので、未見のシーズン1からレンタルしてきた。

検索より
abbey

女性視聴者が多そうだが、自分もダウントニアンになりそう。華麗なコスチューム、緻密なドラマ構成。『マッサン』はしつこい番宣や、ブランド絡みなどで視聴率を煽ったが、脚本家の泥臭いテイスト指向が、上流家庭のモデル創始者への反発からか、純粋なモノ作りへの葛藤を逸らしてしまった失敗作だったと思う。
ダウントンで繰り広げられる貴族たちの、人間臭いことよ。

物語の動機はシンプル。1912年、タイタニック号の沈没による親族死亡を機に、伯爵家に相続問題が起きる、というもの。ここで限嗣(げんし)相続制という法律が耳慣れない。
【不動産を分散させないために、土地や屋敷を男子一人だけに相続させる制度】(本編字幕より)
主役一家は女性3人の娘だけで、男子がいない。しかも妻が嫁いできた際の持参金まで、人手に渡ってしまうというから、憂慮するというわけだ。

ここで貴族の爵位をメモ。上から
公爵、侯爵、伯爵、子爵、男爵(こうこうはくしだん)

使用人達の主人に仕えるディテール描写が物語を下支えする。より高い給金を望む内部軋轢は、サラリーマンの縮図のよう。使用人のポジションは、
【執事の下には、第一下僕、第二下僕。
家政婦長の下には、メイド長、ハウスメイド。
料理長の下には、厨房メイド。】(NHK公式サイト参考)

5人家族に数十名の使用人。なんとも優雅な暮らしぶりだが、寝間着でうろつけないから窮屈そうだ。実際の貴族屋敷を使用。オープニングから、屋敷内部を流れるようにパンしながら次々とキャストを映す明快さ。1話45分で、優に画像の人数分がほぼレギュラー出演(右下、シャーリー・マクレーン)するが記憶力の試練は無く、立場の違いが明確ゆえ掴みが思いのほか早い。

第1話(日本語吹替)
https://youtu.be/iGtBd29bvfg

コメント

非公開コメント