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2013/03/30

ミックス・バランスの違い

鼻炎ごときでお騒がせしました。毎年こうなんです。数日経つとケロッとしてる。アレルギーにもいろいろあるけど、チーズの一片だけで死んじゃう子とか可哀想ですね。

さて、由紀さんの新譜『スマイル』を買いました。(今月買い過ぎた。来月更新減ります。)
yuki

1. ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ
2. オ・シャンゼリゼ
3. ウィークエンド
4. 悲しき天使
5. スマイル
6. ムーンライト・セレナーデ
7. セプテンバー・イン・ザ・レイン
8. ナオミの夢
9. 手紙
10. ユー・アー・マイ・サンシャイン
11. 愛だとか(ボーナス・トラック)

これは先行シングル「愛だとか」(今回、ボートラで収録)をDLして聴いた時点で懸念していた事なんですが、大サビに向かって楽器の音を重ねるほど、由紀さんのヴォーカルが埋もれていく。
ピンク・マルティーニのアルバムはミックス・バランスがいいんですよ。普通っぽいけど、実はバッキングの抑制が利いていて、あれほど大所帯バンドなのにヴォーカルの芯が通っている。

この事は、由紀さんとピンク・マルティーニのライヴに行って気付いた。生はとてもワイルドなんです。トーマスさんは、スタジオ録音とライヴのサウンドは明確に切り離して捉えていると思います。

今作、ピカピカの音響だけど、ちょっと音圧高いかな。今日びの録音は、どれもヴォーカルとバックが分離してしまって溶け合わないものが多い。パフォーマンスは申し分ないんですよ。

それで『1969』を今一度聴き直すと、お抱えのストリングス・チームも、ほんのり薄く入っているだけ。「夕月」に大合唱が入ってるの、ご存知でしたか? シンセで代用できるのでは?と思うほど、ほんのりしか入っていない。こうした隠し味的なミックスのセンスは、トーマスの、あれほどのバンド・メンバーを抱えながらも、"歌モノ"への理解があるからだと思う。加えてアナログの質感に対するこだわりもあるはず。

今作、くれぐれもパフォーマンスはいいと思います。あとは、選曲が分かりやす過ぎるかな。セリフの入った数曲も、ちゃめっけがあって表情豊かだが、繰り返し聴くには、やや流れを止める感も。(5)(6)の流れが渋くて、全編このトーンだったら自分は好きだけど、今後のステージ活動も考えて、幅広い層に受ける選曲にされたのだろう。

(8)は再びニシモト氏が、控え目でクセのない魅力的なハーモニーを添えています。

コメント

非公開コメント

Re: タイトルなし

おやぢ様

こんばんは、コメントありがとうございます。

> まぁ、確かに100%の出来ではないかもしれませんが、個人的には悪くないと思います。
> 今、このレベルのアルバムを作れる歌い手さんってそう多くはありませんしね。
> その辺は評価してあげないとね。

前作に愛着がありすぎて、ちょっと困惑気味ではありますが、演奏はさすがです。
制作過程で、どれくらい意見する人なんだろうと、そのへんは気になりました。
チャートアクションが良ければいいですね。

シャケ様

由紀さんの新作、出ましたね~。
まぁ、確かに100%の出来ではないかもしれませんが、個人的には悪くないと思います。
今、このレベルのアルバムを作れる歌い手さんってそう多くはありませんしね。
その辺は評価してあげないとね。

Re: タイトルなし

Astral さま

こんばんは、コメント有難うございます。

> 生のビッグ・バンドは大迫力でしょうね。
> アナログの質感へのこだわりってほんと重要ですよね。

アメリカ人のほうが由紀さんのヴォーカルを知ってるな、と思いました。
引きの美学を知っているというか、やっぱり音楽ってバランス・ゲームなんですよね。

> ちょっと試聴しただけですけど、あのセリフはやめて欲しかった。何度も聴くにはつらいから、ちょっと購入するのにトーン・ダウンしてしまいましたよ。

"あーら、アナタ"なんて言われると腰砕けになっちゃいました。セリフの導入も前作では粋だったんですけどね。

> 選曲のベタさはしかたないですけど、そもそもターゲットはどこあたりなんでしょう?
> コンサートの客層からしてやはり50代あたりなんでしょうかね?

ライヴは年配者が非常に多かったですが、品が良かった前作から、またいつものグレードに戻ってしまった感じがします。歌謡曲畑の人の使命感というか、いろいろやらなくちゃ、といった気負いがあるのかもしれませんね。惜しいです。

>この事は、由紀さんとピンク・マルティーニのライヴに行って気付いた。生はとてもワイルドなんです。

生のビッグ・バンドは大迫力でしょうね。
アナログの質感へのこだわりってほんと重要ですよね。

>セリフの入った数曲も、ちゃめっけがあって表情豊かだが、繰り返し聴くには、やや流れを止める感も。

ちょっと試聴しただけですけど、あのセリフはやめて欲しかった。何度も聴くにはつらいから、ちょっと購入するのにトーン・ダウンしてしまいましたよ。
選曲のベタさはしかたないですけど、そもそもターゲットはどこあたりなんでしょう?
コンサートの客層からしてやはり50代あたりなんでしょうかね?