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2012/12/13

今年購入ベストCD&SACD(クラシック)

今年、クラシックは廉価盤CDに加え、SACDプレーヤー購入を機に、前半はEMIのSACDハイブリッドなどかなり購入しました。
後半には、初めてエソテリックから'90年代録音盤SACDを2点購入すると、その音質の良さにシックリきて、EMIハイブリッドのほうはあまり聴かなくなってしまいました。

買い込むばかりで未だジックリ聴けていない物が多いですが、ベスト選出は作品・演奏・音質など総合して思い入れのあるものを3点挙げます(クラシックは長年聴いていなかったブランクもあり、ほとんど新録に関心はありません)。

sacd

(1)ピエール・モントゥー&ロンドン交響楽団/ラヴェル『ダフニスとクロエ』全曲(2011年発売、Decca Sound(50CD)より)
ラヴェルの管弦楽曲はクリュイタンスを基準にしていたが、EMIのラヴェル集の中で「ダフニスとクロエ」だけ、あまり集中して聴く事が出来ず、単に曲が長いから聴き込めないのかな、と思っていた。
デッカのボックス・セット入手を機にこのモントゥーの'59年録音を知り、途端に惹き込まれた。水脈のように滔滔と流れる管弦。クリュイタンスよりもっと精緻で立体的な印象。深くて上品。さすが初演者の貫禄。
ラヴェルは何でこんな曲が書けるんだろう。なんてクールなアレンジ。
よりによって、この盤に限って今年国内SACD化の発売予定が中止になったんですよね。残念。

http://youtu.be/_M0boaBa6QM

(2)クラウス・テンシュテット&シカゴ交響楽団/マーラー『交響曲第1番「巨人」』(2012年発売SACD)
予備知識なく買った'90年録音。金管のダイナミズムが良く出ていて、しかもうるさく感じない。
特に1番は旋律性が込められているだけに、これくらい遅いテンポが段々しっくりきた。タメもあるが、ほとんどインテンポのどっしりした、正直な演奏という印象。
4楽章に、後のバーナード・ハーマンの映画音楽「めまい」との酷似部分を感じたのはワーグナーの系譜か? 
資料用に見つけた動画を見るとDVDも欲しくなりました。

【ニコニコ動画】G.マーラー / 交響曲第1番 ニ長調 「巨人」 第4楽章

(3)トラジコメディア/アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳 第2巻(1725年)より(2012年発売SACD)
こちらも予備知識なしの購入。コンサートホールと違った、教会のこんもりとした響きが温かい。
かつてバッハのチェンバロCDを買ったが、自分にはチェンバロのソロを何枚も続けて聴くには鉤爪の音が特徴的過ぎて少々辛かった。
こちらの'91年録音は古楽器のレプリカによるアンサンブルが優しくて心地良い。学究臭さは微塵も感じさせず、よく食事中に親しんだ(パンが進む進む)。
バッハの有名どころのメロディが詰まっているし、幅広い層に聴かれたい。

http://p.tl/8JGv
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・秋から順次発売されているEMIのSACDシングルレイヤーについては、今月下旬にクリュイタンスのラヴェルが一斉リイシューされますので、まず一点だけ購入し、吟味してから他作品もハイブリッドからの買い替えを検討してみます(なにせ一点4000円近くもしますし、まさか年に2度もリイシューされるとは思いもせず、二の足を踏んでしまうのです)。
・EMIハイブリッドのお気に入りは、年度途中に特集してベスト記事を書きましたので、よかったらそちらをご参照下さい(→EMI SACDのおさらい)。

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