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2012/12/05

今年購入ベストCD(ポピュラー)

今年はSACD、Blu-rayプレーヤーの購入もあって、買い替えに新規の購入と出費がかさんでしまいました。年末恒例、今年縁のあったベスト・ソフトは今年もフォーキーな傾向です。

◎ポピュラー・ヴォーカル ベスト5
2012best

(1)由紀さおり&ピンク・マルティーニ/1969(US盤)(2011)【再選】
例外的に昨年に引き続きベスト再選。昨年はカヴァー集という点でランクを控えたのですが、いまや本作は自分にとって堂々のオリジナルの輝きを放つ。特にコンサート鑑賞した思い出が再度ヘビロテへと駆り立てた。盤で聴くよりライヴは一層リズムがワイルドで、ホーンとストリングスが潤沢。ステージ上で出演者達が互いをリスペクトして楽しんでいる様子が印象的で、聴く者にもその一体感が伝わり、本当に楽しめました。
ヴォーカルのキーを従来より下げた点も、由紀さんの新たな一面を覗かせ、よりリスナーの耳に届いた成功要因でもあると思います。来年のパリ、ロス公演も成功しますように。

Is That All There Is by Heinz Records

(2)ジューン・テイバー&オイスターバンド/Ragged Kingdom(2011)
ジューン・テイバーの新作は発売毎にいち早く買っていたのに、この再共演アルバムについては約20年前の前作の印象がいま一つだったので見送っていた。一年遅れで聴いてみると…良かった。2012年BBCフォーク・アワード各賞受賞作。テイバーのソロ・アルバムで聴かれる硬質さが、コラボによりロックのスピリットにシフト。バンドの音は、何にもない場所にただ峻厳とそそり立つよう。アイルランドの北西部スライゴーに向かってバスに揺られながら淡々とした山並みや荒涼とした丘を見つめた記憶が重なります。

http://youtu.be/XILzqPc5P5g

(3)マリーナ・ロセール/Canta Moustaki(2011)
今年に入ってやっと入手できたスペインのカタルーニャ語シンガー&ソング・ライターのジョルジュ・ムスタキ集。ムスタキの普遍的で歌謡的なヨーロピアン・フォークを、奇を衒わぬ新たな解釈で自国語で歌った。これぞ歌モノと呼びたくなる、ひたすら美しい歌が立つ。伴奏は控え目だが、よくよく聴けば心憎いばかりの小技が随所に光る。

Ma solitud by Marina Rossell on Grooveshark

(4)ブルース・スプリングスティーン/Wrecking Ball(2012)
縁が無いと思ってたボス。知人から借りたこの新作は特に録音の良さが気に入って後で買った(UK盤で500円台)。ルーツ回帰の制作~活動を経た本作は、ロック・サウンドを纏いつつトラディショナルなメロディ・センス。耳の裏でフィドルやティン・ホイッスルが鳴る。声質は本来好きなタイプでは無かったが、歌詞とパフォーマンスの説得力に感服しました。

http://youtu.be/T3FHsNJjURY

(5)ポール・サイモン/Songs From The Capeman(1997)
ミュージカルのための書き下ろし作品。サイモンの初期アルバムが好きな自分には、アフリカ音楽以降のワールド・ミュージック制作の中で、プエルト・リコ音楽等を意図した本作はアコースティックな感覚がお気に入り。サイモンのヴォーカルを中心として、ミュージカル・シンガーをふんだんにフィーチャー。よくこれだけテイストに合わせた的確な曲作りが出来るものです。

Track02 by Paul Simon on Grooveshark

コメント

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Re: タイトルなし

おやぢさま

こんばんは、コメントありがとうございます。

> おっ、早くも年間ベストですね!
今月はシブチンを決め込んで、早いとこ締めました(笑)

> 由紀さんの再選、その手があったか(笑)。
> でも、それに値する名盤ですよね。

個人ブログですし反則アリということで(笑)
タイプは違いますが、まりやさんの「リクエスト」に匹敵するような
いまや定番だと思います。

> マリーナも長く聴き続けられる名作だと思います。
1曲も嫌いな曲がないんですよ。ムスタキのメロディ、いいですね。

> それにしてもジューン姐御、相変わらずのコワモテのルックスでお元気そうですね(笑)。
オックスフォード出の才媛だそうで。歳取っても凛としてきれいですね。
この人ほどボーカル・スタイルが変わらない人も珍しいです。

シャケ 様

おっ、早くも年間ベストですね!
由紀さんの再選、その手があったか(笑)。
でも、それに値する名盤ですよね。
マリーナも長く聴き続けられる名作だと思います。
ジューン・テイバーとオイスターバンドもいい感じ。
アルバムも機会があったら聴いてみたいと思います。
それにしてもジューン姐御、相変わらずのコワモテのルックスでお元気そうですね(笑)。

Re: タイトルなし

Astral さま

こんばんは、コメントありがとうございます。

> あぁ僕もダブリンからスライゴーまでバスで揺られました。寒くなってまたテイバーの前作を購入リストに加えたんですが、リンク曲聴いてたら新作の方が聴きたくなっちゃいました。ロックですね。

普段のテイバーよりメリハリがあるだけに、聞き易いです。20年前の録音よりずっと良くなってるし。
ロックサウンドとテイバーの不動のヴォーカルの妙は、あの地域の淡泊かつ荒々しい風景を記憶していると入りこめると思うんですね。これがラジオで普通にかかってるのが羨ましいくらい。
アイルランドの国道って、海岸に抜けないのでずっと山と丘と町だけでしたよね(笑) あと墓地前を通るとバス客みんな十字を切ってました。赤鼻のおじさんがジョークを言って皆笑ったりと・・・。

> ボスの作品がベストにあがるなんて以外です。でもここ数年の試みがいい形で結実した好作だと思います。

たぶん本質的にそれほど大作ではないと思うんですが、モチーフをキャッチーに聴き映えさせる演出家の側面を感じたのと、音の抜けが非常に良いので気に入っています。

>アイルランドの北西部スライゴーに向かってバスに揺られながら淡々とした山並みや荒涼とした丘を見つめた記憶が重なります。

あぁ僕もダブリンからスライゴーまでバスで揺られました。寒くなってまたテイバーの前作を購入リストに加えたんですが、リンク曲聴いてたら新作の方が聴きたくなっちゃいました。ロックですね。

ボスの作品がベストにあがるなんて以外です。でもここ数年の試みがいい形で結実した好作だと思います。