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2021/01/29

Miss "D"の快演

20210128(1)

MMカートリッジのVM740MLの交換針、VMN40MLを入手。これで約2万。10代までアナログ盤を聴いてきたとはいえ、その後は数十年はCDプレーヤー一択で来たものだから、消耗品にお金がかかることにビビッている。
去年の暮れ頃、初めてMCカートリッジ(DL-110)も試したが、またこちらのMMに戻ってきた。MCカートリッジは、その一本しか知らないのだが、確かに高域から低域まで精彩で迫力ある鳴りなのだが、ここまで聴こえなくてもいいかな、と。なんか、音をほじくり過ぎてイガイガして、少々疲れるのだ。ノイズもよく拾うし。
対して、今回交換のMMは、MC経験者には逆に迫力不足に感じるかもしれないが、なんといってもノイズが抑えられて、出すべき音は、きれいなバランスで鳴らしてくれる。小キズの多い中古盤も事も無げに、危なげなく再生。内周部まで安定していて、結果、CDで聴くのと変わらない感覚で聴けてしまえるところが、好みの分かれるところかもしれない。ぼくの場合、最終的に納得のいくクオリティで最低価格であるこのアイテム一択となった。
ほんとは、もっと色々MCも試したいけどねぇ。こんな小っちゃいのに価格帯が、、。

20210128

去年、サブスクで聴いて気に入ってたダイナ・ワシントンの『The Swingin' Miss "D"』(1956年録音)をボーナス・トラック入りの重量盤で入手。ダイナのヴォーカルに親しむ入り口に適した作品だと思います。クインシー・ジョーンズがほぼ全てのアレンジ担当で、とてもカラフルで楽しい。たまたま夕刻に本作を試聴したのも、窓の外の景色とマッチして、より記憶に入り込んだみたいだ。
ダイナのライヴでは、クリフォード・ブラウンとのセッションが名高いが、あちらはパワーが溢れ過ぎて、ぼくは未だ及び腰。あと一枚だけLPで持ってる、『For Those In Love』(1953年録音、クインシー担当)と聴き込んでから、またトライしてみよう。
2021/01/27

手毬唄再見

アマプラの無料体験に加入し、ドラマと映画を1本ずつ視聴。



英ドラマ『夜の来訪者』(2015)は、パッケージは地味だが舞台劇のような鮮やかな進行、ドンデン返しが待ち受ける。1910年代の階級社会への痛烈批判が込められているが、現代日本における女性の貧困、政治家などの治療優遇と重なり、フィクションの域に留まらない。預言者は警告ついでにワンチャンスを与えたが、その上流一家は嘲り、見返ることはなかった。若い世代の逡巡が微かな望み。



懐かしさで『悪魔の手毬唄』(1977)再見。昭和のオールスターキャストは、既に亡くなった人も多い。皆、個性的でアナログ質感の画に狂気が似合う。若い俳優は、録音技術が進歩していないせいか、早口過ぎて聞き取れない箇所があった。モテ青年役の北公次は、今時のジャニーズのルックスとは大分違うね。
若山富三郎が、旅館のおかみ(岸恵子)への恋慕を覗かせて味のある演技。白石加代子さんの強烈演技も素敵。百物語の舞台に一度足を運んだなぁ。

戦中戦後のドサクサありきの物語構造ですね。ある女たらしの男が運命のいたずらの鍵となるのだが、どの女性も一人としてその男の写真一枚すら持っていないがため、事件が迷宮入りする。SNSが盛んな今の時代では有り得ないミステリー。映画がトーキーの時代を迎え、弁士が職を失うというあたりのエピソードが興味深かった。
2021/01/25

しっとりと変貌

大阪でホテル療養中の方がアップロードしてくれた弁当の写真を見たのだけど、他県の療養者用の弁当と較べて中身がかなり違う。国から一律もらってるのに何で?と思うくらいチープなうえ、療養中に出す食事にしてはこってり過ぎる。
先日から、大阪市でもようやく高齢者用施設関係者への定期検査対応が始まるというニュースが入り、神戸に遅れを取りつつも安心していたら、これも実際は短期間限定で検査回数に乏しいもので、実績の無い資本金5万の委託業者と2億以上で契約。現在、その検査業務用に高校生バイト募集中だとか。なんでこう、いちいち裏がある感じなのか?

20210124

去年の夏頃、LPで入手したディオンヌ・ワーウィックのバカラック集のレコードが一部不具合で再生不良だったので、交換希望していたのだが、半年経って在庫なしのキャンセルとなってしまった。
一応、1990年代に入手したバカラックのボックスCDと、ディオンヌのベスト盤があるのでいいか、と思っていたが、新しく替えたヤマハのアンプで聴いても、いまいち音質が冴えず、あのLP、返品しないほうが良かったかな、と思いかけていた。
そんな折、現行取扱いのCDを再チェックしたところ、2014年に発売されたベスト盤が、Amazonレビューにおいてリマスター高評価されていたので、二枚組で1300円だし、買ってみることにした(画像左下)。

リマスター商品は当たり外れがあるが、これは期待を上回った。バカラック・サウンドの売りともいえるホーン・セクションとストリングスを始めとする各パートが明晰に浮かび上がりつつも、互いに共鳴し合い、楽器のポジションが目に見えるようだ。初復刻当時のCDでは、この共鳴が無く、平坦で硬い鳴りだった。今回のリマスターは、リミックスしたのか?と思うくらい、音場感(空間性)が醸し出たことにより、全体の質感がしっとりして、結果的にディオンヌのヴォーカルがかつて以上に映える。ライノが良い仕事をした、というか、やはり機材の進歩なのだろう。当初のボックスもライノ発だったのだから。

彼女が吹き込んだバカラック作品の全てが網羅されてるかどうかまでは知らないが、いわゆる名曲群は一通り確認できた。アンプを替えてからリマスター買い替えに固執するのは止めようと思ってたが、これを知ってしまうと他アーティストも要チェックとなりますなぁ。
2021/01/22

Fat Valley of Pain

・現時点で、英メディア発の五輪中止の情報に関して、五輪相が否定。一両日中には明らかになるでしょうか?
ある時期に集中して多種の競技を開催する発想自体、もはやソーシャル・ディスタンスを侵しているようなもの。ぼくは、テニス贔屓もあってか、近日開催の全豪についてはやってもいい、と思うんだよね。一種目に限定して、その団体が政府と協議した上、選手各人で参加可否を判断できる大会の規模ならば。既にイレギュラーが起きてしまっている状況ではあるけれど。それでも同一種目内という点で、一定の条件下ではあるので、種目間で不平が漏れることは有り得ない。しかし、中止意見の口火を切ったのが、うちとこの市長、ってのが何だかネ。

・大阪のみ患者の個票が非公開となった件、政府システムのハーシスに移行したのがきっかけという知事の説明だが、実際はCSVデータでの抽出可能のようだ。個票復活は不可能とのことだが、もしかして知事はCSVを知らないのか…。トップダウン方式で、分かる職員が知事に進言しづらい環境なのだろうか?

20210121

何処に置きっぱなしたのだろう?と探していたメアリー・ブラックの『No Frontiers』のLP。使っていなかった譜面の間に挟まった状態で見つかった。これももちろんCDで持ってるので、LP入手当時はあくまで記念用で、再生環境が整っていなかったのだ。
今般、この盤をデノンのDL-110のMCカートリッジで初めてプレーヤーにかけてみた。うーん、音割れ頻発でちょっとガッカリ。
メアリーのアナログ盤は、4-5枚ほど持ってていずれもアイルランド盤だと思うが、新品なのにかかりが悪いですね。これが、近日交換するつもりのオーディオテクニカのVM(MM)カートリッジVM740MLなら、きれいにスッとかかる筈。傷物の中古盤でも、均一に再生してくれるのだ。

現行針で我慢しながら聴いても、それなりの発見はあった。アルバム中、テンポの良い華のある楽曲に挟まれ、存在感が薄れがちなB-(2)「Fat Valley of Pain」。CDよりダイナミックに聴こえて、大曲のような印象に膨れ上がった。まぁ、ほんの少しの違いなんだけど、これが自分にとっては大発見なのだ。臨場感が増したから、これが録音時に近い音場だと思うが、あるいはアナログ盤のマジックなのか?

https://www.youtube.com/watch?v=dllnfW_ad5I
2021/01/19

新鮮なアウトテイク

・来月に開催期がずれ込んだテニスの全豪オープン、大会側が用意したチャーター機に乗った選手らのうち、数名の陽性者が判明、錦織選手を含む47名が二週間のホテル隔離となった。このニュースの翌日にはさらに増えて計70名以上が隔離措置。大会直前まで練習が出来ないのだ。大会側も慌てているという。缶詰め状態のある選手の室内トレーニング動画を目にしたが、室内でマットレス相手に壁打ちだの、やりにくそう。

・うちとこの知事さん、あれから"トカゲのしっぽ切り"を誤用した様子。思った以上に国語力に問題ありと見た。為政者は言語感覚に長けていないと駄目だと思う。こと公衆衛生にかかわる伝達事項においては無意識の言い回しが重大ミスに繋がりかねない。大阪は患者個票を11月から非公開に変えたたため、感染者動向の分析に支障をきたしている点も気になる。



カーペンターズの『AS TIME GOES BY』をSpotifyで聴いた。ライヴ音源やアウトテイクを集めた未発表トラック集。TVショウでのエラ・フィッツジェラルドとの共演は、動画で観たことがあった。彼らの曲は、頻繁に耳にしてもアウトテイクのほうがラジオなどに流れる機会は少ないはずで、ちょっとしたアレンジの違い、歌い回しの違いや、リチャードをフィーチャーしたリード・ヴォーカルなど、けっこう新鮮に感じたテイク集だった。

「The Rainbow Connection」という曲、最近ジョニー・マティスの歌唱でやっと知ったのだけど、カレンのこのテイクも絶品だねぇ。3拍子の曲はメロディが良いのが多いから好き。

▼カーペンターズ/The Rainbow Connection (Outtake)
https://youtu.be/UoqJpXWGFOA
▼ジョニー・マティス/The Rainbow Connection
https://youtu.be/0mfXKOlldwc
2021/01/16

マイナー・コードの効果

昨日、NHKで、"感染者を少なくするには"と題して大阪府知事に話を聞く番組があったらしいんだけど、どんな内容だったのだろう? 有難い話でも引き出せたのかしら。



Spotifyでビージーズのプレイリストを聴き流していた成りゆきで、アンディ・ギブのアルバムを試してみた。『Shadow Dancing』。いい感じだなぁ、と思って発表年を確認すると、1978年。なんか、この時期の音楽ばかりに吸い寄せられてますね、最近。

彼ら兄弟の誰がどの曲を作曲しているか詳しく把握してないんですが、「Love Me」が以前から好きなのだけど、本作では「An Everlasting Love」も、ここぞという箇所でマイナー・コードの挿入をしていて、センチなムードを掻き立てる。
大貫妙子さんの「色彩都市」など、サビの直前で1小節だけ挿入されるマイナー・コードが意外で、ポップスに精通している人の発想なんだな、と。フォークと違った自由を感じる。

▼An Everlasting Love
https://youtu.be/dK5VKo7FUe0
2021/01/14

冬の旋律

・去年、拙宅にて拘っていた大阪・兵庫間の自粛要請の件、西浦教授の昨年暮れに出版された著作に経緯が触れられているそうで、リテラが当該文を引用しています。推測通り、大阪府知事と大阪市長の資料読み違いだった。
ま、ガラスの天井の無知すら認められないのですから、大阪と兵庫合わせて1400万人余りの人々に向かって、今更あれは間違いでしたと認めるにもプライドが許さなかったのでしょう。フライングで当てつけた兵庫県知事に対してはもちろん。
ただ、その後、知事が御用学者とのK値路線に方針を乗り換えたのは、単に恣意的なものと思ってたが、これも大阪・兵庫間の失態を誤魔化すためだったのではと、ようやく気付かされた。

・レズビアンでBLM運動に参加して、家を追い出されたという10代の米女性が、国会議事堂乱入者の映像の中から、彼女の母と、叔父、叔母の姿を見つけ、Twitter上で通報、該当する静止画像も貼付されてた。強烈で言葉も無い。彼女が家を追われた当時、家庭内では彼女が犯罪者扱いされたのだろう。

20210113

冬は、まさしくシューベルト。珍しく大阪市内で雪がチラついた頃、ピレシュのBoxセットの「4手のための幻想曲ヘ短調」が映画のシーンのように重なった。

https://youtu.be/aO5fLLHj55k
2021/01/11

修行僧のように

やっぱり寒くてガスストーブを引っ張り出した。オイルヒーターは早朝タイマーで、就寝中のみの使用に。1か月前はバカみたいに暖かかったのにね。

"無知を素直に認めたほうが潔くて素敵、ってファンはきっと喜びますよ"と諭される首長って…。先日の府知事の"ガラスの天井"の誤用発言の件だ。
多方面からの指摘があったにもかかわらず、一晩経ってからの知事の反論は、2名の女性政治家を名指しした皮肉を込めたものだった。彼らは日頃から他党の政治家へ露骨な揶揄ツイートをしているため、偶然なのかは知らないが、よりによって女性を的にした上書き発言によって、余計に"ガラスの天井"への本質的な無理解を露呈してしまったようだ。
先般の、非難を浴びた"トリアージ発言"といい、これらは"クラスター"に始まる一連の横文字連呼による安易な自己演出の一環で飛び出たものと捉えているが、こうした目立つ発言以外にも、騒がれはしなかったものの気になったSNS発言があった。それが例の住民投票当日。
知事は自らの投票用紙を手にした画像を添付し、投票の呼び掛けをした。が、"前回の投票では、若者が多数賛成したので、特に若者に投票に行って欲しい"と。高齢者向けには一切触れなかったのだ。ふつうなら無難に、どなたもこなたも投票に行きましょう、と、地域の首長なら呼び掛けるものだろうに。変わった人だなと、つくづく思ったね。近所にやって来た宣伝カーも"僕は、僕は"の喧伝ばかりだった。



ボズ・スキャッグスの2004年のライヴ盤をSpotifyで聴いた。ボズのライヴ音源を聴くのは初めてで、ラフな感じの予想だったが、グレイテスト・ヒッツ内容の企画だったこともあってか、かっちりした演奏でとても聴き易かった。
映像のほうもYouTubeで観てみたが、ほとんどアクションも無く、演奏に徹していた。ロック系のシンガーは、ハイトーンになると頭を振ったりして、身振りで声を振り絞ったりする人が多いが、彼はほとんど頭を動かさず、じっくり自身の音色を聴いている様が、修行僧のように見えた。ブルース系の楽曲が、この人の本領なのだろう。
小学生の頃『シルク・ディグリーズ』を耳にした時は、不思議な滑舌だな、くらいしか感じなかったね。今、『シルク…』を聴くと、テンポが速すぎて、バックトラックが盛り過ぎで、本DVDの収録は、先日ぼくが遅まきながらベストに選んだ『Fade Into Light』とメンバーがほぼ同じなんじゃないかと。
2021/01/08

カントリーAOR

20210107(1)

毎日ウィークリーのバックナンバーを取り出して読んでるところ。こちらの僧侶さんはメイクアップ・アーティストからの転身。高校生の頃には性向を自覚していたが怖くて誰にも言えなかったと。大学留学をきっかけにマイノリティを隠さず生きることに何ら問題無いと強く感じたと。
関心のある記事なら比較的、語彙がスルスル頭に入ってき易いんだけど。欄外の注釈付記以外にも訳し切れない単語があり、後追いで単語帳アプリに登録していく。極めて遅読。それでも、いきなり小説など作品の和訳から入るより、時事から取り組むほうが初心者には適切だろう。伝記とか、まず事実を汲み取れないと。
昨日の米議会乱入のニュースなど、Twitterに流れてくる英語の見出し程度なら出来事が解ったが、画像付きだったからピンと来ただけかもね。

マイケル・ジョンソンの旧作が3枚ほどまとめて廉価リイシューになったとの情報をいただき、その中から1980年発売『哀しみのブルー』を入手。彼のアルバムは初めての購入となります。
存在自体を知ったのは最近のことで、バリー・マニロウがカヴァーした「Bluer Than Blue」のオリジナルを探して動画で試聴したのがきっかけ。
今回のリイシューを機に、ざっとサブスクで彼の音楽を聴き、サブスクに無かったこの通算6作目のカントリー寄りにライヴ感の増したアルバム購入に至った。
AORの代表格の一人となる彼だが、安定したヴォーカルにシンプルなメロディラインは、むしろフォーク系がルーツなのでは?と思いつつ、日本語解説を確認したところ、スペインにクラシック・ギター留学、ジョン・デンバーと意気投合、といった経歴だけでもバックグラウンドが窺える。後年、さらにカントリーに徹した作品も出したそうだ。
そのせいか、個人的には非常に聴き易い。コテコテのカントリーは苦手だが、カントリー・ポップ寄りにスウィートなコード展開を含みながら、直球のAOR曲も挟まれる。いずれも鍛錬され吸収してきた彼の実直な音楽性として過不足なく伝わる。
(3)「Savin' It Up」あたり、ロビー・デュプリーが歌っても似合いそう。終曲のナイロン弦の響きに心鎮まる。

▼(10)Empty Hearts
https://youtu.be/LNvn1rUQo7I
2021/01/05

サッチモのディキシーランド

すっかり積読状態になった毎日ウィークリーを読もうとして、最近の一面記事をざっと拾い読みしてから、同記事を音読したのをリスニングをしようとサイトにアクセスしてびっくり。毎日ウィークリーって、去年末で休刊になってたんだ。それに続いてサイトも1月末をもって閉鎖するという。ゆっくり読み上げてくれるので助かっていただけに残念。
新聞業界も厳しそうだね。英字新聞などは購読者数が知れてそうだもの。この1年半の購読分は全て保存してあるので、じっくり学習させてもらおう。
英字新聞を取るきっかけとなったのは、大阪のダブル選だったんだよね。このまま関西に住んでて大丈夫だろうか、という漠然とした不安から。そうこうするうち、コロナ禍で日本の国力まで危機感が。
単語力は恐ろしく貧しく、これまで記事に直接、訳を書き込んできたが、今年から単語帳アプリを使うことにした。読み上げもしてくれるし。



純邦楽は全く聴かないものだから、正月だけ筝の音を聴いてもピンと来なくて。代わりにディキシーランドは如何でしょう。随分前にやり取りしたことのあるブロガーさんの記事に取り上げられてたアルバムで、チェックしたままだったのを漸く試聴。

手持ちディスクでディキシーランドといえば、ビング・クロスビーが唯一。本作のサッチモのヴォーカルは、バンマスがちょいちょい顔を出す程度の頻度で、サッチモのヴォーカルが苦手な人でもOKなんじゃないでしょうか。
クラリネットなんかのフレーズが軽妙で好き。これって、各パートのアレンジは対位法を学んでやってるのかなぁ。
2021/01/03

パーキンスのヴォーカル

20210101

年末に駆け込みで3ヶ月980円のキャンペーン中だったSpotifyに加入。Spotifyも高音質設定にして今のアンプで聴くと、CD買わなくてもイケるんじゃないの?と思うくらい結構良い音出してくれる。

先日、ブラームスの曲に日本語詞を付けて歌った大貫さんのアルバムについて触れたところ、過去に同じ曲を欧米の俳優や歌手が歌った件をコメントいただいた。
その中の一人がアンソニー・パーキンス。彼、アルバム出してたんですね。トニー・パーキンス名義で、3枚ともサブスクで聴けました。
特にエピック(コロムビア)に移籍してからマーティ・ペイチと組んだ3枚目『トニー・パーキンス』が、ペイチらしい編曲仕事で、ちょうどAmazonで入手可能ということで入手。本編に加え、シングル曲と未発表曲の7曲を追加。かつては、これ以前のアルバムとのカップリング収録が過去にはリイシューされてたようなんですが、残念ながら現在は本国内盤のみの取り扱いのようです。こうした廉価CDリイシューは、今後も繰り返してくれるのでしょうか。

やや鼻にかけた中性的なヴォーカルは、チェット・ベイカーを思い出す。が、チェットほど顕著では無く、それこそペイチと沢山組んだメル・トーメのベルベット系のスムーズな歌い口に近い印象。大歌手ほどのグイグイと推進力のある歌い上げ方は無いが、聴き手との親密な対話をしているようなムードが心地良い。
時折聴かれる、ちりめんがかったビブラートも時代を感じさせる。1950-60年代の歌手って、こういう歌い方しますね。でも、ほとんど女性歌手だったような。

▼(1)April Fool
https://youtu.be/1XieeljKkEE
2021/01/02

SACDオンリーとは

例年だと、近所の大きな神社へ向かう参拝客でスシ詰めのチン電(路面電車)が交差点を渡るのだが、今朝はガラガラ。此処に住み着いて初めての光景だ。

以前、SACDを集中的に聴いていた時期に、SNSでフォローしてくれたSACDファンの方がいて、SACDの普及を目指して個人で販促ツイートされているのだが、本当にSACD以外のメディアで音楽を聴かないらしく、ぼくが近頃、通常CDやレコードを聴いた旨のツイートをするようになってからイイネをくれなくなった(くれなくてもいいけど)。SACDならイイネ!なんだろうけど…。
このような音楽の聴き方の人って、珍しいと思う。確かに高音質メディアやハイレゾに限定して聴く人はいるとは思うが、SACDだけでは取扱いアーティストが少な過ぎて、ごく限られたラインナップからの選択を余儀なくされてしまう。それでもSACDありきとは、ちょっと変わったお人だ。

SACDで聴くDSD録音は、確かに空間性が強く、音場感のリアリティが心地良い。ぼくも一頃、ヨーロッパのSACD専門レーベル別に買い漁ったこともあった。アーティストよりも、レーベル独自の音響の特長を掴みたかったからだ。
しかしながら、基本はアーティストの持つ音楽性がリスニングの価値を大きく分けるもので、情報量が多いのを良いことに空間性に没入して楽曲の本質を取り損なっては無意味に思える。もちろん音楽自体も耳に入れてはおられるだろうが…。

CDの規格自体にも疑問は抱えていたが、音質は求められずとも音楽性がちゃんと伝われば、気にならないこともある。良質な音楽ほどそういうものだと思う。
SACDのラインナップって、特に旧作となると言わずと知れた名盤群で、自分の耳で掘り当てる愉しみが限られそう。ぼくも一応、高音質志向ではあるんだけど、いい音楽を求めていたら、気が付けばレコードだの色々散らばってしまうものでしょ。自然とね。ぼくは、ああいう聴き方・集め方をストイックとは思わんがなぁ。