FC2ブログ
2020/10/31

ステレオ期のトーメ

20201030

明日、どうなるんだろうねぇ。というか、何で2度も投票に行かされなきゃならないのか。ホンマ、勝つまでジャンケンやな。

気に入っていたオーディオ・テクニカのレコード針が消耗してきたようだ。約1000時間とあったが、計っていないので異状があるまで使い続けるつもりでいた。クリーニングをしても雑音が頻発したらもうアウトだね。約3ヶ月かなり聴き倒した。
このレコード針に辿り着くまでに、何本か途中まで試してきたカートリッジが残っているので、勿体ないからそれらを消化してから次の替え針を買おう。

ただ、カタログ眺めているうちに、いろいろ他のカートリッジも試したくなるんだよねぇ。デノンが今年110周年ということで、定番のMCカートリッジに合わせたヘッドシェルを開発、セット売りするらしい。ぼくはMMカートリッジしか使ったことがなく、MCは全体的に高価なので見送るつもりだったが、せっかくフォノイコライザーが対応していることだし、MCがどんなものか知りたくなってきた。アニーバーサリー商品ならではの割高感はあるが、ヘッドシェルの相性に悩まずに済むなら、セット購入もありかな。

メル・トーメの代表作『スウィングス・シューバート・アレイ』(1961年録音)を中古LPで。これ、国内盤なんだけど封入解説に、最初の持ち主らしきメモ書きが残っていて、"1982.6.12 sunday 新築の出来上り"だって。
マーティ・ペイチ・オーケストラ共演による臨場感に満ちたステレオ録音。CDの音は安定性が強味だが、レコードには演奏により強いメリハリを感じる。どちらのメリットも感じられる環境に変えられて幸せだ。
このアルバムは有名ながらブロードウェイ楽曲とあって、個人的にはトーメのペイチ共演録音の中で最後手に回して聴いていたが、ブラス群と渡り合い、また寄り添うトーメのヴォーカル・センスに唸らされる。シナトラのようにスターの自意識みたいな風格を纏っていなくてピュアなジャズ精神を感じる。
2020/10/29

やさしい歌

20201028

先日のオーディオ周りのレイアウト変更ついでに、色々なモノを片付けていたのだが、何を考えて買ったのか分からないものが出てくる。家庭用プラネタリウムは何のために? せっかくだから今一度、天井に映してみるか。
大阪市は粗大ゴミの取り扱いが細かくなり、一個ずつ各手数料として指定のチケットを貼付して出すことになっている。そのため一度にまとめて出しづらいのだが、まとめて出すのも単品で出すのも自分次第で良いので、じっくり吟味しながら廃品に出すかを検討できる。いずれも最短で約10日先の回収となる。
先日、ラック購入の際、3段ラックをドンと買っとけば、省スペースにもなったのだが、あれは重量があり、やはり粗大ゴミになった時のことを意識してしまうので、バラすのも簡単な小ぢんまりしたものを選んだのだった。

Spotifyで試聴してきたバーバラ・ルイスの1966年アルバム『It's Magic』を中古LPで聴く。そもそも彼女の歌を知ったのは、何がきっかけだったか・・・そうそう、映画『ムーンライト』。その中に挿入された楽曲は、本盤には入っていないから、自分はアルバムとしてこれが一番気に入ったみたい。
アトランティックといえば、ごりごりのソウル歌手を抱えているイメージだったが、こういうポピュラー・ソングの歌い手さんも在籍していたのだね。低域が浅めでバックトラックに迫力が無いのが少し残念だが、そのぶん歌に聴き入りやすい。
エレガントで情感のこもった歌い口は後口よく、あっさりしているだけに、かりそめの切なさが、あの映画にも似合っていたように思う。

▼A-(3)「Let It Be Me」
https://youtu.be/fJPhh-bbgVc
2020/10/27

時代のドラム

20201026

アンプを替えたから所有CDを聴き直す宿題を抱えてしまった。嬉しい宿題だけど。さすがにこのCDは古ボケた音だろう、と確認がてら再生すると、くっきりといい音出してくれる。残りの人生これでいくわ。

先日中古入手したボズのCDが良かったので、あらためて未所有のヒット・アルバム『Other Roads』をSpotifyで試聴してみた。発売当時はFM雑誌の表紙を飾ったものだった。
ああ、これはドラムの音色とエフェクトが嫌い。このアルバムは以前にも試聴した筈だったが、同じ理由で聴き止めたのを思い出した。1988年か。'70年代のほうが音がシンプルでいい。

ドラム繋がりで思い出したのが、先日リイシューされたジョン・ピザレリの『アイム・ヒップ』と同時購入した『シング!シング!シング!』(画像)。
こちらは1987年作品だが、先の『アイム・ヒップ』の、ピザレリの父率いるトラディショナル・ジャズのスタイルから、幾分ポップス・バンドの趣向に路線変更している。
このアルバムの録音が少々拙く、ドラムセットが恐らく1チャンネル録りで、同時代の他アーティストと較べても考えられない。当然、タムが左右に散ることもなく、ずっとセンターでモノラルのままボコボコ鳴っている。
それならそれなりにシンプルな作りならいいのだが、他の楽器とピザレリのヴォーカルは過剰リバーブで、カラオケっぽく聴こえるのだ。この辺は、ご本人にもきっと反省点があった筈で、後々の向上にも繋がっただろう。
内容的には、欲目を出したぶん、前作よりバラけて聴こえるものの、本質的な歌心の楽しさは伝わるから憎めない。可愛い年上だ。
2020/10/24

音に包まれて

20201023

30年ほど使い回してきたスピーカー・ケーブルの接触不良が気になってきたので、この機会に新調。音量レベルが上がったけど、音質までが良くなったかどうかは分からない。
付け替えた初日は、何故か音量コントロールを少しでも上げると、極端にレベルが上がってしまい、微調整が利かずに困った。が、一晩寝かせると、ふつうに微調整が利くようになっていた。不思議。オカルト?
新しいリスニング環境で迎えたCD第1号は、ボズ・スキャッグス『Fade Into Light』(1996)。ずっとサブスク加入した時だけ聴いてたアルバム。廃盤ゆえ入手困難だったが、偶然手頃な中古で見つけた。

かのヒット作『シルク・ディグリーズ』が派手目に感じるぼくは、落ち着いたテンポの本作は好み。何より'75年頃に比べれば音像が激変しており、こちらはシンプルデザインでも楽器の分離良く、迫力のあるパノラマ・サウンドが楽しめる。ドラムのタムの振動、コンガの粒立ちなど、明快な配置が気持ち良いステレオ録音。ファルセットを交えたボズのフレージングはメリハリの付け方が実に巧い。
それに、このアンプがもたらすヴォーカルにかけられたリバーブの粒子。きめ細かなミスト・シャワーのようにスピーカーから溢れ出て、残響の切れ端まできっちり聴かせる。極上。

▼(4)Fade Into Light
https://youtu.be/PATaetlrqrg
2020/10/22

ヤマハのCDダイレクト

20201021

引き続き、新しく入れたヤマハアンプで手持ちのCDを振り返り。今度はクラシックを。ケンプ&シェリング&フルニエによる『ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲全集』(通常CD)。
SACDの味を占めてからは、近年すっかり通常CDのクラシック盤を顧みる機会が減ってしまい、本盤も発売当時、SACDでは無いので購入を躊躇ったが、ケンプの貴重なリイシューゆえ手に入れた。

ヤマハのアンプにはCDダイレクトと、ピュアダイレクトの2つのモードが装備、好みを探ったところ、SACDはピュアダイレクトで、通常CDのクラシックはCDダイレクトを使うのが効果的だった。
CDのクラシックは、もちろんSACDに比べれば情報量は少ないのだが、このアンプだとなかなかに聴かせてくれる。本盤は、国内タワレコの独自リイシューで、現在はSACDでもリイシューされたようだが、CDのままでも良いんじゃないか?と。サロンの空間性を伴って上質に3者の音が響き渡る。高音質メディアと無理に較べなければ遜色無い。

フル・オーケストラになると、どう感じるかまだ分からないが、CDの音がこれだけ良いと、これまで腐心してきた買い替えに区切りを付けられそうだ。
ポピュラーに関しては、元々ハイレゾを積極的に買い直す意向は無く、きちんと整音されたCD品質なら充分だと捉えていただけに、ハイレゾって要らないんじゃない?という感想にますます固まってきた。もちろん思い入れの強い作品は、別途高音質でも聴きたい、という想いもあるから、たまには買うかもしれないが。
4000幾らもするハイレゾのアルバムを何十枚もしこたま買い込む間に、少しアンプのグレードアップさせたほうが、CDの良さに気づける上、結果的に高コスパで出費を抑えられそう。
最近、PCオーディオで手軽に音楽を聴く人が多いだけに、再生環境をあらためず、メディアの高品質を求める傾向に陥りやすいかもしれない。この私がそうだったわけで。
2020/10/20

ちょい足しグルーヴ

何十枚か手持ちCDを新しいアンプでざっと聴き直したところ。以前より悪くなろう筈が無く、これまで少しでも質を上げたい、とCDのDSFファイル化の作業を続けてきたが、必要無しと判断。容量を空けたメモリはレンタルCDのリッピング用途のみに。

ピザレリの旧作がグンと印象アップしましたね。ロックよりジャズが向いてるかもしれない。この音の澄み具合には、北欧系ポップも合いそう。
それにしてもやはりこのCDだけは駄目だった。先日アナログでも入手したジョニー・ハートマン『Songs From The Heart』(1955)の新リマスターUHQCD(2017)。このキンキラした音は、どんな高級機器ならまともに聴けるのだろう。クレジットされた日本人エンジニアに訊きたい。今のところこの一枚だけがアウト。

サブウーファーを足せばいいに違いない、と確信していた1枚がピーター・アレン『Making Every Moment Count』(1990)。ウーファーのボリュームを少し上げれば、ベースが強調、ライヴ感が少し出て、この時代の硬くてスカスカ気味のサウンドがふっくらとまとまってくる。
あまり上げ過ぎるとブワーッと低音が増幅し過ぎて、中高音域の輪郭がボヤけてしまうのでほどほどに。このスピーカー、あくまで5.1chシステム目的で当初は用意したもので、2.1ch用に活用する想定は無かった。重低音を聴き分ける自信は無いが、慣れるといずれもう一段、質を上げたくなってくるのだろうか。

低音の件で思い出したのが、かつての職場で嘱託採用された男性。ヴィジュアル系バンドとして、かなり本格的な活動をしてきたらしく、ブレイクする前の有名バンドと同じハコで対バンをしたと言ってた。当時の写真を見せてもらったが、まるで閣下のようなメイク。
その彼と一度、仕事後カラオケに行った事があった。するとのっけから、カラオケ機を弄りまくり、重低音がボコボコブンブン利いた大音量に変えてきた。
これ、きっと彼が今まで演奏してきたハコの音場の感覚に合わせたものなんだろう。これが彼のスタンダードなのだ。耳を傷めてバンド辞めたのも頷ける。
今回買ったアンプは、彼にはきっとパワー不足だろう。
2020/10/17

オプティカル or コアキシャル

20201016

安い一段ラックを買ってオーディオ周辺のレイアウトを変えてみた。本来はレコード・プレーヤーも一まとめに出来る3段ラックなどにすればスマートになったかもしれないが、和室だし正座で操作できる高さに抑えた。地デジ以前からあった大きなテレビ台を外し、スピーカーの間にはサブウーファーだけに。非常に手狭なのでリモコン操作しても、デッキ本体に直接手を伸ばすのと距離感がそう変わらない。
整理したつもりでも電源コード、ケーブル類がごちゃごちゃに見える。なんでも先日読んだオーディオ誌によれば、スピーカーケーブルは、地べたを這わせず、洗濯ばさみなどでつまんで少し浮かせるのがベターらしいが。そこまではなかなか気が回らない。

新しく設置したヤマハプリメインアンプは初日のDSFに続き、CDの再生音をチェック。以前のアンプがデジタル端子に対応しておらず、今回ようやく接続が叶った。結果は・・・綺麗な音! 以前はイマイチな音質だったディスクも澄んだ弾力のある生々しさを生む。
OPTICAL(光デジタル)端子、COAXIAL(同軸デジタル)端子いずれも試したところ、前者はよく澄んで綺麗だが、若干キラキラし過ぎ、後者のほうが入力レベルが高すぎず柔らかで、ヴォーカル物に適している印象。

各ディスクの持つ本質的な音質の特徴は、以前の機器環境で既に把握しているだけに、バランスに乏しい古いディスクを補って余りある本機の実力には驚いた。一気に梅から松へグレードアップした。何点か売りに出そうとしていたCDを、そそくさとまた棚に戻すという。
ヴァイナル(レコード)再生もチェック。本機はMMイコライザー内臓だが、先に設置していたオーディオ・テクニカの外付けフォノ・イコライザーのほうがベターと感じた。
これでようやくレコードとCDが同等の質感で聴けるようになった。こうなると、デジタル期以降のアルバムを無理して高額のヴァイナルで聴かずとも良いかとも思う。

ヤマハのユニバーサル・プレーヤーには独自のCDモードが装備されていて、ONにすると効果的。また、プリメインアンプにも独自のCDダイレクトがあり、各メーカー共通のピュアダイレクトも別にある。トーンコントロール以外に、これらのモードを組み合わせると、かなりの選択肢になり、好みに合った音を探す楽しみにもなる。

大貫妙子さんの、かつて通販で扱われていた「ピュア・アコースティック・プラス」のCDが、見違えるような響き…。ドラムレスだけに、最近録音だと聴かされたら信じてしまいそう。'80年代とは思えない。
これまで何かと音質がどうのと、此処でごちゃごちゃ垂れてきたけど、読者さん、全て忘れて!w 小生、アンプ次第だと今頃気づいた次第。
2020/10/15

ロック&ポップス⇒ジャズ・コーラス

20201014

ヤマハのアンプが届いた。でかい。接続は簡単なので早速、サウンドチェックにジョニー・マティス『Isn't It Romantic』のリッピング済みDSFファイルを、ひとまず外付けDACにて再生してみた。
うん、ナチュラル美音で、とてもよく澄み渡る。シンバルやピアノ、管の音色など以前より綺麗になった。これだけ鳴らしてくれれば、古いCDを聴き直す楽しみが出来そう。
フロント面のルックスが懐かしい。子供の頃、ピアノの先生の家のデッキがヤマハで、"大人のデッキ"というイメージをずっと抱いてた。今回でオーディオ・システムが、アンプ+スピーカー+ユニバーサル(Blu-ray)プレーヤーと、オール・ヤマハに。今までバラバラでした。レコード・プレーヤーだけデノン。
購入の地味な決め手となったサブウーファー端子は、予想以上に重用しそう。特に'90年代頃までのCDの音は硬くてペラペラなので、サブウーファーで補強して厚みを持たせたい。
ツマミ部は、全部タテで揃えたら見栄えいいんだが、色々調整しまくるからバッラバラの不揃い。


フォー・フレッシュメンのLPは集めるにも限界があり、出回っている中古はヒット作『5 トロンボーンズ』ばかり。Amazonで久々に検索すると、最近けっこうCDリイシューされていて、中から希少とみられる『トゥデイ・イズ・トゥモロウ!』の国内盤紙ジャケCDを入手(画像)。1968年作品の2006年リマスター盤。
ジャズ・スタンダード以外の彼らの録音を聴きたくなっていた。「Walk On By」や「Will You Love Me Tomorrow」など、興味深いアレンジとコーラスで。
この商品のAmazonのレビューが面白い。レコード喫茶で居合わせた客がこのアルバムを聴いて"ビーチボーイズに似ている"と。"それ、逆じゃん"というエピソード。
ビーチボーイズをカリスマと祀り上げるのはいいが、その前にフレッシュメンを10倍は称えてから。・・・

▼Walk On By
https://youtu.be/uSAJjxW7RB4
2020/10/13

アナログ誌~オンキヨー・アンプの別れ

全仏の男子決勝はジョコビッチが呆気無く敗れたが、デュースが続く濃い内容であった。ナダルは強過ぎ。



Kindleのポイントが貯まっていたので、初めて季刊誌『analog』を読んでみた。ざっと目を通した程度ですが、レコードプレーヤーに特化した内容が楽しい。しかし取り上げられる製品が悉く桁違い。分かってはいたが。
ユーザーさん達、リッチねぇと羨ましくなるが、建築誌のようにルックスに憧れても、実際出てくる音だけは雑誌からは体感しようも無いので、せいぜいオーディオ周りのレイアウトを参考にするくらい。広告ページの製品も高価。一本50万のケーブルがあるのか・・・。思わず"高っ"と呟いてばかり。自分がすぐ手を出せそうなのは、せいぜいヘッドシェルのリード線くらい。

先週末から、AVアンプとプリメインアンプの共用について見直し始めているが、本誌に出てくる持ち家の人は、ホームシアターとオーディオは切り離して別個に設置しているんだね。この発想が無かった賃貸住まいの自分は、この際どっちつかずの環境を止めて、オーディオ一本に絞り直し、スピーカー周りに物を置かずに済む整理を始めよう、と。
つまり、AVアンプは取り払い、プリメインアンプをグレードアップというところで、いい加減、迷い続けたオーディオ・システム作りを固めようと。



使用してきたプリメインアンプは約10年前に購入した今や貴重となったオンキヨー製品。外部入力には"MD"などツマミがあり、年月経過を感じさせる。
音は悪くない。スッキリと明るい響きだが、若干シャリ感が残り、長く聴くにつれ価格なりの薄っぺらさも感じる。この後、当時流行り始めたAVアンプを足したのだが、出入力端子の多さがメリットでマルチチャンネル再生は果たせるものの音質については望むべくもない。なので、グライコ代わりに両機を接続して、音を"中和させて"ステレオ再生にも使ってきたわけ。
今時のプリメインアンプはどれもDAC付きで、DACはKORGを使うから要らないんだが、既にハイレゾ対応が基本になっている。サブウーファー端子が付いた型落ちのヤマハ製品に決めた。クラス的には上級エントリー機といったところか。
2020/10/10

マティス~デニース

20201009

アナログ生活を始めてから、最近、すっかりCDの存在に懐疑的になっていますが、もちろんモノによりけりで、例えばジョニー・マティスのBoxセットは、さすがは大御所、素晴らしいリマスタリングの仕上がりだった。

数年前から、購入CDはKORGのソフト、AudioGateにリッピングして、付属のDACで再生して、アンプはAVアンプとプリメインアンプを接続してスピーカーに送っていますが、ふと思い立ってDACを直接、プリメインアンプに繋いで聴いたら、こっちのほうが音が良かった…。
最近は映画をディスクで視ることが無くなり、ほぼSACDのマルチチャンネルの再生目的のためだけに、AVアンプとBlu-rayプレーヤーを所有しているようなもので、そこへレコードを聴くようになり考え方が変わってきた。ステレオ再生だけで最高に楽しい。AVアンプ要らないんじゃない・・・?と。
LPと、CDのDSFファイルを、プリメインアンプで聴くだけで充分かも。映画は、専らストリーミング視聴に移行していて、音響にこだわらなければ、Nebulaの軽量プロジェクターで大写しすれば鑑賞に堪える。
ただ、ここでAVアンプの使用を止めると、5.1ch用に備えて幾年も経たないスピーカー群が無駄に。どうするかねぇ。


デニース・ウィリアムズの存在は、ジョニー・マティスとのデュオ・アルバムで初めて知ったが、マティスとの相性は、そんなに良いとは思えなかった。というか、デニースのエンジェル・ヴォイスが浮世離れして聴こえて、完全に浮き立ってしまっているように感じた。そのため、彼女のソロ・アルバムを聴く機会は無いだろう、と。
アナログ時代のAORアルバムを探していて、彼女に再会。1979年『When Love Comes Calling』。デイヴィッド・フォスターとレイ・パーカー・ジュニアによるプロデュース作品。
これがとても聴き易くて、かっちりしたリズムの中に例の高音ヴォイスが自在に踊る。うるさく聴こえないのはリズム隊とベース以外は抑えられているからだろう。
最近のブラコンだよ、と紹介されれば信じてしまいそう。ぼくが知らな過ぎなんだろうが、ちっとも古びて聴こえない。中古LPの音はモリモリと前に飛び出して、イキイキとまばゆい。
2020/10/07

唯一のライヴLP

20201006

これもアナログで見つけて思わず中古入手。カーリー・サイモン1988年のライヴ盤『Greatest Hits Live』。アリスタ移籍第1弾のアルバム『Coming Around Again』発表後、彼女が現在も居住する高級別荘地、マーサズ・ヴィンヤードでの野外ライヴの収録。
カーリーのアナログ盤は、同じくアリスタから1990年のジャズ・スタンダード盤『My Romance』まで出ていたようだ。この辺りの盤はCDと並行して発売されたため希少で、現在ではプレ値が付いてしまっているようだ。

当時の新作からの選曲を中心に、過去の大ヒット曲「You're So Vain」他、映画作品では『007/私を愛したスパイ』主題歌「Nobody Does It Better」、『心みだれて』主題歌「Coming Around Again」を収録。
このアルバムもぼくはCDで聴き、近年、K2HDマスタリングとして発売された高価なCDで買い直したが、この中古LPが最も臨場感がよく出ている。K2HDマスタリングの音は確かに向上を確認できたが、レコードはもっとワイドに広がる感じ。

楽曲発表から10年以上を経たパフォーマンスも多く含まれ、当時よりブラッシュアップされたアレンジで、リアルタイムに聴いたファンは感慨深かった事だろう。ぼくは、のちに同内容のVHSビデオを観て、音楽はもちろん、彼女のステージ・アクションも合わせてすっかり魅力に取りつかれたものだった。
このビデオ作品以降の映像作品としては、ジャズ・コンサート、グランド・セントラル駅のライヴがあるが、ライヴ・アルバムとして発表されたのは本作のみ。本ライヴをカーリーと共同プロデュースし、ベース&アコーディオンも弾いた"T-Bone" Wolkは既に死去している。

▼The Stuff That Dreams Are Made Of
2020/10/06

復刻 初期のピザレリ

20201005

CDは今後購入するつもりが無かったが、以前、欲しくなった時点では既に廃盤となっていたジョン・ピザレリの初期3作品が国内レーベル、P-VINEからリマスターSHM-CDで先日リイシューされたばかりなのを知った。これらはSpotifyなどのサブスクに挙がっておらず、動画サイトでごく一部が試聴できる程度。
画像のアルバムはオリジナルが1983年の『アイム・ヒップ』。先日、ネットでこのLPが一時一枚だけ中古で売られていたのだけど、一瞬にして先を越されてしまった。きっと本リイシューCDを入手した人が手放した物だろう。

今年、惜しくもコロナで亡くなった彼の父、バッキー・ピザレリをはじめとするトリオと、ピザレリ自身によるギター弾き語りを加えたドラムレスのカルテット。初々しいヴォイスがキュートで、初期からフォーキー・ジャズとの相性良さが窺える。新録でも取り上げていたナット・キング・コール「ルート66」など聴かれる。先日からケーブルを替えたためか、CDの音響がなかなか好感触。
彼のスウィートだがライトな歌い口は、シンガーとしては物足りなく思う人もいるかもしれないが、映像を見ると凄い。フォーク&ロックの、コードワーク主体の弾き語りとは明らかに違う。フレットを縦横無尽に這わせながら軽妙に歌い伸ばす。

▼(6)I Like Jersey Best
https://youtu.be/Vxdm91UuLLs
2020/10/03

ウォーターズ

20201002
FUJIFILM X-Pro2 Lensbaby Composer Pro II with Sweet 50 50mm F2.5 2017.10

抗アレルギー薬でくしゃみは辛うじて抑えられるものの、究極の鼻閉が続く。掃除機の排気口から花粉が漏れ出るらしいから、この時期は箒で静かに掃除してみる。ゆうべは寝落ちして全仏の視聴スキップしてるうちに、ワウリンカが負けてしまったようだ。
相変わらずクレーコートでの審判が取り沙汰されているようで、いい加減、他のサーフェス同様、チャレンジシステムを導入すれば良いのにと思う。赤土のATPツアーで、視聴者向けにホークアイの異なる判定が示されると、試合そのものが何だか間抜けに見えてしまうのだ。



引き続きAOR系のハーモニー・グループで探して、1977年アルバム『ウォーターズ』をSpotify試聴。完璧なパフォーマンスに圧倒。楽曲もバックトラックもとびきり優れている。今やLPでの入手は困難そう。
きょうだいグループらしい。待てよ、このウォーターズって彼らの苗字なのか。何処かで聴いたことあるぞ・・・・そうだ、中島みゆきの'90年代頃からのLA録音の常連ファミリーだ。
順当に洋楽を聴いていれば、AOR路線で知り得るこのきょうだい。ぼくは中島さんの一連のアルバムで耳にして来たんですねぇ。中島さんがロスのソニー・ピクチャーズ・スタジオで録音したライヴ・ビデオに収録された「地上の星」のバック・コーラスは、この超絶うまい彼らが演じていたのだ。
中島さんのアルバム参加の際は、ほとんど"Ah-"とか"Woo"などの日本語に拘らないハーモニーに限られていますが、どの曲だか稀に日本語でも歌ってました。彼らは中島さんの楽曲をどう思ってたんだろう。
2020/10/01

カヴァーよりスタンダード

20200930

錦織選手は2回戦敗退。約8年ほど彼の試合をTVで観てきたが、今後は彼が一試合でも多くプレイできる機会があれば充分ではないかと。たとえフルセットで粘り勝ち出来ても次が、、という不安が付きまとう。個人的にワウリンカが勝ち上がってくれれば問題無し。

フォノケーブルに続き、RCAケーブルもベルデン製に一新。ずっと知らなかったがケーブル一つで音の雰囲気は微妙に変わるもんだね。慣れたオーディオ環境なら違いは分かる。音がより前へ出てきて、元気になった感じ。

Amazonでジェイムス・テイラーの今年発表の新作LP『American Standard』が、やけに安くなっていたので、CDから買い替え。Amazonでは、LPに限らず価格変動がしょっちゅうあるみたいだ。
当初、CD入手時の拙宅記事では、この新録の音処理に関してギターが硬質に聴こえ、内容は好きでも感触が好みでは無いと書いたが、アナログで聴くと全体が柔らかなウォーム・サウンドに包まれイヤ味なく、まとまって聴こえてガラっと好印象に。自分にとってこの聴感の違いは大きい。CDって、埃や静電気のパチパチノイズがしない以上に何か取り柄ある?と、つくづく思うこの頃。

10年ほど前に、ジェイムスは他人のロック曲を歌った『Covers』を出していますが、選曲は今作のほうが彼のヴォーカル・スタイルに合ってると思う。日本のファンは『Covers』に好意的意見だったが、本国ではAmazonレビューを見た限りでは結構辛口だった模様。オリジナルへの愛着ゆえでしょうか。
オリジナル・アルバムを期待した人には、今作は当てが外れただろうが、聴く程にアレンジの塩梅に納得。よく、アルバム中、変化を付けるため、曲毎にエフェクトを過剰にしたりする場合があるが、本作は固定フォーマットの中から、じわじわサウンドの表情の変化が味わえて、ずっと流していたくなるのだ。