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2020/08/30

豪華なバック・コーラス陣

20200829

全米OPテニスの視聴をするので、しばらく音楽記事の更新が数日空いたりします。ツアー休止があって久々のWOWOW加入。無観客での観戦って奇妙な気分だろうね。選手は逆に集中しやすいかな。

カーリー・サイモンが出産後に発表した1975年アルバム『Playing Possum(人生はいたずら)』の中古LP入手。ジャケの状態はいまいちだけど、中身はちゃんと聴けた。現使用カートリッジは録音時期の旧いアルバムでもハリとツヤのあるHi-Fi再生で、とても聴き易い。
5作目となる本作も豪華な参加陣。ジェイムス・テイラーはもちろん、リー・リトナー、リンゴ・スター、Dr. ジョンなど。またバック・コーラスのハーモニーが全面的にフィーチャーされ、キャロル・キング、リタ・クーリッジなど。
フレーズのリフレインが分かりやすく、カーリーのアルバムの中でも、とりわけ親しみやすい仕上がりになったと思う。爽快で全曲大好き。

今回手に入れたのは英国盤で、CDより若干リバーブ(エコー)成分が何故か多めに感じる。ビートルズが多重録音によって発展させたレコーディング手法が、同時代の様々なアーティストのプロデュースに影響を与えたことが窺える一枚とも言えるだろう。
2020/08/28

成熟のバック・アゲイン

20200827

昨日、国内で大坂選手の声明の件が取り沙汰されてたようだが、その直後に大会側が試合を一時中断~全日程の延長決定した事のほうが、ぼくは大きなトピックだと思うのだ。選手の意向を受け、大会側も同趣旨の声明を出したのだから。日本のツアーで運営側がこのようなマネジメント即応できるものだろうか? 差別問題にもプロスポーツ界にも理解を示せない批判者の、日本人のこだわりを装った自分語りの拙さよ。

誕生日に届いたのは、先日ネット注文したザ・ハイ・ローズの1978年録音『バック・アゲイン』。傾向的に洋盤は、国内仕様のほうが安価設定になってるのか、同じ盤質でこちらのほうが半額で買えた。先日書いたように、ぼくは、輸入盤には"プレス斑"のムラが見られるので、中古LPに関しては国内盤をチョイスするようにしている。300円の自分へのプレゼント。

ザ・ハイ・ローズを知ったのは、フォー・フレッシュメンがきっかけですね。男性ハーモニー・グループを探し始めたのがきっかけ。フォー・フレッシュメンを知るきっかけは、ブラジルのオス・カリオカスだったような。
ハイ・ローズの、いわゆる復活作となる本盤を、ぼくはサブスクの彼らのアルバムを聴いた中でとても気に入っていて、彼らの全盛期にあたる'50-'60年代頃の録音は、いわゆるオールディーズのサウンド指向で、フォー・フレッシュメンには若干劣るかな、という印象だったが、本作では見事に成熟したサウンドで新たな時代感覚に即応してみせた。
やはりアレンジの力が大きい。オーケストラ指揮&アレンジがロブ・マッコネル、ヴォーカル・アレンジがジーン・ピュアリング、プロデューサーはMPS社長でもあるハンス・ゲオルグ・ブルンナーシュワーとジーン・ピュアリング。
2020/08/26

オーケストラを忍ばせて

20200825

シャープのマスクの当選メールが忘れた頃に着いた。18回目の抽選で。手元にストックはあるけど、記念にでも買っとくか。

アルバム発売当時、サブスクで聴いて良いなと思ってたカーペンターズ『With the Royal Philharmonic Orchestra』(2枚組LP)を購入。カーペンターズのレコードは、意外にも初めての入手で、上のきょうだいも持たず実家の棚にありませんでした。代わりに聴いてたのが、アグネス・チャンの洋楽カヴァーによるアルバム。まだデビュー時で、持ち歌が少なく、ワーナー系の洋楽との構成曲の中に、カーペンターズの「Sing」「Top of the World」が入ってたんですね。

所有CDとしては、『Singles 1969-1973』のみ。音楽的には大好きなんですが、カレンの声質が少し苦手で、楽曲に親しんでいる割りに、そんなにヘビロテしていませんでした。
新作のロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団の追加ダビング箇所は、スーッと自然に忍ばせたようで、ヴォーカル・トラックの旧さとの違和感は無くきれい。長年聴き込んできたファンにとって、反応は様々かもしれないが、巧くミックスし、最新のサウンドに仕上げられていると思う。
もちろん、オブリガートだけでは勿体ないとのリチャードのリクエストなのだろう、オーヴァーチュアや間奏曲部分でオケはしっかり立っている。このメドレー構成が回想録のような演出になっている。
そういえば吉田美奈子さんが先日、自身のSNSで、カレンはドラマーとしても一流と称賛してたね。
2020/08/24

ゆる~くスウィング

20200823

メル・トーメ・ウィズ・ザ・メル・トーンズの1959年録音『バック・イン・タウン』、この中古LPはスクラッチ・ノイズが目立つので、いったんPCにリッピングしたのち、修復処理。レベルメーターを睨みながら録音する作業は、カセットテープへのダビングを思い出す。子供の頃から、できるだけ高音質に拘りたくて、クロームテープや、特に好きなLPには小遣いはたいてメタルを使ったものだった。今じゃ綺麗に取り込めるもんだよね、無音編集、フェードイン・アウトなど楽なもの。
ノイズの気になるLPはこうしてハンディを伴う代わりに、レコードと修正ファイルと、リスニング手段を2通りにし気分で選べるようにした。

メル・トーメのアルバムはランダム試聴して、いいなと思う盤は調べるとマーティ・ペイチと組んだものばかり。女性コーラスを従えた本作は、ゆるめのテンポでスウィング、風呂上がりのリラクゼーション・タイムに合いそう。イージー・リスニング感覚で聴けるが、メリハリのついた粋なアレンジで、このペイチの編曲のセンス、元々、彼がアコーディオンを嗜んでいたところに由来してるのかな、と。蛇腹が弾むような音楽の呼吸の楽しさを感じる。
ハーモニー・ヴォーカルは掛け合いも息がぴったり、盤を入手してからアート・ペッパー(アルト・サックス)も参加と知った。
2020/08/22

サリナのバカラック

20200821
Panasonic DC-G9 M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8 2020.08

子供時代はうっかり冷房を消し忘れて寝ると親に注意されたものだったが、いまやフルタイム運転は常識に。寝冷えしやすいので、寝る時だけロンTに着替えて寝ている。
Spotifyの無料試聴時間が復活したので、サリナ・ジョーンズのアルバムを試しました。



某ハイレゾ・ストアで彼女のボッサ・ノーヴァのアルバムがピックアップされていて、試聴始めた流れで本作に辿りついた。もちろん存在は知ってましたが、予め巧いのが分かってるだけに、なんだか敬遠しがちなベテランの一人だった。
バカラック等ポップス&バラードの軽めのサウンドは、聴かず嫌いを払拭してくれた。リラックスしたベテランの余裕の歌い口。ミュージカル曲「All I Ask of You」など、寄り添うように。
2020/08/20

ヴァージョン違いのコレクティッド

20200819

ミナミにモダンなレコード喫茶があるそうで、使用プレーヤーはデノンの高級機らしい。ただ、いま気軽に出向くのはちょっとね。
東京都との人口比からみても、大阪の状況は深刻そう。第2波直前に府知事と大阪市長が外食キャンペーンでガハガハやってる映像が今となっては痛い。
知事は訂正を出せば即ち謝罪を伴わされるからしない、との信条があるようだ。ぼくが一連の知事のコロナ対処で(この人おかしい)、と明らかに感じ取ったのが、彼の勘違いにより真逆のアナウンスした兵庫往来自粛の頃だった。
例のイソジン会見があり、世間がようやくざわつき始めたが、その後も"大阪は早目に気管挿管するから重症者が多い"と、まるで大阪だけが医療の先端を走って独自の措置を取っているかのような発言をし、医療界から論破。
関西メディアもごく最近になって、これまでの垂れ流しから少しは報道姿勢が変わったようだ。しかし世間の風向きを窺ってからじゃ意味がない。

メアリー・ブラックのソロ・デビュー以前の音源を集めたLP『Collected』(1984)。こちらも、彼女に心酔してた頃に記念に買い集めた盤で、既にCDで持ってるので実際にプレーヤーで聴いてみる機会は無かった。
現プレーヤーの当初の付属カートリッジでは、メアリーの盤はヴォーカルの歪みが酷く、先に記事にした『Babes In The Wood』同様、サ行は破裂しまくり。特に彼女は発音のアタックがきつめなので、聴くに堪えず、せっかくアナログ興味がぶり返したものの、手放そうかと思ったくらいだった。やっぱりアイルランドのローカル盤はクセがあるのか?と決めつけ諦めかけていた。
しかし現カートリッジに替えてからは、大化け。CD以上に明晰な再生、サウンド全体を見事なまでに纏め上げてくれる。

彼女の代表曲ともなった名唱のA-(1)「Song for Ireland」は、CDでは新録バージョンだが、こちらはデ・ダナン在籍時のオリジナルが収録。ぼくにとって、ビッグになる過程をリアルタイムに見届けることができた唯一のアーティストといっていいだろう。
2020/08/18

音の実在感

20200817

ここ数日、音声編集ソフトAudacityを使ったLPレコードのノイズ除去作業にハマり―非常に面倒くさがりな性格なのに、いったん取り掛かると止まらない―、仕上げに48kHz32bitのWAVファイルに変換して聴いたら、ハイレゾのような上質さで満足。ついでにA面とB面もくっつけて一気に再生できるようにしたり、と。
そうして遊んだ後、久しぶりにレコード針に戻ってLPを聴き直してみると、やっぱり針で聴くほうが良い、と。なんか、音に実在感があるのだ。修正ファイルの再生音は硬くて冷たいが、レコードは体温のようなリアルを感じる。

実家から持ち出しのヴィルヘルム・ケンプ(ピアノ)のベートーヴェン・ピアノソナタ集の1枚、『第21「ワルトシュタイン」・23「熱情」・25番』。
現プレーヤーで当初再生したところ酷い雑音で、洗浄。この洗浄後の盤、拭き取り後、充分乾かすため数日は寝かせておいたほうが良さそう。改めて再生すると、以前よりチリチリ音が混じり、いったんは酷くなって聴こえてしまうが、エージングにより徐々に蘇生してくる(針の傷みが気になる人は、洗浄しないほうが良いかも)。

ケンプのベトソナは去年Blu-layオーディオで買い直していた。クラシック全般はSACDで聴くのが最適だと思うが、ピアノ独奏のような音数が少ない盤なら、アナログもなかなか良いと認識。
ケンプの録音盤は、グラモフォンのサロンの音場空間が特徴的だが、ピアノの位置が遠くに聴こえる。それが、現在使用中のカートリッジでは鍵盤のタッチがダイレクトに迫り、ちょっとフィリップス録音の甘い音色の感覚に変貌したようで面白い。
Blu-layだと忠実再現だが、レコードは針によりバリエーションが得られる点、捨てがたい。

ピアノソロならレコード集めても良いかな。ただ、クラシックの現行カタログは乏しい。ほとんど高音質デジタルメディアにシェア移行してるようだ。アナログは価格帯も中途半端に高いし、ちょっと手が出にくい。今ある手持ちだけでも大事にしなければ。
2020/08/16

LP「Slow Dancer」

20200815

ボズ・スキャッグスの1974年アルバム『Slow Dancer』を中古LPで(ジャケは2ヴァージョンあるようです)。先日、Spotifyで試聴して一発で気に入って購入。今頃知ったのか?って? ええ今頃なんスよ。
後のAOR作品も、歌がうまいからどちらもイケる。本作のほうが情深いメロディが聴けて好きかな。R&Bってフォーキーなコード進行の曲でもかっこよくなるのは何故なんだろう。ストリングス付きのスケール大きな表題曲など、どの曲も瑞々しく冴え渡る。

このLP、盤の状態はほぼ問題無かったけど、1曲だけスクラッチノイズに邪魔されるので、例のフリーソフトのAudacityを使って初めて除去作業を試みた。
まずはKORGのDACにPHONO入力でレコード再生音を付属ソフトAudiogateに取り込んで、それからAudacityで編集へ。
顕著な箇所だけ取り組む程度なら、意外と簡単で驚いた。ノイズ箇所に当たる波形を範囲指定で特定し、"修復"をクリックするだけで、きれいに除去してくれた。これは便利。
スクラッチノイズは波形の中で、いびつに縦の一本線が立っていて、曲の静かな部分であるほど見つけやすい。まずは、気になるノイズ箇所が少ない盤から始めるのが良さそう。アルバム一枚通して何度もチェックするなど時間を食うし、結構疲れるわ。
基本的に傷物の盤だけ、このように修復編集してファイル保存するつもりだが、新品の盤でもKORGのソフトがきれいに再生してくれるので、気まぐれに取り込んで遊んでみようかとも思う。
2020/08/13

カントリー・ロックの気品

20200812

ターンテーブルのマットを革に替えてみた。音がさらにグッと良くなったような・・気が、、する? 少なくとも静電気防止にはなってるようです。
カーリー・サイモンの1976年アルバム『Another Passenger(見知らぬ二人)』を中古LPで買い直し。これ、最初に買ったのが音質劣化していて、しばらく我慢して聴いてたんだけど、よく聴くアルバムなので、一か八かでもう一枚安く買ってみて全体の印象が良い後のほうに決めた。再発してほしいですね。

その、後に買ったほうの盤も1曲目にスクラッチがあり、あいにく先に買ったほうとノイズ箇所が重複。今後、フリーソフトで除去を試みるつもりだけど、なかなか作業手間がかかりそうなのだ。
静電気・埃の除去を尽くして、最終的にスクラッチだけはどうしようも無い。他にもう一つ、プレス斑と言えばいいのか、製盤の工程上、どうやら細かい雫が垂れて、そのまま固まったような突起が稀にみられる。その箇所を針が通ると脈打ったようにボコボコ鳴ってしまう。
既に新品二枚にこの事象があり、返品・交換手続きした。音楽の裏で全く異なるリズムが脈打ち不快なのだ。CDでは有り得ないよね。心なしか輸入盤に多く見られる。希少な中古盤は替えが利かないから妥協するしかない。

テッド・テンプルマンによりプロデュースされた本作、カントリー・ロックの名盤ではないかと。同時代ではこのアルバムにおいてコーラス参加しているリンダ・ロンシュタットのほうが、まさしくこのジャンルのトップであり、客観的にはカーリーよりも巧いシンガーだと思うが、カーリーの奔放にしてこの気品、渋くてぼくはお気に入りなのだ。
本作の代表曲としてはB-(5)「Libby」が挙げられるが、ベストアルバムに本作中から選曲される機会は少ない。なのにトータルで何度も繰り返し聴きたくなる魅力。アメリカン・ミュージックの懐深さを、垣間見たような気になったものだった。

▼Riverboat Gambler
https://youtu.be/6X2rmCZ1rFk
2020/08/11

コクのある厚み

20200810

LPレコードが自宅の郵便受けに入らないので、いつも手渡しで届けてもらうのだが、今日受け取ったレコードはアッツアツで、配達も大変だなぁと。
ヴァン・モリソンの2015年アルバム『Re-Working The Catalogue』のLP(2枚組)をCDからの買い直しで。リングファイルのデザインがダブルジャケとあってリアルに感じます。

2000年代以降の作品をLPで聴き直すのは、ジューン・テイバー、ジェイムス・テイラーに続き3作目。いずれも気づけば、アナログ時代から活動しているアーティストばかり。彼らはCDとは別にアナログの音の仕上がりも監修しているのでしょうか? まぁ、もしお任せだとしても、彼らほどのクラスになるときっとベテランのエンジニアに一任できるのでしょうね。

現在使用してるプレーヤーは、メーカーが10年以上ぶりに開発したモデルらしいのだが、発売時にサンプル用に録音されたレコードがあったそうで、そのレコーディングに携わった若いミュージシャンへのインタビュー記事を軽く読んだ。どうやら彼らは物心ついた頃には既にCD時代だったとのこと、アナログに関する受け答えには、レコードへの愛着が無く、むしろハイレゾのほうがよっぽどいい、と思ってる感じで、せいぜい"ジャケが大きくていいですね"と答える程度。あんまり販促記事になってないようでちょっと可笑しかった。
若いアーティストについてはメーカー企画のアナログ盤が出ていても自分は買わないかもしれませんね。

ヴァンの本作、予想したほどヴォーカルの抜けは良くなかったが、バンド全体のコクのある厚みは増大。アナログのこの増幅力って何なのだろう? やっぱり針と盤の摩擦からくるマジックとしかいいようが。4面に分かれているぶん、裏返しが面倒ではあるが、内周にゆとりがあるだけ音質も安定してるだろう。
内容については文句付けようもなく、聴き込んでも聞き流しても楽しい。あまりに充実した録音ゆえ、次々でる新作にはなかなか追いつかないのだ。
2020/08/09

LP「サウンドトラック Vertigo」

20200808

今夏は眠気がひどくて、レコード聴きながら寝落ちばかり。プレーヤー(DP-400)がオートリフトアップで助かった。マニュアルプレーヤーのユーザーで一晩ずっと針が上がらないままブツッブツッと鳴ってた、なんて話聴くと尚更。なんでも上級モデルがフルオート機構でないのは、フルオートだとそのぶん精度向上のスペースが取れなくなるからだという。

今の住まいで所有するLPはまだほんの50枚程度だが、今使ってるカートリッジ(VM740ML)で一通り聴くとどれも新鮮で、思わず"すごい"と感嘆する。違和感が少々あったアルバムといえばサンディ・デニーくらいか。あの時代の英国バンドのカオスを聴くには、この針では分離が良すぎて、一斉録音によるバンドのズレが明晰になり過ぎる。その点、以前まで使ってたカートリッジ(AT-VM95ML)は、アナログらしい野太さでバンド向きだったように思う。

それでも現在のカートリッジにグレードを上げてみたのは、ヒッチコック映画のサントラ『Vertigo』(スコア作曲バーナード・ハーマン)のLPを聴いたからだった。
AT-VM95MLでフルオーケストラを聴くにはストリングスがブワーッと団子になって雑過ぎる。SACDに馴れた耳には役不足。やはりタイプ別に向き不向きが。
VM740MLに替えたら、落ち着いた。精緻になってかなり満足。ただ音質的には頑張っているがまだSACDには届かない程度。でも、これくらいの鳴りに抑えられたほうがSACDのように空間性が出過ぎず、かえって自室にフィットしたコンパクトな聴こえで良いかもしれない。今後、フルオケのクラシックのディスクを買う時、どちらで買うか考えねば。

本サントラ、2017年ヴァイナル・リイシューだが、録音時期等、詳細クレジット不明。指揮はミュアー・マシソンであることだけ。1975年にお亡くなりになっているが、まるでデジタル期の録音のようなかなり明快な鳴り。
残念なのは主要曲のみで、B面の中盤からは他のヒッチコック作品のサントラの代表曲のボーナストラックに変わってしまう。ボートラも悪くないが出来れば同時期の音源に固めて欲しかった。
2020/08/07

LP「ミドル・マン」

20200806

レコードのリスニング環境が一通り落ち着いて、あとこれだけは試してみようと、フォノケーブルをオヤイデのケーブルに取り替えた。今までケーブル類は付属の物をそのまま使ってきたが、結構、音が変わるもんですね。RCAのLとR、アースは、それぞれ独立したケーブル仕様で、中低域がより豊かになり全体が締まった感じ。

ボズ・スキャッグスの1980年アルバム『ミドル・マン』を中古LPで。これは買い直しではなく初。数百円での入手だったが、再生音は綺麗なもの。'80年代ロックは嫌いだったが、CDの音が嫌いだっただけみたいで、今更ながらレコードで'80年代ロックを漁るのもいいな、と思いかけている。
ロック自体あまり縁の無いぼくだが、シンガーありきで、このボズのような柔らかい喉なら、入り込んでいけそう。本作、かなりストレートなロック・サウンドだが、ボズの余裕の音域での遊び心ある歌い口に惚れ惚れ。

A-(1)「ジョジョ」あたりは、当時からよく流れていました。(3)「シモン(僕の心をもてあそぶ)」は、ラテン調のマイナー・キーがメロディアス。アコーディオンのように聴こえるシンセは、マーティ・ペイチの息子、デイヴィッドが弾いてるんですね。そのマーティも1曲ストリングス・アレンジで参加。プロデュースはビル・シニー、作曲等サウンド作りにデイヴィッド・フォスターが大きく寄与しているようだ。
2020/08/05

懐かしのギフト

20200804

昨日の維ソ新会見、政治主導で発表すべき内容でないのは当然として、同席の医師がどういう立ち位置で会見に臨んだのかもピンと来ない。知事は、ポビドンヨードを昨夜までずっと"ポピドン"と言い間違えたままの付け焼き刃丸出し。そのくせ、メーカーの増産の話はしっかり取り付けたというのだから何だかね。

イーディー・ゴーメの1962-63年録音作品『ギフト』(国内盤)を中古LPにて。原題は『Blame It On The Bossa Nova』。ジャズ・シンガーによるボッサ・ノーヴァ集。
彼女を知ったのは、このアルバムの再発きっかけとなった、セブンスターEXのCFテーマ曲として「ギフト(レカード・ボサノヴァ)」が流れたのがきっかけ。テロップを見てCDを買い求めたのだ。LPも同発してたんだね。

左右に振った楽器のパートが楽しく。自分で買った最初の「ムーン・リヴァー」がこのボッサ・ノーヴァ編。アルバムの核となるシングルヒットの表題曲「恋はボサノヴァ」は唯一アレンジャーと録音時期が異なるため、結果としてアルバム中、異色となってしまったが、カレッジフォークのノリの軽快さは、シックなトーンを貫く本作において、良い意味での破綻といえるかも。

今聴いても好きな曲ばかり。「メロディー・ダモール」「ダンセロ」・・・、トリオ・ロス・パンチョス共演のスパニッシュ・アルバムといい、何故か彼女については、ジャズから逸れたアルバムがお気に入り。
2020/08/03

鮮烈な弦楽集団

20200802

マルチニークの弦楽バンド、マラヴォワの1988年の代表作『Jou Ouve(ジュ・ウヴェ)』を中古LPで入手。盤は埃だらけだったが、レコード用の粘着ローラーと、カメラ用ブロワーを交互に使い倒してから、スプレーで仕上げれば、チリ音一つも鳴らない完璧な再生。

このアルバムも以前はリマスターCDを買い直すべきか迷ったまま、近年はワールド・ミュージックに傾倒していなかったため見送りになってた。当時のアナログ盤を聴けば何のことはない、マスターテープを借りてきたようなきれいな音響。これ気持ちいい。打楽器群の粒立ちが良く、ドコドコ地鳴りのように低域が充実。そして目玉であるストリングスがきめ細かく爽快。B面冒頭のドシャメシャに弾ける打楽器のイントロの表現も文句無し。

今般のレコード蒐集については、ジャズ含むポピュラー・ヴォーカル中心にするつもりで、現在使っているカートリッジ(オーディオテクニカ VM740ML)は高価なので、バンドを聴く範囲なら今後の替え針は一段程度グレード下げても良いかな?と思いかけたが、この弦の味を占めてしまったら、やっぱり戻れませんね。悔しい位に、カートリッジは金額を積んだら、それだけ分の音質向上が堪能できるのですわ。

ワールド系は特にアナログ蒐集に限界がありそうで、こうしたよく流通した有名盤しか手に入りそうにないが、聴けない作品はサブスク併用で。