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2020/04/29

疫病週間殺人

20200427
FUJIFILM X-T30 XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OIS 2019.04

9月入学期の提案が話題に昇っているが、知事たちは秋口には終息していると見ているということだね。コロナ禍を機に、スケジュール性を海外の新年度期に照準しても、9月以降に第2波、もしくは後年、新ウイルスが起きた場合は、今回のように半年送りに留められなくなり、また4月でいいじゃないかと戻したりと都度ブレが生じる恐れがあるから、要検討だろう。

画像のみ
20200428

ある漫画家が評価していた、ポーランド映画『ブレスラウの凶禍』(2018)をネトフリにて視聴。
うぇ、グロかった。ミステリー、サスペンスの類は好きだけど、殺人手口が残酷。牛皮に生きたまま詰め込んだり、2頭の馬に身体を引き千切らせるなど、連続事件をワンレン刈り上げボブの女性刑事が追う。
この女性刑事がなかなかに不貞腐れたキャラなのだが、後から参戦して助っ人となる女性警官が地のままとしか思えない肝の座りよう。東欧の暗めの面立ちが映画のムードを良く醸し出す。
女性の哀しみを時系列の組み替えにより物語として展開させる。常套的ではあるが、陰惨なトーンとは裏腹な描写に胸を突かれた。
2020/04/26

靄とまどろみの中で

20200425
SONY DSC-RX1R Carl Zeiss Sonnar T*35mm F2 2019.12

スポーツジムがずっと臨時休業で、すっかり体が緩んだ感じ。自宅にはわずか4㎏のダンベルがあるが、効率悪いし外に出ないと集中的にトレ出来ないや。一応、近所は坂道なので勾配を選んでウォーキングするくらいで体を遊ばせてる。
自粛期間が切れる度、以前より更に状況が悪くなってて・・・の繰り返しになりそう。そりゃ防疫徹底してこなかったんだもん、こうなるわ。



mora qualitasは音質が良いからSpotifyでは聴こえなかった音が発見できる。Spotifyは無作為に聴くぶんには一番良いけどね。
ディスクは一枚も持ってないが、サブスク加入する度、なんとなく聞き流しているジェーン・モンハイト、画像の『Lovers the Dreamers & Me』(2008)を聴いてみた。レーベルはコンコード。
最も気に入ってるアルバムが『Home』なのだが、本作も柔らかなアレンジとバッキングに、モノラルっぽい音処理が控え目で、ヴォーカルのドリーミーなムードをより醸し出している。選曲もこのプロダクションに合ってて、個人的好み。
2020/04/23

テンターフィールドの馬具職人

20200422
Panasonic DMC-G8 LUMIX G VARIO 100-300mm F4.0-5.6 II 2018.01

天王寺の理髪店まで外出。いつも指名するスタッフに「大変な時期だと分かっていながら、どうしようも髪が鬱陶しくなって」と挨拶すると、「タイミング良かったです。今後はGWまで臨時休業するので」。
街の景色は、いわゆるモールなど大型施設はほぼ休業で歩道橋は奇妙なほどガラガラ。一方、あべの筋の個人商店などは、ほとんど開いていて、人足は中心部から逸れた感じ。



こちらはピーター・アレンの『Tenterfield Saddler』(1972)。久々にmora qualitasと契約してのリスニングになります。
本作は録音の古さもあって、少々音割れが気になるものの、初期ならではのフォーキーな傾向にして多彩な楽曲群。ひとりビートルズのような作風から、ディキシーランド風のブラスを従えた終曲まで。どちらかといえば全体に英国風の端正な佇まいを感じさせるが、時にフレンチの軽やかさも感じたりと、ユニークな素地で聴いてて自由を感じる。
今のところ中盤(6)「Just Ask Me I Been There」~(7)「Cocoon」あたりが特にお気に入りかな。(8)「Harbour」はこちらが初出か。

▼Just Ask Me I Been There
https://youtu.be/b9ZYnlvetuc
2020/04/21

ジェシカの豹変

20200420
FUJIFILM X-Pro2 XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macro 2018.05

ぼくの住まいの直近の大病院では医療従事者2名が感染、これが院内感染では無く、それぞれ外部で拾ってきたものらしく、いよいよ観念するしかないな、と。
シャープ製品の登録をしていたので、個人向けマスク販売案内メールが早速届いたが、案の定購入サイトは繋がらず。今時、50枚入りで3000円は相応価格らしいが、競って買うほどでもないか。

画像のみ
thesinner

ジェシカ・ビールが製作総指揮・出演するスリラー『The Sinner-隠された記憶-』のシーズン1の全8話とシーズン2の初めまでを視聴終了。
親子連れが、ナイアガラ滝の見物のためにドライブするが、車故障で一家はモーテルに宿泊。一夜明け、息子が淹れたモーニング茶を飲んだ両親が変死し、背景にコロニーで生活するカルト集団の存在が浮かび上がる・・・。

謎めいた思わせぶりな展開に、つい惹き込まれた。最後まで観てから振り返ると、セリフのぎこちないシーンや煮え切れないキャラも、急展開のための計算だと分かる。よく出来てはいるが、地元のコミュニティの描き方が希薄だっただけに、後になってカルト集団との繋がりが色々出てきてもさほど意外性は無かった。

主役の警部補は、ラウンド髭のイケてる中年俳優なのだが、自嘲的な薄笑いが単調な演技に感じられた。シーズン2では、もう少しハキハキとした口調に変わっていて見やすくなっていた(その代わりMっ気の性癖が露呈するキャラになってる)。
驚いたのはジェシカ・ビール。シーズン1と2では犯罪案件が異なるので、連続出演しないと見込んでたが、全く別人にしか見えない役作りでシーズン2に被疑者で登場。体重も少し変えたのか、いやはやメイクで随分変貌するものだ。
2020/04/19

ドリーのハートフル・ソング

猫ちゃんは幾分危なげながらも歩行は可能な様子。高齢にも関わらず飼い主のベッドに無理して飛び上がっていたのが祟ったのでは、と気づきベッドの使用を止め、地べたにマットレスを敷いて一緒に寝ることにした。



ネトフリはユニークな企画をするよねぇ。オリジナル・ドラマ『ドリー・パートンのハートフル・ソング』、ひとまずシーズン1の第1話「ジョリーン」を視聴。
彼女のヒット曲をフィーチャーするだけで本人登場無しと予想していたら、原作・出演も兼ねていた。ベテランのカントリー歌手で女優を務めたこともあるといっても、安手のドラマになりがちなのでは?と、正直なところ懐疑的な視聴始めだったが、ヒット曲の中のヒロインを巧みに物語化しセリフと演奏がスムーズに織り込まれていた。

ここでの主役は、若くセクシーでナッシュヴィルに憧れながらも成功にも恋愛にも臆病な女性。彼女と出会い、演奏の実力を買った地元の主婦との交流をメインとし、情動と貞操のテーマを絡めながら友情物語へと昇華してみせる。ドリーは演奏シーンはもちろん、カントリー・バーの世話焼き主人として心憎い役どころだが、ほどほどの頻度で出張りすぎないのがいい。
2020/04/17

パンデミック映画

20200416
FUJIFILM X-T30 XF10-24mmF4 R OIS 2019.05

20年連れ添ってきた愛猫が急に足の具合悪そうで、水を口元に持っていったり餌皿の高さを調整したり、トイレを近場に引き寄せたりと試行錯誤。声や視線から何を訴えているのか的確に読めたらいいんだけど。



公開当時、作品の存在を知らなかったソダーバーグ監督の伝染病映画『コンテイジョン』(2011)をネトフリで視聴。主演はローレンス・フィッシュバーン、マット・デイモン、グウィネス・パルトロウ、ジュード・ロウ、ケイト・ウィンスレットら。

"2日目"のテロップと共に物語は、出張先の香港から元恋人と共にしたシカゴを経由して搭乗する会社役員(パルトロウ)の熱感を帯びた表情を映し出す。カメラは公共の場で彼女が触れたカップや手摺りなど悉くクローズアップする。各地で同じ症状を発する人物が出始める。そして再婚した夫(デイモン)と息子が待つ自宅で、彼女は発作を起こし、搬送先の病院で急死する。パルトロウの演技が怖い。

CDCのクラスター班(ウィンスレット)による調査が始まり、競技場など大規模な患者収容可能施設のマネジメントをする中、彼女もウイルスに侵される。空地に造られる集合墓地の風景は、まさに最近TVで目にしたばかりのNYの埋葬現場とそっくりだ。
感染拡大のエピソードには、食料強奪、社会派ブロガー(ロウ)による漢方信仰のデマ拡散等、現世界と見まごうようなシーンが畳み掛けられる。

ラストシーンで"1日目"に遡る。ここで初めてウイルスのヒトへの感染ルートが明かされる。映画ではワクチンが完成し、抽選で誕生日別に接種される日が来るが・・・。

2020/04/15

仲が良いのに離婚

20200414
SONY DSC-RX1R Carl Zeiss Sonnar T*35mm F2 2019.12

何故か財政難アピールで人気を博す大阪、いよいよ宿泊施設での軽症者受け入れも始まったようだ。気になるのが、自宅療養者は経過観察後、特に異状なければ再検査無しでそのまま療養解除となること。
医療用防護服不足も今になって市民から雨合羽を代用品として募るという有様で、行政なら然るべきルートから手配できないものなのかと首を捻る。

▼サウンドトラックのジャケ


ネトフリ配信中の映画『マリッジ・ストーリー』(2019)を視聴。監督はノア・バームバック、主演はスカーレット・ヨハンソン、アダム・ドライバー。
いわゆる夫婦の離婚物語。かつての『クレイマー・クレイマー』がどんな内容だったか忘れてしまったが、現代版として観始めてみた。

家庭生活の描写がドキュメンタリー・タッチの感覚で、キャストの仕草が自然で演技とは思えないくらいだ。別居後の互いへの思いやりぶりから、離婚など勿体ないと思わせるほど。
このカップルの原因は、単純に演劇界での共働きである点に尽きると思うのだけど。職場の上下関係がそのまま家庭に持ち込まれ、無理を少しずつ飲み込みながら、それに慣れてしまうと、いつしか互いの役回りに定められてしまう、という。

離婚裁判シーンは、いかにもアメリカンな劇場型にみえて、結婚経験のない自分には、監督が意図するリアリティ部分が冗長に感じられたかもしれない。
劇中、サントラが流れていたことに気づかなかったが、主人公らがミュージカルさながらに歌う挿入歌も、ランディ・ニューマン作だったのだろうか。エンドロールの弦楽も印象的。
2020/04/12

Angels With Dirty Faces

20200411
SONY DSC-RX1R Carl Zeiss Sonnar T*35mm F2 2020.02

医療崩壊危機を念頭に置いたこの検査抑制方針は、ダラダラ対策によるダラダラ感染を招くばかりで、後で感染する人は気が付けば吹き溜まりで雑魚寝させられてるんじゃないかとイメージしてしまう。
まだ自分事じゃない段階で、国内の検査体制は、次のウイルスが来る頃にならないと整わないと勝手に予想していたが、この国はおんなじ事を只繰り返すだけかもしれない。

大阪、退院軽症者の自宅療養案内リーフレットが取り急ぎ上がっているが、どうやら宿泊施設確保不足とみた。保健所が毎日電話連絡で体調確認してくれるそうだが、東京都の職員常駐のホテル隔離措置とはえらく違うようで心配。大阪市の保健所、現在一箇所だけみたい、大丈夫なのか?



最近は、コロナニュースの合間にピーター・アレンの『I Could Have Been a Sailor』(画像)か『Taught by Experts』を交互に聴く日々。
ざっくり言えば前者がAOR寄り、後者がミュージカル寄り、のイメージかな。
どれも曲作りのセンスに優れていて、今一番好きなのが「Angels with Dirty Faces」。ピーターとアドリエンヌ・アンダーソンの共作。こういうミディアム・テンポのポップス、竹内まりやでいえば「消息」とか「OH NO,OH YES!」あたり。ハーモニーがリラックスして楽しめる。CD再リイシューされたらこの2枚のアルバムは是非入手したい。

https://youtu.be/fYhnMSWuOFI
2020/04/10

トラボルタの中性

20200409
SONY DSC-RX1R Carl Zeiss Sonnar T*35mm F2 2020.02

国と自治体の自粛と補償の対象や明細がバラけていて、受け止めかねますね。財政が厳しい地域に住んでると割り食ってしまいそう。
みんな誰かを責めてばかり、という著名人の意見があったが、判断センスに優れた賢い長がなかなか居ないんだと思う。マスクの在庫状況アプリ、そろそろ日本でも頒布してくれるものと思ってた。甘かった。



カーリー・サイモンがジョン・トラボルタとデュエットしたトラックが収録されている1997年アルバム『Film Noir』に関するコメントやり取りの中で、トラボルタのオリジナル・アルバムのおすすめをいただいたので試聴。『Can't Let You Go』(1977)。

トラボルタって、あの濃いルックスに対して、ヴォーカルは中性的な甘さなんですね。でもウェットには感じられず、ピュアなひたむきさで楽曲の良さが届く。さすがに本職では無いので、高い音域になると表現の幅に限界を感じるけど。映画共演したオリビア・ニュートン・ジョンとのデュエット・アルバムもあるが、共演当初からヴォーカルの相性は、それほど良いとは思えないですね。

男性のウィスパリングは、何故か好みが分かれるもので、例えば現在、国内CMで流れる"おうちパスタ"の青年の歌声とか受け付けない。単に何回もしつこいからかな? 録り方の違いもあるしね。
2020/04/08

春は阻まれない

緊急令が出たからといって、辺りは火の手が上がっているわけでもなく、長閑なもの。
ロックダウンでは無いから、たぶん、密かな学生の帰省移動は有り得ると思う。慣れない下宿先に親から「いいから帰れ」と声掛けられると、ねぇ。
そろそろ散髪したいが開いてるだろうか? 

2020/04/05

続・あなたしか見えない

20200404
Panasonic DC-G9 LUMIX G 42.5mm F1.7 ASPH.POWER O.I.S. 2020.03

参考までに府の保健所について調べてみようとネットを辿ると、関係組合の声明で、日々、夜中までの検査作業と問い合わせ応対で疲弊している、と。職員数と保健師の数は全国ワースト2らしい。もちろん保健所の数自体も減らされている。
当時、有事のことを想定していなかった、とは今やTVタレント復帰活躍中の某氏の懺悔の弁。世間の首相へのマスク批判が噴出した後くらいから、またぞろ露出が増えたのが気になる。
ちょうど近所に住む知り合いに素朴な疑問を尋ねてみた。「ぼくは他県からの流入で、どうも地元の人達が何故支持してるのか、不思議でしょうがないんだけど?」と。
「TV、TVやろ」と。お茶の間で馴染んだ顔に入れてるだけだと。「あのころ、俺の姉ちゃんがあいつに入れる、って言うから、俺、絶対やめとけ、と言うたんや」。そもそもあいつを芸能界に引っ張ってきた米タレントも悪いと。
東京で急激に感染者が増えだした数週間前、大阪はちゃんとしてる、との感想が聴こえてきたが、五輪の絡み無しでこの状況はどうだろう。この週末の感染者数急増は、二週間前の自粛要請で府民に"兵庫以外なら何処行っても良し"と解釈させた結果なのでは・・・。



ピーター・アレンの名曲「Don't Cry Out Loud」を他のシンガーが取り上げたアルバムをSpotifyで聴いてみた。メリサ・マンチェスター『あなたしか見えない』(1978)。

こちらもやはりピーター本人のほうが楽曲の本質が表れているように感じた。単純に最初に聴いたものから離れられない耳のようです。
ただ、このメリサのアルバム全体、ブルー・アイド・ソウルの趣でハイトーンのヴォーカルが聴き易い。ふとロバータ・フラックが浮かびました。これは聴き込み甲斐がありそう。
2020/04/03

'90年代の傑作

20200402
Panasonic DC-G9 LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S 2020.03

現時点で、大阪はクラスター発生により既に店名公表されたライブハウス等の補償に応じるとのこと、東京では、自粛要請により営業縮小したバー、ナイトクラブに支援予定。同様の要請している大阪は今後、営業縮小を余儀なくされた夜の小規模経営者にも一律対応するのかどうか。
全国の自治体の対策動向が並行して比較できる珍しい機会であり、よそは巧くやってるな、とか注視しているのだが、地元民にすれば複雑な地域事情など合わせると、手放しで賞賛できる政治家はなかなか居ないものだよね。
以前からSNSでフォローしている東京の写真家先生が、珍しく政治家の発言をリツイートしてると思ったら、ウチの首長でちょっとガッカリ。ビルの家賃支払い等、早速台所が逼迫して苦慮されているのは解るのだが、あの日の首長の発言、当日昼間のワイドショーで、田崎氏に批判されカッとなって強気の反論した延長上にあると思うだけに、煽られてほしくなかった。



ピーター・アレン『Making Every Moment Count』(1990)をSpotifyで。メリサ・マンチェスター、ハリー・コニックJr.参加。
この時代らしいコンテンポラリーAORの趣向で、以前のぼくならすぐにはとっつけないタイプのサウンドだが、ジョニー・マティスのこってりした'80年代盤で馴らした後では、歓迎のゴージャスさ。
本作以前の『Not The Boy Next Door』もざっと聴いたが、'70年代に活躍したアーティストにみられるデジタル時代のサウンド構築の途上に位置した印象で、本盤で完璧に辿りついた感だ。ゴスペル隊をフィーチャーした(7)「So Much Depends on Love Today」など鳥肌。