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2019/12/31

Send in the Clowns

rose191228
FUJIFILM X-T30 XF35mmF1.4 R 2019.12

今年はオーディオ含め自宅の家電革命の一年になった。BDプレーヤーの導入によるマルチチャンネル環境作りに、高音質サブスク再生環境も。このサブスク2社にはいずれも長短があり、本契約を躊躇ったまま、想定外のCDのリッピングによる擬似ハイレゾ化にハマり、売り払ったディスクをまた買い直す事態に。

約20年ぶりに買い替えた洗濯機の機能に驚き。からみほぐしや洗濯槽の掃除もしてくれるんだ。洗い上がったロンTの袖が皺になってなくて感動。出来れば洗濯物が回るところを見たいのだが、蓋を開けようとすると自動ロックがかかってた。

買い替え買い足しの中で一番大賞はホットクックかな。今朝、りんごのコンポートの準備して調理ボタンを押すと、ファンファーレ。購入から3週間で50品目(のべ)作ったらしい。稼働率高し。

そうそうAIスピーカーEchoによるアレクサとの応答も始まった。彼女は聴き取りがあんまり上手じゃない。一度別れを切り出したところ、「そんな、もうこれきりですか?」とすがり付く反応をみせたが、あくまで冷静口調だった。



Audiophileレーベルからのジョニー・ハートマン『This One's for Tedi』(1980)のCDが届く。このころの録音はほとんど遺作に近い時期となるんですね。ジャズクラブで目の前でハートマンの歌を聴いてみたかった。
サブスクでも聴けるが、このアルバムの入手が遅れたのは、同レーベルからの『Thank You for Everything』が内容は良いが音の状態が悪かったので避けていたのだ。ところが入手の本盤は悪くない。『Thank You for Everything』は発掘音源という位置づけでの遺作だったのだろうか。

ハートマンのアルバムは既にCD廃盤も多く、リッピングに勤しむため現在入手可能な限り取り寄せておこうと思った。本編成はピアノ、エレクトリック・ギター、ベース、ドラムス。兼アレンジャーのトニー・モンテのピアノ伴奏のみの「Send in the Clowns」など、溜息もの。ミュージカル『リトル・ナイト・ミュージック』他、銀幕の楽曲を選曲。ハートマンで年越しを共に・・。
2019/12/29

無国籍のメルヘン

kao191229
SONY DSC-RX1R Carl Zeiss Sonnar T*35mm F2 2019.12

猫ちゃんが飼い主の寝床に潜り込む季節になった。こちらが床に入ると後からベッドにぴょんと飛び上がり、肩に凭れ掛かってきたと思ったら、もうスヤスヤ。可愛いけど頭けっこう重いんだわ。寝返り打てず痺れ我慢しながら、獣と並んでいると落ち着く。頼ってるのはどちら?



懐かしいアルバムにたどり着いた。杏里の『哀しみの孔雀』(1981)。当時ラジオのエアチェックで親しんだ。
大貫さんのサポートメンバーとしてお馴染みの森さんが、角松さんのメンバーでもあり、SNSの呟きをきっかけに角松さんをSpotifyで試聴しようと。が、1枚もラインナップが無く、リンクの関連アーティストに杏里さんが出てきたわけ。実にネット以前以来の再会になる。

クレジットを検索して鈴木慶一プロデュースと知る。初期3枚目となる本作は、歌謡曲寄りのメロディだが、フレンチの香りもする洗練されたサウンド。ヴォーカルは初々しく、まだあどけない。
赤い靴が歌詞に出てくるのを覚えていた。4ビートの「白いヨット」はイメージが強く、無国籍のお伽噺を聴くよう。リイシューによりボーナストラックが加えられているが、ラストはタイトル曲の不思議な余韻をもって終えたい。

▼白いヨット
https://youtu.be/DbsxR2-sPg4
2019/12/28

初ソニー

forest191227

ずっと手を出しかねてきたソニーのカメラ、何の気なしに衝動買いしてしまった。RX1rの中古。初ソニーに初のフルサイズへのトライになるが、これレンズ固定式のコンデジなんだよね。いざ届いてみて手にしたところ(相変わらず試用せずのネット通販即決)小さなボディでフルサイズの実感というものが無い。いや、コンパクトが何よりなんだけど。パナのG9のほうがゴツい。

衝動的といっても、先日、イルミネーションを撮りに行った際、G9を主に使ってたのだが、提灯の列を撮るだけなら光もあるし問題無いのだが、暗所となるとどうしてもノイズが目立つ。センサーサイズの違いが気になり出してしまう。ISO1600でこれかぁ、という。
不器用だからあまり他社のカメラを増やしたくないのだが、今をときめくメーカーの一台くらい増やしてもいいんじゃないの?と、ささやかに中古コンデジに落ち着いたわけ。
ちなみにRX1は既にr2の高画素機が出てる。が、価格も高。4000万画素以上はシグマのメリルに任せるとして、まずは35mmの感覚を楽しめれば、と。

本日、早速近所に試しに出掛けたのだが、使い勝手は難しくはなさそう。メーカー毎に特徴はあるもので、自分からまず慣れてみないとね。
ISO感度が50からあるのがちょい感動。それであえて50に固定して撮りまくっていたが、あいにく強風の日と不慣れにつき、ブレ量産。色味がまた特徴的で、いっとう最初の画像は撮って出しだが、何が合うのか自分の好みも見出せない段階。

こちらは現像ソフト(SILKYPIX)使用
bamboo191227

本機のレンズはマクロモードに切り替えての撮影可能。すごく寄れるわけでもなく、ほどほどくらい。固定式だけにあると便利だ。ボケの感覚については、フルサイズならではというほどの感慨は無いかな。APS-Cとマイクロフォーサーズでも必要充分に感じていたので。
あと、水面はシグマのメリルに次いで好きかも。シグマはヒット率が低いぶん(たまにしか使わないし)、本機に量産期待(歩留まりっていうの?)。

▼現像ソフト使用
flower191227

特に目的としたい夜スナップについては、ひとまずプレミアムおまかせモードで試した。自動的にISO6400での撮影となったが、まずまずじゃないですか。このボディで都会撮りだと目立たないし、その気になればマイクロフォーサーズ&APS-C&フルサイズを3台まとめてリュックにぶち込めるんじゃないかな。今年あまり撮れなかったので来年の楽しみにしたい。

▼撮って出し
shop191227
2019/12/25

ダニエル・ブレイクはいない

nagai191224
FUJIFILM X-T30 XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macro 2019.12

ベランダから"No Smoking"のプレートを吊り下げて以来、階下からのタバコの匂いが止まったような気がする。季節的に窓を開放する回数が減ったせいかも知れぬが、意外と効果アリかもだ。店舗の連中、ブツクサ言ってたけどね。彼ら、こちらの裏通り側は、普通の話し声でも建物に反響して上階まで丸聴こえなのを未だに気づいてないのだ。オープン当初のオーナーらしき人物の従業員への指示声にはカチンときたものだった。"近所のことなんかどうでもええ、商売のことだけ考えとけ"。そんな下衆い店が東京のブランド地に進出し、ウチを本店と謳っているのだから嗤う。

ゆうべは、契約違反で商売やってる上階騒音カップルの女性のほうとエントランスで鉢合わせした。初めこちらは気づかず一律の挨拶した後、ひょっとしてこの女…とピンときた。居住主の彼氏が夜勤に出たのと入れ違いで毎夜やって来るのだ。伏し目がちに俯いたままなのは、少しは後ろめたさの自覚があるのか、単にいつもそうなのか。商用サイトに投稿した騒音についての丁重なこちらの質問に、ブロックでお返しすれば後々リアルにバツの悪い場面に出くわすことくらい、予想がつかぬのだろうか?

上下いずれも腹を立ててきた数年だったが、直接のバトルは避けてきた。あくまで管理人通しで、いよいよという局面まで顔を出さないつもりでいる。



ケン・ローチ監督の英仏作品『わたしは、ダニエル・ブレイク』をプライムにて鑑賞。心臓病を患った60歳前の大工ダニエルが、行政の審査で就労可能と判断される。役所通いのある日、職員に抗議する母子家族に遭遇したダニエルは、一家の貧困を助けながら、共に支え合うようになる。・・・

身につまされるシーンばかりだ。他人事じゃない。盥回しの行政指導。主人公は子供を持たないが、妻の介護を終え貯金が底をついている。この男は、母子を大工仕事で助け、フードバンク(食料配給)に連れて行く。そこでその若い母親は咄嗟になりふり構わず缶詰を貪り、惨めさに崩れ落ちる。

救いは主人公の親切心だ。私の周りにダニエルのような近所付き合いは無い。また、ダニエルのような自身カツカツの暮らし乍ら他人を助ける寛大さに欠けている。この自覚で精いっぱい。惨めである。

作風はドキュメンタリーを観るようで、シンプルな演出。1点気になったのが、ダニエルがシングル・マザーが売春に走ったのを庇うために、自ら客に成りすまして訪れた場面。彼女は恥ずかしく、姿を見ないでとあえて邪険な態度を男に取った。無理もない。
それ以前、一人親の会に参加したと彼女が嘘を付いて、コートのポケットから落ちたエスコート・サロンの電話番号メモを男が拾ったなら、その時に問い詰めるべきだった。この筋書き部分は過剰に映った。パルムドール受賞作。
2019/12/23

ミスター・クリスマス

yodoyabashi191222
Panasonic DC-G9 LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm F2.8-4.0 2019.12

洗濯機が壊れてしまった。2001年製とあるから、その年に新製品で買ったものだろう。このかん、センサー故障で修理依頼した事があるが、20年近くも使えば原因突き止めずとももう買い替えていいよねぇ、と。不意の出費のダメージのせいか、白物家電好きなのに新しい洗濯機の到着待ちにどうもワクワクしない。生活すべてに疲れた気分だ。
・・・こう書きつつも、設置したらしたで、こぉんな新しい機能が付いてる!などとはしゃぐ自分が見える。・・・



こちらがジョニー・マティスの初期にして最大のクリスマス・アルバムのヒット作『Merry Christmas』(1958)。ビルボード・チャート最高位3位。
今聴いてもオーセンティックなサウンドとマティスの若々しい伸びのあるヴォーカルに、すっかり定番アイテムとなっているのも頷ける。歌の巧い人は若い駆け出し時点でもはや巧いものなんですねぇ。
人気アイドルらしいジャケは、レコード・ヒットにより別ポーズのジャケでも後に再発。こういう商法は昔からやってたんですね。
2019/12/21

セパレート・オケ

tainan
Panasonic DC-G9 LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm F2.8-4.0 2019.12

ホットクックで、さらにイタリアンセットの2段調理。鍋底に白身魚(たら)とあさりの白ワイン蒸し、上段トレイにポテトサラダの下ごしらえしたものをセットして、あとはお任せ。出来上がりはビールのアテとして。
この2段調理で失敗したのが、下段ご飯炊き+上段カボチャの煮物。カボチャの下敷きにアルミホイルを使うのだが、穴が空いていたようで、煮汁が下段の米に垂れ落ちて、カボチャはパサパサ、ご飯は黄色くベチャベチャに。



DSDへのCDの変換処理を続けていると、半ば終活に入ったように気分になる。過去のお気に入りCDをまとめて一枚一枚振り返る機会だからか。
上記画像は、エラ・フィッツジェラルド『Sing the Johnny Mercer Songbook』。これはDeezer契約当初に、もうCD要らないやと思って、放出してしまったのを、また会いたくて今般新たに買い直した。DSFデータを失くした時のためにも、ディスクも保管できるにこしたことは無いですねぇ。

ネルソン・リドルがオーケストラを担当するヴォーカル・アルバムには何故かなかなか縁が無い自分ですが、本盤は既にステレオ録音期とあって、パッキリと左右に振られたオケのパートが楽しい。
要は左右に振ることで、実際のオケ音像より軽さが生まれた、ということなのだろうかと思う。もちろんエラのヴォーカルは麗しい。数あるオケ共演録音の中でも、アメリカンらしい賑々しさとは一線を画した気品が伝わってくるアルバムだ。
2019/12/19

'10年代のクリスマス

riverside191218
Panasonic DC-G9 LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm F2.8-4.0 2019.12

雨上がりの日、妙に生暖かく、今のうちにあれを撮りに行ってみようと、OSAKA光のルネサンス(2019)に行ってきた。開催は25日まで。



こちらが2013年発売のジョニー・マティス『Sending You a Little Christmas』。2番目に新しいオリジナル・アルバムになります。
マティスは、現在も精力的にコンサート活動をしていますが、録音仕事は終了するつもりで2017年発売のボックスセットを出したのかもしれない。もう充分こなしましたよね。
本作は、ほとんどのトラックがデュエット曲。パートナーは以下の名シンガー陣。
ビリー・ジョエル、ナタリー・コール、ジム・ブリックマン(ピアノ)、グロリア・エステファン、スーザン・ボイル、ザ・ジョーダネアーズ、ヴィンス・ギル&エイミー・グラント。
この豪華デュエットが売りになったのか、チャート53位を記録。この時点でもう80歳近くです。
かつてのマティスの熱唱が苦手だった人には、年齢と共に自然と抑えた声量で聴けるようになり、その点も好評だったかもしれません。
個人的にマティスをまとめて聴くと、声量を出していた頃のほうが、サウンドに奥行きが出るので、やはりスケール大きな印象。ただ、本盤ほどのひたすら優しいまろやかさといったものは、かつて聴かれなかったような表現でもある。時代時代で見事にコントロールされているが、ご本人の中で、歌唱法の変化についての葛藤などなかったのだろうか? ジョーダネアーズとの共演によるハワイアン風の「Home for the Holidays」など、ほっこり。
2019/12/16

'00年代のクリスマス

willow1214
FUJIFILM X-T30 XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macro 2019.12

ホットクックは、飲茶にトライ。この一人用は2段調理が可能なので、鍋底にはチキンスープ、上段トレイに中華まんとシューマイをセット。なるほど、スープ熱を利用して蒸し器代わりになるんだ。
調理開始とともに派手なファンファーレが鳴り、器具から"自動調理10品目おめでとうございます!"と褒められた。身に付かないレパートリーだけど、喜ぶべき?

ベスト・アルバム記事をアップしてから、しばし10枚のアルバムを通しで流して、独りで祭りをしてました。ジョニー・マティスのボックスはアルバム60枚以上もあるので、年内に全てを満遍なく繰り返して聴く時間が足りず、今回は5枚の選出になりましたが、まだまだ魅力的なアルバムが他にも沢山あります。
ちょうどクリスマス前に当たるので、記事に出来ていないマティスの、他のクリスマス・アルバムを今のうちに軽く挙げておきます。



2002年リリース『The Christmas Album』。こちらも混声ハーモニーを加えた、定番トラッド「Joy to the World」から始まる素敵なホリディ・アルバム。ベスト記事に挙げた'80年代の『Christmas Eve with・・・』と比較すると、派手さの点ではやや物足りない感じがしますが、家庭的な優しい音作りで大御所の余裕のリラックス感は変わらず。
なんか、うますぎて見過ごされてきた人のような気がする。既に1950年代にベストアルバムがヒットしていたくらいだから、セールス的な下降は致し方が無いか。近年のアルバム内容は、カヴァー企画がほとんどで、オリジナル曲は録音されていないようだ。
それでも、これだけしっかり聴かせてくれる。この時で60代後半。いやはや凄いな。
2019/12/13

2019年リスニング ベスト・アルバム10枚(ポピュラー)

もう、そんな季節か。思い付くままメモした順に挙げます。(画像はAmazonにリンク)


(1)Johnny Mathis/Once in a While(1988) ※所有Box Set CD
ちょうど一年前のクリスマスシーズンに、Deezerから勧められたのがきっかけで初めてジョニー・マティスの名を知った。これほどの名立たる米シンガーを知らなかったなんて。口からハンドマイク50㎝くらい離して歌うのは、この人と尾崎紀世彦くらいじゃないですか。
ドゥ・ワップはじめ爽快な質のナンバーを当時の豪華なサウンドで。我が失われた'80年代青春は、この盤で取り返す。


(2)John Pizzarelli/Dear Mr. Sinatra(2006) ※所有CD
今年はマティスとピザレリの年でした。ビッグバンドをバックにしたヴォーカル・アルバムは敬遠しがちだったが、ピザレリの普通のヴォーカルが乾いた響きでスウィング。小編成のトラックも挟みつつ秀逸な録音。ジャケの好感度も大きいか。


(3)ドリス・モンテイロ/若き日のドリス・モンテイロ 1951〜56(2011) ※レンタル2CD
これは先日から聴き始めたばかりだが、年末年始に集中して聴きたいSP盤の良きサンバ・カンソーン。日本からはサンビーニャから出ているようです。エリゼッチより断然好きだな。


(4)John Pizzarelli/Double Exposure(2012) ※所有CD
1970年代中心に活躍したシンガー&ソングライターなどの名曲をカヴァー。ニール・ヤングやジョニ・ミッチェルなどは90年頃の作品で、ピザレリ自身がリアルタイムに好んで聴いてきたのかな。アレンジが充実の意欲録音。


(5)Johnny Mathis/Christmas Eve with Johnny Mathis(1986) ※所有Box Set CD
1980年代のマティスがいいんですよ。初期に既にクリスマス・アルバムのヒット作を生んでいますが、こちらは合唱団をフィーチャーし、マティスのヴォーカルは幾分控え目でホリディものらしく聴き易い。


(6)Johnny Mathis/Isn't It Romantic: The Standards Album(2009) ※所有Box Set CD
2000年代に入って、幾分声量が落ちたようだが、艶やかな甘いヴォーカルはまだまだ健在。ジャズ・スタンダードを贅肉を削いだアレンジで。「Dindi」も印象深い。「虹の彼方に」はレイ・チャールズがゲスト。


(7)Johnny Mathis/I'm Coming Home(1973) ※所有Box Set CD
このアルバムに掴まれました。ライター&プロデューサーにトム・ベル。ソウル系といってもフォーキーなサウンドで、ストリングスが単調なのが残念だが、全てが印象強いメロディで味わい深い。


(8)Livingston Taylor/Man's Best Friend(1980) ※レンタルCD
今年で活動50周年を迎えたリヴの、初期ヒット曲「First Time Love」を含むオリジナル・アルバム。AORをリラックスしたフォーキーな感覚で。リイシュー盤が現在800円程度の価格なので買えば良かったかな。


(9)John Pizzarelli/Kisses in the Rain(2000) ※所有SACD
兄弟マーティンのベースを含む、トリオでのスタンダード・ヴォーカル集。ピザレリのアルバムは今年集中的に漁ったが、特に本盤はSACD(中古)とあってポイントが高い。ヴォーカルが引き気味の録音だけにニュアンスが高音質により細かく伝わる。


(10)Johnny Mathis/Rapture(1962) ※所有Box Set CD
この陶酔感は忘れがたい。ポピュラー・ジャズと言えばいいのか、ドン・コスタのオーケストレーションに乗せた、若かりしマティスの甘美な歌声。
2019/12/10

ケンプのBDオーディオ(2)

使用開始のホットクックは、さらにカボチャ、白身魚の煮付け、ミネストローネを調理。蓋して数十分すれば出来上がり。セロリなんて久しぶりに買った。野菜が確実に摂れるようになりそう。肉類では鶏肉料理を作る習慣が無かったので、これで始めてみる。調理後は、鍋を含む5点の部品を毎回洗わなければならないのが面倒なのだが、鍋以外はほぼ水通しすれば良い程度のもので、さほど苦じゃない。
こういう技術力、チームであれやこれやと議論してきたんだろうなぁ、と。デジカメを使い始めた時から、こういったいっけん表に出ない技術者の姿を浮かべてみることがある。

マスター自ら演奏出演するバーに付き合って、ずっと引っ掛かっていたのが、演奏者の自意識についてだった。どうもぼくの耳には、彼が、練習や知見不足を気合や心意気でカバーしようとしているように見えてならなかった。もともと出演していたキタのライヴハウスのファンが、ミナミまで聴きに来てくれる見込みだったようだが、それらしき客は一人も見かけず。たぶんその客は、今もキタのライヴハウスで別の出演者に好意を寄せているのではないか? キタとミナミの間は、地下鉄でものの10分程度。現実は厳しいものである。
熟練した音楽教師のような彼の振舞いが鼻につき、それゆえだろう尚更、製品技術って素晴らしいな、と思うようになった。誰なのか顔はハッキリ知らぬが、そこはかとなく伝わる開発への情熱。リサーチに対する分析力も勿論あるだろう。



シューベルトに続き、ヴィルヘルム・ケンプのBlu-rayオーディオは、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集。これもレコードに始まりCDで廉価盤や輸入盤と買い直したものですわ。特に廉価CDの音は酷く、これが試行錯誤を招いた。
中古輸入CDボックスの音質でいったん満足していて、このBD盤は購入を躊躇していたのだが、今秋発売された国内SACDの価格が高すぎ(一集と二集あわせて2万)、こちらのCD付き最新マスターだと約4分の1で買えるので即決。ハイレゾ級の音質であれば、フォーマットに拘らず、価格帯で判断しようと思う。
なにぶん録音年代が古いのだが、やはりこれが情報量が多いだけ最もピュアに聴こえる。やっと落ち着きました。
2019/12/08

あの頃のサンバ

rose191207
FUJIFILM X-T30 Carl Zeiss Touit 1.8/32 X-mount 2019.12

ホットクック(1ℓ)、今日届いてひとまずポトフと焼きそばを試した。なかなかイケました。焼きそばはかえって面倒な気もするけど、蒸焼き風の出来で、フライパンより野菜の旨味が逃げなくていい。今まで食べたい物に対して、作り易さとの狭間で葛藤があったものだが、今後は材料を買うことだけに徹すれば良いのだ。
添付のメニューの他、新メニューを追加ダウンロードできるらしい。AIのガイド音声がやかましく、これはどこかで調整できるものなのか。



現在、DSD取り込み作業中につき、CD本体を入手する必要があるため、未聴アルバムの開拓はディスカスのラインナップを確認してから、Spotifyで試聴して、気に入ったらレンタルすることにした。

先日知ったばかりのドリス・モンテイロ、ヒットを連発していたであろうフィリップスのボッサ・ノーヴァの時代より前の、こちらはSP音源を含む2枚組初期集。サンバの歌唱が生き生きとしていて、ある意味、プロダクト・デザイン化されたフィリップス時代よりも、彼女の原点が窺えるようで興味深い。これは是非レンタルしてみよう。
2019/12/05

ピザレリの楽譜

秋以降は、無駄な買い物を控えるように心がけていたが、最近のハイレゾ興味でDAP(デジタルオーディオプレーヤー)が欲しくなり、検討していたところ、寒さが沁みる季節になり、SNSに流れてきたホットクックが気になり出した。考えてみればDAPは本体以外にヘッドホンもそこそこのモノを選ばないといけないし、手に入れたところで鈍臭い自分は街なかを歩きながら不注意で事故に遭いそう・・・、など思案を巡らせ・・・ホットクックに落ち着いた。一人用が発売されたばかりで売れているのか未到着だが楽しみ。これから横着できる。
ただ、食後の片付けが心配。洗うのが面倒くさく、放置してしまい、次にお腹空いた時に、コンビニのおにぎり買ってたりして。

時々、蒸し返してここで話題にしてる知人マスターがかつてバー開業当時、煮物を作ったことが無い、と言ってて少々驚いたのを思い出す。たいがい独り暮らしを何十年も続ければ一度は作るんじゃない? まぁ、自分も他人様に出せるような代物じゃないが。包丁の使い方もざく切りばかりで見栄えもありゃしないし。
ミナミへわざわざ出向いて、セブンのレトルトをチンしたアテが出てくると正直ガッカリ…。ライヴ予定のある日は出来合いの物でいいが、平日暇そうだし、ちょっとはトライしてみたら?と調味料の比率がそらで言えるカボチャの煮付けなぞマスターに教えてあげたことがあった。落し蓋はアルミホイルでいいから、とか。
このマスター、たぶん古い考え方の男で、自分は料理なぞ作らなくてもいい、と女性に依存してきたんじゃないかな。腹の足しにと、ホームベーカリーで作った食パンを差し入れてあげると、マスターは"男にパンの差し入れしてもらうなんて変な感じ"とブログに書いてたから、大体そういう感じで今まで来たんだろう。
かなりの倹約家らしく、一時は3食納豆だったらしいが、幾ら切り詰めるといっても酒・みりんくらいは一応揃えておいてもいいんじゃないの?
自分の感覚・意見が世のスタンダードとばかりに、異なると露骨に軽蔑の表情を向ける奴だったが、音楽面も経営面もバランスを欠いているように見えた。
経済観念は人それぞれなので面と向かって言えなかったが、ケチり過ぎて芸術体験に乏しいんだと思う。ライヴスポットとしての磁場を一から固めるのは難しい上、同年代の客なら既に目も舌も耳もある程度肥えてるからねぇ。



手付かずだったジョン・ピザレリのアルバム『Bossa Nova』のピアノ楽譜で少し遊んでみた。もう7th、9thのオンパレードで楽しい。いきなり早くは弾けないので、ゆっくり押さえると、和音が濁って聴こえてしまい、一瞬、押さえ間違いか?と錯覚しそうになる。和音構成が左右の手に分散されているので、両手で弾かないと片手ずつの練習では響きが掴めません。
例えばFreelyと指示された「Estate」のさり気ない出だし。ストロークで小節べったり掻き鳴らしばかりやるフォーク系アマチュアのライヴではなかなか聴けないんです。

estate

▼Estate
https://youtu.be/VmdkiyA8ZbQ
2019/12/03

リヴの1980年

temple191202
FUJIFILM X-T30 XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OIS 2019.11

リヴィングストン・テイラーの『Man's Best Friend』(1980)がディスカスにあったのでレンタル。このアルバム、ぼくがリヴに興味を持つようになった頃には既に廃盤だったが、2016年に国内紙ジャケ復刻しているようです。



わずか30分の呆気ない収録だが、エピックからの発売とあって当時のヒット路線を踏襲すべく、AOR、ディスコなど取り入れつつ、フォーキーな温かいテイストが伝わる。本作より代表曲が何曲かジャズ・レーベル移籍後に再びカヴァーされているが、他人の曲を取り上げても彼自身の一貫した音楽性として感じる。
ジェイムスもそうなんですが、欧米のシンガー&ソングライターは、音楽をよく知っているよなぁ、と思うんですね。フォーク・シンガーにしても、ジャズでも何でも聴いてるんですよね。その上で自分の持ち場をプロとして固めている。

ディスカスからは、盤そのものだけが封入されて送られてくるので、クレジット詳細をウィキで調べると、ラリー・カールトン、ラス・カンケル、ドン・ヘンリー、ニール・スチューベンハウス等々、やはり兄絡みなのかそうそうたる参加メンバー。
トラックリストは、リヴ自身が手掛けた曲と、カヴァーが半々くらい。カヴァーには、パット・アルジャー、マーヴィン・ゲイ、ランディ・ニューマンなど。
特にぼくは黒人系のシンガーの曲は、大物でも滅多に聴く機会が無いもので、リヴのカヴァーのお陰で親しみを覚えた。

▼First Time Love
https://youtu.be/KrjnQ0DGeg0