FC2ブログ
2019/11/30

苦境の境界

temple191129
FUJIFILM X-T30 XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OIS 2019.11

中島みゆきさんの『夜会Vol.20 リトル・トーキョー』ブルーレイを鑑賞。彼女の夜会ビデオは数作ぶりの購入。
ゆうべ一通り初めて観たんだけどエネルギッシュだった。トレイラーのテロップ通り、笑いあり涙あり、でした。ハイライトの「リトル・トーキョー」のダンス、あれ皆で相当練習したんでしょうね(振付担当はラッキィ池田、他)。ああいう勢ぞろいでのレヴュー的な場面は、かつて無かったんじゃないでしょうか。



むかし夜会Vol.11『ウィンター・ガーデン』を出張ついでに文化村で観た帰り、立ち寄ったバーで偶然鑑賞帰りの客と居合わせた折、その人が"途中で拍手する顰蹙者が居たね"と言ってて、確かに当時から夜会は最後まで集中して観てから喝采をおくるのが暗黙のマナーになっていた。今回は、北のホテルに誂えたパブのステージに、キャストが思い思いに演奏するシーンがあり、客席から都度拍手するムードが出ていたのが良い。
既発表曲が組み込まれたのもリラックスできる要素だった。ぼくは『今晩屋』『橋の下のアルカディア』あたりから、全曲書下ろしまで縛らなくても…と思い始めていただけに、「野ウサギのように」「思い出だけではつらすぎる」「テキーラを飲みほして」「紅灯の海」の挿入は嬉しかった。そしてキャストによるリード・ヴォーカルの配分も自然に受け止められ、本人が全編歌い切らないことへの不満は不思議と無かった。ヅカ出身の植野さん、だいぶ歌上手くなったね。
とりわけ助演の渡辺真知子さんの役割も効いた。聴くのは久々だがさすが音程が良いですね。

観劇にあたり意味性を同時に追求するのが大変な夜会、今作はそれをおいても歌のアンサンブルで充分楽しめる。これほどのステージを完成させたなら、コンサート・ツアーが終了してしまうのも納得できる。残念ではあるが、彼女をこき使っちゃ申し訳ないでしょ。
終盤の「月虹」には驚き。この世の者では無い歌のようで。まさに幽霊役なんだけど。とんでもないシーンを目にしてしまった。
何故、この設定でこの筋書きなのか、一気に謎は解けないが、ヒロインは生きた霊として、また、動物が人間のように振る舞う。自然界と人間界の区分。このかんを行ったり来たりするように観ているうち、現実の自分の苦境が小さなものに見えてきたような気がした。
2019/11/28

ミーツ・エリントン

nanko191127

ツタヤ・ディスカスも思ったほどのラインナップでは無いですね。特にワールド系は期待できない。図書館のことをすっかり忘れていたので、そちらも覗いてみるか。
ピザレリのCDは、ディスカスに丁度持っていないアルバムだけ扱われていて早速借りたのだが、うち一枚はリッピング不能だった。通常再生には問題無いレベルだと、クレームは入れづらいですねぇ。

こちらもストリーミングで試聴済みだったが、新品が1000円程度であったので購入して早速DSFファイル化。ジョン・ピザレリ『Rockin' in Rhythm』(2010)。



エリントンへのトリビュートがコンセプト。ブラス編成で、ニューオリンズ系の色合いだ。ヴォーカルは変わらぬピザレリ節。
彼、昨年末に来日してたんですね。東京と名古屋。名古屋までだったら今度行けるかな。
リズムはもちろんハーモニーのまとめ方が行き過ぎもせず、バランスが丁度。知人の演奏のような"俺ってスゲエだろ?"と、やたら俺推しの傲慢さとは正反対の、先人から受け継いだジャズメンのマナー良さが伝わってきます。本国でTVショウのホスト役を担うのも頷ける。
2019/11/27

アルバムより映像?

朝のウォーキングに出てみると、マンションのゴミ捨て場に50㎝ほどの高さのCDラックが放置されていた。これは使えるかも、と拾ってみた。例の引越し家族が置いてったのかな。けどこれ、ご家庭特有の匂いが染み付いているので、しばらくベランダに出して曝しておく。



中島さんの新作夜会『リトル・トーキョー』映像作品が本日発売とのことでロング・ヴァージョンのトレイラーがアップ。
先日、全国ツアーとしてはラストとして日程発表された彼女、来年発売予定のアルバムの収録曲の一部を聴いた限りでは、彼女もだいぶ喉が辛そうだな、と感じていたのだが、本トレイラーを視ると、よく出ているみたい。買おうかどうか迷う。

最近の手持ちCDのDSD取り込み作業で、唯一アップサンプリングの効果が感じられないのが彼女のアルバムなんだよね。ポニーキャニオン時代の音のほうが良い。彼女が自身、取締役となるヤマハミュージックコミュニケーションズに移籍してからの独立レーベルとなって以降、最近の音のほうが硬くペラペラに感じられるのはどうしたものか。盤製造上の違いでもあるのかしらん?

今回の映像を聴くと、彼女はサラウンド再生での音像のほうが、臨場感があり向いているのかもしれないと思った。オリジナル・アルバムもマルチチャンネル録音が、スケール感的に合ってる人なのかも。
2019/11/25

ヒッチのノンフィクション

worker191124
Panasonic DC-G9 LEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4 2018.12

同じフロアのご近所さんが、ついに引っ越しされた。行き違いでお別れの挨拶が出来なかったが、やはりパン屋の早朝の業務用ミキサーの轟音に耐えかねたのだろう。ウチは独りだから、なるべく離れた部屋でドアなどで遮音して寝るようにしたけれど、あちらは家族暮らしだから、小さなお子さん達が真上で寝付けなかったのでは? テナント入れ替えで環境が急に悪くなってしまった。
ウチもこの場所にしがみつく理由も無いのだが、ちょうど『禁煙』のプレートを取り寄せたばかり。自室のベランダから下に吊るすことにしたのだ。理由はやはり店舗の従業員の休憩中のタバコ。
ステッカーだと雨に濡れて剥がれてしまうので、どうせ買うならとレトロな風情で紐を通せるモノにした。どうせ連中、これくらいの警告で止める気にもならないのも分かっている。せいぜいプレートのド真下でプカプカやるがいい。



ネトフリ解約して、先日から買ったまま寝かせていたヒッチコック監督、ヘンリー・フォンダ主演『間違えられた男』(1956)をブルーレイで初鑑賞。
この作品、実話に基づくとのことで、タッチが他とは異なる印象。つい仕掛けを期待してしまうぼくには、今の感覚では呆気なく感じたが、逆に抑制が冴えたフォンダの演技が見ものだろう。家族とのコミュニケーション以外、警察とのやり取りでは、されるがままの無口な男の心中を観る者に想像させてくれる。

フォンダに似た真犯人の強盗の風貌、確かに目鼻立ちははっきりしているが、背格好と帽子とコート姿が同じというだけ。あれほど証言台で断言した女性達の、ラストでのバツの悪そうな姿。
生活苦に夫の誤認逮捕と悩まされ続けた妻(ヴェラ・マイルズ)は、精神を乱して療養所に移るが、患者を取り巻く描写の仕方にはどうかと思う所はあった。
2019/11/22

安価なハイレゾ(2)

この春にカメラのキャッシュバック手続きをした際に発行された振替払出証書の手続期限が迫っている事に気づいた。今日は行けなかったので月曜。まさに期限日。
この件を思い出して、ちょっと気が大きくなってハイレゾ買い物を追加しました。カーリー・サイモンの初期ワーナー・エレクトラ時代の音源をコンパイルした『The Studio Album Collection 1971-1983』(2016)。全11枚分、全113曲。ダウンロード時間は約30分。

▼オンキヨー・ハイレゾの当該ページ
https://www.e-onkyo.com/music/album/wnr603497902309/

今でもよくリピートするアルバム『Another Passenger(見知らぬ二人)』のみ当初ハイレゾ購入し直そうかと思ってたんですけど、単品だと2500円、こちらの全集では一枚につき1700円ほどとお得。
当然、どれもCDで所有しているアルバムばかりですが、これだけまとまった形で買い直すのは、この人くらいだろうとゴーサイン。
このアイテム、CDでもリイシューされていますが、いつかリマスターBOXが出るんじゃないか、とずっと待ってたんですね。今年に入って、同じワーナーだった彼女の元夫ジェイムス・テイラーのBOXも出たことだし、タイミングの悪いぼくの事だから、直後に彼女のも出そうな気がするけど、商業的にはカーリーはライヴ活動が少ない分、ネーム・バリューの割には売れそうにないという会社側の判断があるのかもしれません。
それに本来、リマスター化すべきは、この後のアリスタ在籍期なんですよ。デジタル録音に突入してから不自然な音圧感。ミックスからやり直すべきかもしれない。

ちなみにメアリー・ブラックのハイレゾ販売は皆無。わりと最近、ジミー・マッカーシーのトリビュート集として珍しくSACDが出ていて、これが唯一のメアリーの高音質盤かと。ただ、過去音源と最近録音でプログラムされていて、やはり新旧の歌唱のコンディションの落差が気になるため、ぼくは未だ買ってません。

このように海外ハイレゾ販売サイトの価格なども参考にすると2000円以下であれば視野に入れてもいいかと。
何度も買い直してアホみたいだが、ぼくの人生ではレコード時代はほんの一時期だった事になる。アナログ期からもっと何件も買い直した御仁もきっと居られるはず?!

▼He Likes to Roll
https://youtu.be/Eesn57H-hKg
2019/11/20

優男のビートルズ

cosmos191119
Panasonic DC-G9 LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S 2019.11

メアリーと共演したアイルランド国立オケ、アルバムを引っ提げた国内ツアーが控えてるらしく、ということは彼女も出演する筈で、大丈夫だろうかと心配になる。今まで力一杯歌ってきたからねぇ。
ぼくが好んで聴いてきた女性シンガーの中で、最も息が長いのはたぶんオマーラ。オマーラの発声って、セミクラシック寄りだと思うんですよね。
個々の資質によるので一概に言えないが、前傾で歌う人はある年齢から一気にしんどくなってるみたい。前屈みだとブレスの通り道である声帯に負担をかけやすく、そこに音程や拍のコントロールを加えるわけで。声量を出そうとすれば大変な圧がかかる。
最終的には、当人のやり方なんだろう。近年、テニスの試合を観ていて、この選手は何故いつもサーブ&ボレーなんだろう、相手に次の手を見抜かれるのでは?と思うのだが、それが本人にとってベストな戦術という判断なのだ。



購入ハイレゾをKORGのDACを通して聴くとイマイチ、と先日書きましたが、気を取り直して試すと良く聴こえた。もう手持ち音源は全てここから出して聴くことにする。ただ、PCのファンの音がうるさい。外付けHDDも、何かビジネスホテルのポットの湯沸かしみたいなジーコロ音がする。
それと、アルバムを替える毎にPCまで行かないといけない。これじゃ、レコード時代と同じだな、と。が、調べるとPCの遠隔操作アプリがあるんだね。知らなかった。タブレットにインストールするとPC画面がそのまま反映して、リモコン代わりに! こりゃ助かる。

画像はジョン・ピザレリ『ミーツ・ザ・ビートルズ』(1998)。内容はサブスクで知ってたが、K2マスタリング盤の安い中古を見つけたので盤購入。一応、ツタヤ・ディスカスのレンタルのほうも始めていて、最近なんだかCD回帰してるようですが、総てはDSDに取り込んでのアップサンプリングが目的。

本作、さすが20年前の録音とあって、ピザレリのヴォーカルはやや青い。基本は全然変わってないですね。ビートルズやロック・ファンにはいささか食い足りないと思う向きもあろうが、こちらはジャズ。ジャズ・ハーモニーも合わせて理解する気が無いと、楽しめないと思う。
(11)「The Long and Winding Road」は、ドン・セベスキーによりシンガーの真骨頂を引き出すストリングス・アレンジが施されているが、クライマックス箇所でのピザレリのトーンに厚みが足りなくて、こういうところには幾分役不足を感じる。
ただ、最近、絶唱タイプの自分のお気に入りシンガーが次々嗄れていってるせいか、この彼のような軽めの唱法を好み出した。いっけん普通の男がソフトに歌っているだけに見えるが、正統派でしょう。イヤミのない可愛い男だ。
2019/11/18

パティさんの面影

先日、過去音源に新たにオーケストラを加えた新作がリリースとなったメアリー・ブラックが、アイルランド公共放送の長寿番組である「レイト・レイト・ショー」に出演した最近映像の件を、コメントで教えていただいて、視聴してみた。
やはり、というか予想以上に衰えてしまっている。歌い口そのものは、スタジオ録音とは違った、ライヴならではの従来通りの抑揚の付け方だが、絞り出すので精一杯という印象。
心なしか、オケ団員の面持ちも、"出ないほうが・・・"と言いたげに見えてしまった。演奏後の司会者も幾分取り繕ったような感じで。
アコーディオン奏者が長年共にしてきたパット・クロウリーで無かったのも、少しショック。もう一緒に活動していないのだろうか? スケジュールが合わなかっただけ?
SNSでは視聴者の厳しいコメントもちらほら見受けた。ぼくも音楽には音色も大事な要素と捉えているので、このメアリーのパフォーマンスにはコメントが難しい。絶頂期の実績を知らない人が、この回だけ見れば誤解してしまうんじゃないか・・・。(往年の名ヴァイオリニストが、引退際の理由に"99%しか力を出せなくなったから"とコメントしたのを思い出した。)

ただ、彼女自身は恥じてはいないと思う。プロモーション義務から出演を強いられたのではなく、彼女の人の好さそのものじゃないか。
実際、国内と近隣国間でのコンサート活動は今も継続しているようで、高齢者や彼女のファンが、いわば懐メロ感覚で足を運んだりしてるのだろう。顔を見せるだけでも喜ばれる名士なのだ。
日本国内じゃ、メアリーほどの実力も無い歌手でも、セキュリティ高くて直接会わせてなんかもらえないが、この国民的歌手は、楽屋にもすんなり引き入れてくれた。打ち上げパーティへの誘いには、さすがにメアリーの娘が、ぼくから距離を置いて"あんな知らない日本人連れてっていいの?"と母ちゃんに注意してたようだったが、当のメアリーは"大丈夫でしょ"とケロッとした感じだったね。身長は165㎝も無い位の、日本人女性と変わらない小柄だが、ステージでは朗々と圧倒的に美しい歌い上げだった。

彼女のラスト・ワールドツアーは5年くらい前だったか、最後の来日は東京のみで、これだけぼくは行けなかった。というか、この直前の「レイト・レイト・ショー」出演の彼女の歌に既に兆候をみてとったので、観るのを躊躇ったのだった。この時、彼女自身、自分の力を自覚していた筈で、充分やり切ったと自負できていたと思う。

今回の直近映像を一通り観ながら、ハラハラしつつも、メアリーの歌声に彼女の母親、高齢のパティさんが生前TV出演した際の歌声がふと重なった。パティさんはプロでは無かったが皆音楽一家で、ブラック・ファミリーの活躍も知られる通り。メアリーが、フィジカル的な自覚をもってしても歌い続けるのは、音楽による家族の繋がり-既に子供たちも人気プロである-に、母パティを晩年の人生のロールモデルとして自身に重ね始めたからではないか?

視聴後、夜中にジムトレしながら、自分も衰えたよな、と。もうあんなに意識の中に入り込んできたヴォイスに出会うことなど、今後有り得ないのではないか?と。
それにしても、スペシャルながらこのオケ共演が最後の映像機会になってしまうと残念だ。いつものバッキング・メンバーで聴かせて欲しいね。

2019/11/16

安価なハイレゾ

cosmos191115
Panasonic DC-G9 LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S 2019.11

国内は3千~4千円の価格帯のハイレゾ・アルバムがほとんどの中、1000円でダウンロード販売しているアイテムを見つけた。ジョン・コルトレーン&ジョニー・ハートマンの名盤だ。
▼オンキヨー・ハイレゾのサイト
https://www.e-onkyo.com/music/album/uml00602557249149/

flac 48kHz/24bitとは、また微妙なハイレゾ。安さに釣られてソッコーでポチりかけたが、待てよ、これは最近自分が作業してるなんちゃってハイレゾの域と変わらないのでは?という迷いが。それで一旦は保留にしたものの、ハイレゾのサブスクサービス2社共、このアルバムはまだCDレベルの配信に留まっていたため、ゴーサイン。
特にこのアルバム、何回もリイシューされていて、どの盤が間違い無いか判断つかねていたので、ハイレゾが決定音源とみなせたのだ。
録音そのものが古いだけに、かえってノイズが目立つように感じる部分もありズバ抜けた高音質は求められないが、まずまずイイ質感じゃないでしょうか。やっとこの盤はこれで落ち着ける。

もう一枚、DLしたのがオマーラ・ポルトゥオンドのブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ絡みのソロ・アルバム。2019年リマスター版が、同サイトにて1600円程度で扱われている。これはレコード用にリマスタリングしたためか、CDでの再発が見当たらない。サブスクではハイレゾで聴けるが、flac 96kHz/24bitの品質でこの価格は安いと思った。
https://www.e-onkyo.com/music/album/wnr4050538519587/

今回購入の2点くらいの価格帯なら、ちょくちょくハイレゾ単品に手を出してもいいかな。ほとんどありつかないだろうけどw 先にHDtracksで日本からの購入が可能かどうか調べてみて、不可なら最終的に国内で買える範囲での検討となりそう。
ま、4千円前後のハイレゾ商品をポンポンカートに入れられる人が羨ましいが、少なくとも自分は中身を知らずに即ハイレゾは買わない。それで、内容を吟味してからハイレゾ価格を見るから、中身知ってからの再購入となるだけに余計迷っちゃうのだ。

因みにKORGのDACアプリで、DL購入したハイレゾ・ファイルを再生すると、どうも音質がいまいち。BDプレーヤーのUSBに差して聴くほうが相性いい。(追記、あらためて聴くと購入ハイレゾもKORGで良い音が出ていました。)
2019/11/15

レンタルあれこれ

oji191114
Panasonic DC-G9 LEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4 2019.11

自動車免許の更新にあたっての講習を別日にすると、ウチでは近辺の神社での受講になるんです。
先に警察署で手続きした時、隣に更新期限過ぎたおばちゃんが窓口で掛け合おうとしてたけど、やっぱり最初から取り直さないといけなくなるんだね。自分もペーパーなのでうっかりしそうだ。

所有CDからDSD変換作業途上で、気分転換にツタヤのレンタルを再開。Deezer利用当初に手放してしまった愛聴盤や、レコードのみで親しんだ盤など中心に借り直し。
しかし、近所のツタヤのラインナップ、物足りなさ過ぎ。自分が逸れ過ぎ、というのもあるが、やはりディスカスのほうも併せて利用するしかない。

この作業でDSDのコレクションを完全管理できればいいが、ハイレゾのストリーミングでしか聴けない先日のカーリーのシングルとか、パッケージでもはや入手不可能なので、コンプリートには出来ない。なので面倒だが、エクセルで別途マイ・フェイバリットのリストを作成し、このアルバムはストリーミングのハイレゾで聴けるだの、リスニング用にソース別を記した覚書きを残すことにしている。

今回のレンタル、例えばビリー・ジョエルの『ニューヨーク52番街』は、ストリーミングのハイレゾでCD以上の音質が聴けるが、契約外期間用に、通常CDからも取り込むことに。このアルバム、過去にリマスターCDを買って失望したものだったが、今度の盤はバランスが取れてて遜色無い。たぶん何度かリマスターし直してるんじゃないか。
もう一枚、「イノセント・マン」のほうは、リマスター以前の初回復刻盤とみえて、酷いペシャンコの音。よくこんなの売り物にしたな、と思うほど。これは借りて失敗。やはりリマスター盤でなければ。

▼思わずポチりそうになったが我慢したSACDボックス


とにかくストリーミングでハイレゾ対応したアルバムについて悩ましいところで、ピンク・マルティーニ&由紀さおり『1969』は、CDよりハイレゾが圧倒的に美しいが、作品によってはCDでも良いものはDSD変換で充分と感じるので、最終的にケース・バイ・ケース、モノによりけりだと捉えている。何せ3千円以上もするハイレゾ単品購入は躊躇うので、こうしてやりくりするのですわ。

他に、すっかりご無沙汰になってる中島みゆきさんの最近アルバムを数点聴いたが、やはりヴォーカルに無理を感じる。新作発売のトレーラーも聴いたが、発声がかなりお辛そう。ライヴ録音「ホームにて」の前半のような歌い方だと、長持ちするのでは、と思うが。近年の作風がロック志向で舞台に傾倒しているため、声量を求め過ぎているように感じる。

他にスティーヴィー・ワンダーなどもレンタル。そういえばみゆき&スティーヴィーの「つめたい別れ」が懐かしいな。'80年代の話題。
2019/11/12

男メシを男ふたりで

cosmos191111
FUJIFILM X-T30 XF56mmF1.2 R 2019.11

昨日は勝間氏と増原氏の破局の件で、双方の報告に関する記事にそれぞれLGBTに絡めた一般のコメントが寄せられていた。生物学的に不自然だとか気持ち悪いだとかは、見かけるパターンだが、男女の関係と同一上にみなしての意見も随分見られるようになった。
今年のニュースだったかな、どこぞの国で不倫と同性愛は重刑になる、という件では、自分もネット記事のコメントに返信したことがある。元コメントには"同性愛は今時ダメだけど、不倫はOK"とあったので、"何が今時なの?"と。私のコメント評価には、そう思うと思わないが約9対1の割合で、そのうち私のコメントを残して元コメントの投稿者は自ら削除していた。
今回の両氏の報告件は、著名ゆえ特に増原氏に関しては、LGBTの当事者らしき人からも"私達まで恋愛を全うできない不届きな人間だと決めつけられ迷惑"といった意見も。ただ、各々宛てての意見を見比べるうち、LGBTに留まらないよくあるカップルの出来事の様相に映るだけだった。この両氏の個性が既に異なるように。

▼Netflixより
kinou191111

『きのう何食べた?』がネトフリで配信されていたので初回分をやっと観た。話題になっていたのは知ってたが、国内ドラマには関心が無く、登場人物がステレオタイプに扱われているだけでは?という先入観で見送っていた。
料理番組のように調理の詳細をドラマに織り込みつつ、男性二人暮らしに始まる様々なエピソードによる彼らの環境をユーモア交えて描写。内野聖陽が、意外にもそれほどおネエを誇張した身振りでも無く、表情豊かさからくる芝居をしていたのには好感。

西島秀俊の母親役が梶芽衣子! 気風良く"あなたカミングアウトはちゃんとした? 一人一人の個性は大事よ"とかサッパリしてていいじゃないの。しかし原作によれば、この母親は息子の性的指向を知った当初、ショックで新興宗教にのめり込んだ設定らしい。傍で夫役の志賀廣太郎が苦々しそうな顔付きをしていたので、この後、経緯がドラマでも写されてるのかもしれない。

あっけぴろげなのと几帳面との対照的なコンビ、楽しそう。遅まきながら後追い視聴してみようかな。
2019/11/09

もはやアイドル

john191108

相変わらずCDからDSD変換作業を続けていて、まだ40枚くらいのアルバム処理が済んだ時点。なかなか根気が要るが、大量にCDをコレクションしてる程でも無いので、年内には片がつくんじゃないか。今まで使ったことない8TBもの外付けHDDにしこたま貯め込んでいっているが、副データをどうしようか思案するところ。

今でもPCからの音楽再生には抵抗がある。作業しながらネット意見をランダムに窺うと、DSD変換するとかえって音質が悪くなる、なんて声も。専用ソフトに大きく左右されるのか?とも思う。ついでにRoonなんかも俄かに調べてみたが、ストリーミングと所有音源との共有は理想的だがコストが高い印象。考えてみたら、音楽は大好きだが、沢山聴ける耳を持たないので、ストリーミングは情報収集程度に数か月毎の加入(ネトフリ・WOWOWと同様)、気に入ったらレンタルCD~DSDに取り込む、で自分は落ち着けば?と。
一時、ワールド系のコミュニティに足を突っ込みかけた頃は、誰も持ってないCDを探してくるのがマニアの証みたいな風潮があったが、当時から無意味に感じていた。ミュージシャンは尊敬し続けても、掘り出してきた人を称えられるのは、とうようさんの時代までじゃないかな。

画像のジョン・ピザレリのアルバム『Dear Mr. Sinatra』(2006)は、当初mora qualitasで聴ける筈だったのだが、再生がおぼつかず、業を煮やしてCDで買った後に、再びmoraで聴けるようになってた。それでCDはキャンセルしかけたが、結果的にリッピング作業に移ることになり、手元に置いとくことに。
音質はさすがに、moraのハイレゾに比べて若干劣り、CDではヴォーカルがもっさりしてしまう。ただ、バックトラックの金管は冴えていて、イコライザーを少々弄れば遜色無い。これもDSD効果とみて、ストリーミングのハイレゾのほうはたまに耳にいれとく程度にしておこう。

john191109
2019/11/06

モヒカンの恩恵

映画『タクシードライバー』がネトフリ配信されているので再見してみた。といっても初見のようなもの。自分が小中学生くらいの時代に、TV放映でなんとなく視聴しただけでストーリーはきれいに忘れていた。
憶えていたのは、デ・ニーロとジョディ・フォスターが娼館でやり取りするシーン、あとはデ・ニーロが初デートで彼女をポルノ映画館に誘った時の、館内スクリーンに一人の女性に複数男性が絡んでるところ。



その、初デートにポルノと来たのには、あらためてびっくり。相手の彼女は怒って帰っちゃいましたとさ。しかし、個人の普段の習慣をつい、当たり前の感覚で出してしまい他人様の顰蹙を買う、というのは誰にでも多かれ少なかれあるのではないか。

いろんな読み取りが出来うるストーリーで楽しめた。ベトナム帰還兵の出自から、不眠症を起因とする運転手の主人公の心理を推察するのが順当なのだろうが、孤独がもたらす人々の行状というものは、こうして都会に紛れて気づかれないものだという事を、前向きにも後ろ向きにも取れる魅力があった。

音楽担当はヒッチコックの代表作を手掛けたバーナード・ハーマン。かのサックス・ソロが耳を付いて離れなくなる。が、少々起用のほどがくどいのではないか(遺作となったハーマンへのオマージュか?)。
この物語の、主人公がモヒカンにした後に起こした二つの行動は、相反する結果を招くものだが、少々時代的な古さは否めない。今時、大統領を狙いかけた男の風貌など、幾つもの監視カメラの映像にも残っていそうなもの。ほんの、シークレット・サービスに見咎められた瞬間のみの目撃に留まったため、後の12歳の売春婦(フォスター)の救済が、狙撃未遂の同一人物とも知られず、世に称えられる結果となったのだ。

新聞にも頭を刈る以前の主人公の顔が載っている。療養中のモヒカン姿はメディアに流出しなかったようだ。このことを当の本人が如何に感じていたか。ラスト・シーンで、普段通りに仕事仲間と休憩・雑談する主人公は、達観したようにも見えるし、また先輩運転手のアドバイスを今度こそ受け止めたようにも映る。
序盤で主人公を振った女が、彼の運転するタクシーを呼び、新聞を見たわ、と。彼女は、性奴隷の少女を救った男を見直したか。普段暮らしに戻った男は何らか溜飲を下げたようにも見えた。ラストもラストでの、デ・ニーロの一瞬何かを見た鋭い視線が気になったが、またいずれ観直そう。
2019/11/04

サブスク迷子は作業引き籠もりへ

mora qualitasは音質に優れていて感動ものだが、いかにもPCのピュアオーディオらしい空気感にも聴こえる。
月額制は元をとらなきゃ、と焦るから何だか落ち着かないですね。音楽鑑賞しているとネトフリの視聴時間が無くなってしまう。
でもネトフリは、入会しないと観られない作品があるが、音楽ストリーミングは、そうでも無い。だからひたすらラインナップ充実に越したことはない。
最近、自分は所有CDのDSD変換作業にハマっているので、しばらくサブスク契約は見送ろうかと思う。ハイレゾ聴き放題に飛び付いたきっかけで用意したUSB DACなのに、DSDの音に惹かれてしまったのだ。特にアナログ時代の復刻CDからDSD変換すると、より生々しく感じる。
Amazonとmora、ハイレゾのサブスク対決として比較に試聴したヴァンの『ヒーリング・ゲーム』も、手持ちの'90年代初出CDをDSD変換したものでも、充分なクオリティだった。

このDSD、悩みはファイルの大きさ。昨夜、タイムセールで8TBの外付けHDDをポチッてみた。これだと5.6MHzのDSFファイルにしてアルバム200枚近く入るかな。
そういえば、MQA-CDも登場しました。ハイレゾがディスク仕様で聴け、しかもファイル・サイズが極小なんだとか。従来CDプレーヤーでも効果が感じられるそうですが、専用プレーヤーの普及にはまだまだかかるだろうし、ディスクも単価3000円超えと、お高め。
ディスクが廉価で普及するころには、自分は死んでるんじゃないか、と思いますが。それに、出始めの頃って、また不朽の名盤ラインナップでしょ? もう、メディアが変わる度、この繰り返しだもん。自分はCDのDSD化で落ち着くことにする。
2019/11/02

ボズの百面相

cosmos191101
Panasonic DC-G9 LEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4 2019.11

mora qualitasのお試し版、自分のPCでは再生中、数時間毎に突然停止する。これは困る。ギャップレス再生はAmazonのような微妙なブランクも無く、スムーズで良いと思う。

順次DSD化していってる手持ちのCDのほうは、最高の音質で聴くにはPCでKORGのアプリを開いて、そこから再生する。次にDVD-Rに落とすと、自動的に半分のファイルサイズになるが、これでも音は良い。これをCD/DVDドライブで再生すると、各トラック毎にドライブの立ち上がりの音がして煩いので、BDプレーヤーでの再生をしている。もちろん更にCD-Rにも落とせる。

今のところオリジナル・ファイルはUSBメモリや外付けHDDへ保存していってるが、接続不能にならないか心配。そのため、特に手放すCDについては別途盤に焼くつもり。通信環境もPCも不要なCDプレーヤー再生が一番シンプルだな、とは思うね。
部屋がモノに圧迫されているので、今回の作業を機に、学生時代~就職当初の頃に粗雑に扱った数十年前のCDは、このDSFファイルに保存後、ブックレットだけ残して本体は廃棄することに決めた。かなりスクラッチのある盤でも、けっこう読み取ってくれるけどね。



Deezer利用の頃から少しずつ聴いているのが、ボズ・スキャッグス『Come On Home』(1997)。qualitasのCD音質で聴いていますが、とてもきれいに鳴っている。
この方、AORイメージがありますが、素地としては元々ソウル系なんでしょうか。『シルク・ディグリーズ』を子供のころ聴いた時は、クセのある歌い口だなぁ、と感じていたが、今ではとても聴き易い。いろんなタイプに適応できる柔らかい喉だ。
自分がダン・ペンを数年前に聴きだして、サザンソウルを少し齧ったのも大きい。タフな音楽。聴くだけでまだ精いっぱいだけど。