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2019/05/30

ジルの英語盤

poppy190529
FUJIFILM X-T30 XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OIS 2019.05

パン屋のタバコを吸う職人が辞めたのか、最近うれしいことに匂いが流れてこない。店舗を軒並み増やしているから異動してったのかな? それにしても勤務者の入れ替わりが激しいのか、何度裏口の鉄扉を静かに閉めてくれ、と伝えても、聞くのは最初のうちだけでまた元の木阿弥。それで"何時に出勤するバイト、夜中に来る白髪の社員が特にうるさい"等々、人物特定して注意を促すと、これはかなり効いた。どうやら、店全体に対して改めろと言ったところで、皆、他人事らしい。店側は一体何処から観察してここまで特定出来たのか驚いただろうねぇ。

上階住人は、こちらがSNS上で屋号を挙げてメッセージを出したのが効いたのかどうか、数年続いた激しい運搬作業の音は止んだ。かつて彼らが運営する商売サイトに騒音についての質問投稿したところ無視され削除&ブロックまでされた件を晒したのが効いたか。足音は相変わらずだが、急を要したり、寝ぼけてトイレに行く時以外はだいぶんマシになった。この男女、カップルだと思うが、一方が相方を窘めたりして、高め合うとかせず、悪い部分を許容し合ってしまうタイプなのだろうか?



タイムライン上に、フォロワーからオススメのアルバムが飛び交う。たまたま目に留まった、ジルベルト・ジルの旧作『Nightingale』、聴いてみるとこれが快作だった。
'78年録音、セルジオ・メンデスをプロデューサーに迎えた、英語でのアメリカ制作。海外マーケット進出を図ったのだろう。一度聴いただけで虜になりそうな明快な音作り。もちろんジルのヴォーカルも若々しい。
レゲエが多いか。複雑なリズム寄りは少ない。分かり良いのにこしたことはない。セルメンは相当数のプロデュースをこなしていると思うが、こないだボックスで買ったジョニー・マティスの唯一のセルメン・プロデュース作品は、あまりピンとこなかった。だからまだ記事に取り上げられていないんだよね。
2019/05/29

初戦は大苦戦

osaka190528
Panasonic DC-G9 LUMIX G 20mm F1.7 II ASPH. 2019.05

大阪南港からねっとりした潮の匂いが流れてくると、梅雨が近いんだと感じる。まだ鼻炎はしつこい。
全仏オープンは月末を挟んでの開催のため、次月からWOWOW加入予定なので、代わりにテレビ東京系で錦織&大坂選手の中継を観てる。
大坂選手の初戦、対シュミドローバは、もう負けるとぼくは思った。だって第1セットが0-6のベーグルなんだもん。
悉くショットが冴えず、ネットかアウトばかり。相手は出だしから守備が安定して大坂は完全に劣勢。このままじゃ、コーチを替えたからどうとか、メディアに叩かれそうだよ。観客席も2大会連続でタイトルを獲った彼女に期待外れて、白け始めたような空気感が漂っているようにさえみえた。

第2セット。ようやく自身のサービス獲得。ここで客席も安堵の拍手。ところが、彼女が初ブレークして乗れそうな頃に、一時雨による中断。すぐに再開されたが、フィーリングがなかなか合わずブレークバックされ、さらにブレークされあわやストレート負けの場面、持ち前のハードヒットが効くようになり、パッシングショットが決まる。
タイブレークで肝が据わったか。最終セットにもつれ込んだあとは、空間をよく掴んだように配球が多彩に、あのパワーも加わり、乗りに乗ったプレーがようやく見られた。
試合後のインタビュー、彼女は天候と緊張に悩まされたようだ。初戦は上位シード勢にも苦戦を強いる。まずはおめでとう。
2019/05/26

ピザレリのSACD

ジョン・ピザレリのSACDが中古で安く出ていたので入手してみた(1600円程度)。『Kisses in the Rain』(2001)。これは2ch収録。
今回たまたま買ったけど、ジャズを含むポピュラー全般については基本的にSACDで聴くつもりはなく、クラシックが対象。ですが、やはり音が澄んで空間性が出てる。こっちに慣れてしまうと、CDの音がガサついて聴こえてしまうのだ。このTelarcレーベル、クラシック録音のSACDも扱ってますね。
このリラックスしながら実力を発揮する彼のスタイル、つい聞き流しそうで為になる部分がたくさんある気がします。



どういう訳か、ピザレリを記事にしかけると、拙宅で断片的に記してきたバンド絡みの元マスターを思い出す。数十年来の顔見知りだっただけに、関りを続けるかどうか悩んだものだったが、どうやらあちらは一年も前に関東に移住したらしい。恐らく学友などには挨拶して行ったのだろう。実名で活動しているはずだったよな、と久々に検索してみると、"ぼくは演奏がうまい"と自画自賛しており相変わらず自信満々だ。演奏動画もアップされていたが、1年で5-6回くらいしか再生カウントされていない。数の問題ではけして実力は測れないものの、バー経営の頃と同じ思い込みを繰り返しているような気がしてしまう。

彼がバーを開く以前、彼の行きつけのライヴバーでゲスト出演しないかと声掛けられた事があった。2-3曲分の持ち時間をくれたので弾き歌いの練習して行った。すると本番直後、お客さん達に向かって彼が何故かぼくを指差し「こいつ、退職後で時間があります。」と言い放ったのだ。
えっ???と固まってしまった。場も一斉にぼくを振り向く。何故、今、ここでそんなこと言うの?とピンと来ないまま、その場はなんとか流して、後のメールやり取りで「なんであんなこと、わざわざ人前でいうわけ?」と訊いてみたら、「いや、なんとなく」と濁されてしまった。
この件についてよくよく出来事を思い出してみると、どう考えてもこちらが、奴の予想以上に練習してきたもので、引き立て役にするつもりだったのが思惑が外れたからではないか?としか結論が出ない。実際、中盤にぼくに演らせた後、もう一度、奴の出番が控えてた筈だったのが、予定曲を急遽外して終了してしまった。
いずれにせよ、共演者を脅かすほどの演奏など出来ていない自覚はあったので、どのような真相でも構わないが、この時、(もしかしてこいつ、人間ちっさい?)という疑いが芽生えた。
その後のバー通いの付き合いで、確信は増した。奴は音楽より世話してくれる女を見つけるのがうまい。
2019/05/23

5.0ch→5.1ch→LIVE

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サブ・ウーファーが届いたが、予想よりデカかった。これでもコンパクトなほうらしい。まともにデッキ一台分の幅を取る。肝心の音のほうは、このスピーカーに限っては単体では分かりづらい。AVアンプのメニューにあるスピーカー・チェックをするとちゃんと鳴ってる。もっと地響きするかと思ったんだけど。映画のほうが効果分かりやすいかもね。
これでマルチチャンネル一揃え。畳一畳分はスペース潰れた。既存のデノンのSACDプレーヤーをどうするかについてだが、音の厚みという点では捨てがたいので、置いとくことに。つまりマルチチャンネル再生は1デッキ、2ch(ステレオ)再生は2デッキで2択の再生ができる。
これはストリーミングに対しても有効だと思った。ポピュラーに関してはほぼディスク購入しなくなったが、今後せっかく買うCDについては、二通り楽しめる。「一粒で二度…」の文句と同じ、モノで買ったら味わいも増す、と。

さて、先月のうちに予約しておいたシャルル・デュトワ&大フィルの定期演奏会に行ってみました。そろそろデュトワ氏、観ておかなくては、、という気になったのと、新フェスティバル・ホールになってから、まだ一遍も行けてなかったのだ。このデュトワ氏のチラシを偶然見かけたのが、先月から鼻の治療で通っているクリニック。ここは声楽家御用達でもあるのだ。

新フェス、風格あるねぇ。でも基本的に内装のイメージは、元のスピリットを引き継いだ印象で、赤の制服も変わらず。会場でもらった沢山のチラシの中には、なんと昔、高校時代に教わった、ちょい性悪な声楽の先生の率いるコンサートがあるらしく、お年を召した写真を見つけてしまった。立派になられたようだが、あの頃の記憶が蘇るので、行く気は全然ない。

さて、演奏については、全3曲のうち一番目当ての「ダフニスとクロエ」に鳥肌立ちっぱなし。ラヴェルは今でも斬新だわ。2階席のほぼ最後列で、音響的にはけして良いとはいえないか。少なくとも管弦については、自宅のマルチチャンネル仕様と変わらないんじゃないか、と正直思うような鳴りだったが、打楽器のシャープさと合唱の生々しさはライヴ感がよりあった。しかし聴くほどにライブの空気感に飲み込まれていく。これが生の醍醐味なんですね。

休憩を挟んで最後のベルリオーズ「幻想交響曲」に入るまでに、「ダフニス…」で合唱出演していたらしき男性が、ぼくの隣に座っているパートナーと思しき女性の向こう隣に後から座ってきて、ちょっと楽屋裏話が(盗み)聴けた。
自分が「幻想交響曲」が好きになれたらもっと楽しめたんだけどね。大フィルの所在地のすぐ近くに住んでるので、今度はそちらに低額のコンサートを聴きに行こうかと思う。
2019/05/20

カルメンの激変

poppy190516
Panasonic DC-G9 LEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4 2019.05

ブルーレイ・プレーヤー設置を機に整備中のマルチチャンネル環境、明日またサブ・ウーファーが届くが、それまでに手持ちのSACDをあれこれテストしているところ。やはりセンタースピーカーの場所は音響に左右するね。置き場所が無いので、当初足元に置いたが、目線に近いところまで上げると、音に芯が出て聴こえが良くなる。

マルチチャンネルを楽しむためには、勿論対応のSACDでしか再生不能で、同じSACDでもそもそも2ch用のマスタリングだけのソフトは、従来通りステレオ再生に限られる。つまり通常のポピュラーCDと同じでサラウンド・スピーカーから音は出ない。



手持ちSACDの中で、その効果を存分に発揮していると感じたのが、5年ほど前に購入しステレオ再生でも十分に気に入っていた、バーンスタイン指揮の『ビゼー、カルメン』。'72年のDG録音を、SACD専門レーベル、PENTATONEがリマスタリングしたものだ。
オペラをほぼ聴かないぼくが、当時、年間購入ベストにも挙げたのを憶えている。LP発売当時、惚れ込んでいた人は、本マスタリングに驚愕したことだろう。

特に今回の環境一新で、演者の立ち位置とその移動がパンされるように、右後方へ流れていったりと、2chでは味わえなかった立体感が浮かび上がる。通常のインスト作品だと、舞台上の演奏の残響音が、後方にディレイかかる程度の効果だが、オペラの場合、配役が客席へ降りて後方出口まで歌い進んでいくから、そのままの情景がサラウンド効果として記録されるわけだ。これは、なまじ映像作品を鑑賞するよりも、想像力を刺激されて面白い。
『カルメン』は大筋のストーリーしか把握できていないが、それでも一場面一場面がリアルに目の前に現れるようだ。

これは・・・、今後、オペラを中心に入手ソフトの候補リストを作ってもいいかな、とも思う。ちなみに明日でSACDの誕生からちょうど20年なんだってね。
2019/05/18

続・マルチチャンネルの再検討

台湾で同性婚が認められました。養子縁組とか国際結婚等の詳細部分までは把握できていませんが、おめでとうと言いたい。先日、国内での訴訟の件につきクラウドファンディングの締め切りが迫っていたので、少額ですが振り込みました。もう欧米文化を引き合いに出来ませんね。

前記事でのマルチチャンネル環境、急ごしらえました。適当なラックが無いもので平積み。
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真ん中が新たに入手したブルーレイ・プレーヤー(ヤマハ)。これにCD&SACD再生が吸収されることになります。既存のデノンのSACDプレーヤーはもう少し温めて、手放すかどうか考える。2チャンネル単体再生としては、デノンのほうが上位機種になるだけに、ブルーレイに一本化していいものやら、まだ迷う。当面、音質比べをじっくりしてみたい。
ちなみに最上段が、去年Deezerを機に入手のネットワーク・プレーヤー(ヤマハ)。最下段がAVアンプ(マランツ)。

完全に手放す決断可能なのが、既存のブルーレイ・オンリーのプレーヤー。これはもう不要。
かねてから他にスリム化に踏み込めなかったのが、オンキョーのプリメイン・アンプ。どうもAVアンプに一纏めすると物足りなくなるので、今回のマルチチャンネル環境整備にあたっても、フロントスピーカー部のみアナログ出力でプリアンプに繋いでいます。

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そしてこちらがサラウンド用のリア・スピーカー。やっと揃いましたね。前カバーは購入時添付していますが、従来のフロント用ヤマハのモニター・スピーカーが裸なので、合わせて外すことにしました。
置き場所、・・・これが賃貸のウサギ小屋では辛いところで、使用用途につき毎度スライドして設置し直さないといけなくなるが、仕方ない。この設置画像も、持ち家の方のオーディオルームのようにスマートならば全体図でお見せできるんですが。

接続にしばらくすったもんだしましたが、結果的に半ば無用の長物と化していたAVアンプの端子がやっと活かせて、ここへきて元が取れた気分。音も文句ない。
自分が長らくユニバーサル・プレーヤーにオーディオ移行する気持ちになれなかったのが、映画用のキンキンした音質になるんじゃないか、という不安が漠然とあったからなのですが、このブルーレイ機では、ヤマハが独自にCD&SACDモードを付加し、ノイズ低減してくれるというので、買う気になれた(相変わらず試聴せずの即決だが)。

これで5ch環境が出来上がった。このままでも悪くないが、やはりサブウーファーも要るね。こちらも追加注文。いずれの製品も、安く買えたというネット・レビュー当時よりさらに低価格になっている。
2019/05/16

マルチチャンネルの再検討

shinsekai190515
Panasonic DC-G9 LUMIX G 20mm F1.7 II ASPH. 2019.05

現在、ミラーレス一眼機を3台所有しているが、先日から使用しているフジのX-T30をいたく気に入っているので、同X-Pro2は、もう下取りに出してもいいかな、と思い始めている。本来はPro2のほうが上位機種で防塵防滴仕様なんだけど。T30のほうが、自分のカメラという実感がある気がする。単なる新しもの好きなだけか?
この季節を考えると、体質的になかなか外出できない自分が、カメラを何台も持っていても仕方無い気がしてきた。ゆくゆくパナも一切売り払ってしまおうか、とも。パナも良いんだけど、色味に関しては、ほぼ現像ソフトで弄り倒してしまう。フジのフィルムシミュレーションを使った撮って出しの一発勝負のほうが楽しくなってきたのだ。
ま、下取りは急がないので、しばらく検討してみることとする。

TwitterでSACDの話題をしたところ、SACD愛好家の人達からアプローチがあり、それでSACDプレーヤー導入以来、何年も保留にしていたマルチチャンネル環境(サラウンド・システム)を再検討することに。
ぼくがSACD導入したのは確か2012年頃だったと思うが、久々にメーカーのラインナップをチェックすると様変わりしてますね。
当時、ぼくがマルチチャンネル対応のプレーヤーを新たに検討し始めた頃、目にとまったのがオッポのユニバーサル・プレーヤーだったのだが、このメーカー、既に一切の製品生産を中止しているらしい。
そこで今回、ネットワーク・プレーヤーの縁で、ヤマハのサイトを覗いたら、2016年発売のブルーレイ・プレーヤーが、CDおよびSA-CD再生の音質を向上させるCDモードを備えた手頃な価格だ。ついでにメイン(フロント)スピーカーを除く、センターとリア・スピーカーのパッケージ製品を扱っていて、こちらも安価なので、まとめて入手する手続きをしてしまった。なんせカメラにハマってから、激しく物々交換をしているので、感覚が変わってきているのか、即決できてしまった。
マランツのAVアンプが長年、持ち腐れ状態だったから、これでやっとマルチチャンネルが活かせる。これで映像ソフトもじっくり鑑賞するようになるだろうね。
2019/05/14

さよならドリス・デイさん

water190512
FUJIFILM X-T30 Carl Zeiss Touit 1.8/32 X-mount 2019.05

ドリス・デイが亡くなった。もうかなりのお歳だったし、時々思い出しては今ごろ動物を愛でてるのかな、と浮かべたりしてた。奇しくもアンドレ・プレヴィンも今年亡くなっている。
二人が共演を果たした1961年録音盤『デュエット』は、拙宅にて随分前に取り上げた。ほぼ全編、プレヴィンのピアノに、ドリスのヴォーカルのみ。他に数曲、ドラムスとベースを加えたトリオでのバッキング。泣き別れステレオになっていて、右からドリス、左からプレヴィン。



'50-'60年代頃のドリスから入ったぼくにとって、後にエル・スール絡みで知った蒲田氏の、ドリス・デイは初期がいい、'60年代以降は全然ダメ(うろ憶え)、というブログ記述にショックを受けたが、遡って'40年代の彼女をよくよく聴くと納得。これはどの歌手にも言えることだが、キャリアの長いシンガーほど、後年のベテラン域の歌唱より、初期の清廉さがかえってイキイキと際立って聴こえる。喉も荒れていないしね。
シナトラなどもそうだが、エンタメ性とともに貫禄づいてはいくのだが、トミー・ドーシーのトロンボーンから歌を教わった、あの初期が抑制がきいて上品だった。ペギー・リーもグッドマンとの'40年代が良かったように。

それでも、このドリスとプレヴィンとの本盤、多忙な二人が合間を縫って、密やかな逢瀬を味わうかのようなセッションで、いつまでも記憶にしみつく。歌唱もむろん悪いわけはなく、チャーミングな歌い口で、プレヴィンのバックアップも美しい。

▼Close Your Eyes
https://youtu.be/xnw5143wwnw
2019/05/12

P.S. ミスター・コール

rose190511
FUJIFILM X-T30 XF56mmF1.2 R 2019.05

週末、再び長居植物園を訪れ、ポピーとバラを中心に撮影してきた。ポピーは風に翻りやすいので、タイミングを狙わないと、ヒラヒラと薄っぺらいワケのわからない写りをする。逆にバラは、ボタン同様、デカくてこれはこれで難しい。何を主役にするか考えながらあれこれ試みる。

この日、森の中で結婚式を挙げていた。園内でこんなこともやるんだ。日本人女性と白人男性のカップルで、通りがかった入場客も微笑ましそうに見つめている。
これがもし、女性同士や男性同士なら周囲は・・・、と想像してみるが。台湾は今月からだっけ?
【追記:まぁ、関西ではまだこういう次元ですから。ゲストコメンテーターの苦言によってニュースになったのがまだ救いか
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190512-00000019-asahi-soci



引き続きピザレリをDeezerで。こちらコール・ポーター作品を取り上げた『P.S. Mr. Cole』(1999)。ピザレリのヴォーカル&ギター、ピアノ、ベース、ドラムスの編成。オマケにピザレリが一人ビーチボーイズなんてやってる。
このアルバムの前に『Dear Mr. Cole』が1994年に発売されていて、そちらは先日、中古CDで入手してみた。いずれもRCAからのリリースで録音時期も集中しているようだ。
ディスクで聴く『Dear・・・』は、ウチのオーディオではベースの音量が強調され過ぎて、ヴォーカルが霞んでしまうので、内容以前にちょっと失敗だったかな、と。
いっぽう『P.S.・・・』は、バランス良いので、この2作品はどうやらストリーミングで聴くほうが適当。演奏はリラックスしていて、ピザレリのヴォーカルは、やや音程が気にかかる箇所はあるものの、けして歌唱力を見せつけるような嫌味はなく、男性性をことさら強調しない、むしろ中性的な声質に好感が持てる。張り上げて振り向かせる、なんてあざとさは無い。音楽性と語り口で聴かせるのだ。
2019/05/10

善悪の入れ替え

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FUJIFILM X-T30 XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macro 2019.05

ネトフリのオリジナル・ドラマ『ブラッドライン』を視聴開始。シシー・スペイセクが出演していて面白そうですよ。が、ネトフリ側から米ソニー・ピクチャーズ・テレビジョンに第3シーズンで終了する旨の通達があったらしい。

(画像のみ)
blood190509

第1シーズン3話まで視聴。ある島のリゾートホテルを経営する一家の確執を、過去のエピソードと交差させながら、関係を浮き彫りにするサスペンス。
長男が鼻つまみ者の放蕩息子で、彼と周囲との対比関係で非常にドラマが掴みやすい。が、この長男が過去に一体何をやらかして、親父から嫌われているのか、なかなか説明されないまま、他の3人兄弟の真面目ながらも相続絡みのキナ臭い言動を挟んでゆく。毎エピソードのラストには、既に長男が兄弟の手によって始末されたシーンが唐突に現われ、回を追えば事態の総てが明らかになる趣向らしい。
キャラクター造形が明確で、演者もきっちり応えていて、今のところ気持ちよく観られる。こういう渋い作品に限って、打ち切られてしまうものなのかねぇ。
2019/05/09

'90年代のピザレリ

shinsekai190508
Panasonic DC-G9 LUMIX G 20mm F1.7 II ASPH. 2019.05

それにしてもいつから天王寺や新世界にまで、こんなに外国人観光客が訪れるようになったのだろう。ふた昔前までは考えられなかった事だ。この写真を撮った日も、どこの国やらスパ帰りの白人の中年女性達にスマホ撮影を頼まれた。いったい彼女らにどんな感想をもたらすのやらねぇ。
ほんのもう少し歩を進めると、労働者街もすぐそこだ。いわゆる昭和的な懐かしさを味わえるが、けして気楽にカメラを振り回せる場所ではない。先日、何の気なしにストリート・スナップを撮ろうとしてカメラを構えかけると、丁度目の前を通りかかった男が、脱兎のごとく駆け出していってしまった。偶然では?とも思ったが、角を曲がって見えなくなるところで走り止めたから、やはり写りを警戒してのことだったと思う。



不調でリスニングが進みません。それでも蓄膿の排膿は通院のお陰でスムーズで、今日も石膏の破片のようなものが飛び出た。こんなものが脳や眼に近い箇所にあったら、そらしんどいわー、と自分に言い訳しながら、雑事一切をサボり続けている。

こないだの連休中にジョン・ピザレリの旧譜の安い中古盤を幾つか漁ってみて、うち、画像の『Our Love Is Here to Stay』 (1997)は、アレンジャー&コンダクターにドン・セベスキーを迎え、聴き応えがある。
ただ、ピザレリの歌い口は基本、今も昔も変わらないが、こうして変遷を辿ると、今のほうがやはり上手くなってるね。'90年代のRCA録音は、まるでハリーコニック・ジュニアの対抗馬を立てるかのごとく、ピザレリのギタリストより歌手としての面をゴージャスに引き出そうとした狙いがみてとれるが、その後、ジャズ専門の、コンコード・レコードのテラーク・レーベルに移籍してからの2000年代のほうが、彼のインティメイトなトリオのプレイと弾き語りが盤石になり、音響・音質面も向上して聴きやすい。
2019/05/06

出自を問わない歌たち

miyuki190505

鼻が少し楽になったので、1件くらい連休らしい予定を過ごそうと、先週末から公開の『中島みゆき 夜会工場 VOL.2 劇場版』を鑑賞。5月GWで、中島さんの映画を観ようとは、自分の中高生時代には考えられなかったイベントだ。

なんばパークスでの鑑賞で、以前、同じく彼女の『夜会』を観た時より、音響は改善された印象。以前は音割れが酷かったのだ。
この手の興行は、大抵、初日にファンが集まり易そうだが、それにしてもまばらだ。それでも近年、ソフト発売が先行しているにも関わらず、続けざまに何本も劇場公開しているのだから、収入的な心配は無用らしい。

この『夜会工場』は、過去の『夜会』のダイジェスト・コンサート。Vol.1はぼくは生で鑑賞、このVol.2がチケット外れて、ソフトを買おうとしたが、このガラ・コンサートは本人歌唱率が低いため、いったん見送って、劇場で初見することにしたのだ。そういうファンが他にもいそうだ。

こちらのVol.2を観終わった印象、予想より良かった。といっては失礼なくらい、演者は大変そう。目まぐるしい舞台転換は、前回同様だが、要所で本人の歌唱をきっちり聴かせていて、ブラッシュアップされた。特に律儀に発表順に曲目を追うだけでなく、アンコールとして、新たに追加した『シャングリラ』や『問う女』からの曲目が、腰を落ち着けてのテーマの説明の役割を果たしていて、さらに『夜会工場』のためのテーマ「産声」と畳み掛けられると、圧巻の歌唱に、歌唱率の不満など飛んで行ってしまう。

サウンドに関しては、拙宅にて何度も記してる通り、さすがプロフェッショナルで入念に作り込まれているが、ハード過ぎて自分の好みではない。ここまで分厚くするなら、もうちょっとポップセンスも欲しいが、そこはみゆきだから、、器用貧乏ならぬ貧乏器用が憎めない。
他の演者も好みは分かれるだろうが、芝居しながらブレることなく歌い切れるし、みゆきのキーのまま男性歌手が歌ってて、大変だったろう。どうやらこの各人のソロを活かした構成が、次の新作夜会の予備軍としての役割も果たしたようだね。
2019/05/05

トーメの息子

may190504
FUJIFILM X-T30 XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OIS 2019.05

例年通り、寝込みっぱなしで終わりそうなGW。ほんの2.3時間、公園で過ごしたのが祟ったらしい。なにか自分、罪なことした?と言いたいわ。
変なクセがあって、冷凍庫からアイスノンを取り出すときに限って、ドアを閉め忘れる。翌日、替えを出そうとしたら開いてるのに気づき、中は解けてグッショリ。他の食品を出す時はきちんと閉めてるのに。これでまた日中、ぼーっと熱っぽく過ごす。

カメラの防湿庫が一杯で入りきらなくなったので、安価なプラスティック製のドライボックス購入。これでボディとレンズの追加は打ち止めにしたい。
アクセサリー類もちょこちょこ継ぎ足していってる。以下は、カメラの一時置きに使用する座布団。野外とかで、ベンチやテーブルにちょっと置く際、ぶつけないよう気を付けないといけないのが面倒なので、このクッションがあれば便利。



メル・トーメの息子も歌手だと知り、試聴してみました。とっちゃんの面影あるね。



うまいけど、自分には響かなかった。普通の子が歌っているようで。バックトラックももう少し上質さが欲しい。アレンジの問題かエンジニアリングの問題かまでは判らないが。
尤も、基本的に若い人に耳がいかないもので、自分のせいかもしれない。父と同じクルーナーに、そっくりな瞬間を見つける。でも、全体的に平坦な歌い口に感じる。確かにうまいんだけどね。
2019/05/02

2nd Harvest Moon

kamo190501
FUJIFILM X-T30 XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OIS 2019.05

今日、長居公園に出掛けてみたけど、人多かった。撮影目的だったが、出来は今一つ。場所を変えてみるか。



既出のディスクですが、これ、Deezerで毎回音切れするので、この際CDで買っちゃいました。同じ曲で途切れてしまうのでけして通信障害の問題では無いと思うんですよね。好きになったアルバムに限って何でこんな事象が起こるんだか。

このアルバム、サウンドがよく練られて、ビッグバンドとヴォーカルのミックスもバランスが取れてる。Amazonの国内レビューは1件もありませんが、本国でレイティングが高いのも頷ける。

ロック畑のカヴァーが多いのが特徴。レノン&マッカートニー、ジョニ・ミッチェル等。ニール・ヤングの「ハーヴェスト・ムーン」が、ここで聴けるとは。本家のくぐもった声のカタルシスとは違った、ピザレリ流の楽天的なカラーになっています。ビリー・ジョエルの名盤『ニューヨーク52番街』収録の「ロザリンダの瞳」は、マイルドにソファに寛いだふうに。

いずれも、よりドラマティックなカヴァーを探せば他アーティストで見つかりそうなものだが、ピザレリの特長はプレイの安定性と、なんといっても人前でも独りの時でも、デフォルメすることなく、いつでも傍にある音楽であることだ。歌声も20年前と最近もほとんど変わってない感じがする。

▼Harvest Moon
https://youtu.be/hzNbsg4OePk