老い先の幸福

mejiro180225スウェーデン・ウォッカのCMを観てびっくり。隠し事はありません、という品質保証をアピールした内容なのだが、出演者がみなオール・ヌード。

▼ABSOLUT - The Vodka With Nothing To Hide
https://youtu.be/02e9klKUN0Y

何より驚くのが実際に勤務する従業員や契約農家の人達であること。思い付きで裸になるくらいなら出来なくもなさそうだが(?)、職場のためにやれるかな? しかも男女混合だよ。それだけ誇りを感じて勤めてるってことなんだなぁ。



WOWOW今月末で解約予定のため、気になってたスウェーデン映画『幸せなひとりぼっち』(2015)をオンデマンド鑑賞。妻を亡くし、職も無くした高齢の偏屈男が近所に新しく引っ越ししてきたイラン人家族との関りなどを機に、心をほぐしていく。

頑固老人でも近所付き合いは大切、といった感想が聴こえてきそうな、心温まるユーモアも込められた内容だが、単に男やもめの老い先を描くものではなく、過去の悔恨をフラッシュバックし、今あるべき生き方を亡き妻の言葉をキーに、主人公を通して指南する。
お気に入りシーンは、主人公が取材記者をガレージに閉じ込め、近所のイラン妻と歩きながら打ち解けていく長回しのシーン。とても自然な演技だった。
今を大切に生き、老後はなるようにしかならない、と明るく捉えられるような一本。

オルガン奏者のボッサ

FUJIFILM X-Pro2 XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macro 2018.02
mejiro180222ボッサ・ノーヴァのインストは、それほど積極的に聴くスタンスになれない。Spotifyで聴き始めたワルター・ワンダレイの『Lobo Bobo』も、今の感覚ではどうもチープに聴こえてしまいがちで、1時間も持つかなぁと乍らで流していると、だんだん体がリズムに乗ってくる。

(画像のみ)
  lobo180223

なんといっても曲が良い。メロディが溢れていた時代なんだなぁ。ちょっと薄味に感じる編成・編曲も、歌曲が本質的に持つ楽しさで惹き込まれる。
こういうと、当時のブラジルのオルガニストの第一人者に失礼なのだろう。一通り聴いて、これはボッサ・ノーヴァ史を知る上で押さえておくべきだと気付いた。
ポピュラーにオルガン導入が流行ったこの時代、ラテンの中でもボッサ・ノーヴァは、その緊密な音色は比較的相性が良い。ミゲリート・バルデースの'60年代アルバムを買ったら、オルガンが今一つ似合わなくてガッカリしたものだった。往時を知る人なら、解ってもらえると思う。

▼Este Seu Olhar
https://youtu.be/dhb65ErT2eo

変わる・変わらない

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Panasonic DMC-G8 LEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4 2018.02

14~15歳の時に聴いた音楽というと、たとえばこれですね。(小生の具体的な年齢をお知りになりたければ、発売年で分かるでしょう。)



何日前だったか、目覚めの時、何故かこのアルバム収録の「ばいばいどくおぶざべい」の歌詞の一節を思い出していた。

【挨拶をきりだすのは こちらから】(中島みゆき「ばいばいどくおぶざべい」より)
※歌詞全体はこちら

ライヴハウス出演を馘になったであろう男が、次に店を訪れる頃には、すでに誰からも自分は忘れられているという現実。今更ながらこの節を思い出して妙に痛くなったのだ。

本作発表当時、彼女のファンの多くは、抒情的なフォークの作風を好んでいた筈だったから、本曲に関しては意表をつかれたというより、"かったるい"などという感想も少なからず目にした。なにせ前作『寒水魚』のイメージからさらに趣向が変わったものだから。

ぼくはこの曲、好きだった。今振り返れば、A面全てのバンド・アレンジを彼女自身が担当したのは、後にも先にも本作のみ。しかもこの「ばいばい・・・」は、ベースが細野晴臣ときている。
本作をひっさげたツアー・パンフレットの写真と、この曲の印象が被るのだ。モノクロで、薄暗い舞台袖から客席を少し窺うように佇む彼女。

「ばいばいどくおぶざべい」は、かの有名曲「ドック・オブ・ザ・ベイ」と「ライク・ア・ローリング・ストーン」が、それぞれ平仮名表記で登場。
あらためて詞を読み返すと、冒頭3行目迄と、4行目以降の一人称と二人称の関係性が、一聴しただけですぐには分かりづらい。けれども当時、無意識に聴くだけでも、この歌の悲哀というか、深い情感は伝わってきた。

彼女のミュージシャン絡みの作品といえば、他にすばり「ミュージシャン」があり、こちらも私(女性)とあなた(ミューシジャン男性)が、互いに呼応する形で登場し、関係性でいえばこちらのほうが分かり易い。
「ばいばいどくおぶざべい」は、時代背景的にみて、彼女の経験が基になっているとすれば、まだ彼女のデビュー前のアマチュア時代の出来事となる。
変わりたくない自分と変わりゆく時代。変わらざるを得ない自分。曲名の平仮名表記から漂う拙さが、実はこの物語の救いなんじゃないか。

エラ、生誕100周年蔵出し音源

osakako180219
Panasonic DMC-G8 LEICA DG SUMMILUX 15mm F1.7 2018.02

ネットで、大人になってからの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽で形成される、という記事が話題になっていました。言われてみれば、そうかもしれませんね。特に多感な時期で、物理的にも小遣いが限られていたから同じレコードばかり繰り返す。つまらない授業時間中、頭の中でずっと歌い、声変わりに戸惑ったのを思い出す。
人の話に上の空なクセも、このころに身に付いたんじゃないかな。



2017年はエラ・フィッツジェラルドの生誕100周年だったんだね。上記『ライヴ・アット・ザルディーズ』は、【『コール・ポーター・ソングブック』リリース直前、1956年2月2日に当時ロサンゼルスに存在した伝説的なナイトクラブで録音された未発表ライヴ・アルバム】とのこと。
Spotifyで試聴出来ましたが、紛れもなく絶頂期のヴォーカル。というか、どれ聴いても絶頂としかいいようがない。自在に歌いまくるさまは快唱そのもの。お決まりのサッチモの物真似も完璧。

本盤を聴く直前まで、最近のブラジル音楽興味から、現代のある白人女性ジャズ・ヴォーカルを聴いてたのだが、とても巧いのにちっとも響かない。むしろイヤミに感じてしまうほど。何でだろう。ピッチもリズムも完璧なのに。エラは有名だから受け付けるのか? 苦労人と知っているから? 聴いて気持ちの良い演奏とは?

バッテリーグリップの軽快

Panasonic DMC-G8 LUMIX G 20mm F1.7 II ASPH. 2018.02
glion180217蓄膿による声枯れが酷く、昼間から寝てしまってこのザマ。眠ったら眠ったで頭と手足の痺れで覚めるし。

デジタル一眼カメラを使い始めたのは、携帯電話をやめ、ブログ用に使っていた古いコンパクトデジカメも故障したのがきっかけ。あれよという間に沼に嵌ってしまったが、今後はアクセサリーをぼちぼち強化するつもり。

パナのG8は、中古で買い増したものだが"地味に名機"と言われてるらしいのが嬉しい。もちろん物足りなく感じる人もいるだろう。プロ写真家によれば、全てを満たすカメラは無い、とのこと。自分の手に馴染むのが一番良いのかも。



バッテリーが購入当初からの1個しかなく、2個目のストックを検討していたところ、バッテリーグリップの商品に当たった。純正品の3分の1ほどの値段だ。そもそも携帯性重視で、軽量小型指向だからグリップの追加など考えになかったのだが、一石二鳥とみて一度使ってみることにした。

二、三度持ち出してみたが、これがなかなか持ち易いんですよ。いつも右手でシャッターを切り、使わない時は左手にストラップを巻き付けて手で持つのだが、この時、グリップの追加があると便利。もともと首にぶら下げることが無いので片手持ちで携帯しやすいと助かる。もちろん縦撮りに対応したボタン類の用途も増した。
ついでにバッテリー切れも気にしないで良し、まぁ純正品にこしたことは無いだろうが、充分使えそうですよ。

フェアなミスリード

kaiyu180215
Panasonic DMC-G8 LEICA DG NOCTICRON 42.5mm F1.2 2018.02

久しぶりにたこ焼きを作ったらヘタになってた。具と皮が乖離状態。何でも毎日触っていないとコツを忘れてしまうもんですね。

▼パラマウント・ジャパンより
gothic180215

WOWOWで米連続ドラマ『アメリカン・ゴシック 偽りの一族』を何話目からか観始めて、最終12話まで一気に鑑賞。既にレンタルも扱っているようです。※以下、ネタバレ回避のつもり
よくあるシリアル・キラー登場のサイコ・サスペンスかと思ってたが、富豪一家を中心とする連続殺人犯との因縁を描く。犯人は外部なのか、はたまた身内か?

ドラマの作りはいたって常套的で、派手な効果も無く、日本でいうかつての火サスとか2時間ドラマのような、観る人によっては予想より安手の印象をもたれるかもしれない。が、1話毎にドンデン返しを用意する巧みさで、最後の最後まで二転三転し、キャラクターをしっかり彫りつつ、誰を信じて良いか攪乱されてしまう。映像ならではの描写はフェアで、伏線の回収はきっちりなされる。

まぁ、富豪家族にしては、そこんとこツメ甘かったのね、というエンディングだったのだが、令嬢が政治家志望の設定は見事に活かされていた。

The Best of Two Worlds

aoyama180213
Panasonic DMC-G8 M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8 2017.12

ジョアン・ジルベルトをまた集中的に聴き出したら、やっぱりスタン・ゲッツとの共演盤も集めたくなってしまう。以下の作品は『ゲッツ・ジルベルト・アゲイン』で、元々アストラッド・ジルベルトが務めていたデュオ・ヴォーカルのポジションをミウシャに変えたもの。先日も書いたように、超有名盤の『ゲッツ・ジルベルト』はアストラッドのヴォーカルが、ジョアンの密度に対して物足りないので、避け続けてきた。こちらの録音がいいですね。ミウシャはジョアンの『三月の水』でも1曲「Izaura」でデュオしていて、聴き馴染みがあるし、アストラッドよりよほど本格的な歌い口。



ジョアンの単独アルバムとは違って、ゲッツのサックスのフィーチャーが楽しい。というか、本作、スタン・ゲッツ名義で、ジョアンがフィーチャーされてるんだった。

▼Retrato Em Branco e Preto
https://youtu.be/e-tU_x7DoHQ

And the Stylists of Bossa Nova

FUJIFILM X-Pro2 XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macro 2018.01
ume180211今一つ天候が安定しなかった連休。最終日くらいはと、半年ぶりに築港の赤レンガ倉庫に撮影に出掛けようとしたが、また雪が舞い始めた。防塵・防滴で機材を固めて無いので中止。引き返したところへ丁度郵便屋さんが届けてくれた。

  

最近、ジョアンのラインナップをチェックして気になったので入手してみた。『And the Stylists of Bossa Nova』(2017)。2枚組コンピで、英語解説はまだ目通してないが、ボッサ・ノーヴァ史の重要録音を網羅する趣旨の選曲と思われる。同じ曲が各アーティストで2.3曲連続収録されているため、アルバムというより資料価値的に聴く盤だろう。

やはりジョアン・ジルベルトの収録数が圧倒的で、つい先日入手したリマスタ盤との当然ダブリも出てしまうが、この2枚組コンピのほうが正規品らしいレンジに余裕のある音質に感じる。国内盤も出ているし、ジャケ・デザインもなかなか良いです。

国内での渾身の編集盤としてワールド・ファンの間で話題になったエリゼッチ・カルドーゾは、既にぼくは売り払っていたが、「想いあふれて」でまた彼女と再会。久しぶりに聴いても、この歌い方はいやらしくて個性的だが好きになれない。デビュー盤だけが好きでした。
既に悉く廃盤となっているオス・カリオカスの数曲が、ここで聴けるのも購入のきっかけ。やっぱり上手いしユニークなハーモニーだ。ジョアンとの共演録音は古いが、バックアップ・ハーモニーの域を超えてますね。

▼Tom Jobim, João Gilberto e Os Cariocas - Só Danço Samba
https://youtu.be/hLrdMN0Ncls

joao180211

顔から入ってみた

tennoji180209
Panasonic DMC-G8 LEICA DG NOCTICRON 42.5mm F1.2 2018.02

ここ一週間は珍しく体調良くて、ジムに3日連続で通えた。一度行くと、偏頭痛と痺れが来て、また一週間のインターバルと、カラ家賃ばかり払ってきたここ数年。膿がやっと流れ切ったのだろうか。
最近の記事の流れで、かつて通ったバーや立ち飲み屋に行きたくなった。いずれも今もやってるはず。



ネットニュースの見出しに"ピープル誌が選ぶ世界で一番セクシーな男性"という記事があり、読んでみたらカントリー歌手の写真があった。ブレイク・シェルトン。ややいかつい系なので選出には賛否両論あるらしい。
ついでにSpotifyでサーチして、最新アルバムを試聴。カントリー歌手は、若くても鉄板の巧さのある人が多いが、彼もしかり。
それゆえ曲がよほど良くないと、この手のは一杯いると逆に聞き流してしまいがちなのだ。

一通り聴いただけだが、1.2曲好きなタイプがあった。(6)「Turnin' Me On」は、メアリー・ブラックがソリッドな感じで歌う姿が浮かんだ。こういう曲、好きですね。覚えやすい。

続・ジョアンのリマスター?

Panasonic DMC-G8 LEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4 2018.01
robai180207バーのマスターの件から思い出したのが、彼の、清掃業務で知られる大手企業でのバイト経験の話。個人宅の清掃をしてたら、エアコンの上にコンドームが隠してあった等々のエピソードを聴かされた事があり、それ聴いて、ぼくは頼めないなぁ、と思った。
社内清掃の委託は結構だけど、私物中心のスペースを他人に預けてる間、"この家、こんなんあるぜ"とか、ネタにされてると思うと厭じゃないですか。物盗られる訳じゃなし別に構わない、という人ならいいのでしょうが。個人宅にバイト要員をよこすのも初めて知ったが、依頼主が特定されずとも、清掃中の状況について一切口外するな、といった教育を徹底したりはしてないものなんですねぇ。



先日Spotifyで試聴したジョアン・ジルベルトの初期3枚+ボーナス2曲、全38曲のリマスタ盤と思われる2017年発売『Amor Certinho』を、ディスクユニオンのWEBセールにて700円台で購入(別途メール便料金)。
元々あった『The Legendary Joao Gilberto』は、ジョアン本人の許可をとったものではないと、ネットのどこかで読んだ記憶がある。確かに新たに入手してみると、マスターテープの感触がする。かなり状態が悪そうで、ニセ盤は、このノイズをごまかすべくリバーブ処理を施したのでは、と推測する。
いずれにせよ、今回の盤は原盤からのリマスタリング明記されてるものの、果たして公認のものなのかは半信半疑だが。なにせ、いろんなレーベルからコンピが出ているようなので。

The Legendary Joao Gilberto(左)とAmor Certinho(右)
joao180207

▼Doralice
https://youtu.be/V7DVda5ZS-I

4人の奇蹟

minanmi180205
FUJIFILM X-Pro2 XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macro 2018.02

ミナミは相変わらず中国人観光客達で賑わってる。おいしい店、彼らに尋ねてみようか。皆、若くて薄着に見える。

バンド友達の誼みで以前通った音楽バーの跡は、既にいかがわしそうな看板に書き変わっていた。思い出すほど残念ながら、ぼくが過去に通った飲み屋の類の中では、最もクオリティが低い店だった。まるで週末のホームパーティみたいな形態で、過去に一発当てた歌手が、シニアになって趣味的に開くのならまだ分かるのだが。
かつて出入りしていた梅田のライヴハウスで一定の客筋にうけたのが自身で店を興すきっかけになったのだろう。ただ、その客達は、基本的にそのライヴハウスを気に入っていた上で、出演する彼を受け入れていたのではなかったか。彼の歌を求める前に、集える磁場ありきだったのだ。
彼の弾き語りライヴは何度もあちこちで聴かせてもらったが、詰まったり止まったり無く弾き通した日には、一度も遭わなかったと思う。ピアノの試験なんかだと、途中で詰まったら試験官の手元のベルが、チンと鳴ってハイ終わり、だよ。それで高難易の曲は弾かせてもらえず、限られた選曲範囲をぐるぐる回る。でも別にクラシックの世界が厳しいとかじゃなく、どのジャンルでも音楽は演奏が止まったら命取り。ポピュラーは独学者が多いとは思うが、演奏ミスをしてもケロッとしてるようじゃね(しかも譜面見ながら)。10回通して録音してみて、ノンミスの確率をチェックするくらいしないと。そこからが表現云々レベルの始まりだろう。発音も"エ"など穢かった。"どぅえ~~"と張り上げるところなど。



この盤も、リイシューを繰り返してるはずだが、タイミング悪く現在は廃盤のようだ。中古で安く見つかるなら欲しい。2000年代再発盤なら間違いないのでは。
Amazonではストリーミング試聴可能なこのアルバム、割り切ってYoutubeで初めて遅まきながら聴いてみた。てっきりジョアン・ジルベルトの単独盤だと思っていたが、カエターノ・ヴェローゾ、マリア・ベターニア、ジルベルト・ジル参加の豪華作品なのですね。6曲入りなのが惜しい。もっとたっぷり聴いていたい、それほどの魅力がそなわった。

「ブラジルの水彩画」をはじめ、お馴染み曲が聴ける。マリアの声が初々しい。そしてつくづく、カルメン・ミランダってすごい人だったんだな、と後続カヴァーを聴いて再認識する。あの時代にどれだけタフだったんだろう。

https://youtu.be/dkfjJpJG-bs

巧妙な主役陣のウエイト

glion180203
FUJIFILM X-Pro2 XF56mmF1.2 R 2017.06

映画『スリー・ビルボード』をレイトショーにて鑑賞。上映一時間前についでにミナミを軽く撮り歩いた。少しは使えるものがあるといいが。

▼映画.comより
three180203

なるほど、前評判通り良く出来た作品だった。町山氏の評にあった通り、少しでも内容に触れるとネタバレに繋がりそうで、ここで語りづらい。

娘を殺したレイプ犯の逮捕に執念を燃やす母親が、田舎道の寂れた3つの巨大広告看板を自腹で使い、地元警察署長の名を掲げ、捜査の怠慢を弾劾する。
これより先は、読めない展開にまっしぐらだ。ポイントは、この母親が物語上の動機としての主人公になり、いわば第2、第3の登場人物が後続の主役格に描かれる。この各キャストのウエイトの置き方が絶妙であり、脚本にクレバーに反映させている。もちろん俳優の演技力による肉付けはお見事。

市井の人々の俄かな暴走は、さながらアクション劇であり、鑑賞者に衝動の心理を無謀にも共感させ、目には映らない展開を駆け引きする。応酬と腹いせの紙一重。面白いのだけど、虚しさも残る感覚になった。

ジョアンのリマスター?

june180201
Panasonic DMC-G8 M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8 2017.06

冬は花の種類が限られ、ツバキ系の写真ばかりになりがちなので、季節外れの蔵出し。今寒いし、あまり撮影に出掛けていません。



ブラジルの知らないアーティストばかり試聴していると、ちょっと疲れてまたジョアン・ジルベルトに戻ってくる。このコンピレーションは、ぼくが所有する別のコンピに入ってる曲ばかりだが、リズムの歯切れがよく、エコー少な目でリマスタっぽい予感。全然違う感触といってもいいくらい。そろそろジョアンのリマスタ化が進んでいるのだろうか?
ここ数年、リイシューされているジョアンの未聴盤が幾つかあるので、試聴せずとも蒐集したい衝動に駆られる。

手元には初期3枚のアルバムをコンパイルした1枚コンピだけで、スタン・ゲッツとのコラボ録音は1枚も持っていない。理由はアストラッド・ジルベルトのヴォーカルを敬遠しているからだ。彼女のヴォーカル・トラックを抜いた、別の編集盤があれば欲しいのだが。

▼Hó Bá Lá Lá
https://youtu.be/eKy6NJO8GPQ

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 シャケ/YASUHISA

Author: シャケ/YASUHISA
男性 昭和40年代生まれ

愛猫カオ(ロシアンブルー)と同居
常にマイブームがないと生きていけない

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