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2018/01/31

マダムと議論するのは何のため?

shadow180130
SIGMA DP2 Merrill 2017.12

錦織選手の復帰第2戦、今度は白星でホッ。サーブのフォームを変えたんだね。強さが戻ってきた。



クラシック・ポピュラーのコンピレーションは、現在でもこれがベスト1と思うほどお気に入りの『ジョアン・ジルベルトが愛したサンバ』(ライス・レコード)。
ただ、25曲も入ってるため、全曲ソラで歌えるほど記憶したわけでなかった。それが最近、わりと集中的にブラジルものを漁ってきたせいか、久々に聴けば随分馴染んだ曲が増えてた。さすが凝縮されたコンピ。

たとえば(13)「Pra que discutir com madame?/マダムと議論するのは何のため?」など、なんだテレーザ・クリスチーナの歌唱で惚れた同一曲だったのかと。
この曲だけでも、Spotifyのソング・サーチで歌手別に聴くと、ジョアンのカヴァーはもちろん、女性ジャズ・ヴォーカル系などいろいろ楽しめる。こういう民族系の野性味と、洗練されたジャズ寄りと、アレンジ次第でいずれも無理が無いところがブラジル音楽の魅力。
中でも、ヂオゴ・ノゲイラあたり、まだ現在30代だが、オーセンティックな演奏で土臭い歌い口。

https://youtu.be/BQKu36KgXlU
2018/01/29

20勝目の涙

nagai180128
SIGMA DP2 Merrill 2018.01

このカメラは、水面の写真が他メーカーに無い美しい写りに感じたので、現在生産終了品だが中古で去年買い求めた。コンパクトカメラながら画素数4600万で、一眼を超えるほど。まぁ、ぼくはスペックの高低について、分かっちゃいないのだけど。

このカメラを三脚で固定して長居植物園で風景撮影を試みていた時、また変なのが近づいてきた。こちらの手のひらサイズのカメラが、よほど貧相に見えたのか、ニヤニヤしながらどでかい機材を持って、ぼくの目の前を妙にチラつく。
最初は、ぼくが邪魔なのかと思って、いったん横へスライドしてみたのだけど、また付いてくる。様子を見てるとどうも"俺のカメラ、凄いだろ、なぁ、褒めろよ・・・"と言いたげ。
気持ち悪いので自分の撮りたい所だけ手早く撮って、「ああ寒っ」と独り言を言いながら、そそくさと立ち去ってきた。

ゆうべは全豪オープンの男子シングルス決勝、フェデラーがグランドスラムのタイトル20勝目を上げた。チリッチ相手に3セット目あたりからさすがにフィジカルが辛そうに見えたが、フルセットにもつれ込むと試合巧者に軍配があがった。ぼくがテニス観戦を始めたのは、この人がウィンブルドン優勝した2012年で、年齢的にみて最後の雄姿を観た思いだったが、この強さ・・・驚異的だ。

女子の初優勝ウォズニアッキは、かつてランク1位ながら、タイトルを獲得していないことで、実力を疑問視されることもあったそうだ。人の目は厳しいもんだね、あんなに頑張ってても、まだ言われる。そして、またもや準優勝のハレプ、セレナやシャラポワが本格復帰するまでに獲らせてあげたいが。

錦織選手の下部大会復帰戦は黒星、次の大会初戦も同じ対戦相手。リベンジなるか。
2018/01/28

クラシック・カーの魅力、「刑事モース」

▼築港赤レンガ倉庫 GLION MUSEUM(resize)
chikko180128
FUJIFILM X-Pro2 XF16mmF1.4 R WR 2017.06

初めて手にしたコンパクト・ミラーレスを持って、長居植物園で梅を撮っていた頃のこと、向かいで大砲レンズを構えた3人の年配男性が、こちらを見て「あんなもんで撮れるのか?」などと、こちらに届く大きな声で言ってる。どうもフルサイズ機を持つ人の中には、大きな機材で誇示したがる人がいるらしい。
けれど、軽量カメラもちょっと気になるのか、すれ違いざまに、こちらの機種を確かめようと不躾にヌッと覗き込んで去っていく。なんなんだ、この爺さんは。

前回記事で、植物園施設内で三脚持ちの中年男に足止めされてムッとした件を書いたが、こないだ自分が街スナップ撮影をしていると気を遣われた気配を感じた。その時は、所有する中で最もでかい富士のシステムで、妙にプロっぽくみえて恥ずかしい外観だった。子供を乗せた自転車のお母さんが、手前で停まって下がり始めたので、ぼく「あっ、どうぞ通ってください。ただの趣味ですので。すみません。」と。極力、アマの身分と、すみませんと言うことを心がけているつもり。アマチュアってタチが悪いのだ。写真も音楽の世界もそこは同じ。

▼WOWOWサイトより
mose180127

『刑事モース〜オックスフォード事件簿〜』をWOWOWオンデマンドで視聴。これNHKでも放送してたかな。飛び飛びで観ているが、基本は単発モノなので、主人公刑事モースのプライベート動向の流れ以外なら理解できる。
クラシック・カーにアンティーク小物など、ビジュアルは刺激こそないものの、落ち着いて渋い。上品なセリフに込められたエグ味など、さすが英国ドラマ。
2018/01/26

通っていいですよ?

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FUJIFILM X-Pro2 XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macro 2018.01

鳥の撮影をしばらく試行錯誤してみたが、やはり現所有の超望遠レンズでは、描写が物足りなく感じてきた。絵葉書サイズならごまかせるが、この写りでは解像感不足だ。花や人物ポートレートならいいけど、鳥には毛の細かさが欲しい。

ただ、マイクロフォーサーズ(ちょうど今年で10周年らしい)には超望遠レンズの選択肢が乏しい。パナソニックとオリンパスが同じ規格で基本共用できるのは有り難いが、2社合わせてもラインナップは限られる。
それに純正レンズのほうが、手振れ補正が優位だ。パナには、ぼくの手持ちより上位のパナライカの100-400mmのズームレンズも出ているが、ネット上の作例やレビューを見る限り、やや物足りない感だ。
中途半端にこれに手を出すより、ちょうどこないだ、さらにパナから新発売された200mmが最高級だが、32万もするのか・・・。
あとは現開発中といわれる50-200mmの動向をみてからにするか。

超望遠は手持ちで使いたい。一般的に三脚必須なんだろうけど。どうも鳥を待って、ジーッとするのが性に合わないもので。
話は逸れるが、長居植物園に行った時、鳥撮影に三脚で待機中の人から、「ちょっと待って、通らないで」と言われた。言われた通りに立ち止まったが、「あーあ、逃げちまった。もう、通っていいですよ」だって。何が「通っていいですよ」だ。
鳥からある程度距離を取るため、歩道を挟んで設置したのだろう。こちらも分かるから気を遣うようにしてるが、彼の後ろは通れない。一体どっちが邪魔してるんだか。
一応、帰りに植物園の受付にこの件伝えたら、恐縮して謝られてしまった。ぼくも撮影目的だから、制約の少ないここは気楽で良いが、それだけマナーに関する苦情も寄せられる事があるのだろう。
2018/01/24

6話完結のサスペンス

chikko180123
FUJIFILM X-Pro2 XF16mmF1.4 R WR 2017.06

WOWOWオンデマンドにて、英国クライムサスペンス『埋もれる殺意〜26年の沈黙〜』を観始めた。このドラマは先の『同〜39年目の真実〜』に続くシーズン2だ。1シーズンにつき6話完結がなかなかとっつきやすい。

ドラマの作りはシーズン1と同様、年月を経て発見された遺体を元に、主人公の女性刑事とその部下の捜査が始まる。この間、事件を取り巻く登場人物達の現在の動向が断片的に示され、視聴者はこの中に真犯人を見出そうとするわけだが、犯人捜し以上に、いっけん接点の無い各人がどういう秘密を抱えながら人生を歩んできたのか、その物語描写に興味が注がれていく。

ゲイ要素が、市井の人々の暮らしに自然に扱われつつあるのも特徴か。海外サスペンスでは、ゲイ要素がトリックの種明かしに絡むことが年々多くなり、"デキるはずの無いと思ってた、あの人とこの人が!?"と意表を突く趣向の犯罪ネタに、フィクションとはいえ複雑に感じていた当事者もいたのではないだろうか。本ドラマも結末まで観ないと何とも言えないが、描写が普遍的になりつつあるのではないか、という向きも感じる。

▼WOWOWサイトより
wowow180123
2018/01/22

サリー・マクレナン

sally180121
Panasonic DMC-GF7 LEICA DG SUMMILUX 15mm F1.7 2018.01

空堀商店街を撮影してみようと出掛けたが、商店街って、店の人と目が合うから撮りづらいんだね。中崎町を訪れた時もそうだったっけ。何か買うついでなら「撮っていいですか?」と申し入れ易いのだけど。しかし、了承を得たところで、たかが素人、リラックスして上手には撮れないだろう。人の活気を自然に写すのは難しい。



それで商店街から逸れて路地裏を歩き、民家に挟まれた一軒の雑貨店を何となく撮ってみた。既に潰れているらしい。ガラクタが無造作に店の前に放置されていた。
帰宅して、PCで写真チェックしていると、この店の看板の字体から、ひょっとしてアイリッシュ繋がり?と、サーチしてみた。ザ・ポーグスの楽曲名がヒットした。その歌詞の中に出てくる酒の名前だ。「サリー・マクレナン」。

ザ・ポーグスは、もちろん気になるバンドではあったが、長年、オイスターバンドと同様になかなか縁が無いまま。ぼくが女性ヴォーカル優先していること、パンクを知らないことなどが理由だが、あらためて試聴すると、ぼくが酒飲みじゃないからってのも大きいか。
パブの酒飲み連中に出稼ぎ、といった伝統歌を継承したかのような秀逸な作風。味のある演奏ではあるが、既にぼくの関心が多彩なハーモニーのほうに行ってるためか、パンクといってもフォークにカテゴライズした理解に留まってしまった。
2018/01/21

ベスト16に残った日本人

susuki180120
FUJIFILM X-Pro2 XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macro 2018.01

全豪オープンは開催から一週間が経ち、ベスト16が出揃った。今シーズン、ベスト16に残った日本人選手は、大坂なおみ。

20歳になったばかりの彼女、去年の全米では勝利目前にしながらも、地元アメリカのキースに追い上げられ、あれよという間の敗北。泣き出しそうなこの時の彼女はとりわけプレッシャーに弱い子供に映った。
グランドスラムで1.2勝しても、次になかなか駒を進められなかったのが、今年は表情に余裕が生まれていた。地元オーストラリア選手相手のほうが観客が盛り上がるから楽しみだとインタビューで答える。プレッシャーがかかると彼女の中の脆い乙女が出てしまうのでは、というぼくの懸念は吹き飛ばされた。考えてみれば子供だから弱い、ってわけじゃないよね。不慣れな大の大人のほうが、あんな大舞台で大泣きしちゃうよ。

めぐまれた体格、セレナ・ウィリアムズばりと言われる強打。明日、世界ランキング1位のハレプを倒してほしい。ハレプも大好きだけれどね。
全豪も見送った錦織選手は、週明けに下部大会での試合復帰だ。こちらも見逃せない。
2018/01/18

CSIはNYがいい

mejiro180117
Panasonic DMC-G8 LUMIX G VARIO 100-300mm F4.0-5.6 II 2018.01

超望遠レンズは稼働率が低いかもしれないと、純正レンズの中でも敢えて安いほうを選んでいる(それでもソコソコのお値段だけど)。実際、鳥など動体撮影の機会がなかなか無く、購入から1年経ち、ようやく本腰入れて撮る気になってきた。

それで先日、植物園に三脚持って出かけたけど、鳥の鳴き声は聴こえるけど、何処にいるやらさっぱり。何やら鳥撮影目的らしい年配グループがいるが、あそこがスポットなのかしらん? しかし皆さん、大砲のようなレンズばかり。ぼくのズーム望遠端300mmでは、まだまだ足りないと分かった。
ようやくピントが合わせられたところで、鳥さんの後姿だったりと、まったく絵にならない。こりゃ気長な道楽だわ、と短気なぼくは早々に諦めかけた。もっと長い良いレンズを手に入れたら、本気になれる?
いやいや、もったいないから今のレンズで対策を考えよう。たしか近所の家の柿の木によく来るメジロがいたな、あれなら至近距離で撃てるかも。
撮り方も見直す。パナが得意とする動画技術を利用した4Kフォト撮影に切り替えてみよう。いわゆる写真の連写とは違う、動画から良いショットだけを切り出して写真データに移行するというもの。
これでトライすると画素数は下がるが、動体撮影のヒット率は格段に上がった。コマ送りしながらの画像チョイスは、骨が折れるが。結局、己れの技術よりカメラ機能頼みだが、使わない手は無い。しかしまぁ、メジロのなんとすばしっこいこと。1コマ毎に動きが落ち着かない。



深夜にテレビ大阪で『CSI:NY』の再放送をやっていて、観られる時に観ている。このドラマは他に、マイアミ、科学捜査班などシリーズ化されているが、ぼくはこのニューヨークのシリーズが一番気に入っている。馴染みやすい顔ぶれなのだ。
なんといっても主演のゲイリー・シニーズがいい。脇もいいけど、この人の存在感がいい。彼のことを初めて記憶に留めたのは、2003年映画『白いカラス』だった。
他のマイアミ・シリーズもいいけど、あの主役の俳優さん、かっこよいのだろうか。渋味はあるが。母性本能くすぐりタイプなのかな。

でも先日のNY、日本について取り上げたシーン、やはり日本に対する認識の甘さが出てた。既にネットで笑い話になってるが、犯罪の小道具となる招き猫の底に、謎の文字が記してあり、捜査班は最新技術で解明しようするが、どの文献にも当たらない、解読不能文字だと深刻になってる。その文字とは、、、カタカナで「ネコ」!! ネコじゃん。監修者を立てなかったのか。

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2018/01/16

混沌のアルバム

tobita180115
FUJIFILM X-Pro2 XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macro 2018.01

色街通りを撮ったら、「紅灯の海」を思い出した。中島さんが竹中直人に提供した曲。

【けがれなき者よ この海に迷い込むな
幼き者よ この海に憧れるな
あてのない明日と しどけない過去の日々が
すれ違うための 束の間の海だ.】
(中島みゆき「紅灯の海」より引用)



1998年作品『わたしの子供になりなさい』収録。当時、この歌が好きで、頭の中で何度も繰り返してた。
しかし、アルバム全体の印象はヘヴィで、中島さんのヴォーカルはクセが強い。メロディ的にぼくが好きなトラックは「紅灯の海」の他、フェイ・ウォンへ提供の「清流」、石嶺聡子へ提供「You don't know」。

今、振り返るとラストの「紅灯の海」~「4.2.3.」への流れは凄まじい。こんな構成のアルバムは、他アーティストで巡り合う事は無いだろう。
「4.2.3.」は、在ペルー日本大使公邸占拠事件をモチーフにした長尺曲。不穏なムードのサウンドは、かつての『グッバイ ガール』収録の、やはりラスト曲「吹雪」に近い(いずれも瀬尾一三編曲)。
"4.2.3."と溜息まじりに歌われる理由とは? 目の前で犠牲になった兵士が担架で運ばれても、"日本人が救出されました!"とばかり声高に叫ぶ日本人リポーターの動向を重く描写する。ぼくはこの楽曲を政治的メッセージとしてではなく、ただ単純に受け止めている。そのテーマはアルバム全体に通じている。
2018/01/14

fray180113
FUJIFILM X-Pro2 XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macro 2018.01

時々、夢中で撮っていると、通りすがりの他人に笑われる事がある。そんなに変なのか? たしかに、"そんな物、必死で撮るほどのもの?"と不思議(不審)に見られても仕方ないか。あからさまに声を上げる女性の傍らにいる男性が、「あれは逆光を利用して撮ってるんだよ」って、説明してあげてる。
目的が何かなんて人にすぐに伝わらなくて当然だよね。何年前だっけ、ノーベル賞獲った日本人が、それまで一家総出で研究用に懸命に夜釣りをしていたら、"今夜の晩飯ですか?"って訊かれたって。それと同じようなものさ?



前回記事で触れたポール・ウィンターwithカルロス・リラ『ザ・サウンド・オブ・イパネマ』が届いた。2016年国内ソニーのブラジル・コレクション1000シリーズから。2001年DSDマスタリング。これと先日紹介のベストがあればリラに関しては満足できるかと。この時代のアーティストがそうであるように、'70年代に入るとエレクトリックが入るので。それ以前の素朴な生音が良い。

リラはこの盤で、過去曲を幾つか再録音しているが、(6)「アルアンダ」など、オリジナル録音のほうが原曲らしいアグレッシヴなムードが活きているが、こちらはアルト・サックスを交えてメロウになってる。聴き比べも一興だ。いずれもリラのギター基調で極端な楽器編成の違いは無いから、平らに楽しめる。本盤は、インストゥルメンタルを交えたやや長尺のアレンジになってるのが特徴。オリジナル録音の実質、歌部分のみの短い弾き語りも良し、どちらもオススメ。
セルジオ・メンデスがピアノを弾いてるなど、パーソネルを確認するまで気づかない人もいるのでは? キューバの技巧派ピアニストに比べて、この柔軟さ。

https://youtu.be/OYDeUdgch0k
2018/01/12

ポール・ウィンターのリオ

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FUJIFILM X-Pro2 XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macro 2018.01

リヴィングストン・テイラーのFbを覗くと、去年末にブルース・スプリングスティーン夫妻と一緒に写ったスナップが。なんでもリヴのかつてのプロデューサーが、ボスの現マネージャーらしい。そのマネージャーも一緒に写り、さらに端っこの見覚えあるやんちゃな面影の白髪男性は・・・なんとジョン・マッケンロー。大物は繋がってるんだねぇ。
そのテニスだけど、全豪オープンを目前に前哨戦ツアーも視聴できるので、TVの前で腰を据えようと胡坐をかこうとしたら、脚が硬くてかけなくなっている。これはストレッチに猛取り組みしないといかんわ。



先日、中古購入したカルロス・リラの自選ベストがとても良かったので、後回しにしてたポール・ウィンターとの共作も国内廉価盤の在庫が残ってるうちに買う事にした。
ディスク到着前に、ポール・ウィンター&セクステットの旧作も聴いてみた。ジャケがとても美しいね。以前にこの名義では『ジャズ・ミーツ・ザ・ボサノヴァ』を少し取りあげたが、比べるとこちらは随分贅肉を削いだ、旋律重視のアレンジとパフォーマンス。
いわば「黒いオルフェ」が通底するような静謐な郷愁をそそるボッサ・ノーヴァ曲が多い。とてもアメリカ産ジャズ・ボッサとは思えないほどで、拍子抜けする人もいるかもしれない。引き算の演奏というか。
これにリラの歌唱を乗せたら・・・などと自然に連想できたくらいだから、先駆け購入は正解だったようだ。
2018/01/12

歌詞カードの愉しみ

orient180108
FUJIFILM X-Pro2 XF35mmF2 R WR 2018.01

家を出ると、俄かに目の前をオリエント急行が走り抜けた。走り抜けたといっても、鈍スピードだけど。



こちらも中島さんのシングル。『命の別名』。'98年発売かぁ、もう20年前になるんだ。こちらもドラマ主題歌になっていたが一切視聴せず。彼女らしいテーマをシンプルな詞と旋律で歌い上げる。この後にアルバム『わたしの子供になりなさい』で歌い直したヴァージョンのほうが、よりこなれて迫力が出ているので、ぼくはアルバム版がオススメですね。

カップリングは今や若いシンガーのカヴァーによる追随が続く「糸」。こちらはさらに遡って'92年アルバム『EAST ASIA』からのカット。初期からのファンにしてみれば、よもや彼女の曲があちこちの結婚式で歌われるなど、想像しただろうか。この曲が出る以前は、せいぜい「時代」くらいが穏当だった。が、「時代」にしても"今日は別れた恋人たちも・・・"の件があるから、カップルの祝福に向いてるとは言い難かった。

「糸」が、このビッグ・アーティストにして、なぜここまで年数をかけて世に浸透していったのか。アルバム発売日に合わせて買ったぼくにしてみれば首を傾げるほど、ずば抜けた作品だ。当時の『夜会』テーマ曲として発表された大曲「二艘の舟」をラスト・トラックにするかと思いきや、つづく本ラスがこの「糸」だった。
カラオケを中心に歌詞を知って広まったのだろうか。この歌は歌詞を見る妙味がある。特に最後行。
2018/01/07

敬遠した愛情ソング

tram180106
Panasonic DMC-G8 LUMIX G VARIO 100-300mm F4.0-5.6 II 2018.01

正月に、置きピン(予めピントを合わせた箇所に、電車など狙いの被写体を打つ撮り方)の練習がてら、なんとなく撮った一枚。人々が短い間隔の線路をそれぞれ渡っていく姿が気に入っています。手前の男性の顔が写っていますが、トリミングで鮮明じゃないのでどうかご容赦を。



部屋の掃除中に出てきた中島さんのシングル。たしかテレ朝系の刑事ドラマの主題歌だったかと。ぼくは彼女のファンだが、この曲は嫌いで、彼女の全曲の中で最も嫌いといってもいいほど。ハードボイルト系に合わせた作風に無理があったか、終始ちりめんビブラートのヴォーカルに、瀬尾氏の古臭い弦アレンジ。この弦聴いてると、なんだか千家和也氏が提供していた頃の、初期の百恵ちゃんあたりを思い出させる。同ドラマへの提供曲では、それ以前の「たかが愛」のほうが似合ってた。

カップリングは小林幸子へ提供した「幸せ」。この曲もあの豪華な衣装で紅白で歌われたらしいが、興味なくて観てなかった。歌唱は小林のほうが安定しているだけ上手いけれど。このタイプのみゆき曲なら、「笑ってよエンジェル」が好きです。
2018/01/05

'70年代の輝き

FUJIFILM X-Pro2 Helios 44-2 58mm F2 2017.12
tubaki180103・去年の暮れにウクライナから到着したロシア産のオールドレンズで撮影。木漏れ日を背景に撮ると、光がぐるぐるボケを醸し出す。

・錦織選手は新たなシーズンの全豪も欠場。昨シーズンから同じく休養中のジョコ、マレーあたりも、現地入り後に欠場発表など、トップが今年も怪我に泣いている。

・去年秋から使用している都市ガスのストーブ、電気料金はグンと減ったが、かわりにガス料金をみるとトントンですねぇ。ちょっとは節約になるかと思ったが。それでも狭い部屋にこの一台あれば、エアコンの暖房いらずだ。

・鼻の蓄膿の排膿は新年も続く。片鼻だけだったのが、さらにもう一方からも。長年の頭痛の原因は間違いなくこれ。なぜ一遍にまとめて出尽くさないのだろう。



ふと考えたのだが、持ち家で無い以上、CDを今後増やす訳にはいかないのではないか、と。一枚ずつ買う段では小物買いの感覚だが、思いがけずカメラ趣味が増えたことで、空きスペースが狭くなるばかり。カメラの防湿庫のように、一定の容量以上は一切保管不可能にする発想を、CDでも持つべき段階に来たのかもしれない。

上記画像、ウェイン・ベリーは、'70年代フレーヴァーが横溢するカントリー・ロック。わずか40分足らずであらゆるエッセンスが楽しめる。演奏も上手いうえに、予想以上に味がある。この時代、誰が何をやっても音楽がサマになるように思えてしまうが、間違いなく、彼らの実力そのものなのだ。
2018/01/02

総合力の勝利

sake171231
Panasonic DMC-G8 LUMIX G VARIO 100-300mm F4.0-5.6 II 2017.12

全豪オープンテニスに合わせてWOWOW再加入。早速、パースで開催されてる国別対抗戦を視聴しているが、テニス選手ってほとんど休み無しだねぇ。偉いわ。12月のほんの少しだけじゃないかな、休暇がとれるのは。



ちょうど今日ユーミンのライヴ放送があったのでついでに視聴。新作『宇宙図書館』を引っ提げた2016-7年のコンサート・ツアー収録だ。
最近の曲は全く知らないので、序盤は彼女の音域の狭さ、発声しづらそうな歌い方が気になってしょうがなかった。低域が少し潰れてきたようだ。伸びが無いのは昔からだったか。
しかし、淡い作風の親しみやすさは相変わらずで、ステージセットのシックなリッチさと、脇を固めるダンサー、ミュージシャン&コーラス陣のバックアップに惹き込まれていく。盤石な構成力。
後半、やや声の出がよくなったか。MCを挟まぬ曲の連続で客席は興奮のるつぼなのが分かる。同世代で全く音楽性の異なる中島さんも、かつてはこんな風に連続して歌ったものだが、最近はエネルギー量が多いため1曲ずつ休むことが多くなった。

アンコールのメドレーはさすがにぼくでも知ってる曲ばかり。気になるヴォーカルも通しで観ると圧倒されるのだから不思議なもの。映像のクオリティは高く、同じWOWOWスタッフ絡みでも、大貫さんのとはずいぶん差があるね。
2018/01/01

冬のヴァラエティ

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Panasonic DMC-G8 M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8 2017.10

年明けてから何故か掃除始め。積読の本や、しばらく聴かなかったディスクがぞろぞろ出てくる出てくる。しばらくは、この所有する中から整理がてら記事にしてみよう。

去年末は撮り鉄になろうと、寝かせたままだった超望遠レンズを持ち出し、電車撮影にトライ。遮断機が降りて来たのに気づかなくて、脳天直撃。それで一枚もまともなのが撮れてなかった。さすがに焦点距離が長いと、構えの練習しないといけませんね。



先日『リクエスト』のリマスター盤を買った竹内まりやさんの、こちらは一つ前の作品『ヴァラエティ』。これは記事にしてなかったようですが、CDが普及し始めた頃、ゴールドCDでリイシューされたもの。Amazonで確認したところ現在取扱いはないようです。通常盤はもちろん入手可能。
久々に聴くと、こないだのリマスター盤よりも若干音良いんじゃないの?と感じる。当時もLPレコードより格段に音質が上がった印象を持った記憶がある。

『リクエスト』はアイドル歌謡向けの提供曲中心だっただけに、気分次第でこちらの作品のほうがアダルト・コンテンポラリー寄りで好きだった。
さすがに若くてきれいな声の伸びだ。最近の彼女の作品は聴いてないが、これらの曲を現在再現するとどのような歌い口になるのだろう。一度はライヴを聴いてみたいが、未だ叶わない。
彼女は日本語で歌っても、ぼくにはあまり日本的な感覚で聴き取れない。「One Night Stand」など同じ3拍子でも、純然たるカントリー・ポップだ。その点で、大貫さんのポップスは言葉が沁みますね。