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2017/12/30

「Love Me」さがし

Panasonic DMC-G8 OLYMPUS 9mm F8.0 Fisheye 2017.12
fisheye171229ゆうべ夜の水仙を撮ってみようと、公園の池の柵を乗り越えようとした時、開脚が出来なくなっていることに気付いた。体コチコチ。夜間の撮影もまだまだ下手。
この写真は魚眼レンズで撮ったもの。もうレンズは増やせないなと思っていたら、カメラボディのキャップとレンズが共用になった薄型を見つけた。広角なのでうっかり自分の足も写り込んでしまったが、本来こんな短足では無い。

  

手持ちのフランシス・ブラックのCD『ザ・ベスト・オヴ・フランシス・ブラック』を流して、やっぱり「Love Me」って良い曲だなぁ、と作曲者バリー・ギブのオリジナル、つまりビージーズの録音も聴き直してみるが、凝り過ぎててあまり好きじゃない。フランシス版のほうがヴォーカル向きに自然な流れだ。
フランシスのプロデューサー、デクラン・シノット(メアリー・ブラックの元プロデューサー)は、他に別のヴァージョンを参考にしたのだろうか?と、もうちょっと探してみたところ、これかなという女性ヴォーカルが見つかった。

イヴォンヌ・エリマン。日系アメリカ人らしい。ぼくは全然知らなかったが、グラミー賞も獲ってる。このカヴァー・ヴァージョンが当時流行って、フランシスも馴染んだのだろう。この曲、2コーラス目のサビから、さらに展開する部分が、スカートがめくれるような快感なのだが、イヴォンヌ版はここをダビングで重ねていて、一方フランシスのほうは、通しで歌えるアレンジ。やはりデクランのプロデュースは優れていると再認識。

▼イヴォンヌ・エリマン「Love Me」
https://youtu.be/t9Leo4GRCjI

▼フランシス・ブラック「Love Me」※Spotifyリンク
https://open.spotify.com/track/17hz8zcYqBGQIL7o0RxAa5
2017/12/28

自身監修のコンピレーション

momiji171222
FUJIFILM X-Pro2 XF56mmF1.2 R 2017.12

近くに港はあるが、砂浜を見る機会が無いので、数日のうち神戸か和歌山の海にでも行こうかと。しかし、昼間っからの冷気にすくんで、近所を軽く撮り歩いては、そそくさと踵を返してしまう。ウォーキングと違い、時折立ち止まりながらなので、いっこうに体が温まらないのだ。

先日のAmazonの商品違いによる返品の件、あれはAmazon側の手違いではなく、マケプレ出品者側のミスだったようだ。返金後、商品の再掲が無かったままだったので、仕方なく次に価格の安い出品者に乗り換え一から購入し直し。速やかな返金処理は結構だけど、返金の一律文言以外に商品交換に繋げる人的な配慮が無く、一切詫びも無いとは機械的で寂しいもの。



年末にもう一枚求めたのが、カルロス・リラの、デビュー・アルバムからの3タイトルから厳選されたという『ベスト・セレクション1959-1963』(2003年日本国内盤)。中古1000円程度で入手。
ベテランのリラですから、この手のコンピは例外なく方々から扱われているようだが、Amazon国内レビューに、アーティスト本人による監修のため、他に無い高品質のリマスター盤との評価がなされていたのが、この廃盤品に決めた理由だ。

なるほど、音は期待以上にすごく良い。低音もしっかりと。ストリーミングにはこのリマスタ・ヴァージョンは出てないと思うんだよね。先日、拙宅が記事にしたイーディー・ゴーメの歌唱で知った「The Message」の原曲「Caminho do Adeus」も収録。
個人的にカルロス・リラのヴォーカルについて、特に思い入れを持ったというほどではなく、純粋にボッサ・ノーヴァ曲への関心から、このベテランに必然的に辿り着いた感じかな。
この時代のあとに、ポール・ウィンターとの有名な共作盤『ザ・サウンド・オブ・イパネマ』が出ているが、そのころにはリラの歌い口に、ちょっとクセが立つのが少し気に入らない。男性歌手が色気を醸すためによくやるような、喉を低く鳴らすように摺り上げる歌い方が目立ってきた。

▼ヴィニシスとの初共作曲(11)「Voce E Eu」
https://youtu.be/OFJaNNQje10
2017/12/26

How can I tell her

FUJIFILM X-Pro2 XF56mmF1.2 R 2017.12
aiki171225年末になって久々のCD購入。近ごろ拙宅が話題にしているフォー・フレッシュメンの、7枚分のアルバムを4CDにコンパイルしたREAL GONEレーベルのコンピレーションです。値段は1000円ちょっと。

  

このレーベルの廉価シリーズは、過去にドリス・デイの初期モノを持っています。音質はそこそこという印象。このフォー・フレッシュメンについても、ひとまずリマスターを謳っていますが、キレキレというほどでもなく、安定した一定の音量レベルで各アルバムが聴ける。ライナーノーツ等一切添付してないが、オリジナル・ジャケ写がコラージュで見開き掲載。

収録アルバム・タイトルは以下のとおり
・『VOICES IN MODERN』(1955)
・『FOUR FRESHMEN AND 5 TROMBONES』(1955)
・『FRESHMEN FAVORITES』(1956)
・『FOUR FRESHMEN AND 5 TRUMPETS』(1957)
・『FOUR FRESHMEN AND 5 SAXES』(1957)
・『VOICES IN LATIN』(1958)
・『THE FOUR FRESHMEN IN PERSON』(1958)

ストリーミング試聴段階では、各レーベル間の音質クオリティのジャッジが難しく、今日日、せっかくソフトで入手するなら、音質のしっかりしたものから集めていきたいところだが、なんせこのグループ、録音枚数がばかにならないだけに、一気に7枚分が聴けるアイテムは見逃せない。これをベーシックに残りの気になるアルバムをチェックしていこうと。

ストリーミング試聴段階ですでに気に入っていた曲の一つが、アルバム『Freshman Favorites』のラスト・トラック、「How can I tell her」。曲の良さはもちろん、ピアノ伴奏が印象的。もちろんハーモニーは絶品。

https://youtu.be/eSR-F7ZHH_c
2017/12/24

ハイローズのギフト

street171223
Panasonic DMC-G8 M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8 2017.12

カメラ&レンズ保管用の防湿庫は50ℓのものを選んだが、手持ちを一通り詰め込むと一杯に。最初に買ったGF7のレンズキットだけ入り切らなかった。防湿庫のコヤシにならないよう、ローテーションしないとね。
今後はアクセサリー類だけチマチマ買い足すつもりだが、早速今日届いた中古の外付けフラッシュが商品違い。Amazon初の痛恨ミス。マケプレからの委託発送で、新旧よく似た型番だから間違えたのだろう。初めて返品手続きしたが、システムがなかなかスムーズで日本郵便が集荷に来てラベルも用意してくれるのはいい。



男性4人ジャズ・コーラスつながりで、こちらのサイトを引き続き参考に、ザ・ハイローズというフォー・フレッシュメンの人気と同時期に活動していたというアメリカのグループ。アルバムは、私のブラジル興味に基づき『ハプン・トゥ・ボサ・ノヴァ』をチョイス。
フォー・フレッシュメンに比べて、やや線の細いハーモニー構築に聴こえるが、声質の個性の違いだろうか、傾向的に中高域に重きを置いたようなアレンジに聴こえる。
イーディー・ゴーメの歌唱で知られる「ギフト」が男性ハーモニーで聴ける。なんかこの辺りのグループ・ハーモニー、探すといろいろ出てきそうですよ。

▼ギフト
https://youtu.be/yXjws6-FfVU
2017/12/21

テイバーの極上

nanten171219
Panasonic DMC-G8 M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8 2017.11

冬の撮影のために、指ぬきの手袋を初めて購入。結構あったかいもんだね。付けたままシャッターが切れる。今年は駆け足でレンズを貯め込んで、ついに防湿庫まで据え付ける事にした。現像代はかからないわけだから、機材の保管だけはきっちりやりたいもの。



ジューン・テイバーの新作は2013年『Quercus』以来。ECMから第2弾『Nightfall』が今年発売されていたことは知り得ていたが、ストリーミング試聴機会をうかがって待っていた。今般Amazonプライムにて叶った(微妙にSpotifyとラインナップが違うんだね)※追記、Spotifyでも本作試聴可。

2013年『Quercus』は、ECMの蔵出し音源のような第1作で、たしか2005~6年頃のスタジオ・ライヴ音源だったかと。新作では、ライヴでは無く、新録だと思うが、彼女の録音は歳を取るほどに研ぎ澄まされていくようで、この深化を初めて聴く人、ジャズファンからすれば一体どう受け止められるのだろう。ぼくはすっかり彼女のトラッドからのこのスタイルの虜になっている。

パーソネルは前作に続き、長年のピアノ伴奏者ヒュー・ウォーレンに、サックスのIain Ballamy。今作から前作タイトルのQuercusをグループ名にしたようだ。トラック(1)「Auld Lang Syne」は、ご存知「蛍の光」の原曲に当たるが、旋律の解釈はもはや原型をとどめていないほど。(5)「You Don't Know What Love Is」は、彼女唯一の、現在廃盤でストリーミングも試聴不可である1991年ハンニバルから発売のジャズ・スタンダードのみの曲集『Some Other Time』から音数を削いで歌い直したもので、さらなる味わいを堪能。

ラストの「Somewhere」は、ぼくはバーブラ・ストライサンドで聴き馴染んでいただけに、テイバーの歌い口にすごいギャップを感じるが、聴き終えるとやはり彼女らしいな、と思える佇まいだった。
2017/12/19

100人以上のお気に入り写真

写真共有サイトFlickrに投稿始めて1年余り。今日、そのサイトにて世界中から選ばれた年間トップ写真が発表されていますが、どれもスケール大きいなぁ。カメラのスペックはもちろん技術も持ち合わせた人ばかりなんだろうけど、日本に普通に住んでたら出会えない被写体ばかりで、やっぱり物珍しさがポイント高いのかねぇ。
そこで拙宅でもささやかなランキング遊び。そのFlickrの私の写真の中で100人以上からお気に入り登録されたスナップを順に挙げました。ほぼ植物ばかり。(カッコ内は今日現在の登録者数)

第1位(114人)
Boke 2
3月に撮ったボケの花です。茂みに分け入ったように前ボケかまして、少し幻想的な雰囲気を狙ったつもり。パナライカの中古マクロレンズ、買ってよかった。

第2位(107人)
Boke
上記写真がウケたので、こちらもアップすると人気があった。みんなピンクが好きだね。ボケの花はやがて濃厚な赤色に変わるのだけど、そちらの写真はウケなかった。海外のサクラ人気と同様の傾向があるようです。

第3位(105人)
Macro tulip
こちらもマクロレンズで。チューリップの群れの背景のボケにクローズアップした主役の一輪の断片が好評を博したか。まぁ、マクロを手にしたら誰もが挑む構図でしょう。

第4位(104人)
Lotus pond
長居植物園が蓮の盛りの時期のみ早朝から開園してくれるので、真夏の7時に出向くと既にカメラを手にした人でいっぱい。葉っぱの青さを見ると暑さを思い出し汗が再び吹き出そう。このアングルからしばらく粘って、撮り終えて後ろ振り返ると忌々しそうに順番を待つ二人組が・・・。

第5位(100人)
Kao-chan
ベランダで涼む愛猫。レースのカーテンを効果に使ったのがよかったか。太り気味だけどグレーの毛並みと青い瞳に海外からも美しいとコメントいただく。性格も涙が出るほど優しい。今冬も一緒の布団で寝ています。
2017/12/18

イン・セッション

FUJIFILM X-Pro2 Helios 44-2 58mm F2 2017.12
winter171216どうやら年末年始はフォー・フレッシュメンとオス・カリオカスを互い違いに聴いて過ぎてしまいそう。それぞれアメリカとブラジルの老舗コーラス・グループ、ぼくはごく最近になって並行して聴き始めたところですが、両者の音楽の共通性を取り上げている日本語サイトがあり、偶然ではないかもと納得。

いわばどちらもジャズ・ハーモニーを基調とするテンション・コード入りの四声の創始者同士なのだ。ともに1940年代スタートだが、ブラジルのオス・カリオカスが何年か早い。意外にフォー・フレッシュメンがブラジルのコーラスに触発されて・・・なんて経緯があったのかどうか。

  

フォー・フレッシュメンの2005年作『In Session』は、今時の録音質感でバンドは抑制気味に、変わらず質の高いハーモニー。一体メンバーはどうなってるの?と、70年間のメンバー構成を辿ると、英語版ウィキペディアに詳細があった。およそ25人ものメンバーが入れ替わり四声を支えてきたのだ。創始メンバーのうち一人が、'90年代まで頑張っていた。その後は、各世代のリーダーがオーディションなりして、看板を守ってきたということか。たぶんどの時期を聴いても、このメンバーじゃなければといった違和感は無いでしょう。
2017/12/16

仲間に入れて・・・

cosmos171214
FUJIFILM X-Pro2 Lensbaby Composer Pro II with Sweet 50 50mm F2.5 2017.11

オス・カリオカスのディスコグラフィは掌握しづらく、ストリーミング・サービスのリストを見ても、どれがオリジナル・アルバムやら分からないが、いかにもコンピュータ・ソフトで作ったようなデザインのジャケは全てコンピレーションだろう。
コンプリート・ボックスを是非だして欲しいが、今更というタイミングだろうか。

以下のオリジナル・ジャケ、好きだなぁ。ぼくも混ざって写りたい・・・って、どのパート担当するっちゅうねん、って感じですが。
特に、クラシック・ギターって、脚組まずに踏み台使うじゃない? あれ上品で好きなんだよね。もちろん収録内容も素敵です。Amazonプライムにて試聴。



▼Tem Do
https://youtu.be/XawYc0iRuRE
2017/12/14

手に入らない"私の恋人"

winter171214
Panasonic DMC-G8 M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8 2017.12

フジのネット・プリントサービス利用による来年カレンダー、第3弾まで作ってしまった。自己満足の世界。やはり年末ギリギリまで撮りだめてからチョイスしないと、後々これも入れときゃ良かった、となるもんだ。
仕上がりには概ね満足だが、明度や色彩に自動補正かけられてしまうので、ぼくは素人だから像さえしっかり写っていれば妥協できるけど、気になる人もいるだろう。個人的には特に、植物・花関係は色味が変わり過ぎる印象で、ストリート・スナップ中心に選んで注文するほうがいいと思った。アガパンサスなんて、実際の花に触れていればこんな色味になるわけがないと感じたほど。全体的に黄色味が強くなる傾向のようです。

画像のみ
cariocas171213

オス・カリオカスのオリジナル・アルバムで現在、入手可能なCDは一枚も無さそう。ここ10年ほどリイシューが途絶えたままのようだ。フィリップス音源だからかもしれないが、数年前に出たコンピ以外に代表作すら無いとは寂しい状況。

日本語タイトルでは『私の恋人』というアルバム、1964年のこれまた美しい録音。Amazonプライム、Spotifyでも聴けず、Youtubeで見つかった。マルコス・ヴァーリの代表曲など、ハーモニー・ワークで表情豊かな仕上がり。

▼全曲フル試聴
https://youtu.be/Eo9EVIXkuNg
2017/12/12

フレッシュマス!

moniji171211
SIGMA DP2 Merrill 2017.12

中島さんの新作『相聞』は、レンタルして聴いた。久々のツタヤ実店舗利用。リアル店舗の役割は、もうJ-popのCDレンタル以外にほとんど無いんじゃないか。

その『相聞』、ちゃんとオーディオ・セットで聴くと、彼女のクセのある声もきれいな音処理で聴き易く感じた。が、2回目以降のリピートからは、また元通りの印象に。どうも歌い分けによるカラフルな表情がわざとらしく聴こえる。「小春日和」など作りすぎじゃないだろうか? それに転調盛り過ぎで、聴き疲れする。『夜会』のギミックを持ち込んだ感じなのだ。これが好きな人もいるのかもしれないけど。
お気に入りは、やはり「移動性低気圧」ですね。ちょっとポップス色を加味した感じは、何作か前の「夢だもの」に近い。こういう職人芸はさすがだ。きれいに歌えているし、シングル・カットすれば意外性あっていいと思うけどな。でも、前作の「Lady Jane」のブラス同様、生音でやってほしいティンパニが打ち込みで処理されてしまうところがチープで残念。アルバムの肝でない部分だから、軽めの処理なんだろうけど。
平原綾香への提供曲「アリア」のセルフ・カヴァーは・・・、ラストの高音をピークにキー決めしてるため、終始不安定なヴォーカルだ。曲自体が難し過ぎる。ただ、近年のライヴビデオでも感じたが、張り上げるタイプの曲が増えて、逆にかつて得意としていた呟くような低い音域が支えづらく、歌いにくそうな印象。



街は今時のアーティストによるクリスマス・カヴァーが流れていますが、聴き慣れたメロディのリアレンジにどうも魅力を感じるまでに至らない。うまいんだけどね。
フォー・フレッシュメンやオス・カリオカスなど聴いてると、さすがハーモニー・グループだけあって、音の強弱が表現手段として大事に扱われていることが分かる。ところが最近アーティストの録音物は、音圧がかかり過ぎて、それが伝わりにくいのだ。
自分が'60年代を振り返りたがるところは、自然に聴き感じ取れるからなんだろう。上記画像のフレッシュメンのクリスマス・アルバム、もちろんわざとらしさは微塵もなく素晴らしい。
2017/12/10

2017年購入アルバム・ベスト5(ポピュラーのみ)

FUJIFILM X-Pro2 XF56mmF1.2 R 2017.12
hanwa171204年末にかねてからSpotifyで気に入ってたアルバムを合わせ買いするつもりだったが、先日シグマの中古カメラを衝動買いしてしまい、音楽CDの購入は年内見送りに。
ちょっとベスト選出などと見出し付けるには、購入10点中の5点ほどで、おこがましいですね。クラシックはフォーレのみ。SACDは一点も買えず。

以下、素直に選んだ5枚、順不同。

・John Pizzarelli/bossa nova(2004)
これはもう何度も取り上げたので、お気に入りと分かっていただけるはず。こんなセンスのいいアレンジと、ボッサ・ノーヴァ曲以外の選曲の妙は、意外と見つからないものなんです。ジョンとはこれきりの付き合いだと思うけど。

・Eliane Elias/Made In Brasil(2015)
こちらもブラジル系。ピザレリのアルバムと替わりばんこによく聴いた。洗練された現代ラテン・ジャズが、ふくよかに沁み入ります。奇をてらわないハーモニー感覚が好き。

・Mary Black/by the time it gets dark 30th Anniversary Edition(2017)
オール・リミックスに追加・修正を加えたオリジナルは'87年の名盤。絶頂期のヴォーカルにデクラン・シノットのプロデュースがさらなる傑作の次作『ノー・フロンティアーズ』に導く。音のバランスは良くなったが、旧盤は手放せない。

・Livingston Taylor/SAFE HOME(2017)
教会でのライヴ・レコーディングが目玉。弾力のあるソフトな音響が聴き心地よい。リヴのヴォイスはだいぶ嗄れてきたが、若手女性ヴォーカルのサポートとうまくバランスを取ったプログラムになってる。まだまだ活躍してほしい。

・セルジオ・メンデス&ボサ・リオ/イパネマの娘(1962)
このころのセルジオ・メンデスのインストが好きですね。他にアントニオ・カルロス・ジョビンをフィーチャーした同時期のアルバムも購入候補だった。ブラジル'66以前のほうがムードが渋いね。
2017/12/09

1枚のシャーデー

nagai171208
Panasonic DMC-G8 LEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4 2017.12

神職の姉弟間であんな事件が起こるくらいだから、もう世の中どんな諍いがあっても仕方ないのかな、なんて。尤も一般の家業が抱えない、組織絡みも含んだ事情があるようだが、肉親間での問題に違いはないだろう。
ウチも上のワガママにちょっと困っている。きょうだいの夫婦に子供が出来ないことをこちらに辛く当たってくるのだ。夫婦の子作りをどうやって、ぼくが邪魔できるというのだろう? ふだんから負けず嫌いで自分のほうが勝ったと何かと優越感に浸りたがる一方、叶わぬことは弟のせいと恨むとは困ったもの。



シャーデーのジャケはどれも見覚えがあるというのに、Spotifyで初聴きという。フリートウッド・マックに続き、疎い感想になりますが、何枚かのオリジナル・アルバムを聴いた中で、一番しっくりきたのが上記画像の作品。全体的にスローで瞑想的、ミディアム・テンポの「Kiss of Life」のクルージング感も、夢に落ちるような静謐感。
聴く側のフィジカルとシンクしたのかもしれない。なにしろ肉体疲労がひどくて。何か頑張ったっけなぁ、という程度なのですが。
2017/12/07

なんとTVドラマ化

sigma171207
SIGMA DP2 Merrill 2017.12

田亀源五郎のコミック『弟の夫』がNHKドラマ化されるんだってね。この話題には少し驚いたけど、この作品、文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞もしている。ぼくはまだ1巻しか読んでなかったが、この機会にまとめ読みしようかとも思う。
物語は確か、カナダで現地カナダ人と同性婚した日本人の弟が死亡し、夫が、娘と日本で二人暮らしの自分(兄)を訪ねてくるという始まりだった。
田亀氏は、もともとSMハードコアコミックを描いており、本作執筆にあたり柔和な画風に変えて、一般コミック向けに分かり易く伝えている。(キャラクター的に巨漢好みは、外せなかったようだが。)



10年前に当宅で映画『ブロークバック・マウンテン』の解釈を書き、若いゲイ君達の反感を買ったのが忘れられない。「主人公たちは愛し合っているんです!」という金切り声が彼らの文面から聞こえてきたが、ぼくも受け止めは同じだった。だが、そこに一つ捻れが加わっている事について、彼らは考えてくれなかった。それは誰の心にも偏見はある、ということ。

彼らはほどなく馬脚をあらわしてくれた。当宅をプチ炎上に導く遠因となった神奈川の主婦ブロガーが、ご自分の記事において、レズビアン議員(こないだもウチの隣町で選挙演説してたよ)をTVで観て、"私の中に黒いものが渦巻いた"と記したとき、「素直な気持ちが言えて素晴らしい」と讃えたのだ。
つまり、BL好きの主婦が、ちょっとリアルに同性愛を理解しようとして、その女性議員の出演番組を観てみたということらしい。それを男性ゲイ君たちは、学ぶ意思として讃えたつもりかもしれないが、それ、君らが黒いモノと呼ばれてることと同じなんだよ?と、書き込み見てて言いたくなった。幾つか知らんご自分大好きな若い子にネット上で諭すのもねぇ、と、そっとしておいたが。
主婦ブロガーは、現在すでにブログそのものを削除している。あの記述がまずいことにさすがに気が付いたのだろうか。己の心が黒いとまでは知らずとも。
2017/12/06

「消息」をたずねて

momiji171204
FUJIFILM X-Pro2 XF35mmF1.4 R 2017.11

先日聴いた竹内まりやさんの『リクエスト』のリマスター盤でのライナーで出てきた、「消息」という曲がフリートウッド・マックをイメージした件から、初めて(!)このグループを試聴。
50年以上ものキャリアを持つバンドだそうですが、メンバーの入れ替えもありますよね? 活動が長いと1枚のアルバムだけで判断しかねる。最初にチョイスした'90年代アルバムはとてもハードなサウンドで、ぼくには無理。



次に試したこちらの'82年アルバム、1曲目からピンときた。時期的にもこの辺りから、まりやさんが影響受けた可能性があるのでは? ミディアム・テンポで、ソフト・ロックのオーセンティックなコード進行の感覚。聴きやすいですね。メンバーがスティーヴィー・ニックス加入の時代になるのかな。
2017/12/04

悩ましいアニヴァーサリー盤

denim171203
FUJIFILM X-Pro2 XF35mmF2 R WR 2017.05

まりやさんのリマスター盤の達郎氏による解説で、カーリー・サイモンの名が出てきたので、念の為カーリーの新譜情報をチェックしたところ、出てた! 『REQUEST』と同年に発表された『COMING AROUND AGAIN: 30th ANNIVERSARY DELUXE EDITION』です。



既にレビューを書いて下さってる方によれば、音質向上に見るべきものはなさそう。リマスタ特記も無いしね。内容的には、ボーナストラックとして、映画『ワーキング・ガール』の主題歌の他、同時期に書き下ろし・録音されたアルバム収録外の単曲と、本編と別ヴァージョンのシングル曲など。いずれもほぼ手持ちコレクション範囲。
さらに、ディスク2は、やはり同時期に行われたマーサズ・ヴィンヤードでの野外ライヴ収録。こちらも、何年か前、ソニーからリマスタ・リイシューされ、結構な高額で買い直した。

カーリーのオフィシャル・サイトでもこのアニヴァーサリー盤の告知がありますが、UK盤だし、本人の息がかかったアイテムではなさそうな感じがする。本作のリマスタについては、カーリーの自叙伝用サントラに、先行して幾つか抜粋収録されており、一聴して向上が認められるが、今回アイテムとは無関係だろう。アルバムの全曲リマスタが叶う日は、いつのことやらねぇ。
2017/12/03

リクエストのリマスター

kura171202
Panasonic DMC-G8 LEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4 2017.11

11末でタワレコのポイントが消滅するというので、先日から気になってた竹内まりやさんの『REQUEST -30th Anniversary Edition-』を買い増した。
リマスタ効果は・・・もっと迫力が出ていると思っていた。これはこちらの期待し過ぎ。しかし'80年代の打ち込み主流の時代って、どうして'60-'70年代録音のリマスタより劣化して聴こえるのだろう。中島みゆきさんの瀬尾さんとの初コラボとなった『グッバイ ガール』のリマスターも期待値を上回ることはなかった。
とはいえ、初出盤よりも向上していることは確かで、'80年代についてはテクノロジーとの折合の試行錯誤時期として、リスナーも割り切って聴く部分を持つべきなのだ。

最近、聴き返すことのなかったこの『REQUEST』、こんなにテンポ良くサクサク進むアルバムだったのか、と。恐らく同録では無いだろう、オケのリズムに合わせてよく器用に彼女は歌いこなすものだ。国内シンガー&ソングライターで、これほど楽曲のクオリティ並みに歌唱力を持つ人は他になかなかいないだろう。ただ、あらたに添付された達郎氏の解説にあるように、当時は育児への理解が今ほどでなく、今よりリリース・テンポの速かった業界の状況下だったということだが、バンドとの同録を基軸にじっくりレコーディングを進める時間が持てていたら、より表情豊かな仕上がりだったのではないか、とも思った。

氏の解説では他に、(3)「けんかをやめて」のアナログライクなレコーディング最中、隣のスタジオでTMネットワークが新鋭の打ち込みをやっていて、自分たちはこれでいいのか、という不安を感じたのも今では良い思い出、といった件、
(4)「消息」は、まりや本人はフリートウッド・マックをイメージしたそうだが、そうとは露知らずの私はカーリー・サイモンのイメージでアレンジした等、興味深い。達郎氏がカーリーを意識したとすれば、『Another Passenger』あたりのアルバムかなぁ。でも、言及があるまで今までピンときませんでした。まりやさんがカーリー好きだとは知っていましたが。
2017/12/02

サンバ・ロック

street171130
FUJIFILM X-Pro2 XF56mmF1.2 R 2017.12

長居植物園の紅葉撮影に再トライしたが、そろそろ終わりですね。結局、京都は行かず終いになりそう。人多そうだし、寺とのコンビネーションなら大阪府内でも不可能では無いので。
先日のカメラ散歩でシンガポールから来た、日本語学習中だという若い人いわく、"自分の国は歴史が浅いから風景が平坦、大阪は駅ごとに全然違って魅力がある"んだって。なるほど。ぼくは単に都会はそういうひしめき合いのようなものだと捉えていただけだったが、確かに。労働者の街から、ものの10分、自転車漕いだらミュージアムのようなお屋敷街なんて隣り合わせは、この辺くらい?



引き続き、オス・カリオカスの録音につき、さらに遡って、1957-1959年音源集を試聴。コンボ編成のボッサ・ノーヴァから活動を始めたグループかと思っていたが、初期は、こうしたラテン・オーケストラをバックに瑞々しいハーモニーを聴かせていたんですね。
ジャズ・スタンダードも吸収するだけに、ラテン系アーティストは懐が深い。正統派の上品な音楽スタイルは、たとえ音源が古くとも、必ずここへ帰ってくる魅力を伝えてくれます。
オス・カリオカスのアルバムは、微妙にAmazonプライムのほうが充実しているようで、また乗り換えようか。

https://youtu.be/eUVQyd_kbqY