初めてのディノ

izakaya170225

カラー撮影が上手くいかないと、モノクロ変換したりして表現を試してみるのですが、モノクロってほんとはそんな安直に捉えてはいけないんだろうね。モノクロの極意が解る日がいつか来るだろうか。



ディーン・マーティンの歌声のイメージは大体知ってたつもりですが、ちゃんと耳を傾けるのは初めて。『Like Never Before』(1961)を試聴。
この人、俳優のイメージが強かったが、もともと歌手から始まったのですね。Wikiにある通り、ビング・クロスビーの影響はありそう。ルックスほどの男臭い歌い口は感じさせず、メロディの魅力を実直に伝える。俳優にありがちな"雰囲気上手"では終わらない、クルーナーならではの美しいフレージングだ。

こういう甘いヴォーカル、今なら誰が聴かせてくれる? 最近の音楽は武装しすぎ、などとボヤき始めたら年寄り? いえ、いつどこに生まれ付いても、この年代のポピュラーは好んで聴いたと思います。

英国トラッドの横溢

key170225

Spotify再契約。少し更新が軽快になるかな。今年は珍しくCDを1点しか購入してません。レンズにかかってしまって・・・。CD買わない年にしてみるのもいいかなと思ってる。手持ちを整理しつつSpotifyで情報を仕入れる、と。



英国トラッド・シンガー、シャーリー・コリンズの新作『Lodestar』(2016)が出たと知り、早速試聴。
なんでも彼女のドキュメンタリー・フィルムの制作がなされたそうで、当初は伝説と化した彼女の足跡を辿る予定だったそうですが、新譜のレコーディングが久々に始まり、ドキュメンタリーもそちらへ方向転換したとか。何十年ぶりかの録音じゃないでしょうか?

さすがに加齢は隠せないシンギングで、若い頃の音源を知らずに、本作から聴いた人は首を傾げるかもしれない。が、たとえばアイリッシュ・トラッドの女王、ドロレス・ケーンがアルコールで不調をきたしたのとは違い、自然な老齢のシンギングの印象で、曲が進むにつれて、没入できる。ツボを押さえたバッキングもいい。浮遊感があるのに根を下ろしている、この感じは、やはり唯一無二の存在なのだ。

ゲルギエフのラヴェル

lamp170223

この写真は、ある料亭の前で。木に吊られた和灯の撮影は、光量差があって難しかった。3個だけでは何処か物足りない感じがしたので、右下端にもう一つ貼り付けた。



LSOのライヴシリーズSACDは、うちの環境では良く響かない、と過去記事に書きました。この盤、『ダフニスとクロエ』全曲、ボレロ、亡き王女のためのパヴァーヌ ゲルギエフ&ロンドン交響楽団、も記事にすることないまま、最後にもう一度聴いてから、中古に出そうかと思って流したら、、良かった。
少しドライ目のホールトーンに長い間馴染めなかったのだが、オーセンティックかつ情熱的な指揮が、新録音により購入当時よりダイレクトに届いた。

曲目は、
ラヴェル:
1. バレエ音楽『ダフニスとクロエ』全曲
2. ボレロ
3. 亡き王女のためのパヴァーヌ

ラヴェルはクリュイタンスやモントゥーの印象が強いが、ラヴェルの管弦曲をSACDで聴ける録音はまだまだ限られるだけに、やはり手放せない。ラヴェルの管弦曲自体、作品点数が限られるが、どれだけの人々の記憶に刻まれていくことだろう。

シンフォニック・コンサートのダイジェスト映像

ume170221

今までほとんどjpegの撮って出し画像をアップしてたのだけど、初めてRAW現像ソフトを使用。きめ細かい補正が利くので、いろいろパターンがありすぎて悩ましいが楽しい。今や、カメラボディ側で撮った後から、フォーカス修正を変更したり出来る機種も出て、ほんとに時代は変わった。シャッターを切る一秒前の画も記録できるなんて、どういう仕組みなんだろう。これを進化と呼ぶのに抵抗のある御仁もいるのだろうね。
でも、少なくとも現像依頼しないで済むのはいい。初めての一眼で、夜景撮影に失敗した件、過去に書いたが、当時、現像出来を受け取りに行った時、苦々しい顔で写真を渡された。すると、傍に座って居た常連らしき客から「店主に撮影の仕方、教えてもらえ」と、いきなり横から言われ、気分悪かった。たぶん撮った写真を見せたのだろう。今では、個人管理できるようになって良かったと思う。



大貫さんの、例のビデオ作品のダイジェストが一部ですが出ました。このポニキャニの一連のジャケ・デザイン、これで最後にしてほしいな。オリジナル新作からは変わるだろうけど。
ヴォーカル処理をどうするか注目していたのだが、動画で聴く時点では、やはりホールトーンを吸わせた、柔らかな音場の空気を含んだミックスになってる。
いわば、通常のポップスのようなリップノイズまで聴こえるようなキレキレのミックスではないだろうと予想していた。バックが重厚だからね。千住氏の編曲の全貌も知りたいし、これはやはり"買い"ですね。

拍子の習い

bridal2

ワールド系サイトで知ったのだけど、Everson Moraes, Aquiles Moraes & Leonardo Mirandaの『Irineu de Almeida e o Oficleide 100 Anos Depois』が昨年のMM誌のラテン部門で年間ベスト2に選ばれたんだってね。納得。

蒸し返すようだが、このアルバムについて、音楽バーでバカにされたんだよね。変な音楽、とマスターに拍子抜けしたように肩を落とされたシーンを憶えている。
確かこのアルバムの話題をしてる際、マスターが2拍子と4拍子の違いが解らないと言い出した。えっ、今更なにを?と、こっちが拍子抜けした。
拍子の違いも解らずに、小遣稼ぎにギターを教えて金取ってたのか、と驚かされたものだった。
しかし、拍子について明確に認識出来ていないと、音楽が理解できないものだろうか? このラテン音楽を、拍子など特に気にせず、自然に魅かれた人は、沢山いるはず。アマチュア界では自ら演奏実践する人が、聴くだけの人よりも解ってない、というケースはあり得ると思う。

実際、生徒から2拍子と4拍子の違いの説明を求められたら何と答えるつもりだろう? 「同じと考えてよろしい」と答えるのか? あるいは「自分のフィーリングを信じていればよろしい」とか尤もらしく? 8分の6と4分の3の違いを訊かれても、「2で割ったら同じだよ」と答えていたら、恐ろしい。
もし、人から音楽を教えてくれる知り合い紹介を頼まれたら、ネットで探すほうがまだいい、とアドバイスするね。顔見知りであることが、けして信用に結びつくとは限らない例だ。

フィンランドのアコ

cokacola170213

こちらも入手してから記事にしてませんでした。フィンランドのアコーディオン奏者、マリア・カラニエミ『Vilda Rosor』(2010)。来日は過去に東京のみであったと記憶している。
アイリッシュなどケルト系とはテイストは違うが、どう説明したらいいか・・・、北欧ならではの陰影がマイナー・キーに漂う。アイリッシュは喜怒哀楽の表情がハッキリしていて、マイナー・キーでも明快な旋律性を持っている。フィンランドのこの彼女が鳴らすサウンドには、陰影といっても、淡白な感じ。そこにアコ独特のリズムの刻みの感触が加わり。

  

ロマ系の香りも感じる。アコのこうした混じりっ気が好き。マリアのシンギングは、ヴォーカル単独でのマイクをセッティングせず、アコと同時に一本で音場の空気を伝えているようだが、個人的にはこの録り方は好みではなかった。あくまでアコがメイン。

▼収録外ライヴ映像

ケルティック・コンピレーション

ume170213

『Celtic Voices: Women of Song』(1995)。もうこの手のコンピレーションCDは、ストリーミング聴き放題が台頭した今、手放そうかと思う。どのアーティストも平らに好んで聴かない以上、パッケージで温存する意味を感じない。擦れ痕があるから、1円くらいだろうけど。

  

本作は4人の女性シンガーが登場。Mary Mclaughlin, Maireid Sullivan, Connie Dover, Emma Christian。ケルト方面のシンガーは、大目のリバーブに、薄い歌い口で幽玄さを醸し出すタイプが多いが、本質的に歌唱力が優れている人は限られているもので、メアリー・ブラックがいかに器が大きかったか、久々に聴き返して実感。

この中では、コニー・ドーヴァーに関して一頃、一連のソロ・アルバムを好んで集めた。近作では、オーケストラと組んだクリスマス・アルバムが個人的には大コケで、声量の足りなさを露呈してしまい、ミックスダウンに苦労したのでは?と推測する。最新作では、カントリー寄りの自作フォーク・アルバムが出ているようだ。

コニーをバックアップしたフィル・カニンガムの貢献は大きい。カパーケリーあたりのような際立つサウンド・プロダクションで、この分野の最新サウンドを聴くようで、垢抜けていた。

▼An aimsir bhaint an fhéir
https://youtu.be/1q-0-OrdXgA

持込音源

sakaiharbor170212

こないだ植物園の森林ゾーンに足を踏み入れたら、超望遠を持った爺ちゃんが無言で手招きしてくる。そーっと近づいてみると、カワセミの青い姿が見られた。オスのほうが綺麗なんだってね。「いいレンズ持ってはりますねー」と言うと「いや、ヘタクソや」とご謙遜を。



新作待ち遠しいリヴの、これは'94年発売『持込音源』。いわばライヴ録音である。これ、日本独自盤なのかな、現在は廃盤だが、日本語訳詞はもちろん、MCもすべて訳収録。このような丁寧な国内仕様は、今ではなかなか見られなくなったんじゃないか。

レコードというより、FMの録って出しの質感だが聴きやすい。自作を筆頭にギター弾き語りの高パフォーマンス、飛び入り客の参加コーナー、カーリー・サイモンの「うつろな愛」やスティーヴン・ビショップ「オン・アンド・オン」も取り上げる。あらためてライナーを読むと、興味深いカヴァーが多く収録されているので、後日オリジナルを辿ろうと思う。

▼収録曲のスタジオ録音版
https://youtu.be/A7cm11bcFXU

Fools Dream

sasanqua170209

例年通り、鼻がムズムズしてきました。

街角スナップがどうも苦手で、人通りの邪魔にならないように、とか、レンズを向けて怒られないようにしなくちゃ、とか気を遣ってしまうから、じっくり撮れない。そんなところへ、超広角で人々を上手に撮ってる写真を見つけ、超広角レンズもいいな、と。こないだ超望遠が気になる、と悶々としてたばかりじゃないか。

  

Spotifyの再契約前にもう少し手持ちの記事にしてなかったCDを。長年、メアリー・ブラックのサポート・メンバーであるキーボード奏者、パット・クロウリーの初リーダー作、フルート奏者のジョニー・マッカーシーとのデュオ・アルバム『フールズ・ドリーム』(1998)です。

メルボルンでのメアリーのコンサート後の打ち上げで、メンバー達の他に、このパットの息子もいて、少し会話をしたのだが、ぼくが無理して突っ込んだ会話しようとして、気まずくなった場面があった。英語が出来ない以上、やはり当たり障り無く留めておけば良かった。彼らはあちこちツアーに帯同しているから、すっかり忘れてくれてるだろうけど。

本作はトラッド風味の全オリジナル。それほど耳に残るメロディはないが、同じパイプを入れないデ・ダナンほどの硬派なトラッド・グループがとっつきにくいなら、こちらから聴くのもいい。現代的なヒーリング感覚も合わせたようなアレンジ。1曲メアリーが表題曲でリード・ヴォーカルをとってる。他にスティーヴ・クーニーなどお馴染みのメンツが参加。

ホリデイの歌い口

kao170206撮影したものは、一応その場で液晶ディスプレイで再生確認できるが、サイズが小さいのでピンボケに気づかず、撮れた気になって後でPCのディスプレイで見てガッカリ。重ねて撮り直しておけばと後悔。液晶はモニター拡大も出来るが、スクロールがまだるっこい。フィルムの頃を思えば、有り難い機能なのだけど。ほかに、日中、太陽の下では、反射で全くディスプレイが見えないので、勘で撮って日陰で確認する。この点から、ファインダーを求める人がいるんだろうね。

  

ビリー・ホリデイの名盤『奇妙な果実』を取り出した。サラやエラに較べると歌い口が個性的過ぎて、ぼくは時々しか聴けない。思うに彼女は特に、盤を針で聴かないと、生々しい記録が伝わりづらいように思う。'90年代に買ったCDなので、今はマシなリマスタが出ているかもしれないが。
ジャケとともに気に入っているライヴ盤『ビリー・ホリデイ・アット・J.A.T.P.』はiTunesで試聴して購入候補のままだ。これが現在一番のお気に入り。

Take Love Easy

ume170205

長居公園内にある植物園はすっかりお気に入り。長く住んでいるのに初めてじゃないか、大阪市民で良かったと感じたのは。今週末も梅など撮りにいったが、皆さん高そうなカメラ持ってるワ。憧れるけどやっぱりあんな大きな本体とレンズ、三脚を運ぶのはぼくは嫌だな。

  

手持ちのエラ・フィッツジェラルド&ジョー・パス『Take Love Easy』(1973)。ぼくが持ってるジャケは画像とは異なり、エラとパスのツーショット。パブロ時代のエラは、デッカや膨大なヴァーヴ盤に較べると聴く頻度は低いが、たまに取り出している。
ちょうど雨が上がりかけのタイミングで、ジャズギターの音色がしっくり。パブロ在籍中も艶やかさを失わないエラの、腰を落ち着けた滑らかな歌い口に久しぶりに耳を傾けた。

▼全曲試聴
https://youtu.be/P1d4NHsyQgs

トッキーニョ

kamoreflection長居植物園に仲良しの二羽の白鳥がいて、けっこう人懐こく近づいてくれるから撮影にもってこいなのだけど、鳥ってひっきりなしに首が動くんだよね。飛び立つシーンまでは望まないから、なんとか二羽ともポーズが揃った瞬間を狙いたいが、毛繕いと水飲みを忙しなく繰り返す。これは、いまの腕前ではたとえ超望遠を手に入れても撮れないな。少しは生態とかの理解も必要なのかね。鳴き声は意外に凄味があった。

  

こちらも"Samba"が付く曲名つながりでの試聴。トッキーニョの『Obrigado Vinicius』(2013)。この方の名前、初めて認識しました。恥ずかしながら、とか言い出すとウチはキリが無いですけど。年齢差のあるヴィニシウス・ヂ・モライスとのコラボ作を手がけてたんだね。ずっとクレジットを見ないまま彼の多くの曲を知らずに親しんできたらしい。
このアルバムはたぶんヴィニシウス死後のトリビュート制作なのだろう。さすがにキャリアに裏打ちされたキレキレのバッキング、こなれた滋味な節回しは、この時点ではまだ声質に慣れないが、名曲ずくしもあってガツガツ聴き進められる。ちょっと若い頃のアルバムも聴いてみようと思う。

▼こちらは若かりし頃のトッキーニョのライヴ映像

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プロフィール

 シャケ/YASUHISA

Author: シャケ/YASUHISA
男性 昭和40年代生まれ

愛猫カオ(ロシアンブルー)と同居
常にマイブームがないと生きていけない

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