コンプリート・トリオ

こちらも三人娘、ですが姉妹ではありません。名立たる歌姫の見覚えあるスリー・ショット。えっ、これ新譜?。

trio3偶然見つけたこのジャケ、9月発売予定のエミルー・ハリス、リンダ・ロンシュタット、ドリー・パートンの『The Complete Trio Collection』で、3枚組だそうです。ライノ発。

これまで1980年代に『トリオ』、続いて'90年代に『トリオ2』が発表されました。では今度の3枚組の内訳は、というと、ディスク1~2が既出オリジナル盤のリマスター、ディスク3はオルタネイト・トラックに未発表録音集だそうです。米Amazonでそのオルタネイト・トラックのほんの一部が試聴できたのですが、アレンジのヴァージョン違いによる完璧なハーモニー・ワークを確認。これは未発表録音にも期待が持てます。

▼愛聴盤トリオ、トリオ2
trioold

三姉妹の剣の舞

まだ聴き込めていませんが、数ヶ月前に入手していたアンドリュース・シスターズの『WAKE UP AND LIVE! (THE SONGBOOK, THE ENERGY & THE BLEND) 』(2014)を。

andrewsister

オールド専門レーベル発。4枚組で2000円ほどでしたから安いものです。パイド・パイパーズやビング・クロスビーなどをリピートするうち、いつかは聴こうと思ってた三姉妹。
音質は安定、ビングなど大物ソロのバック・コーラスを務めたトラックも集中的に編集されています。レパートリーは豊富、なんとハチャトゥリアンの「剣の舞」がモダン・ヴォーカルものに変身!
とにかくハーモニー抜群で、プロ中のプロ。アメリカン・ポップスの良心は、このころに出尽くしてしまったのじゃないか、と思うほどです。

      (2)

先日の地震の件にまつわる記事を書いた後、当時のことを思い出してまたワナワナしてしまった。あのころ自分は体調不良に悩んでおり、先方には「文字を読む気力すらないから、宗教関連の本は送らないで」と伝えているというのに、「今こそ読むべき」と次から次へと送られて、困惑したのだった。

当事者では無いなりに日常生活を過ごしつつ、どこか悶々としていると、中島みゆきさんの先日のラジオ番組の書きおこしメッセージを見つけた。
彼女はかつて20代の頃、同じニッポン放送のDJで、つま恋ガス爆発事故を受け、自らあの地に楽しい場所ですよ、と誰かを誘って事故に遭わせなかったか?と悔いて、思わず放送で吐露した件を、その後のエッセイに記していた。あの頃のメッセージと基本姿勢は変わらないが、現在の彼女には、30年を経て現実的な側面も伝えるプロの逞しさが備わったように感じる。一度も会った事の無い人に(ライヴは何度も鑑賞しているが)、そうした変化が感じられたのが心強かった。

http://www.1242.com/lf/articles/2960/

2004年のテレーザ

一ヶ月ほど前に注文していたテレーザ・クリスチーナ&グルーポ・セメンチのアルバム『A Vida Me Fez Assim』(2004)が届きました。久々にサンビーニャを利用しての購入。

assim

スタジオ録音盤としては初入手。2005年ライヴ盤『O mundo é meu lugar』を甚く気に入って、スタジオ盤も是非といろいろ試聴して、結果、その前作にあたる本盤が、ライヴ・パフォーマンスのオリジナル録音が多く収められていることを知り、聴き比べも兼ねようと。

何の衒いも無いストレートな演奏と録音が気持ち良い。うまい連中だなぁ。テレーザって、ベースが入らないサウンドが良く合うヴォーカルだと思う。このグルーポ・セメンチとの活動でキャリアを極めた後、独立して新作ではカルトーラのライヴ・アルバムが出ているが、僕自身、まだまだブラジル音楽にもサンバにも親しんでいないので、カルトーラの曲をギター一本の伴奏だけで歌い通す趣向は渋すぎて、未だ手は出せない時点。他に若手ロックバンドとの共演アルバムも試聴してみたが、巧く歌えてはいるのだけど、やはり彼女には本盤の頃のパゴーヂのフォーマットが一番似合っているように思う。

東京都内で熊本県のアンテナショップに立ち並ぶ人々のTV映像を見て、5年前の知人とのやり取りを思い出した。大学関係の顔見知りだった知人はプロテスタント信者(大学自体はミッション系とは無関係)で、震災当時、SNSかメールだかのやり取りで、僕が「地元産の物を買おう」という意見をすると、「今は、お祈りの時期です!」と激怒されたのだった。
彼女は人の命云々のときに物々の件など不謹慎な、という考えだったようだ。もちろん僕にも祈りや願う気持ちはあるよ。しかし、彼女はテンション高く、直後に自宅まで電話をかけてきてこちらをクソミソになじった後、一方的に切った。
あれは、僕が優先順位を取り替えて接したところで、丸く収まったとは思えない。彼女は自身の"祈り"のステイタスに他者は足元にも及ばないということを、強烈に誇示していたようだった。
恐らく、入信していれば同じ意見交換でも、様相が一変していたのではないか。その後もこちらの種々の発言に関して、まるで断罪を待ち構えるようなフシが次第に感じ取れ、恐かった。さらに数年後、果たして再び気に入らないと引導を渡されたとき、5年前の件を蒸し返したところ、相手はすっかり自身の言動を忘れていたようだった。これは知己であることだけを頼りに辛抱するのはやめたほうがいい、という教訓になった。
あの電話の、「私はあなたとは違います」といわんばかりの高慢な態度。こちらの立場からもまた、同じ事がいえるのだけど。

BRAND NEW SONG

ピンク・マルティーニのメーリングリストに登録していて、新曲のスタジオ・ライヴの通知が到着。キューバンな男性デュオが甘やかで良い感じです。向かって左のヴォーカルはお馴染みの日系人メンバーですね。今年後半にはニュー・アルバムがリリースされるようです。

サローキ・アーギ(5)

少しずつ練習を再開し、物理的にこちらの更新頻度は低くなりそうです。だいぶナマって(怠けて)しまって、昔の練習本から始めているが、こんなに難しかったっけ?とうなだれてしまう。薬指などすっかり弱くなって、音の粒が均一に揃わない。当時、教師に教わった鉛筆の痕が随所に残っている。こんな運指の訓練目的の機械的な曲、よく暗譜出来たもんだ。今じゃ絶対無理。


korforgas


ハンガリーのサローキ・アーギちゃん、ちょっと僕の中でトラッド界のアイドル的存在になりつつあり、彼女のFbから画像をもらって、壁紙にしたりなんぞしてる。ミュージシャンの容姿については一切問わないですが、アーギちゃんほどの若い方って、あまり音楽的に憧れることが少なかっただけに、自分にとって新鮮なのです。


以下は、現在の最新作『ひとめぐり~歌とおはなし』収録曲からのライヴ映像。この曲は親指ピアノを用いて、アフリカン・リズムを子供向けに優しくアレンジ。(動画貼付けは原則止めましたが、商品化されていない入手不可能な音源については、稀にご案内します。ほとんど自分用ですが。)



【昔々あるところに
コンゴ国の何もないお店がありました

外も中も何もありません
風がただ吹くだけです

何もなんにもありません
紐一つありません

上からキリンがお花を食べました】

※国内盤訳詞より一部引用

サローキ・アーギ(4)

タワレコ・オンライン年度末割引で買ったもう一枚はこちら。同じくサローキ・アーギ『天の喜び、地の祝福』(2012)。ハンガリーのクリスマス・キャロル集。

orome

先に記事にした新作『ひとめぐり~歌とおはなし』では、若干CD-Rにコピーしたかのような音質に苦言を呈したが、こちらは録音手法が違うからなのか、よりアコースティックな手触りのせいか、はたまたリバーブが利いてるからか、音響的には新作より良いが、2010年代のマスタリングとしては少し遅れを取っている感じがする。日本でもマスタリング・エンジニアに乏しいと言われてるくらいだから、ハンガリーの業界もそうした事情なのかも。

内容は収録短めだが、とても気に入っている。管アンサンブルのアレンジに乗せた力の入り過ぎない歌い口が魅力。アーギちゃんの動画を探してみたところ、本国TV局とみられる番組に多数出演していて、主に親子連れの観客を入れたコンサート活動が多いようだが、アルバムにも時々みられるように、ロマ音楽の濃い節回しを、コワモテのサックス・プレーヤー達とともに、髪振り乱して烈しく歌いまくる野外ライヴ映像もあり、多面的な活動をしているようだ。その基盤には自身の地道なトラッド研究・ジャズからの影響があるのだろう。

▼同作からのライヴ・パフォーマンス(ダイジェスト)、フル映像が観たい

ハレド以外のライ

Amazonでの書籍以外2000円以下の買い物は送料がかかるようになりましたね。CDも除外してほしかった。とはいえ、最近ほとんどマケプレからの購入が多くなっていた。国内新譜などはタワレコの割引クーポンなどを利用している。

ストリーミング利用については、Netflixは元が取れる感覚なのだが、Apple Musicだと少し高く感じる。僕の場合、あくまで試聴目的で、最終的にCD購入するつもりだからそう感じるのだろう。Apple製品が大好きなら拡張して継続利用する気になれるだろうが、今のような断続的な利用法だと、YouTubeで探しまくる作業とさして変わりないんじゃないかとも思えてくる。

lounes

偶には合わなかったアルバムを。発売当時、入手していた故ルネース・マトゥーブの1998年ラスト・コンサート・ライヴ録音のCD化(2CD)。当時、ワールド音楽リスナーがこぞって絶賛していて、試聴もせず買ってみたものの、ヴォーカルのねちゃっこさに付いて行けなかった。当時はリンク集から覗きに来る人達の目を気にして、記事アップを見送ったのでした。国内解説は蒲田氏。
ライはハレドの改名前となるシェブ・ハレドを聴いていたので、アラブの節回しが全く理解できないわけでもなく、やはり自分の場合ヴォーカルの質に悉く左右されるようだ。マトゥーブさんは素晴らしい方みたいなんだけどね。
結局、この盤を機に自分は金欠もあってアラブ音楽からは完全撤退。皆が褒めても試聴せずにCDを買うことは以後やめたのでした。

深化のミラージュ

duo2016
吉田美奈子さん×森俊之さんのDUOツアー2016を友人と鑑賞。場所は大阪JANUS。
感銘とともに落ち込む。落ち込む理由はアーティストに全く関係の無いごく個人的なもの。けれどこのライヴを聴かなければ落ち込むことは無かった。
素晴らし過ぎるのだ。お二人のコンビネーションは、昨年よりさらに信頼が深まったヴァイブレーションの通じ合いを感じ取れた。どう聴いてもうますぎる。

個人的にはアルバム『モノクローム』からの選曲が嬉しかった。森さんは現在公開中の映画『蜜のあわれ』で映画音楽初担当。その中から1曲披露された。
友人は2時間内のライヴ終了を見込んで後に予定を入れてしまい中座する羽目に。この日、休憩を挟んで終演は約3時間後だった。

サローキ・アーギ(3)

タワレコ・オンラインで3末まで900円引きとのこと、ちょっと無理して前倒しで2枚購入。うち一枚、ハンガリー女性SSW、サローキ・アーギ『ひとめぐり~歌とおはなし』(2015)。

korforgas20世紀前半に活躍したというハンガリー詩人、ヨージェフ・アッティラ、タムコ・シラト・カーロイの他、現代詩人まで取り上げ、曲を付けたもの。オリジナル盤は絵本付きだったらしいが、日本発売では国内用仕様にCDのみとなっている(対訳付き、校正がやや甘い)。
音楽性については、過去記事に記した通り、普遍的な愛らしい女性ヴォーカルで聴きやすいが、ロマ色を帯びた楽曲では、ゾーンに入ったようにガラリとメリスマのきいた節回しを聴かせる。現代感覚ながら民族性を優しい子供目線で伝えてくれる。

このアルバム、元々Appleで試聴して気に入った作品で、プロツールスで録音したような、昨今の整然とした音作りの雰囲気なのだが、CDとしてあらためて自前のオーディオ環境で聴くと、期待ほど音響的な感動は得られなかった。小さなPCスピーカーで聴くほうが似合っている。楽器同士の共鳴が伝わりづらいペッタンコな感じ。マスタリングでもうちょっと立体的にならなかったか。その点を除けば内容的にはハンガリーの日常が俄かに我が家に溶け込んだようで、とても新鮮。

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 シャケ/YASUHISA

Author: シャケ/YASUHISA
男性 昭和40年代生まれ

愛猫カオ(ロシアンブルー)と同居
常にマイブームがないと生きていけない

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