ポール版"デュエッツ"

引き続き、来日間近のポール・ブレイディのアルバムを駆け足で試聴。トラッド以外のアルバムならどれがいいだろう。
彼はヴォーカルのテンションが非常に高いので、一枚聴き通すと結構疲れる。普段からロックンロールを聴いてる人なら平気だろう。

2015年最新作にあたるライヴ盤が各トラック、様々な共演者とのパフォーマンスが収められ、ヴァン・モリソンの『デュエッツ』のライヴ版みたいな内容で、聴きやすい。その共演にはマーク・ノップラー、シネイド・オコナー、ボニー・レイット、メアリー・ブラック、モーラ・オコンネル、モイア・ブレナン、そしてヴァン・モリソンと豪華な顔ぶれ。エリノア・マケヴォイもアイルランド女性コンピレーション・アルバム『ウーマンズ・ハート』の大ヒットで知られる。

PAUL BRADY/THE VICAR STREET SESSIONS VOL.1
paulbrady

トラックおよび共演者リストは、こちらを参考に。CD販売案内もある。

ハイライトは、やはりヴァンとの「アイリッシュ・ハートビート」あたり。ボニーは僕は聴かず嫌い状態なので、これをきっかけに。そして、ラストのメアリー他、女性ハーモニーと絡むディランの「フォーエヴァー・ヤング」。ポールのキャリアと人徳を見せつけられながら、アイリッシュが日常的に繰り広げるパフォーマンスの質の高さを実感。

▼収録外曲を含むヴァンとの共演3曲
https://youtu.be/kbfjVwKxkB4

ポールの伝統芸

来月のポール・ブレイディの来日ライヴに行く予定。⇒スケジュール詳細はこちら
アイリッシュの来日ライヴに行くのは、この人で最後になるかな、という気がして、彼のCDは未だ一枚も買っていない時点で決めたのだ。メアリー、ドロレス、モーラはもう来ないし、ヴァンが来る可能性は低い。ベテラン・シンガーではもう他に当てがない。

ポールももう70歳ちかいから、そう来日が続くかどうか分からない。ここまで聴くのを後回しにしていたのは、変な言い方だけど、「巧すぎるから」。筋金入り過ぎて気楽に聴けないイメージがあった。
多数のアルバムからランダムにAppleで試聴し始めた。既に様々なタイプのアルバムが出ていて、ロック&ポップスやアダルト・コンテンポラリー系もあるが、やはりトラッドに耳が惹かれる。

PAUL BRADY/WELCOME HERE KIND STRANGER
paul

現時点で彼のアルバムを一枚買うとしたらこれ。すごいわ。やはり昔から巧いんだね。一点の曇りもない芸。それに'70年代録音は国別問わず、ナチュラルで明るい質感だから好きだ。
ちょうど今日、招聘元のブログを読んでいたら、本盤収録の「The Lakes of Ponchartrain」を聴いたボブ・ディランからポールに連絡がきて、直接、ギター・テクニックを教えたという当時のエピソードが記事にあった。

▼The Lakes of Ponchartrain(Live)

ビリー・ホリディの10インチ・ライヴ盤

SNS上で、あるジャーナリストに食って掛かっている人がいて、その人のアカウントに見覚えがあったので辿ってみると、過去にライヴに行ったことのあるラテン・シンガーさんだった。大阪梅田のHEP FIVEが阪急ファイブの名称の頃だったから、もう数十年前になるだろうか。そのシンガーの出身大学の後輩にあたるという同僚から誘われて聴きに行ったのだった。
彼女のツイートは政治方面の発言で埋め尽くされていて、学者交流も幅広いようなのだが、どうも説得力を感じない。あんなに楽しくないプロのラテンは初めてだったから。モニターが幾分聴き取りづらそうだったとはいえ、バンドも歌も一方的でまとまりが無い印象が残ったまま。現在ではもっと芸が研鑽されて良くなっているのだろうか。

その彼女の活動の立ち位置を本末転倒と酷評したAmazonの某レビュアーさんの商品レビューの中で、たまたまビリー・ホリディのライヴ盤が推薦されているのを見かけて、Appleで試聴してみた。

Billie Holiday At Jazz At The Philharmonic
billie

ビリーのアルバムは3枚ほど持っているが、いずれも未だ記事にしていない。『レディ・イン・サテン』を聴くと辛くなってきて、あまり繰り返していない。節回し自体、個性的で、敬遠しがちだったのだ。
本ライヴ盤(1945-46年録音、1954年発売)では、スタジオ盤の内的に籠った歌唱よりも聴きやすい、というレビュアーさんのコメントがわかるような、聴衆を前に高音が伸びやかに突き抜け、明快なシンギング。バッキングも軽快だ。
(1)「Body and Soul」を聴いて、カーリー・サイモンがジャズ・アルバム『トーチ』でこの曲を録った時、ビリーの歌唱が記憶にあったのかな、と思った。

イラストレーター、デヴィッド・ストーン・マーチンの生誕100周年(2013年時)記念10インチ・コレクターズ・セレクションとして復刻発売されたらしい。

▼(1)Body and Soul
https://youtu.be/jNja5KLWXtE

コケティッシュ・サンバ

『ゴーン・ガール』をしばらく引き摺ってしまい、整合性に欠ける箇所や、もっとこうすれば良いかも?などと、考え巡らせていたのだけれど、一度も自分が結婚したことが無い以上、何とも言えないな、と考えやめたところで連休が終わってしまった。
Twitterで手早く他人のこの映画感想を探すと、「胸糞悪い」という表現が多く出てきた。この言い口、いま流行ってるのだろうか。たぶん「後味悪い」と同じ意味合いで使われているようだが、「胸糞悪い」は、怒りの要素が込められている印象が強く、作品鑑賞より実在の直截の相手を対象に用いられるものだと思っていたが違うのだろうか。と、これもヘタの考え、か。

Mariana Baltar/Uma Dama Tambem Quer Se Divertir
mariana

Appleの契約があと一週間で終わってしまうので、やっつけ宿題のように、慌てて試聴を再開。2007年のミュージック・マガジン3月号のラテン・レビューから高評価の女性シンガーのアルバムを聴いた。
マリアーナ・バルタール。2007年当時33歳の新人らしいが、クセのないコケティッシュな歌い口で、カルメン・ミランダなども歌う。僕でも知ってる何曲かがあり、オール・アコースティックなのが好印象。木管のほのぼの、金管の抑揚、アコーディオンの無国籍風が、衒いないアレンジながら、現代サンバの自由なイメージの渡りを感じた。

https://youtu.be/OunsJtPy1_c

女の孤独、男の孤独

WOWOW初放送の映画『ゴーン・ガール』を鑑賞。監督はデヴィッド・フィンチャー、主演はベン・アフレック、ロザムンド・パイク。製作陣にリース・ウィザースプーンが加わっている。
【幸福だと思われていた、とある夫婦。しかし、妻が突然失踪する。警察と過激化する報道からの圧力によって、夫の温厚な人柄のイメージが崩れ始める。夫の浮気と不確かな行動に世間はある共通の疑問を抱き始める。「夫が妻を殺したのではないのか?」】ウィキペディアより
以下、物語内容について触れています。

girl夫婦間の冷たい関係をスキャンダラスにデフォルメした面白い作品だった。が、フィンチャー監督作品に共通するモンスター級のキャラクターの創出により、それに観客が圧倒されるという構図が、人間ドラマとしては、いささか食い足りなさを残す。

同監督によるネット・ドラマ『ハウス・オブ・カード』の夫婦関係のクールな描写にも見られるように、夫婦がいかに互いを知りつくしているか、後々観客に明かされるプロセスで、今作ではこの手法がトリッキーに用いられ、当初から夫に妻殺しの疑いを仕向ける設定の狙いになっているが、最後まで鑑賞し夫が妻のことを「胃がキリキリする」ほど忌む経緯を知れば、序盤において夫が即、警察に妻の失踪の公開捜査を求めるのは、不自然に思えてくる。警察側も結婚記念日の夫婦の暗黙のゲームなのでは?と楽観する素振りが無いのも妙である。

それはさておき、最も興味深かったのは、妻が行方をくらまし、モーテルで隠遁生活を始めたエピソード以降だ。隣のモーテルに住む、鼻が利くアバズレ女に付け込まれ、大金を奪われた妻が不測の事態に陥り、最後手段に選んだのは過去にストーカーだった同級生への救済願い。夫への復讐が目的だったとはいえ、好かぬ男性に匿われ触れられ、嫌がる仕草に、愛し合い結婚した夫婦それぞれの、即物的に欲望する人間の業と、誰よりも長い時間、連れ添ってきた夫婦にしか分かり得ぬ親しみが、夫の浮気の一連のエピソードと対照的に妻にも皮肉に描かれユーモラスだ。

それにしても最後の最後まで油断できないラスト、双子の妹のさめざめとした涙。彼女が兄嫁を嫌っていたのは、もしかして!?

ケンプ、シューベルトの即興曲ほか

思い直してビルボードのチケットを取ろうと問合せたところ、既にカジュアル席は2回とも売切れで、自由席ならまだあるとのことだったが、7900円もする。70分公演でこれは高い(アーティストによっては、さらに高額である)。自分は市内住みだからまだ便利だが、遠方からせっかく行くのだからと2回分のチケットをリピート割引無しで求め、同じセットリストで聴くことになる方もいるのじゃないだろうか。出演アーティストは2時間ステージやれる実力者揃いだろうに。ディナー客の回転のため、小刻みのパフォーマンスに駆け付ける気になかなかなれないのだ。

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悩んでるうち、ヴィルヘルム・ケンプのタワレコ・リイシューのまとめ買いを衝動的にしてしまい、これで諦めがついた。
そのうちの一つが『シューベルト:ピアノ作品集』(3CD)。やはり手持ちと一部ダブるが、音質は明らかに上がった。録音は1965年~1970年。
シューベルトのピアノソナタには他の作曲家に比べて未だなかなか馴染めないのだが、「《さすらい人》幻想曲」は高校時代にポリーニで聴き、「4つの即興曲」はピアノを習ってきた人なら、必然的に知ってるだろう。柔らかくて深いタッチ。旋律の狭間からもケンプの静かな祈りが聴こえてくるようだ。

▼メリハリのある構成で覚えやすい「4つの即興曲 D899 第2曲」
https://youtu.be/KEsIHwHVcj0

ケンプ、シューマンの詩情

kempff

タワレコ企画、「VINTAGE COLLECTION+plus特別編~生誕120年 ヴィルヘルム・ケンプの芸術」シリーズ発売のうち、今秋出たばかりの『シューマン:ピアノ作品集』(4CD)をチョイスして購入。

これも5年ほど前にグラモフォンの廉価BOXで既に持っていたけど、ケンプ後期中も後期の録音とあって、より安定した音質向上に買い替えるだけの価値はある。4枚で2900円なんて、レコード時代を思えばお手頃だ。
この第3回発売分をもってケンプのアイテムは出揃ったが、PENTATONEから出たリスト作品集のSACDを除いて、最終的に全て購入したいと思う。リストのSACDはさすがにダントツのリマスターの出来で、以前持ってたCDより遥かにリピート再生数が上がった。同じ音源でこれだけ気分が変わるのだ。

さて、本収録には『森の情景』から「予言の鳥」が世界初CD化。高校時代にLPで親しんだきりだから、随分久しぶりに聴く。ケンプの晩年録音ではバッハも好きだが、あちらは平均律クラヴィーアがテクニックに若干の不安要素を残すが、シューマンの演奏はいずれも高水準を保っていると思う。大変落ち着き払った演奏だが、実際シューマンの譜面は読みづらく、中声部の左手と右手を繋ぐアルペジオなど、スムーズに弾くことが困難で、平易に聴こえるわりに難易度が高い。

基本、ポピュラー好きでも、クラシックの表現も度々聴いておきたい。インテンポのリズム・キープの中で無意識のまま失いがちなニュアンスを、本場ドイツのピアノ独奏を参考に聴いて思い出したい。

▼蝶々(13分)ライヴ

ファース、50代のアクション

TOHOシネマズデイに『キングスマン』を鑑賞。マシュー・ヴォーン監督、コリン・ファース、タロン・エガートン、マイケル・ケイン主演。以下ネタバレなし。

kings

コリン・ファースがみっちりトレーニングしたというアクション・シーンは、さすがプロとしか言いようのない出来栄え。新人のタロン君も相当鍛えたようで、服を着ている時とのギャップがすごい。コリンには出ずっぱりでいて欲しかったが、世代交代のストーリーなんだね。

期待していたほどのドラマ性は無かったが、単純なストーリーのようで意外なハズシもあった。全体の、各キャラクターの比重がやや中途半端な印象で、撮るだけ撮って編集した結果、削ぎ落されたシーンが多いような気がする。
コミックの世界や、スパイ・アクション映画を平らに観て知ってる人ほど愉しめるセリフやビジュアルが随所にあるのだろう。コリンが『裏切りのサーカス』で諜報部員の同僚役で共演したマーク・ストロングが、今作でも同様のキャラで登場するあたり、含みがあるような。

▼本編よりパブでのアクション映像

from Hartman

先日買ったメル・トーメと同じベツレヘム・レーベルから出ていたジョニー・ハートマン『ソングス・フロム・ザ・ハート』(1955)をAppleで試聴しました。

Johnny Hartman/Songs from the Heart
hart

わっ、低い声!と思わず呟いたが、声質が太いから音域が低く聴こえるが、バリトンの音域みたいだ。この甘い歌い口、フレージングの勉強にもってこいじゃないだろうか。(岡田真澄の歌声に似ている、という誰かのレビューを読んでしまってから、ついそのイメージがまとわりついてしまう。)
ラルフ・シャロン・トリオの控え目なバッキングにミュートのトランペット・ソロが抑制の利いた彩りを添える。全12曲の名バラード。

もう一枚、ジョン・コルトレーンとの共同名義となる『John Coltrane And Johnny Hartman』(1963)もテナー・サックスと、ハートマンのやはり甘いヴォーカルが潤沢に響く。いずれも早々にお気に入り、デカいスピーカーで聴きたいな・・・。

https://youtu.be/aipFwhaRUyk

The Rain

Appleで聴いた中から、これはイケると感じたアルバムのみ記事にしたいのですが、そう簡単に見つからないもので、買いたい!とまでは思わなかったけど、豪華な布陣に惹かれたのがこちら。

Melody Gardot/My One and Only Thrill
melody

メジャーな人なのでご存じの方も多いはず。僕は初めて聴いたが、なんといっても魅力はジョニ・ミッチェルの元夫ラリー・クラインのプロデュースに、弦アレンジがヴィンス・メンドーザ! これは、もろトラヴェローグの世界を想起。
そのジョニの年輪を重ねた深いヴォーカルの渋味を知っていると、ガルドーさんの若い女性ヴォーカルは自分には少し物足りない。もし、ジョニを知らなくても、「虹の彼方に」などの楽曲は、もっと甘い歌声で聴きたい。

歌はもちろん巧いから、出来ればウィスパー系に行かず、音をたっぷり伸ばせる、その名の通りメロディを活かした録音を聴いてみたい。というかもう新作が次々出てるんですね。

https://youtu.be/ygbWijfBrV0

Apple Musicで聴けるよ!(12)

貧乏性なものだから、ずっとストリーミング・サービスの契約を続けてると、次々聴かなきゃもったいない、と焦ってしまうから、たまに解約して手元のアルバムをじっくり聴くようにしないと落ち着かない。ソラで歌えるほど好きなアルバム、何枚ありますか?

◎ロン・セクスミスとの共作の他、家族ミュージシャン参加の名作
linda
「Linda Thompson/Won't Be Long Now」

◎近年の完璧な弾き語りライヴ・パフォーマンス
james
「James Taylor/One Man Band」

◎フレンチ・カナディアン姉妹の'90年代の傑作
canada
「Kate & Anna McGarrigle/Matapedia」

◎ルーツ回帰から自身のロックに簡潔にフィードバック
boss
「Bruce Springsteen/Wrecking Ball」

◎クラシック・ソウルを黒人コーラスをバックにいきいきと歌う
nyro
「Laura Nyro/Gonna Take a Miracle」

アステアを歌う

ラジオがきっかけでAppleで試聴した、メル・トーメの『フレッド・アステアを歌う』(2012)をあらためてCD購入。最新リマスター。日本独自発売らしく、リマスタリング・エンジニアは日本人。Appleも同じリマスターと思われます。1956年LA録音。

mel

聴き放題ストリーミングで最初にお気に入りとなったアルバム。ストリーミングで聴けるのになんでまたCDを?と首を傾げられるかもしれないが、手持ちの大型モニター・スピーカーで聴くために必要なAirPlayの環境が無いから。そしてApple Musicは年に数回、情報収集をかねて契約する程度で充分で、結果的にCD購入点数は以前より抑えられそうなので。中身も知らずいきなり買ってた事を思えば、確実に手元に残せて試聴・購入の合わせ技の活用の路線が見えてきた感じ。

tormeストリーミング試聴からCD購入にあたってメリットを感じた一つに、同一アーティストの複数のアルバムの中から一番気に入ったものを選択しやすいこと。要は比較試聴できるので、一枚は持っていたいアーティストの新規購入には使える。同じアーティストばかり系統的に買い集めがちな傾向を打破するきっかけにもなった。

本作はメル・トーメを多く手がけたマーティ・ペイチの編曲によるものだが、'60年代録音ではさらにゴージャスで音質もリッチなのだが、僕は、やや素朴な音質の'50年代録音のほうが、同じビッグ・バンドでもバッキングが抑制され上品に聴こえた。アステアがヒットさせたこれらのミュージカル映画の主題歌は、ジョージ・ガーシュイン、アーヴィング・バーリン、コール・ポーター、ジェローム・カーン、アーサー・シュワルツらにより書かれた。
ヴォーカルは時期的にもきれいな声質で素敵な歌い口が堪能できる。

ツブシのきく心

リンダ・トンプソン『Won't Be Long Now』(2013)は、当宅の2013年ベスト・アルバム第1位に選びました。彼女の声質は、やや不安定に感じるので、初期のリチャードとの頃のベスト・アルバムはとうに手放してしまい、その後、好くことはないだろうと思ってたが、近年のソロ作品の歌心に魅かれ、せっせと英詞を訳したりしたものだった。

Linda Thompson/Versatile Heart
linda

Appleでその前作にあたる『Versatile Heart』(2007)を試聴。こちらも魅力的なアルバム。タイトル・トラックなどブラス・アレンジをイントロ&アウトロに、フォーキーながらも印象的な音像。ルーファス・ウェインライトがリンダのために書き下ろしたトラックに、トム・ウェイツのカヴァーなど。
参加ミュージシャンは息子テディ、娘カミラ他、イライザ・カーシー、マーサ・ウェインライトら。

英国トラッドから引き継がれた深淵は、自分にとっては感覚的に聴く程度に留まるが、夕刻などに流して鄙びた気分に浸りたくなるのだ。

https://youtu.be/SlOr475Q3bI

ゴナ・テイク・ア・ミラクル

ローラ・ニーロの『ゴナ・テイク・ア・ミラクル』(1971)は、2002年にリマスター盤が出ているようですね。

手持ちは初CDリイシュー盤、たぶん'88年発売
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Apple Musicで聴き直してみたら、リマスター版のほうで音割れが抑えられ聴きやすくなってた。手持ちよりストリーミングのほうが音質が良いなんて皮肉だが、1980年代~90年代にかけてのレコードからの初復刻CDは、音圧やレンジが不自然なものが多かったのだ。
先日入手した『ファースト・ソングス』は、マスター・テープに起因する音割れが目立ったが、本作はかなり改善しているように聴こえる。買い直すか。リマスター表示が無い盤でも、ボーナスにライヴ・トラックが4曲追加されていればリマスター・リイシューとみなして良いのだろうか。

彼女はポピュラー・ヴォーカルにしては、声量の強弱があるので、あまりエモーショナルな表現だと、ちょっと聴いてて引き気味になるのだが、本作は彼女が愛聴してきたソウル・カヴァーで、慈しむようなリラックスした味わいが伝わってくる。黒人女性コーラス、ラベルの参加がフィーリングを一層引き立てる。プロデュースはケニー・ギャンブル、レオン・ハフ。

ああ、全米

2015年の全米オープン、初戦の錦織選手はフランスのブノワ・ペール選手にフルセットで敗れた。ペールはハードヒッターで、ドロップショット多用のトリッキーな選手だが、過去に2勝0敗だったからいけると思ってた。
WOWOWの初日無料放送で観たが、まさかの結果に再契約しようか迷い中。外国人選手に好きな人がいろいろ居るから、例年通り四大大会どれも視聴してもよいのだけど。それに、日本人の初戦はまだ控えているし、土居美咲選手は見事突破している。

今回の試合の様子から、素人の私がふと気づいた些細な点、
・敗戦に限って、プレー中、頬が紅潮している。暑さとは別の感じ。焦燥感からだろうか?
・フランス選手に負けやすい? ガスケには確か全敗、ツォンガには全豪で破ったこともあるが、今回のペール戦は、今年全仏のツォンガ戦の負け方と少し似ている。フランス選手間で、情報共有があるのだろうか。
・そのフランス勢に負ける時は、いつも逆を衝かれて、錦織はドタドタとリターンが追いつかない。ベースラインから下がらないことで、逆に差し込まれてしまっている印象。
・サーブの精度は目を瞠るほど上がったが、セカンド・サーブが続くと、どうしても叩かれやすい。

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 シャケ/YASUHISA

Author: シャケ/YASUHISA
男性 昭和40年代生まれ

愛猫カオ(ロシアンブルー)と同居
常にマイブームがないと生きていけない

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