ネブラスカの"行って帰り"

引き続き一年前のアカデミー・ノミネート関連作品をWOWOW放送で鑑賞。『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』(2013)、監督は『ファミリー・ツリー』のアレクサンダー・ペイン。

nebraska

これは久々に映画館で観ておくべきだったと後悔させられるほどの良い作品。ブルース・ダーンを観るのは、ヒッチコックの『ファミリー・プロット』(1976)以来じゃないか?と思ったら『ジャンゴ 繋がれざる者』にも出てたんですね。しかし主役級で観るのはホント久しぶり。

100万ドル当選のインチキDMを信じ込んで、長距離を歩いて賞金を受け取りに行こうとする頑迷な老父(ダーン)と、その息子のロード・ムービー。
これだけの動機でここまでストーリーが創れるのか、と感嘆。ちょっとアキ・カウリスマキの作品を思い出したね。数十年後に観ても、今日の映画のようでもある。

道中、二人が親戚の家に厄介になってから登場人物が一気に出揃い、賞金の話を信じ込んだ従兄弟や、遠い親戚、老父の幼馴染までもが、たかり始め、金銭を巡るトラブルに発展していくが、これらの解決が終局では無く、ここからの父子によるドラマが肝になってくる。この終盤には意表をつかれた。

田舎町の老人たちによって初めて知り得た両親の過去、そのエピソード群が意外だったり、閉口したりと。それらが息子のリアクションとともに、人の人生の厚みを実感させる。

ブルース・ダーンが地のままとしか思えないユーモアに富んだ演技。観ているとイライラしそうなところで、虚をつかれる行動があったりと、息子同様の視線で目が離せなくなる。今思えば、鑑賞者の実際の老人に対する忍耐力を試されていたようでもある。血縁って何だろう?と考えてしまう近年、つかのまリラックスさせてくれた一本。

徒花ジャスミン

(アレルギーの為、しばらく休みます。)

今年のオスカー、決まりましたね。WOWOWに加入すると一年後には受賞作の放送があるので、映画館から足がますます遠のきそう。
去年、観逃したウディ・アレン監督作『ブルー・ジャスミン』(2013)を放送で鑑賞。(以下、ネタバレあり。)

これはケイト・ブランシェットが主演女優賞を獲得するのも頷ける。よく締まった演技。まず脚本のテンポが良い。NYでのセレブ生活の過去とシスコでの妹宅の居候暮らしの現在が、説明も無く交互に映し出されるが、ヒロインの身なりや取り巻く様子から、すぐに状況を理解できる。過去から現在へシーンが転換すると、ヒロインは回想の興奮状態から異様な独り言をぶつぶつと始める。まことに効果的なビフォー&アフターだ。

アレン自身が登場しない作品にも、アレンっぽい男が出てくる。ここではヒロインが受付勤務についた歯科医の背の低い男がリアル。キャスティングは、容姿を重視しているのだろう。その後登場する、政界入り希望のキザな男など、いかにもヒロインの即物的要求を満たしてくれそうな分かりやすい配役で、ロケーションにもマッチしている。

ラストの濡れた髪のままのヒロインはブランド服を着たホームレスのよう。ここから、あと一つ話の展開が欲しかった気もするが、鑑賞者の想像に委ねている。デフォルメされているが普遍的な女性像でもあると感じた。一見対照的な妹との比較も興味深い。

聖地は故郷

去年、観逃していた『黄金のメロディ~マッスル・ショールズ』をレンタルしました。この音楽ドキュメンタリー、将棋のさし方や、人生のノウハウみたいな棚に紛れて置いてあったので探し辛かったよ。近所でこの作品を借りたのは自分くらいじゃないか?

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本来、ソウルを平らに聴いている人のほうが、鑑賞に向いているとは思う。メインのクレジットはボノ、ストーンズ、アレサ他。インタビュー出演したアーティストの中で、かろうじてパーシー・スレッジ、ダン・ペン、スプーナー・オールダム他、名前が挙がったアーサー・アレキサンダー、エタ・ジェイムス、ポール・サイモンあたり、自分はCDを持ってる。とにかくダンが出演していたのが嬉しかったね。ダンは、アレサ・フランクリンが初めてスタジオに訪れた時の、オーラの凄さを語っていた。

ドキュメンタリーは、アラバマ州マッスル・ショールズにて、フェイム・スタジオを創設したリック・ホールの証言を中心に、以下、スタジオ・ミュージシャン、アーティスト等によって語られる。
口々に語られるのは「マッスル・ショールズは音楽の聖地だ」と。湖と川しかない土地。美しい田舎風景が映し出されるが、そこには特別なものは何もない。

パーシー・スレッジの「男が女を愛する時」はバック・コーラスも白人女性だったのか。時系列的には、人種隔離政策がすすめられる以前から、フェイム・スタジオでは白人と黒人が分け隔てなく音楽制作をしていたことになる。スナップ写真の彼等は、セッションの喜びをいきいきと表わしている。

土地に由来するエピソードも挿入されるが、現実的にプロデューサー、リックの力によるところが大きい。レコーディング中の彼のミュージシャンへの指示は、簡潔で厳しいものだ。証言中、幾つもの格言があった。「甘やかされた者は、必ず挫折する。」

フェイム・スタジオ以外にもスタジオの存在があるようで気になっていたが、これは、フェイムのスタジオ・ミュージシャン、スワンパーズのメンバーが独立して移籍したものらしい。当時は両者に相当の確執が生まれたようだが、生き残りを賭けてヒット作を量産しあった。

最盛期を回想する彼らは、口々にこんな経験は俺達にしか有り得ないという。その場所が故郷であるとは羨ましい限りだ。だが、彼らは、当初からこのような成り行きを辿るとは信じていた訳ではなかった。ただ、「ひとりひとりは大した事ないが、皆で集まれば、とてつもないマジックが生まれた。」

歌謡曲・ポップスカヴァー

友達からあげると言われてもらった、坂本冬美さんのカヴァー・アルバム『Love Songs Ⅱ~ずっとあなたが好きでした~』(2010)を聴きました。

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巧いですね。音程完璧。ほぼ全曲、オリジナルに耳馴染みがある。バッキングに島村英二、古川望、エルトン永田、松原正樹、安田裕美、比山貴咏史、木戸やすひろ、浜口茂外也、篠崎正嗣、長谷部徹、他、各氏が参加。

完璧に歌いこなされているが、演歌歌手の方って、相当カラオケで鍛錬されているのか、常に一定の声量で歌っているように聴こえる。聴く側に聴きやすく、届けやすくするために。マイクの使い方を熟知しているのだ。
そのためそつが無いのだが、逆に音量のメリハリがもう少しあってもいいかな、とも。日本のトップ・ミュージシャンが弾いているわりに、カラオケ然として聴こえるフシも無きにしも非ずなのだ。音圧のせいで一定に聴こえてしまうのか、そのへんは判らないが。

オマーラ旧作まとめ

オマーラ・ポルトゥオンドの2014年の新作『Magia Negra』 を聴いて、オマーラ熱が再燃。ここで手持ちの彼女の旧作を振り返ってみました。

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■Buena Vista Social Club(2000)画像一番上
ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ・プレゼンツという形で出たソロ作。一連のブエナ・ビスタ関係アルバムは一通りまとめて聴いたが、男性歌手イブラヒム・フェレールの歌は悪くは無いが、オマーラと同列に扱うのは、オマーラさんに失礼かとも思う。
ただ、オマーラがこのプロジェクトを機に、以降のソロではサウンド・プロダクションが抜群に安定するようになった。その意味では、やはりターニング・ポイントとなるだろう。
画像以外にも、オマーラのCDはいろいろ買ってみたが、ブエナ・ビスタ以前でも既に円熟味のヴォーカルが聴けるものの、バッキングのシンセがチープで今聴くと物足りなかったり、先日記事で触れたように大物チューチョ・バルデースとのデュオでは、バルデースが技巧を発揮して彼女の歌に合わなかったり、と中古に手放したものもある。

■Flor De Amor(2004)画像中段左
キューバ歌謡の旋律を存分に楽しめる全14曲。「タブー」など、かつてミゲリート・バルデースなど沢山の名歌手に歌われてきたであろう曲を、匂い立つようなセンス良いアレンジでヴァリエーションたっぷりに聴かせる。

Si llego a besarte by Omara Portuondo on Grooveshark

■Maria Bethania & Omara Portuondo(2008)画像中段右
マリア・ベターニアとの共演作。ベターニアには自分は馴染みが薄いが、ここでのデュオは大人の女性の個性が抑制のきいたアレンジで素敵に重なり合う。

■Live in Montreal (2007)画像下段左
カナダでのコンサート収録ビデオ。『Flor De Amor』からの選曲も。ラテン・バンドとオーケストラとの共演どちらも楽しめる点が魅力。映像・編集ともに遜色無いと思う。

■AO VIVO(2008)画像下段右
共演作をひっさげたマリアとのコンサート・ツアー・ビデオ。最近、緞帳を使うライヴをあまり見かけないから新鮮な構成。アルバム曲以外も楽しめる。やや惜しいのはマリアに対し、オマーラが言語の違いもあり譜面台を見ながら歌う曲が多いのが視覚的には乏しい。音質良し。5.1サラウンドなどオーディオ収録。

ノーマとノーマン

WOWOWで米ドラマ『サイコ前章「ベイツ・モーテル」』のシーズン1の全10話の放送が終了した。

psycho

ご存じアルフレッド・ヒッチコックの大ヒット作『サイコ』の前日譚となるストーリーを新たに、ドラマ『LOST』の制作陣がクリエイト、現代風に設定したサスペンス・ドラマ。少年ノーマン・ベイツと彼の母親ノーマとの確執を中心に描いている。

ま、どうしても後付けエピソードなので、とってつけたような感は否めない。それでも丁寧に製作しているから、ヒッチコック作品に思い入れがあれば、見過ごすわけにいかない。
田舎町が舞台だから、モバイルや流行音楽など現代設定とミックスしても違和感が無いのは幸い。あの屋敷とモーテルの造形もそのまま活用。ただ、片田舎の犯罪と背中合わせの暗黙の悪習など、どこまでバランスが取れているかは、観る人の判断次第だろう。

ノーマンのマザコンの原因となるノーマの烈女ぶりが、キャラクターの中で異様に立っている。こんな母親だから息子があんな風に…、と納得させられるようで、まだそこまでの決め手には欠けるような。そのへん来シーズンに引っ張るのでしょう。

ノーマン役のフレディ・ハイモアは、オリジナルのアンソニー・パーキンスの演技をよく研究しているようだ。仕草など時折ぞっとするほど似ている。

ただ、いずれにしても続編にしろ、前章にしても、過分なセンチメンタリズムを持ち込むのは禁物だろう。オリジナルは一貫して客観的な視線で、人物よりも物語自体に感情移入させる。ここのハードルをクリア出来るかどうか。

ちなみに続編映画としては『サイコ2』(リチャード・フランクリン監督)は、なかなか健闘していたほうだと思う。オリジナルとの辻褄合わせに労力を費やしているが、筋は通っている。ラストシーンのパンしながらの俯瞰ショットも秀逸だった。

パーキンス自らメガホンをとった『サイコ3』も観たが、濡れ場を交えたB級の質で、物語の体をほとんどなしていない。さらに別監督による『サイコ4』は未見。
他に、ガス・ヴァン・サント監督による、オリジナルのカット割りそのまま現代俳優を起用してリメイクされた『サイコ』(1998年版)も映画館で観たが、リメイクする意義がまるで感じられなかった。

今年85歳、オマーラの新作(2)

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入手以来ずっと聴いている『Magia Negra(2014年新録音版)』 。アレンジにおいては、オマーラ・ポルトゥオンドのソロの中では最もスケールが大きいのではなかろうか。リズム・アレンジがすごいよね。ドラミングかっこいい。ピアノの距離感も、うまく録れてる。
そこへ歳を重ねても滑らかなオマーラのヴォーカル。いや、重ねるほどに艶やか。大抵、加齢に伴って声がガラガラ・ギスギスしがちなものなのに。

リメイクの元となるデビュー盤にも興味が出てきたので一部試聴しているが、若い時のも良さそうですわ。
ちなみに、この新作が出る以前まで、最も好きだったオマーラのソロ作は、日本語題で『愛の花』。古いキューバ歌謡が、しっとりと燻らすようなアレンジで、オマーラの歌い口には高貴な色香が漂います。

発売予告映像


http://youtu.be/oIZUlYuZ-vM
http://youtu.be/YUR82MkZkBE

今年85歳、オマーラの新作

▼オマーラ・ポルトゥオンド『Magia Negra(2014年新録音版)』 (左)とデビュー盤『Magia Negra』ジャケ写(右)
omara

オマーラ・ポルトゥオンドの新作が、自身のデビュー作を再録音した内容らしきことは、ネット情報で一応知ってはいた。彼女の近作はマメに入手してきていたが、前作のチューチョ・バルデースとの共演作は買わなかった。チューチョ・バルデース、苦手なのだ。さらに過去に二人は共演しており、そのアルバムの印象が良くなかったから。バルデースの打鍵のタッチが強過ぎて、伴奏向きではないと感じたのだ。
しかも、オマーラがまた歌が巧いものだから、そのような伴奏に合わせて歌い切れてしまう。けれどもそこでのオマーラは、ちょっと頑張り過ぎて、ややヒステリックに聴こえたものだった。オマーラって、その才能と可愛らしさゆえ伴奏者に合わせ過ぎてしまう点が、良くも悪くもなのかな、と。
そうした自分なりのファンとしての経緯があって、結局前作は試聴もしないまま、今回の新作もすっかり彼女にはご無沙汰ゆえスルーしかけたころ。

Astralさんの熱い記事が。拝読して即買いしました。このアルバム・・・、
いったん買っちゃったら、この先ずっと聴く羽目になりますよ。月曜に届いたのだけど、以降はずっと聴いてる。もう、素敵で…。うまいよね、バンドも歌も。近作のなかでも、絢爛なリズム隊を従えながらも、うんと力が抜けていて緊密に届く。音質も良い。

オマーラは、もともとフィーリン歌手として活動していたと思う。僕は古いキューバ歌謡が好きなもので、彼女の初期作は全然持っていない。今作は、「ベサメ・ムーチョ」他、ボレーロ以外にアメリカのジャズ・スタンダードも。サルサ的なイントロから始まる「キャラバン」など。
プロデュースはホァン・マヌエル・セルート。料簡の狭い自分の範囲では、アレンジに関してはカエターノ・ヴェローゾの傑作『リヴロ』を聴いた充足感に近いものがある。そういえばオマーラは彼の妹のマリア・ベターニアと共演したアルバムもあるね。あれも好きでよく聴いてた。

公式チャンネルより


http://youtu.be/WiUlEQqKTgA

ダウントン・アビー

評判が良いとは知りつつ、既にシーズン2が放送中のイギリス・ドラマ『ダウントン・アビー』、日曜夜、なんとなく観始めたところ、面白い。

登場人物が多いし、貴族館でのゴタゴタなんて、と思いきや、グッと掴まれた。人物間の関係性が短いセリフのやり取りで明確に伝わるし、俳優のキャラクターも品良く立っていて、階級制が生み出す多様な葛藤に目が離せなくなる。

それに引きかえ『マッサン』、ドラマの時間軸よりも諺の縛りを優先した冗長なエピソード群。逆に世界で観られていると思うと、恥ずかしい。

シーズン1からレンタルしようかな

料理を恋愛に変える主人公

【(「キネマ旬報社」データベースより)

19世紀後半のデンマークを舞台に描いた心温まるドラマ。ある海辺の村で暮らす牧師とその娘たち。美しい姉妹の下には何人もの若者が求婚に来たが、ふたりは父の死後も未婚のまま過ごしていた。ある日、そこへバベットという女性がやって来て…。 】

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デンマーク映画1987年『バベットの晩餐会』。ゆうべ深夜放送されていたので、途中から再見した。懐かしい。初見はいつだったか。すっかり作品の存在を忘れていたが、名画ですね。

鑑賞中、強く感じたのは、現在放送中の連ドラ『マッサン』との比較だ。素材が違うとはいえ、やはり人の口に入れるものを題材に扱うのが如何に難しいか制作陣は着手する以前に思い知るべきだった。話の展開すら描けず、髪型だけちょろっと変えて、濁している。

主人公バベットの振る舞うご馳走のおいしそうなこと! 素食ばかりで過ごしてきた牧師の娘の老姉妹が、食文化が異なる異邦人バベットの次々と仕入れる食材に慄くのが可笑しい。巨大な海亀…羽をもがれたウズラたち…。ああ、しかし、その後、食卓に現れたウズラのパイのおいしそうなこと!

いつのまにか、映像に魅了されてニコニコ観ている自分に気が付く。年代ものの酒にも、そそられる。ゲストに呼ばれた将軍は、重要な解説役だ。牧師の娘の老姉妹の品の良い演技も、本当のドラマを観ているみたいだ。
バベットは黙々と料理を作り続ける。ほとんどセリフは無い。手際の良さが、台所で采配を振る様子から充分伝わる。

たったそれだけのシンプルな内容。登場人物に若者もいない。あとは寂れた小さな集落を映し出すばかり。『マッサン』に感激している人々に是非観てほしい作品だ。

月下の一群

これは記事にしていなかったみたい。デ・ダナンの8枚目のアルバム『月下の一群』(キングレコード)。1990年。リード・ヴォーカルにエリノア・シャンリー。

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エリノア・シャンリーについては、ソロ・アルバムを一枚だけ持っているので、過去に少し触れたかと思うが、デ・ダナンの歴代シンガーの中でも、線が細い印象で、日本においてはメアリーや、ドロレス・ケーン、モーラ・オコンネルほど、その存在は知られていないようだ。
彼女は、そうした歴代シンガー達と、他に男性で唯一、デ・ダナンのリード・シンガーを務めたトミー・フレミングとともに、アイリッシュ・フォーク・フェスティバルの模様を収録した『Gael Force』(1998年、DVD&CD)にて、全員で「Hard Times」を歌う出演シーンが唯一確認できる公式映像か。

いま、ネットで調べたところ、現在も元気で活動しているようです。最新ソロ作が2012年に出ているし。動画も数年前のライヴがある。なんか繊細そうだけど、笑顔で弾き語りをしていて、安心した。

本作収録においても、ネルソン・マンデラのような主張の強い曲は、どうしてもドロレスのような先人がいるため、そのヴォーカルの弱さが気にはなるが、彼女の特性は長い活動を経て活きてくると、先刻の近年の動画を見て再認識したのだった。

▼収録曲
http://youtu.be/rQJjfT4Y5xs
▼ダブリンのテンプル・バーでのライヴ動画
http://youtu.be/ZyW2HSsbzqk

母親≠home

この映画もいずれwowowで放送してくれそうだけど、せっかく新作レンタル無料ということでツタヤで『チョコレートドーナツ』をレンタルしました。2012年アメリカ映画。アラン・カミング、 ギャレット・ディラハント主演。

【1970年代末期のカリフォルニア。歌手を夢見るショーパブのダンサー・ルディは、検事局のポールと一目ぼれしてカップルとなった。 あるとき、ルディの近所に住むダウン症の少年マルコの母親が薬物所持の罪で逮捕された。施設送りになるならと、ルディとポールはマルコを引き取って育てることにした。】ウィキペディアより

シンプルな作りの映画だった。懐かしい俳優がチラホラ。養護学級の教師役は大好きだった法廷ドラマ『ザ・プラクティス』のケリー・ウィリアムズ。女性判事役も他の法廷ドラマで観たな。
物語から感じたことは、子は親を選べないということ。繰り上げ出所出来たマルコの母親は、てっきり改心したものと思っていたものだから。ひどいね。ラリッて今からセックスするから、頭の足りないお前は廊下に出ていろ、なんて。

男3人の平穏なコミュニケーションのシーンがもう少しあったほうが良かったかな。エンディング・ロールはルーファス・ウェインライトが書下ろしで担当。

ウィズ・スティーヴィー

全豪の決勝、濃い試合内容だった。この二週間は音楽聴く時間が取れなかったので、思い出の一品を取り出しましょう。

36.5

1986年作品、中島みゆきさん『36.5℃』。先日入手したリマスターBOXから。プロデューサーは甲斐よしひろ。共同プロデュースに中島さんもクレジットされています。アレンジャーは椎名和夫、久石譲、後藤次利、萩田光雄、船山基紀。

当時、このアルバムを聴いて、あまりのサウンドの様変わりに呆然としました。なんて、うるさいんだろうと。それでも発売から30年近く経った今聴き返せば、許容範囲になってる。ヴォーカル、声が若いですね。ミックスにラリー・アレキサンダー、N.Y.のパワーステーションときた。緻密なプログラミング、過剰なディレイが懐かしい。

シングル曲(1)「あたいの夏休み」は、シンセサイザーにスティーヴィー・ワンダー参加。前シングル「つめたい別れ」でハーモニカ参加してもらった続きで録ったらしい。二人を担当するエンジニアが引き合わせた。

個人的には萩田氏(8)「見返り美人」、船山氏(6)「やまねこ」は、百恵ちゃんのアレンジも数多く担当していたので、両氏の参加が嬉しい。久々に聴いても、ドラマティックで聴かせどころを押さえた見事な編曲です。

お気に入り曲は(7)「HALF」、今聴いても込み上げてくるものがあります。ライヴで一度も聴く機会が無いままだ。
【誰でもいいほどさみしかったけれど 誰からももらえはしない愛だった】
【寄り添いたくて寄り添いたくて 魂の半分が足りなかった】

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 シャケ/YASUHISA

Author: シャケ/YASUHISA
男性 昭和40年代生まれ

愛猫カオ(ロシアンブルー)と同居
常にマイブームがないと生きていけない

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