2014年購入 音楽ソフトまとめ(クラシック)

ポピュラーの年間まとめに続き、今年出会ったクラシックの購入ソフトの年間お気に入り紹介です。キーワードは、「ヘブラー」「モーツァルト」「フィリップス」「ペンタトーン」「シューマン交響曲」「BIS」です。
今年はポピュラー、クラシック共になかなか充実した鑑賞年となりました(ライヴは全く行ってないが)。ちょっと買い過ぎたので来年は出費を抑えて、積ん読の本なども交えて手回りの整理をかねた記事更新にしようと思う。

■ヘブラー(&シェリング)~モーツァルト
ヘブラーの第2回モーツァルト・ピアノソナタ録音(DENON)の良さを再認識し、第1回録音を遡ってみると、これが瑞々しい素朴な演奏で、遅まきながら一気にフィリップス時代の彼女のモーツァルト録音を集め出した。
ヘブラーは技術は高いのに、聴いてる側には至極おっとりして聴こえるのが良いんですね。敬遠していたモーツァルトを好きにさせてくれました。

haebler
・Henryk Szeryng 、 Ingrid Haebler/Mozart: Complete Sonatas for Violin & Piano
・イングリット・ヘブラー/モーツァルト: ピアノ・ソナタ全曲 (第1番-第18番)<タワーレコード限定>
・イングリット・ヘブラー、他/モーツァルト: ピアノ四重奏曲第1番, 第2番<タワーレコード限定>
・イングリット・ヘブラー/キラキラ星変奏曲/モーツァルト: 変奏曲集<タワーレコード限定>

■モーツァルト~フィリップス
ヘブラーの演奏を聴いていると、古い年代にも関わらずフィリップスの録音が良い事に段々気づいた。いかにもヨーロッパの美音。さらに他のアーティストにも手を伸ばしたところ、ヴァイオリン奏者グリュミオーの良い録音物に当たった。

trio
・Grumiaux Trio/Trio - Mozart: Complete String Quintets / Gerecz, et al

■フィリップス~ペンタトーン
指揮者ハイティンクのフィリップス時代のボックスセットCDからとりわけ魅了されたドビュッシーのオーケストラ集は単独SACDでも入手。
フィリップスは惜しくもデッカとの合併により、レーベル名は消滅してしまったが、精鋭たちにより発足したSACD専門レーベル、ペンタトーンの'70年代グラモフォン音源のリマスターを試しに聴いたところ抜群の高音質。これに気をよくして残りのシリーズも現在取り寄せ中だ。

ozawa
・ベルナルト・ハイティンク&ロイヤル・コンセルトヘボウ/【SACD】ドビュッシー:管弦楽作品集<生産限定盤>
・小澤征爾 、 Boston Symphony Orchestra/【SACDハイブリッド】Ravel: Orchestral Works

■シューマン交響曲
輸入廉価盤によるヤルヴィと、BPOが初の自主レーベルとして発売したラトルの多コンテンツによる全集をそれぞれ購入。ヤルヴィのほうは遠景に捉えた音像で、初めはSACDとしては物足りなかったが、聴くほどに渋味を増す。ラトルは幅広い層に平らに支持されそうな解釈の分かりやすさで、なんといってもハイレゾが目玉。結局、同封のブルーレイやCDなどは一度試しただけで、最初からハイレゾのみ購入しておけば良かったかなと思う。

bpo
・Paavo Jarvi 、 Deutsche Kammerphilharmonie/【SACDハイブリッド】Schumann: Symphonies No.1"Spring", No.3 "Rhenish"
・Paavo Jarvi 、 Deutsche Kammerphilharmonie/【SACDハイブリッド】Schumann: Symphony No.2, Overtures
・Paavo Jarvi 、 Deutsche Kammerphilharmonie/【SACDハイブリッド】Schumann: Symphony No.4, Overture, Scherzo & Finale & Konzertstuck
・Simon Rattle 、 Berlin Philharmonic Orchestra/シューマン: 交響曲全集 [2CD+Blu-ray Disc (Video/Audio)]

■BIS
BISレーベルから購入したのは以下3枚。リットンのストラヴィンスキーはドライでしっとりした聴き易さ。モーツァルトは逆にライヴ感溢れる音響でクラリネットの音色がクリアに突き抜ける。

bis

・Andrew Litton 、 Bergen Philharmonic Orchestra/【SACDハイブリッド】Stravinsky: The Firebird (1910); Tchaikovsky: Pas de Deux; Sibelius: Canzonetta Op.62a, etc
・Andrew Litton 、 Bergen Philharmonic Orchestra/【SACDハイブリッド】Stravinsky: Petrouchka (1911 version), Rite of Spring
・Martin Frost/【SACDハイブリッド】Mozart: Clarinet Concerto K.622, Kegelstatt Trio K.498, Allegro Anh.91

年越しの参考音源に、以下をご案内。今年もご愛読ありがとうございました。
http://youtu.be/aSkrJh1gzYM

Петрушка

BISレーベル発のリットン&ベルゲン・フィルによるストラヴィンスキー『火の鳥』他、管弦編曲集SACDが良かったので、こちらも聴いてみました。

petrushka

ストラヴィンスキー:
1. バレエ音楽『ペトルーシュカ』(1911年版)
2. バレエ音楽『春の祭典』

 ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団
 アンドリュー・リットン(指揮)

 録音時期:2008年8月(2)、2009年6月(1)
 録音場所:ベルゲン、グリーグ・ホール
 録音方式:デジタル
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND

『火の鳥』同様、ドライな音響に好みは分かれるだろうが、僕には新鮮で聴きやすく感じている。先日記事のLSOのドライ感とも違った質感です。

『ペトルーシュカ』は遅まきながら初めて聴いた。子供向けのお話がベースらしく、ラヴェルでいうところの『マ・メール・ロワ』のような近代音楽の立ち位置かな。
『春の祭典』は僕は、ちょっと未だ解ってないんですよね。『ペトルーシュカ』はファンタジーのある優しい楽想なので、複調性でも入り込み易いのだけど。まだ不協和音に慣れなくて。

リットンのストラヴィンスキーは、優秀録音SACDという触れ込みに惹かれて入手したが、楽曲が放つ勢いという点では、過去のデッカ名盤、ドラティ&デトロイト響あたりのほうが魅力を感じるかもしれない。

本盤試聴ページ(フル試聴可)
http://www.bis.se/naxos.php?aID=BIS-SACD-1474

『火の鳥』もフル試聴できます
http://www.bis.se/naxos.php?aID=BIS-SACD-1874

サンタはビング・クロスビー

一か月以上も前に注文したビング・クロスビーのCDがずっと届かず。Amazonマケプレはよく利用していて未着で返金してもらったケースは既に2件あるので、今回も諦めかけたところへ、今日ひょっこり。クリスマスに届くなんて、やっぱりビングはクリスマスソングの王様。

bingcrosby

2014年最新リイシュー1956年作『Songs I Wish I Had Sung』のデラックス・エディション。今までランダムに集めてきたコンピレーションとのダブリ曲は無いようだ。豊かなジャズ・オーケストラの伴奏に乗って歌うさまに、ホリデイ・アルバムではないものの、正にクリスマス・プレゼントをもらった気分。
古い音源だから音割れはあるがリマスタリングも聴きやすく、ヴォーカルと管楽器群のコントラストが気持ちの良い遠近感で、けっこう立体感のある音像だ。

確立された円熟のヴォーカル・スタイルは、聴き手に媚びてはいないのに、色気がある。人間味のある色気。そして聴きやすい。ビングのフレージングを聴くと、ポピュラー・ヴォーカルの原点を学ぶ心持ちになります。

Mona Lisa
http://youtu.be/HRzmnbHhAyg

我が家の定番クリスマス・アルバム

過去にも同じような記事がありますが、手持ちの中から定番のクリスマス・アルバム、もしくはオリジナルのクリスマス・ソングが入ったアルバムを挙げてみました。

JTから時計回りに紹介
christmas

■ジェイムス・テイラー/at Christmas
ベストセラーのJTのクリスマス・アルバム。JTはオリジナル・アルバム『オクトーバー・ロード』と、このアルバムあたりが好きですね。
http://grooveshark.com/s/Go+Tell+It+On+The+Mountain/4Ff49p?src=5

■カーリー・サイモン/This is my life
ノーラ・エフロン監督のコメディ映画のサントラ。カーリーには他にドン・ウォズがプロデュースしたクリスマス・アルバムがあるが、そちらはあまり好きではない。全面彼女がプロデュースした本盤のほうが、クリスマスらしさを感じる。
https://soundcloud.com/carly-simon-official/the-night-before-christmas

■ザ・チーフタンズ/The bells of Dublin
アイリッシュ音楽に傾倒するきっかけにもなったアルバム。この伝統バンドは本作あたりから華やかなゲスト参加のアルバムが多くなった。
http://grooveshark.com/s/I+Saw+Three+Ships/3saZgE?src=5

■マリーナ・ロセール/Nadal
カタルーニャのシンガー&ソングライター。僕が好きな女性ヴォーカルは皆60歳過ぎてパワーダウンしてしまったが、彼女だけは声質が全く変わらず加齢に阻まれないのではないか。楽しいアルバムです。
別収録ライヴ
http://youtu.be/gz4Yl8waekw

■リヴィングストン・テイラー/Last Alaska moon
リヴのペンによる美しいスタンダードといってもいい「Christmas is almost here」。先にカーリーのカヴァーで出てずいぶん後から本人により発売された。この曲は本人ヴァージョンをおすすめしたい。
一部試聴
http://www.nimbitmusic.com/livingstontaylor/#lastalaskamoon

■セリア・クルース/クリスマスのフィエスタ
古いラテンのクリスマスはいかがでしょう。いなたいリズムだけど、よくよく聴けばラテンの美しさに惚れ込んでいきます。
http://youtu.be/F_2zzt2fhMk

LSOとの相性

記事にするのを保留にしてた2組のSACD。

lso

画像左が2009年録音、ラヴェル『ダフニスとクロエ』全曲、ボレロ、亡き王女のためのパヴァーヌ ゲルギエフ&ロンドン交響楽団。
右が2006年録音、ベルリオーズ『キリストの幼時』 デイヴィス&ロンドン交響楽団、テネブレ合唱団(2SACD)です。

ラヴェルのSACDのほうは1年以上前に買ったまま、なぜかブログに書くのを躊躇っていました。そして今年に入ってから買ったベルリオーズのSACDを聴いて、なんとなく理由が見えてきた。
いずれもLSOのライヴ録音なのですが、このレーベル、音響が特徴的でドライで厚みのある感覚なのだ。このドライな感じが、自分にはパッとしない。厚みといってもアナログ的な厚みとも違うというか、香気のような色気が感じられないのだ。

こんな風に思うのは自分だけ?と他ブログ検索してみると、あった。まだ通常CDのほうがいい、という記述まである。演奏には不満が無いだけに、この質感は悩ましい。
ただ、そのブロガーさんも自分と同様、マルチチャンネル環境にない。つまり2CHでの感想だ。もしかしてマルチだと飛躍的なのか?という疑問も全く同感だ。マルチによって圧倒的に音像が変わるとしたら、今後を見越して温めておくか。しかし、2CHで納得できないSACDって、どうかな。基本はやはり2CHだと思っているから。

「ボレロ」はミスの無い演奏としても重宝だ。他の手持ちのクリュイタンス、マルティノン、デュトワいずれも、わずかな乱れが生じる。
『キリストの幼時』は、クリュイタンス盤で気に入って本盤を入手。序盤の弦楽器の入りの緊迫感が欠如して聴こえたのが残念。子さらいの迫るヒタヒタとしたドラマ要素は、クリュイタンスのほうが強かった。ただ、このデイヴィス盤は合唱が美しい。

結末は意外な性愛

今月は、テニスの四大大会もデビスカップも無いので、少しでも節約のために1ヶ月だけWOWOWを解約。来年早々、全豪オープンが始まるのでまた再加入です。
先月、そのWOWOWで観た映画、TVドラマで印象に残った作品について、以下メモします。

映画は、スティーブン・ソダーバーグ監督2013年作『サイド・エフェクト』、TVドラマは英国発2013年放送『ブロードチャーチ~殺意の町~』。いずれも以下ネタバレ含みます。

『サイド・エフェクト』はソダーバーグらしい騙し騙されの人間模様。ジュード・ロウを観て、この人は年齢に沿って順調な役作りが出来る変貌自在な役者だと感じました。ルーニー・マーラも体当たりの好演。けれど作品そのものは、人間への洞察力という点では、物足りなさを感じました。昔、日本でドラマ化された有吉佐和子の小説『三婆』のほうが、設定は違うものの度胆を抜かれますよ。

『ブロードチャーチ』は連続放送で一気に観た。こういう低予算サスペンスは好き。主演の堅物刑事と現地の田舎のママ刑事のコンビの相性が、周辺の怪しい登場人物を絡めて、ドラマをいきいきとさせている。一週毎に観てたら、生殺しだね。地味に見せ方が手堅い。

両作品のラストには、どんでん返しが用意される。パターンは異なるが"意外な性愛"だ。女性同士がカップルであったり、近所の良きパパが隣家の男児に恋慕を抱いていたりする。
海外ドラマでは、こうした結末をしばしば見かける。かつて傾倒した米法廷ドラマ『ザ・プラクティス』では、無罪評決の後、司祭が男性に駆け寄り熱烈キスをし、罪を犯した男性を庇うためにトリックを仕組んだ事が明らかになるという、どんでん返しのシーンがあった。が、こうした意外性を意図したところに、リアルに該当するカップル、つまり当事者たちは、どういう思いで観るのだろうか?

奇異に扱っている点はないだろうか?とも思うのだが、もしかするとこうした展開はうんと過去には有り得なかっただけに、取り上げられる事自体、これは普遍的な描写への始まりかもしれない。
想像しがたいカップルから、ありがちなトリックへ。誰かが誰かを愛するという構図に、どんでん返しが効かない日が来ると面白いかもしれない。

サイド・エフェクト トレイラー

マスター・データの音飛び

今年購入の音楽ソフトのまとめ記事(クラシック編)は、近日中にアップします。

過日購入のタワレコ限定、シェリング&ヘブラーによる『ベートーヴェン ヴァイオリン・ソナタ全曲』(4CD)について。
haebler

当時の記事において絶賛しましたが、繰り返し聴くと、「第7番ハ短調 作品30の2」の第2楽章に不自然な箇所があるように感じました。リズムと旋律の流れが不自然。ネットで調べると、間違いなく音飛びのようです。再生上の音飛びではなく、データそのものの問題。

【(「CDジャーナル」データベースより)
シェリングが残した唯一のベートーヴェンのvnソナタ全集からの抜粋だろうか。そうならop.24とop.23の録音の月日が逆に記されているようだ。op.24は溜め息が出るほど美しく,op.23もop.47も熱演。ただop.47第2楽章に音飛びor音揺れのあるのが,残念。】

これはフィリップスのオリジナルCD盤の商品ページに付記されているので、タワレコの独自企画盤によって生じたものではないようだ。当初のLP盤から発生していたのだろうか。
タワレコのCD裏ジャケの注意書きには【曲によりお聴き苦しい箇所がございますが、マスター・テープに起因するものです。予めご了承くださいますようお願い致します。】とあるが、これは一般的にアナログの古い録音に関する、ノイズへの理解を促すもので、音飛びなら、その旨もう少し具体的に明記してくれても良かったんじゃないかと思う。

ノイズは許せるけど、音飛びは聴いててドッキリするから嫌なんだよね。せっかく録音賞を獲るほどの盤なのに、残念。演奏者側には何の非も無いのに、こうした僅かな疵瑕で価値が下がってしまう。悔しいが、この盤はいずれ手放すつもり。

2014年購入 音楽ソフトまとめ(ポピュラー)

例年、ベスト5とか10とか、枚数の縛りで記事にしていましたが、一人のシンガーをきっかけに系統的に聴くタイプですので、今年はアーティスト・ジャンル別に、中でもよく聴いたアルバムをチョイスしたまとめ記事にしました。(アルバム名は省略。参考リンクは、収録音源と異なる場合があります。)

■ダン・ペン関係
dan

今年初めて知ったダン・ペンは新作インディーズ盤のジャケ買いがきっかけ。大当たりな上、聴くほどに味わいを増すという。ソウルを知らない僕は、ダンだと自然と惹かれる。曲提供によって研鑽されてきたソングライティングは佳曲ずくしで、デモであってもその趣旨はしっかり伝わる。願わくばこれほどの人なのだからまたメジャー新録も聴いてみたい。
読者さんから教わったアーサー・アレキサンダー、'70年代コンパイル盤は人懐こい歌心。
http://youtu.be/JaEf7H8KHI4
http://youtu.be/mKFlXLyD6GM

■ケルト系フォーク
mary

かねてからうすうす注目してきたメアリー・ジェーン・ラモンドがフィドル奏者ウェンディ・マックアイザックとユニットを組んだ本作は、ギター奏者のカッティングも含め、活気をもたらすアルバムとなった。これまでの地道な伝統歌収集と録音が、ここで一気に実を結んだような美しい仕上がり。http://www.cdbaby.com/cd/maryjanelamondandwendyma

■ビング・クロスビー
bing

ビングのCDは一気に買い過ぎたので、最もよく聴いた'40年代ラジオ録音の編集盤を。ちょっと怪しげなコンピ盤だが、本人のヒット曲にスタンダードの数々がバランスよく選曲され、もろもろのスタジオ盤よりもエンターテイナーぶりも伝わり音場の楽しさがあります。ナット・キング・コールとの2ショットを思いきりトリミングしたモノクロ・ジャケもいい。
http://youtu.be/9CDs067081E

■マリーナ・ロセール
marina

当ブログの定番アーティスト、マリーナ・ロセールはスペインはカタルーニャ語のSSW。前作に引き続き親交のあった故ジョルジュ・ムスタキのカヴァー第二弾は、さらに簡素化したようなアコースティックの伴奏に彼女のヴォーカルが、心象を描くような味わいを増して、こちらの続編のほうがお気に入りかな。
http://youtu.be/5sruLz8oUDU?list=RDMXDlt5DEm6E

■ボッサ・ノーヴァ
bosa

FIFAブラジル開催にちなんで、ブラジル音楽の国内盤が廉価になり、そのきっかけで初めて聴いたベテラン、マルコス・ヴァーリ。ボッサ・ノーヴァの着手は初期に留まったようです。こちらも遅まきながらジョアン・ジルベルトの名盤は、ギター、パーカッション、ヴォーカルのみの濃密さに衝撃を受けた。ボッサ・ノーヴァは真剣に取り組むと神経症になってしまうんじゃないか?と思う程、デリカシーを感じます。
http://youtu.be/FuFfcXOu_Nc
http://youtu.be/0ioPzLAe6b4

■リヴィングストン・テイラー
liv

リヴについては近年の枯れたヴォーカルが好きで、初期は'70年代音源中心のベスト盤を遅まきながら購入。初期も結果的に好んで聴いています。待望の新作は、心なしか録音の仕上がり感の良いものが前半に集中しているような。カヴァーを多く含むアルバムの趣旨がはかりかねるが、若いプロデューサー(教え子?)に一任することが目的だったのかも。
http://youtu.be/Qac3-fantJM

■再購入のリマスター盤
carly

リマスターによる買い替えで再び聴き込んだのは、カーリー・サイモンのスタジオ録音とライヴ録音。来年は初期11作品のハイレゾ購入を検討します。
http://youtu.be/mQZmCJUSC6g

ハリスの新作PV(2)

ハリスの新作、来年購入予定で引き続き動画サイトにて試聴していました。
未購入時点での感想は、自身で決めたルールに反するのですが、少しだけ分析的なメモを残してみます。

厳密に調べたわけではないですが、傾向的にキー設定を低くしたことで、発声において鼻にかかる範囲が増えたのだと思う。彼女、もともと鼻腔が詰まるところがあり、それを従来の高いキーと強い喉で突き抜けていたんだと思います。そうしてカバーできていた。
鼻にかかるとリズムのキレが甘くなるんですよね。それで節回しがモッタリして聴こえるようになった。ダウナーと言えば聞こえはいいけど、節回しが弾まなくなっているのは、確かだと思います。でも、最良のテイクで編集もして、これが最高の記録なんでしょう。

ただ、衰えは他ならぬ彼女自身が自覚している筈で、それでも歌い続ける歌手の業のようなものには、やはり惹かれるものがあります。

小澤のラヴェル~初・ペンタトーン

初めて小澤征爾さんの指揮する音楽ソフトを聴きました。オランダのペンタトーン発、ボストン響との'74年録音『ラヴェル:オーケストラ作品集』SACDです。ちょうどSACDラボ♪♪さんがレビュー記事をアップされた日に、僕のところにも商品が到着。

ozawa

きっかけは一連のフィリップスのクラシック録音の素晴らしさ。そして次第に'70年代中ごろのアナログ録音に興味が湧いていった。そんな折、フィリップスの元役員たちにより設立されたというSACD専門レーベル、ペンタトーン(PENTATONE)が、'70年代のグラモフォン4チャンネル録音のリマスター・シリーズを発売すると知った。その計5作品中、ラヴェルの管弦楽曲集があるという。ラヴェルのSACDとくれば目が無いほどの自分には、ペンタトーンの音を知る絶好の機会だと思ったのだ。つまりフィリップス+'70年代+ラヴェルというリスニング条件の下、本アイテムに行き当たった。

さてスリーヴ・ケースから取り出しトレイに乗せた我が初のペンタトーンSACDの、その響きは・・・・・極上!!!
ふわりと包み込むような純度の高い厚みのある管弦のまろみ。もともとLPから聴いたことない録音なので、リマスタリングの成果については、評価しづらいものの、確実にこの丁度40年を隔てた本盤がユーザーにとって最高のマスター・アイテムとなるでしょう。エンジニアの美的センスが大きく貢献してそうだ。

手持ちのリマスターSACDの中で最も感銘を受けたといっても過言ではないです。この週末はずっとリピしていた。この素晴らしさを知ったら後に戻れません。76分収録で二千数十円。CD買うくらいならこっちが断然いいよ。
そして演奏は、日本人指揮者という意識で聴くからでしょうか、手持ちのラヴェルの中では、オリエンタルな要素が耳を惹きます。同じスコアなのに強調される楽器次第で、こんなフレーズあったっけ?とハッとする箇所があります。

2チャンネルでこれだけの充足感。ああ、いつかはマルチ仕様の部屋にしたい・・・。この一枚で残りの4作品にも俄然食指が動いてきました。

アルバム全曲一部試聴はこちら
http://www.pentatonemusic.com/ravel-orchestral-works-ozawa

ペンタトーン・リマスター・クラシックスのCM

ハリスの新作PV

ハリス・アレクシーウの新作、出てたんですね!



アルバム全曲フルであがっていたので一通り聴いてみました。数年前から高音がきつくなり、音域が狭くなっているが、今のキーで、今一度フレージングを立て直したようだ。嗄れたヴォーカルで緊密なロックをバックに新たな音像を生み出すプロデュースの能力はさすがです。
来年以降、価格比較していずれ入手しようと思います。

haris

久々の国産

現在、新作舞台『夜会VOL.18 橋の下のアルカディア』を東京のみで公演中の中島みゆきさんの新作アルバム『問題集』をレンタルしました。
ライヴBDは先日フラゲしましたが、近作アルバムに関しては聴いててしっくりこなくなってきたので、ひとまず借りてみることに。

miyuki

久々の国内録音。やっぱり国内ミュージシャンがいい。かねがねLAは合わないと意見してきたのが、通ったのかな?(そんなことは無いか)。あっさり目を意図したという瀬尾さんの編曲も条件が合ったのかもしれない。久々に落ち着いて聴き通せました。
珍しくアルバム前半全てメジャー・キー。これは『グッバイガール』以来じゃないか?(でもあのアルバムは「十二月」でドーンと一気に落ちるからね(笑)。)

中島美嘉さんへの提供曲(1)「愛詞(あいことば)」は、みゆきならではのインタラクティヴ・ソング。
【ありふれた男と ありふれた女が
群像の中で 突然の中で 特別な人になる】

『マッサン』主題歌の(2)「麦の唄」はTVで聴くとヴォーカルがヒステリックに聴こえがちだったが、CDでは予想外に聴きやすかった。アルバム全体に柔らかさが漂う。

これだけリッチな音作りが可能なアーティストだから、もう少し曲のコード展開の工夫も欲しいところだが、彼女のことは、音楽家というよりはマルチタレントと捉えている。渋い立ち位置のタレント性。曲作りは、あくまでフォーク&歌謡曲の和声範疇を継続したまま、今後も夜会活動を重点に手を変え品かえ魅了するのだろう。
お気に入りは、瀬尾さんがファドをイメージしたという(7)「身体の中を流れる涙」。十八番ともいえるマイナー・キーだ。

【愛について語ることは 私たちは苦手だから
明日また会えるように ジョークにしないか】(ジョークにしないか)

【所詮1人であることを ここでは知らされる
元気ならば越えられる孤独が 身に刺さる】(病院童)

【なぐさめ言葉 知恵言葉 私のためなら要りません
私の聴きたいひとことは あの人だけしか使えない】(身体の中を流れる涙)

【終わらぬことや変わらぬことを 欲で待つから泣きを見る
   好きも嫌いも嘘もホントも どうせ私の夢の外】(一夜草)

【飛びたて 飛びたて 戻る場所はもうない
飛びたて 飛びたて 夜の中へ】(India Goose)

mondai

http://youtu.be/zziimeaeRy8

カーリーのK2HDマスタリング

なんとはなしにAmazonでカーリー・サイモンのCDを念の為チェックしたところ、'87-'88年にアリスタから発売されたマーサズ・ヴィンヤードでのライヴCD「Greatest Hits Live」のK2HDマスタリングCDなるものが発売予定されていて、高音質ならばと思わずクリック。
ところでK2HDマスタリングって何?

通常盤とマスタリング盤
carly1

HMVサイトより
【「K2HDマスタリング」は、FLAIRマスタリング・エンジニアの感性と新技術「K2 High Definitionコーディング」技術により、最大100kHz/24bitの情報でマスター音源に本来込められている楽曲の魅力を各メディアに収める画期的なマスタリングです。これにより44.1kHz/16bitのCDマスターに192kHz/24bitの音楽情報を収めることに成功し、これまでにはないCDの高音質化を実現しました。】

価格のほうですが本盤も高い。しかもAmazonでは予約当時より現在は1000円もアップしています。得したような、何だか分かりませんが。
いざ届いて聴いてみたところ、・・・・飛躍的な向上はそれほど感じられなかった。ドラムの抜けが良くなったかな。そういえば全体的に広がりも出てる。
期待しすぎたか。そこで、通常盤CDのことを思い出し、そちらと再生比較してみた。やっぱり違うわ! くすみが取れてる! 密度が増して、音が前にせり出すように鳴っている。これで通常CDは手放すことに決めた。本ライヴのDVD版との音質比較もしてみたところ、明らかにマスタリングCDのほうが良い。CD版とDVD版では元々ミックス段階で音源自体が異なるのかもしれませんが。いずれにせよCD未収録トラックと貴重映像が楽しめるDVDはこのまま手元に残しておきます。

それからカーリーのハイレゾの話題、日本国内では3rdアルバム『ノー・シークレッツ』のみ確認していましたが、本国ではエレクトラからワーナー在籍(1971年から1983年)までの11作品が既にRhinoからダウンロード・セット発売されていました(内、なぜか『パーティへようこそ』『トーチ』のみ単品販売も扱っている)。
192KHz/24bit版が$200.98、96KHz/24bit版が$150.98となっています。買うなら当然高品質のほうにしますが、いったん踏み止まっている。
手持ちのせっかく揃えたCDが、DLと同時に不要になるからだ。なんだか悩ましい。クラシックならパッケージに拘らない感じなのだが、ポピュラー系はジャケにも愛着があるからね。
ただ、カーリーは著名なわりに、海外ツアーをやっていないだけ、本国人気に留まるとなれば、ビートルズのようなロック・レジェンド達みたいな箱物は出ないだろうと思ってる。だから近いうちにハイレゾの方向で購入決心しようかと。
こないだタワレコ限定リイシュー盤を買ったばかりなのに。が、ハイレゾ音源とは異なる限定リマスタリングとなるから、保存価値はあるのか? なんか、ややこしいな。

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プロフィール

 シャケ/YASUHISA

Author: シャケ/YASUHISA
男性 昭和40年代生まれ

愛猫カオ(ロシアンブルー)と同居
常にマイブームがないと生きていけない

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