ダンの新作試聴

On new PC arrival, I will update. Just a moment.


PCのブルースクリーンの対処に時間がかかってしまいました。一応復帰しましたが、しばらく様子見です。

danpenn

ダン・ペンの新作の試聴を紹介されているページを見つけましたので、以下ご案内します(無断リンクごめんなさい)。
他のアーティストが歌ったトラックとの比較もできます。こちらのジャンルに疎い私、皆さん本当に詳しいですね。

http://blogs.yahoo.co.jp/deepsoul3001/25098065.html

カントリー・ソウルの歌心(3)

penn

ダン・ペンのヴォーカルは一見、太くて無骨そうだが、聴けば節回しのデリカシーがあってたまらない。僕の狭い了見では、ヴァン・モリソンを連想するが、両者の違い、ヴァンはフレーズの最後をけっこう捏ねたりするけど、ダンは鍵盤楽器のようにスッと減衰していくんですね。そこがきれい。
ダン本人の発言を調べてみると、ギター弾きなのにピアノが好きなんだって。ギターは必要悪だと。面白いこと言うね。でも、ここに彼の教会音楽を聴いて育ったという音楽性ゆえの含蓄があるような気がする。
僕はSSWはギターとピアノの両刀づかいが好きで、各々のハーモニーとリズムの感覚の特性を知っている人がいい。例えばギターのカッティングのストロークは鍵盤では表現しにくいし、ギターの定型のコードワークでは、和声範囲が限られがち。

ソングライター、ダン・ペンの作品を各シンガーが歌ったコンピレーションをもう一枚買い足し。前回のスプーナー・オールダムとの共作集に続き、今回はドニー・フリッツ、リック・ホールなど他のライター達との共作集。1960-70年代音源中心に、2000年代の音源を幾つか収録。必ずしも提供したオリジナル・シンガーのヴァージョンとは限らないようです。

▼You left the water runningのビリー・ヤングとダン・ペン自身の歌唱




▼Do right woman, do right manのブレンダ・リーとダン・ペン


堅い殻の中の性癖

寝しなにちょこっとWOWOWを点けたら、いきなり妙なシーンが目に飛び込んできた。2001年フランス映画『ピアニスト』。監督は『愛、アムール』のミヒャエル・ハネケ。2001年カンヌ国際映画祭にて審査委員グランプリ、男優賞、女優賞の3つを受賞した。原作はエルフリーデ・イェリネクの小説。

(以下、ネタバレあり)
主人公らしき、きれいな中年女性が個室ビデオの順番待ちをしている。周りの待ち人は年配などの男性客達で、彼女を困惑したような、もしくは好奇の眼で振り返っている。
順番が巡り彼女が部屋に入る。いかがわしいビデオを流しながら、先客が捨てていったゴミを拾い出し鼻に押し当て目を閉じる・・・・。

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序盤を観ていなかったのできちんと鑑賞したと言えない。ヒロインは厳格な母親の影響の下で育ったピアノ教師らしい。年若の男子学生から告白されるが、彼女は冷たくあしらう。それは許されぬ関係と他ならぬ彼女自身がわきまえているからだろう。
と思って観ていたら、演奏ホールで彼女は俄かにその学生を挑発し、トイレで性行為をする。あたかも女王様気取りで、彼を焦らすのだ。
しかし、本音は手紙にあるという。私の願いは手紙で読んで、と後日手渡すわけだが、そこにはマゾとしての要望が並べられていた。
若い彼は「おまえは変態だ」と幻滅する。当然だろう。が、次第に各エピソードからヒロインが男性に対して極端なアプローチをする心理について考えさせられる。この映画は人物の行動について一切説明が無い。

母子関係の歪みは明白だが、ピアノ教師を設定したのが巧い。実際、クラシックピアノは相当の鍛錬時間を要するもので、異性との付き合いを遠ざけてまで犠牲を払った者は、現実に少なくない筈。もちろん他分野でも有り得るが、クラシック音楽の研鑽の道が、どこか現実のロマンと相容れなくなっていくのだ。

終盤で若い男は、突然ヒロインの家に押しかけ、彼女の顔を殴り犯すが、たっての希望に反して彼女は、おびえ拒絶する。恐らく経験などないのだ。
このときの男の行動の動機がはかりかねたが、ラストで納得。演奏会で二人が再会したとき、男はスッキリした顔で事もなげに挨拶してみせたのだ。

彼女の刃は自分に向けられた。その刺し傷は、あたかも自身の殻を砕いてみせたようだった。彼女はもう夜闇に紛れたりなどしないだろう。

▼ラストシーン(ネタバレ再注意)

カントリー・ソウルの歌心(2)

チャゲアスの件、もし曲作りに行き詰まって…というのが動機なら、デュオ名を横文字に変えた時点から兆候はあった事になるんじゃないか。サウンドをロック&ポップスに刷新しても、曲の本質はフォーキーなままなのだ。レコードもCDも一枚も買ったことがないから、最近TVニュースで流れるヒット曲のサビを聴いた範囲での意見ですが。かえって初期の曲のほうが飾り気無くてピュアじゃない? 各々ヴォーカルを聴くと、ポップスセンスはチャゲさんが優れていると思う。
そういえばポプコン系の息の長い大物アーティストは一様に分厚いサウンドに変貌していくが、どうして和声感覚の幅を広げていかないんだろう。ビッグだからこそ色々試せるだろうに。

先日ご紹介したダン・ペンの旧譜、提供先のシンガーを辿ってコンピレーションを購入しました。長年、組んできたキーボード奏者、スプーナー・オールダムとの共作曲集、『Sweet Inspiration』。すべて1960年代音源。
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このロンドンのACEというレーベル、リマスタリングがしっかりしていて、そこらのやっつけコンピとは違いました。ブックレットも各シンガーのドーナツ盤写真付きで充実(ライナー、読んでないけど)。
ざっと聴いたところ、全体的に黒人シンガーの歌い口は僕にはパンチが効きすぎて、ダン本人の滋味のある節回しが好きですね。でも本人録音のアルバム数は限られてる。

以下はシンガーとダン・ペン自身の音源の比較。まずはディオンヌ・ワーウィック。バカラック以外の曲は新鮮。タイトル直訳「私はあなたのあやつり人形」。


1994年ダンのセルフ・カヴァー


こちらはジーン・ニューマン『It Tears Me Up』。白人だが物足りない。後者は初期の若々しいダン。


ドロレスのドキュメンタリー

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こちらもMUSIC PLANTさんから得た情報。アイルランド国営放送によるドロレス・ケーンのドキュメンタリー。
ドロレスには、なんとかもう一花咲かせてほしいと願うところ。リスニング出来ないと50分の動画はきついが、映像から類推するに、伝統歌を歌う二人の叔母などに囲まれた生育環境から、イングランド人のジョン・フォークナーとの活動と結婚、障がいを持つ息子のこと、自身のアルコール依存症から立ち直るまでの現在が語られている。

メアリーも、この来日中、滞在ホテルで自伝を執筆していたそうだが、二人ともアイルランド国内で大ヒットした『ウーマンズ・ハート』以降、ライヴ活動など急激に多忙になり、相当プレッシャーを感じてたようだ。あのコンピレーション、過去アルバムからの選曲のみで、参加の女性シンガー全員のセッション録音があったわけでもないのに、凄いブームになったんですね。

映像中、ドロレスとメアリーが同時にデ・ダナンに在籍していた頃の、ツアー移動中の仲睦まじいオフ・ショットが見られる。アイルランドのミュージシャン・シップは絆が強いのだろう、ドロレスを更生施設に見送ったのもメアリーらしい。メアリーは、ドロレスはボイス・トレーニングを受ければ、きっとまた歌えると信じているそうだ。しかし、このドキュメンタリーの2011年の最新ライヴの部分映像を見る限り、あのいぶし銀の歌声は見る影もなくなっている。久々のツアーが始まっているそうだが、現在どれほど回復しているだろう。

ドロレス、意外と自分のレコードを無造作に倉庫に放っているんですね。ゴールド・ディスクはちゃんと壁に掛けてあったけど。

さよなら、メアリー

メアリー・ブラック最後の来日、2日間全4公演が終了しました。僕は今回断念。昨日おとといは、どういう状況だったか知りたくて、ネットを拾い読みしてました。情報源はほぼMUSIC PLANTさんからなのだけど。

物理的な問題はクリアできる筈だった。海外まで追っかけたんだから大阪-東京くらいどってことない。
僕はどうもあのレストラン形式の公演形態を好かないんだよね。公演時間が1時間ちょっと。こないだ大貫さんのライヴ観に行った所も同じで、大阪市内から徒歩・電車で30分あれば駆け付けられる所に住んでいても、あの短さに帰途が虚しく感じられるほどだった。遠征組だと尚、不満が残るだろう。
今回のメアリーのセットリストを拝見すると、大体12曲中、各ステージ2曲入れ替えしている。曲のダブリは気にしないが、事前にクラブ宛てに問い合わせたところ、リピーター割引も摘要ないとのこと。

いずれにしても、これらはメアリー自身の問題では無いのだから、その気になれば行ける筈だった。決めては…やはり、メアリー自身のヴォーカル。
これは本当に迷った。一ファンとしても、制作サイド同様、最後まできっちり見届けたかった。だが、近年の動画資料をリサーチする限り、かなり歌えなくなってきたという印象。
それでも歌えてるのですよ。元が素晴らしいから。ただ絶頂期を知ってるだけに、海外公演を聴きに行った頃までの思い出に留めておいたほうが良いかもと、葛藤の末のジャッジ。

今回行かれたお客さんのツイートでは、良かったようで安心。以前のような歌声を求められないと知りつつ、ヴァン・モリソンのような変化を受け取った感想があり、なるほどファンもそう聴き方を転換すれば、また新鮮な受け止めが出来たかもしれない。
それにしても彼女はよくがんばった。随分前から引退をほのめかしていたと知り、少しショックだった。アルバム・リリースのペースが落ちたのも納得。既に孫もいるそうで、今後はご自分の家庭を大事にされてほしい。

最もリアルタイムに寄り添ってきた歌声。一行(彼女の娘ローシンも帯同)は今日一日観光で日本にとどまっておいでのようで、どうか無事で帰国されますように。

カントリー・ソウルの歌心

体調が向上してきまして、夏までにはデモ録りやりたいな、と思っています。ストレス&アレルギー&加齢への対処を余儀なくされた3年間でした。

先日ジャケ買いしたダン・ペンの新作『アイ・ニード・ア・ホリデイ』、どの曲も粒ぞろいで、普段聴かないジャンルながら、惚れました。作者ならではの味にとどまらない歌のうまさ。節回しが丁寧で、男臭いスウィートな哀切が伝わってくる。
続いて中古購入した過去作は、メジャー・レーベル、サイアーからの1994年『Do Right Man』。

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全10曲。既に提供先のシンガーがヒットさせた曲を網羅してるようですが、オリジナル・シンガーを辿るまでに至らず。ダン・ペンのプロフについては殆ど把握していないのだけど、音楽を聴けば凄い人だとすぐわかる。

▼こちらが提供先シンガーかな。検索すると沢山のシンガーにカヴァーされているのが分かる。


▼同曲の本人パフォーマンス


▼裏ジャケ
penn

ムスタキを歌う、第二弾!

【追記】このニュー・アルバムのCM動画がアップされましたので、以下貼り付けます。

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2012年に当ブログにて年間ベストに入れたマリーナ・ロセールの『ムスタキを歌う』、実際に好評だったようで第2弾のリリースが決定したそうです!

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詳細についてはスペイン語なので分かりませんが・・・。発売後もしばしAmazonからの情報を気長に待つしかなさそうです。僕の好きになるアーティストは何でこんなに入手ルートが容易くないんだろう。

末弟ヒュー

リヴの新作を待つ間、テイラー兄弟の末っ子、ヒュー・テイラーの唯一のアルバム'90年作『it's up to you』を中古購入しました。

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けっこうロック、ブルース色が強い。ヒューは自分で曲を書かないのか、全曲カヴァー。レイ・チャールズ、トム・ウェイツ他、「監獄ロック」も。ハーモニー・ヴォーカルには兄弟全員が参加。

兄弟は本当に声質が近い。穏やかでノーブルな特徴。音楽性は、やっぱりリヴが最も自分の好み。これで長兄のアレックスと長女ケイトが未聴だが、ヒューはこのアレックスに兄弟の中で最も影響を受けていそうな感じだ。
良いヴォーカルだが、なんとなく周りの後押しによるサウンド・プロダクションに乗せられて歌っているような印象は否めない。ヒューは基本的に奥さんとの別荘地マーサズ・ヴィンヤードのホテル経営に、地元のクラブ出演する自由自適の生活らしい。

▼裏ジャケ。兄弟みな男前だが、ジェイムスのスライド・ショー付き弾き語りライヴで紹介された彼らの父親が一番男前。ショーン・コネリーを上品にした感じだった。
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▼唯一見つけたヒューの動画は5人兄弟そろっての出演。向かって左からヒュー、リヴ、ケイト、ジェイムス、アレックス。

40周年ライヴ

テニス目的で加入したWOWOW、偶然にも大貫さんの40周年ライヴ放送を観る事ができた。

このライヴ、行きたかったんだよね。東京1公演のみで、大阪にいる自分は思い切れなかったのだった。
久々に彼女の歌声を聴いて、最初の何曲か違和感が続いた。キーを下げたから? 「ピーターラビット…」から声のノリが出てきた気がする。
『ピュア・アコースティック』や『One fine day』で好きになった自分には、このあたりの選曲がしっくりくる。初期の曲はサウンドがソリッドすぎて、彼女の声に少し合っていないような。
けれど、ツインドラム編成の意図を聞くと、彼女のサウンドに対するスピリットが少し理解出来た。彼女の指向性はとてもソリッドなものなのだと。

会場で好評だったという自選ベストCD付きパンフレット、ぜひ増刷再販してほしい。

サインの明暗

今月下旬から全仏テニスオープンが始まるのでWOWOWに再加入。月始めの契約が得なのだ。
ゆうべの番組で2012年アメリカ映画『世界にひとつのプレイブック』を鑑賞。監督デヴィッド・O・ラッセル、主演ブラッドリー・クーパー、ジェニファー・ローレンス。

book

妻の不貞現場に遭遇し、相手の男に暴力をふるって精神を患った主人公が、退院して家族や周囲の人々と関わりながら希望を取り戻していく。・・・

観終わってみれば、定石のストーリー展開だった。ティーンエイジャーから訳ありの30代に主役の設定を移して、困難な条件を上乗せした感じ。
メンヘラの主役二人は、感情的なセリフが多く、序盤から観ていてゲンナリしそうになるが、悲劇から喜劇へと転換する重要な立役者がロバート・デ・ニーロなんですね。物語の回収の仕方が安直な気もするけれど、爽快感はある。

接近禁止令によって会えない妻からの手紙を主人公が読み返すシーン、僕はボーッと観流してしまった。ここでは中性的な演技をして、伏線を張っていたんだね。
相手役の彼女、ジョギング・シーンでの登場の仕方が鮮烈だった。

合わせ上手の男

これ懐かしくて衝動買いしちゃった。1983年ウディ・アレン作品『カメレオンマン』。

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原題はアレンが演じる主人公"ゼリグ"になっているが、カメレオンマンは分かりやすい。1920年代、居合わせた誰にでも同化してしまい(黒人と居合わせると黒人に、中国人と一緒になると中国ふうに、また医者にかかると自分も医者に変身するという)、世間の話題をさらった男のドキュメンタリー映画(もちろん偽の)。
20年ぶりに再見したが、よく出来ている。合成のモノクロ・フィルムに存命の証言者をカラーで登場させ、リアリティをもたせる。

これは強迫観念をデフォルメする意図なのかなと思う。身近にはサラリーマンのイエスマンとか。とにかく自分の考えが言えない人、敵を作るのを恐れる人のことを表現してる。そして持ち上げては落とすメディアの狂騒は今も昔も。

ゼリグを精神疾患者として研究・治療に臨むフレッチャー博士(ミア・ファロー)との掛け合いが楽しい。かの有名な「白い部屋の実験」など尤もらしいナレーションを聞かされると、実際にあった臨床ケースのように思えてくる。

今回再見して注目したのは、フレッチャー博士が治療に成功し、彼女の母親がインタビューを受けるシーン。娘への称賛をよそに、やたら陰惨・不吉なほうに話を持って行きたがる。こういう女親っているよねぇ、と思わせる。半分ボケてるところがまたリアル。

ウディ・アレンはよく人を観察してる。ナチスの親衛隊に同化してしまう終盤シーンは、勿論、みずからユダヤ人としての風刺を込めているだろう。


いつでも夢を

『プリズナーズ』は久々の選択ミスだった。早く口直ししたくてレンタルしてきたのは、遅ればせながらウディ・アレンの1985年作『カイロの紫のバラ』。
今週末、監督の新作『ブルー・ジャスミン』の公開が控えていますが、最新作では、コリン・ファースとタッグを組んでますね! 今から期待。



ジャケからも想像できる通り、アメリカ恐慌時代、ある映画好きの主婦(ミア・ファロー)が地元の劇場で「カイロの紫のバラ」を観ていると、突然映画の素敵な登場人物の男性がスクリーンから抜け出し、ふたりは現実世界でデートする。・・・

この作品をさらに応用したのが近作『ミッドナイト・イン・パリ』のように感じた。タイムスリップがあるなしの違いと、突飛な体験を周囲の人々が信じるかどうか、などの設定の違いはあるが。

ラストの解釈は観た人によって違うようですね。他人のレビューによれば、ヒロインの旦那がサイアクとあったが、そうでもないと思う。彼女はけして飲んだくれの夫を毛嫌いしている訳ではなく、時世柄、失業しているのも仕方なく思ってる。僕はヒロインは、最終的に現実と現実逃避のバランスの折合いを学んだのだと思う。

英語予告

失踪スリラーの±

封切りしたばかりの『プリズナーズ』を観てきました。主演ヒュー・ジャックマン、ジェイク・ギレンホール。
娘の失踪に一線を越えた行動に出る父親(ヒュー)と、事件を追う刑事(ジェイク)が真相に迫る。・・・

jake

この作品、あまり楽しめなかった。ヒッチコック映画なら犯人の心理に沿って、再見する愉しみがあったりするけれど。

伏線というより、単に追加情報の小出しをされているみたいな感じ。尺を占めるヒューによる第一被疑者への行動を除けば、残りのシーンの集積によって、ほぼパズルは完成してしまうのだ。まぁ、焦らす意図ではあるのだろうけど。

ジェイクは『ブロークバック・マウンテン』以来お目にかかれたが、動のヒューに対して静のキャラなのだが、もう少し刑事特有の裏表というか胡散臭さが出せないものか(敏腕設定なのだし)。
ラストのヒューの妻とジェイクの会話、変じゃなかった? 二人ともヒューの行動性をまるで読みとれていないような。

ヒューの演技は良かったと思う。でもあれだけ大立ち回りして、ラストはギャグか?みたいなオチ。

出発地は人恋しさ

先日観た『眺めのいい部屋』が良かったので、ジェームズ・アイヴォリー監督作品をもう一本チョイス。2009年作『最終目的地』。主演はアンソニー・ホプキンス、ローラ・リニー、シャルロット・ゲンズブール、真田広之ら。

自殺した作家の伝記執筆を切望する大学講師が、ウルグアイに住む遺族の元を訪ねる。そこには作家の兄、作家の妻と愛人、兄のパートナーが同居していた。…

james

特異なシチュエーションだが、主に登場する5人が見事な配役で、物語上、等分に活かされているのが、実は凄いと思う。これは良い監督じゃないと果たせない気がする。
真田広之さんが、ホプキンスのパートナー役とは驚いた。日本国内では有り得ない役柄で、ご本人はやりがいあったんじゃないでしょうか。
ただ、原作ではタイ人となっており、映画では真田に合わせ徳之島出身の日本人役となっていて、けして不自然ではないが、タイ人設定のほうが現実感はあったと思う。
序盤と終盤しか登場していなかった大学教師の恋人役が、ラストで物語の帳尻を合わせているのも粋。

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 シャケ/YASUHISA

Author: シャケ/YASUHISA
男性 昭和40年代生まれ

愛猫カオ(ロシアンブルー)と同居
常にマイブームがないと生きていけない

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