ジレンマの結実

こちらは今回、40周年記念盤と同時購入した、「ポール・サイモン ソング・ブック」。
S&G
紙ジャケ購入しましたが、なぜかジャケ写が反転しています。オリジナル発売時は右のブックレット写真。

今回、40周年記念盤を機に、アマゾンのサイトで洋楽のメジャーどころの購入者レビューをランダムに読んでいたのですが、まるでレコード会社のプレス・リリースに沿ったような能書きに辟易。別に、個人で楽しめばいいんじゃないの?と思う。
特にロック&ポップスのファンはそうした歴史的価値や位置づけにこだわるのかなぁ。あるレビュアーの投稿リストを拝見すると、見事に名盤100選ガイドブックと見まごうばかりの型にはまったラインナップ。こういう方もいるんですね。

たしかに、洋楽が輝いていた頃にリアルタイムに聴いてたファンなら、自分であえて探さなくても平らに耳に飛び込んでくる曲は、どれも良かったに違いない。
自分はそうではなかった。いわゆる青春時代にあたる'80年代のCDのサウンド感に馴染めず、大学図書館で'70年代アーティストに遡って、聴きたい音楽を探していた。バブルを機にワールド・ミュージックが盛んになったのは救いだった。時代に寄り添う事のできた唯一のジャンルだったのだ。・・・

おっと、本題に。といってもまだ繰り返し聴けていないのです。
全編弾き語りの本アルバム、S&Gの名曲のセルフ・カバーが聴ける。「サウンド・オブ・サイレンス」は、ある意味、リズム隊をオーバー・ダブしたバージョンより熱がこもっている。
当時の背景などにはあまり関心がないが、S&Gとして発表した「水曜の朝、午前3時」の不成功によって、失望のうちにロンドンに渡った頃に録音されたものらしい。そうした中のジレンマが、今作に顕れているように思った。結実という形で。

ブックエンド

S&G
『明日に架ける橋』40周年エディションを聴いて弾みがついて、S&Gのオリジナル作品を紙ジャケ中古で一気に集め始め出した。
紙ジャケ自体にこだわりはないんですが、彼らのイメージから紙のほうが合うかなと。

LPでは中途半端にオリジナルとベストを持っていて、この『ブックエンド』は初購入。大学時代、図書館で借りて聴いただけでした。
特に「ミセス・ロビンソン」については、スタジオ録音としては、本作で聴けるので、別途サントラ『卒業』は購入しなくていいと思ってる。

久しぶりに聴いてみると、オリジナル・アルバムならではのコンセプチュアルな作りになっているが、先に'69年のライヴ録音などを聴いた後では、凝った作りよりもスパッと彼らのギターとハーモニーだけで聴かせてくれれば、それで充分だと思った。「ミセス・ロビンソン」は、そのライヴ盤でバンド披露しているが、自分にとって初聴きだったこともあって、よりイキイキとして新鮮だった。
このアルバムでは、冒頭のインストに続く、ムーグ・シンセや深いエコーのオペラチックなハーモニー、「旧友」のオーケストレーション、ナレーションなどが、過分に耳についてしまう。当世の緻密な録音ではあると思うけれども。
なるほど、ベスト盤の存在意義もあるかな、とは思う。ざっくりと歌ずくめで聴きたい時は。今回のCD購入ではダブリを回避したいので買わないが。

(今後続々彼らの旧譜が手元に届くはずなので、しばらくS&Gの記事が続きます。手短な感想しか書けませんが。
すっかり薬にコントロールされた冴えない日々。よく眠れるようにはなりましたが。。)

40周年の「橋」

s&g

いやぁ、こんなに音が良くなってるとは。
S&G『明日に架ける橋』40周年記念盤のDVD付き限定盤を購入。

ファンの間では、何かとダブリが取り沙汰されそうですが、
自分としては'80年代の初CD化ベスト以来の入手になりますので、1曲目「明日に架ける橋」から段違いの音質に驚きました。
パーカッシヴな「セシリア」なども、深くキレのあるリズムが厚みをもって響きますねぇ。

なんでも'01年に本人監修のリマスター一斉発売がなされていたそうで、『明日に架ける橋』においては、'08年にBlu-Spec盤も出ていて、さらに音が良いそうですが、今回発売は通常CD。Blu-Specも聴いてみたいものですが。

実家にLPもあるし、S&Gは結構ベスト盤が出てるからLPだけでもダブリがあり、他の未聴のアーティストを優先したかったくらいですが、、発売情報を見つけて思わずクリック。
Twitterでフォローさせてもらってるライターの和田静香さん(勝手にお名前書いてごめんなさい)によると、地震直後、「明日に架ける橋」がすごくオンエアされたそうです。
発売タイミングが合ったせいかと思いますが、自分もこの曲を無意識に求めていたような気もします。

そして和田さんご推薦の付録DVDは、彼らの'60年代のライヴ&ドキュメント映像。アルバム発売前に"新曲として"アートがイントロにかぶせてMC紹介した「明日に架ける橋」、この時点では聴衆の誰もイントロに反応しない。が、演奏後、割れんばかりの拍手に。
プロデューサーのエコーへのこだわり、録音方法なども興味深いものでした。

まだ、一度通しただけなのですが、これほど音が良いなら、他のオリアルも揃えたいなぁ。ポールのソロも今後続々リイシューされるようだし。
懐かしいようで新しい気持ちと感覚が得られた気がします。

Life Is Eternal

絶不調すぎて、記事のバランスを取る余裕もありません。
そうなると好きな音楽ばかり聴くんです。
洋楽の中でぼくが最も泣き、励まされてきたのはカーリーの歌。
円熟のヴォーカルをどうぞ!

Life Is Eternal by Carly Simon - Official

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私を野球に連れてって

今日は(今日も)花粉症で塞ぎ込んでいて、また一日棒に振るな、と思ってたところ、素敵な歌に巡り会いました。
カーリー・サイモンの「私を野球に連れてって/Take Me Out To The Ballgame」。

カーリーには、サントラ参加などオリジナル・アルバム未収録の曲が結構あり、この曲も
デビュー25周年ボックス・セットのみに収録されていましたが、バージョンが違う!!これは初めて聴いた。
ボックス・セットのほうはアカペラで、'00年映画『オーロラの彼方へ』に挿入されていたが、
こちらはちゃんとヴァースも追加され、ウクレレや合唱が付いていて、とても楽しい。いずれも同時期に録音されたのだろうか。

Take Me Out To The Ballgame by Carly Simon - Official

↓ボックス・セットのジャケ
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タイのホンワカ

タイのユニットの同名アルバム『HI-FI THAI COUNTRY』。
これ、実は去年の夏ごろ、大阪の某店でオーダーしたはずなんですが、その後音沙汰がなく(メルアドが間違ってたのかしらん?)、
今回エル・スールの入荷情報を見て思い出して、割り切ってこちらで購入しました。

thai
ええと、エル・スールさんのサイトから引用させていただくと、なんでもタイ歌謡/60年代ルークトゥン&ルーククルンをノスタルジックに歌い演じる若手ユニット、ということらしい。

タイ音楽について全く見識がないが、本盤はけっしてタイ歌謡の本流ではないらしい。そこで典型的といわれる別アーティストの過去作を、以前幾つか購入しているが、あまり聴いていない。

どうやらこの若手による緊密で丁寧な制作が自分は気に入ったようだ。コンガ、アコーディオンに、ホーン・セクションのイナタさが良い。男女歌手の鼻にかかった裏声もローカル情趣がある。舶来文化を自家薬籠中にしたような懐かしさ。なぜか笠置シヅ子を思い出す。

細かい好みを言えば、もう少し音圧が低いほうが聴き易い。うちのオーディオでは、やや音がキツイかな。
これを大音量でかけながら花見をしたい気もするが…。

↓収録曲

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 シャケ/YASUHISA

Author: シャケ/YASUHISA
男性 昭和40年代生まれ

愛猫カオ(ロシアンブルー)と同居
常にマイブームがないと生きていけない

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