気持ちの良い「波」

acj1お気に入りのCDは、棚に戻しても、どうせまた取り出すから、とスピーカーの周りに並べるうち、なんだか墓石に供える菓子達のような雰囲気になってきた。

←アントニオ・カルロス・ジョビンの'67年『波』。昔からジャケットは、何度も見かけてたんですが、このほどようやく中古購入。'01年リマスター・紙ジャケ盤。
先日買った『イパネマの娘』も気持ち良かったが、こちらはさらに気持ちイイ。インストで繰り返し聴きたくなるCDは久々。
きめ細かで、押しつけがましくない編曲もいいし、なんといってもこの厚いウォーム・サウンドが、ホールで聴くようなリッチな感覚。場末の純喫茶のBGMなんかじゃない。

ワールド・ミュージックのトラッド寄りの音楽が好きで、各国つまみ食いしてブラリ歩き、いろんな言語・音色・リズムを楽しんでいるが、時々、コード進行に物足りなさを感じることもある。大雑把に括ればいずれもフォーク・ミュージックなのだ。
そんな時、ジャズをたまに聴きたくなる。でも、あまりテンション・コードが過ぎると、僕にはしんどい。ロックほどうるさくなく、軽いリズムと爽やかなメジャー・セブンスのコードとのバランスを楽しめるアコースティックなポピュラー・ミュージックといえばボッサではないかな。

手持ちジャケはオレンジ色ですが、青盤もあるのは何故?
コチラで全曲一部試聴出来ますが、ステレオで現物を試していただきたいところ

Never stop singing!

カーリー・サイモンの新作『Never Been Gone』、本国で本日発売です。僕はアマゾンで注文していますが、今のところ到着待ち。
それで、カーリーのHPを見たら、なんと全曲フルでアップ! 皆さん一緒に試聴しましょう~!









京都でラウー

lau
今夜はスコットランドのトラッド・バンド、ラウーのライヴを聴きに京都まで駆けつけました。開演ギリギリに到着。
「磔磔(タクタク)」というライヴ・ハウスは今回が初めて。名前はよく聞いてたんですけど。四条通から路地に入ル。この辺の日本家屋の雰囲気、あぁ生家の城下町を思い出すなぁ。

ラウー、良かったですよ。ケルト圏のライヴなんて久しぶりだった。M.プラントの社長さんに挨拶していこうかと思ったけど、忙しそうなのでまたメールしよう。お元気そうだった。

京都のお客さんって、大阪人とノリがどこか違う。なんかツウな感じなのだ。深い趣味人って雰囲気の方が多い。固定客だからだろうか? 大阪のライヴハウスでこんな客質は見た事がないと思う。

シンコペーションの難しさ

先日、ボサ・ノヴァもどきの曲をアップしたのだが、数日経って冷静に聴き直すと、演奏がこなれていないのが分かる。恥ずかしい。またいずれやり直しだな。
中古で安く購入。アントニオ・カルロス・ジョビン、'63年『イパネマの娘』。
acj
あれっ、ジョビンって歌わないんだっけ? これインストと知らずに入手。でも、ストリングス、フルート、ピアノ、ギターのアンサンブルが流麗で心地よい。

ボサ・ノヴァで手持ちは、ジョアン・ジルベルトの'60年代の3枚分アルバムを収録したCD『レジェンド』のみだった。(このアルバム、知人に譲ってもらったものですが、ネットで調べるとジョアン本人に知らされずに発売されたもので、差し止め廃盤になってるそう。それでプレ値が高く付いてるんだな。経緯はともあれ、自分は非常にお気に入りです。)
もっと聴きすすめたいと常々思っていたが、このジャンルってオシャレなBGM感覚の作品が多数出てそうで、選びづらい。
自分でも弾いてみて、シンコペーションの難しさを実感。小刻みなリズムのさざ波をさりげなく聴かせるのはムズカシイ。リズムを保ちながら裏拍にアクセントを付ける技を磨かないと。神経使うワー。

さりげない感の中にも、しっかりとポリシーが感じられるのは、やっぱり隆盛期の'60年代かなと思う。このインストCDも、当時のざっくりしたサウンド質もあって、耳を傾けられる。

スルト



これはメアリーのデビュー25周年記念DVDにも収録されていたシェイマス・ベグリーとの共演曲。音質がいいので貼り付けました。
このコンサート映像のバックには、見覚えのある絵が掲げてあって、どうやらコンピレーション・アルバム『SULT~悦びの饗宴』の発売にちなんだイベントかと思われます。
このアルバム、ドーナル・ラニーのプロデュースで、各々の演奏はもちろん素晴らしいのですが、何故かあまり聴いてません。コンピって最初は飛びついて買うんだけど、ヘビロテになる盤はなかなかないですね。
アイリッシュもので比較的よく聴いたコンピは、『ウーマンズ・ハート』『ジミー・マッカーシー作品集』あたりかな。
収録曲リストはコチラ。2曲目のヴァン・モリソンは、メアリーもユニゾン・ハーモニーで参加しています。
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手持ちのオールディーズ

さて、'60年代興味が沸いて、そもそも手持ちのオールディーズCDって、なんかあったっけ、とガサゴソしてみました。2枚ほど見つかりました。
当初ブログでは、お気に入りCDばかり記事にしていたので、最近、手持ちCDのおさらいもあって、あまり褒めないCDも紹介します。
sv
なぜかシルヴィ・バルタン。'64年『Sylvie A Nashville』。ちょっとジャケ買いのムキもありますが、⑦「La plus belle pour aller danser」が聴きたくて買った。先にシルヴィが'90年代にセルフ・カヴァーしたアコースティック・アルバムを聴いて、イイ感じの曲だったのだ。
本作、当時のポップスにカントリー色を混ぜた感覚なのだが、久々に聴いても変なサウンドで、どうも居心地が悪い。

逆に今回再聴してイイと思ったのは、こちら。ご存じライチャス・ブラザーズ。
rb
向って左がビル・メドレー? 右がボビー・ハットフィールド? 間違ってたら連絡ください。

フィル・スペクター・サウンドってそもそもはあまり好きじゃなかった。思えば高校時代の友人は、若いのに、このへんのLP全て網羅してた。マニアだね。多重録音ごっこで「サザエさん」のドゥ・ワップ・アレンジ・ヴァージョンのゲストに参加させられた事がある。♪ドゥルドゥルドゥ~、とか歌ったもんです。

大きいスピーカーで聴くようになってから、いわゆるウォール・オヴ・サウンドも少し聴いてみたくなってきた。モア~ッとしたエコーの壁も、たまにはいい。
それにヴォーカルの音域が広いのも魅力。とてもじゃないけど合わせて歌い切れない。ファルセットでグイグイ聴かせる。
ちなみにこCDを買ったのは、ご多分にもれず映画『ゴースト』がきっかけ(笑)。そう、あのロクロ回しのシーンです。

↓黄色い声援がすごい

♪ひき潮

ハスキー&シルキー

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まりやさんの『Longtime Favorites』でカヴァーされてた「風のささやき/The Windmills Of Your Mind」の原曲を聴くべく、ダスティ・スプリングフィールドの'68年「ダスティ・イン・メンフィス」を輸入盤で購入。
こちらはリマスター盤で、ジャケはオリジナルのほうがいいし、ボートラも多いそうなんですが、こちらが音質がいいという評判と、安さで選択。

そういえばソウルもブルー・アイド・ソウルもほとんど聴いた事ないんです。手持ちで近いサウンド感触は、同じ'60年代のバカラックを歌ったディオンヌ・ワーウィックくらい。
意外にも、アルバムの曲のほとんどが、キャロル・キング。キャロルって、引き出しが多いですよねぇ。僕はフォーキーな曲ばかり親しんできたから、ソウル系はまだ曲自体が覚えにくいが、ダスティのハスキーでシルキーな歌い口は、ちょっと気だるい朝の紅茶のよう。雰囲気バリバリ(死語)です。

⑧「風のささやき」は心象風景を描いたようなアレンジがいい。正直なところ、まりやさんのアルバムで、「いそしぎ」と「風のささやき」はちょっとマッチしないかな、と思わないでもなかった。彼女には明るいアメリカン・ポップを歌うイメージが強いものですから。
⑨「In The Land Of Make Believe」はバカラック作。やはりいい曲だな。ボートラはオリジナル・モノ・ミックス。

♪風のささやき

ウィズ・ファミリー

この間、おやぢさんのブラック・ファミリー関連記事を読んで、自分でも久々にそのCDを取り出して聴こうと探してるうち、別のアルバムが見つかったので、そちらを聴くことに。
'89年作、ブラック・ファミリー「Time for Touching Home」。
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以前から'80年代のスカスカな音質がキライ、などと書いてますが、アイリッシュに関しては'80年代後半に傑作が集中していて、しかも音質もいい。先日もちらっと取り上げたデ・ダナンの『ボール・ルーム』など演奏はもちろん、素晴らしい音響なのだ。何故なんだろう。

推測するには、当時のアイルランドのレコーディング技術が、他国より若干遅れていたことが、結果として良質なアナログ感を残したのではないかと思う。
記憶ではメアリーの傑作『ノー・フロンティアーズ』発売当時は、ちょっと音質が古い感じがしたのだ。'90年代に入ってからの次作『森の少女』では、飛躍的に音質向上したが、今では『ノー・フロンティアーズ』のほうが古びず、飽きない感触なのだ。

そういえば、メアリーの新作、首を長くして待ってまーす、とM.プラントさんに久々にメール・メーセージを送った。スタジオ・ワークが全てではないけど、彼女にはまだまだ一杯歌ってほしいのです。
ついでにそのメールに「最近のアイリッシュのシーンには疎くて…」と書いたところ、スコットランドのトラディショナル・バンド、ラウーのライヴを薦められたので、今月、京都に行く予定。

それで本作、時期的にメアリーがソロとしての名声を確立してから、他の4人の兄弟をバックアップすべく制作されたアルバムといえるでしょう。プロデューサーはデクラン・シノット、メアリーはアシストとして、表向きフロントに出ていませんが、スペシャル・ハーモニーとして各曲参加していますから、ほとんど5人名義といっていいでしょう。

選曲に関して、トラッドは無さそうですが、100年前に伝わったものや、ラジオで聴いたフォーク・ソングなど、ノスタルジー溢れるハーモニー・アルバム。きっちり仕事してくれてます。いいですよ。

コチラで全曲一部試聴できます
↓長男マーティンと次男シェイの素敵な映像を発見

ドリーミー・ドリス

よく見かけるジャケットだったんですが、このほど2in1でようやくゲット。
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'49年作『HOORAY FOR HOLLYWOOD』。邦題は『ハリウッド万歳』だったかと思います。ドリス・デイ自身がお気に入りに挙げているというアルバムの1つです。

'40年代とは思えないイイ音。時々声を張り上げた箇所で音が少し割れるが、なんで昔の音のほうがいいわけ?と思うほど。厚みが全く違います。
スピーカーの中にドリスがいるみたい。ドリス~、って思わず箱を抱きしめたくなる。つまりリアルなんだけど、このリアリティは昨今のサウンド迫力と意味合いが違う。それは"体温"でしょう。

1. Hooray for Hollywood
2. Cheek to Cheek
3. It's Easy to Remember
4. Way You Look Tonight
5. I'll Remember April
6. Blues in the Night
7. Over the Rainbow
8. Love Is Here to Stay
9. In the Still of the Night
10. Night and Day
11. Easy to Love
12. I Had the Craziest Dream

スタンダードの代表曲が多く、甘いオーケストラも過剰にはならず、ヴォーカル・メインのロマンティックなもの。アレンジ・指揮のフランク・デ・ヴォールは、数々のハリウッドのクラシック映画の音楽を担当してきた人らしい。エラのアルバムの中で愛聴してきた『ライク・サムワン・イン・ラヴ』も手掛けていた。

言葉とメロディーをバランス良く音楽的に仕上げるドリスの才能は、普遍的なもののようで類を見ないもの。さらに惚れ込みそうです。
試聴はコチラ

愛すべき音

オーディオ環境が新しくなって、従来好きだったCDの感触が微妙に変わってきた。
'90年代の音質って、もう少し良くなってると思っていたが、こうして聴くと全体的に硬いですね。痛いくらい硬質。もちろん微調整はできますが。
'00年代は大分まろやかに弾む感じが出てくるが、ピカピカ・スベスベなもので、'60年代のざっくりした感覚は、あの時代でしか味わえないものなのか。'60年代に生まれたかった。いや、生まれていたけど、まだ物心がついてなかった(笑)。

今回を機に、臨場感を楽しめるアルバムを探してきました。山下達郎『ON THE STREET 3』。
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マケプレでなんと10円で購入。これで手数料取られなきゃ最高なんだけどね。
1.2はまだ未聴ですが、「スタンド・バイ・ミー」が聴きたいかな、と思って。
クリスマス・アカペラ・アルバムも持ってるけど、ほんとに完璧な録音。コーラスの教科書みたい。
ご本人の解説では、コーラス友達がいないとか書いてるけど、ほんとは徹頭徹尾、自分でやらなきゃ気が済まないんじゃないのぉ?と思ってしまう(笑)。

一本一本、正確に録音するの、大変でしょうね。全部録った後でも、このパートが…、と気になって直すうち、いたちごっこにならないんだろうか?

完璧なサウンド&ヴォーカル

アンプが新しくなって、手持ちのCDを聴き直し始めたんですが、'60年代の音質っていいですね。
ドリス・デイとかエラ・フィッツジェラルドを聴き返すと凄くいい。このしっかりした深みのある共鳴は、おそらく'80年代以降なかなか味わえないものなのではないでしょうか?
'00年代はかなり改善されてるように思いますが、制作者の意向が各々反映しているでしょうし、作品にもよるでしょうね。
そんな中、今の環境で以前よりもっと好きになったアルバムがこれ。
'03年、竹内まりやさん『Longtime Favorites』。

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1. 悲しき片想い
2. なみだの16才
3. ボーイ・ハント
4. そよ風にのって
5. 夢見る想い
6. 悲しきあしおと
7. ウォーク・ライト・バック
8. 恋する瞳
9. ジョニー・エンジェル
10. 砂に消えた涙
11. いそしぎ
12. 風のささやき
13. 恋のひとこと
14. この世の果てまで

'60年代ポップスのカヴァー集。妙子さんにしてもそうですが、日本の50代のポップス・アーティストは、良質なアナログ感を熟知していていて、そのテイストをちゃんと残してくれてる。ヴォーカルのエコーも素直で、'60年代っぽいんですよね。
サウンドは達郎さんがサポートして、中庸的な歌い口は飽きがこない。このアルバムが一番好きかも。
これをきっかけにチンクエッティのCDも買ったっけ。ちょうどこの年代の音質感をあらためて気に入ったところで、「風のささやき」のダスティ・スプリングフィールドあたりも、ちょっと聴いてみようと思っています。
→♪そよ風にのって

家電故障は伝染する

ずっと使ってたデノンのミニ・コンポのCDプレーヤーがイカれてしまった。しばらくiTunesにデータを取りこんでPCのポンコツ・スピーカーで聴いていたが、やっぱり我慢出来なくてCDプレーヤーのみ買い替えることにした。

それで、プレーヤーを買いに難波の大型家電店に行ったのだが、予めネットでチェックしていた価格のほうが安い。
なるほど、でんでんタウンの個人商店が次々閉まっていくのは、こうした大型店の進出によるものと捉えていたが、ネットが消費を分散させている影響も大きいのだろう。
買う気満々で勢い込んで行ったので、手ぶらで引き返す気になれず、店員と交渉し、ポイント加算という形で値切って、ほぼネットと同じ価格にしてもらった。
CDがかかりゃなんでもいいのだけど、一応CD-R等のメディアにアイポッドなどUSBも対応した一番安いデノンのヤツにした。

そうして一週間が過ぎるころ、今度は外部入力して引き続き使ってるミニ・コンポのアンプの電源がオンにした途端、勝手にオフになって落ちてしまう事象が起きた。
このコンポ、電源オンにしたら、ディスプレイに「Hello!」の文字が出るのだ。しかし、すぐにシャットダウンされグッバイときた。ハロー・グッバイ。ナメとんか~!
泣く泣くアンプも買い替えるハメに。考えたらアンプを単体で買うのは初めてだ。
CDブログを書いてるので、さぞかしリッチな音響システムだろうと思われるかもしれませんが、貧しいもんですよ。
子供の頃、実家にあったパイオニアの家具調システム・コンポが一番リッチだったかもしれないな。独自の4CHシステムで、レコード針も指定型番。スピーカーは4個。でも4CH録音盤自体がイマイチ流行らず、結局2CH盤を擬似的にリア・スピーカーでも鳴らして臨場感を味わっていた。
↓ラックがないので、とりあえず直置き・・・
player

今回は、とにかく予算に限界があるので、リサーチした結果、オンキョーのアンプを半額の2万台で。初めてアマゾンでAV機器を注文。今日届きました。
この際、ミニコンポへのスピーカー接続はやめて、しばらく仕舞い込んでたヤマハのモニター・スピーカーに接続してみた。
speaker
購入当時の記憶では、レコーディング・スタジオで最も標準的に使用されているもので、唯一これだけプロ仕様(笑)。
さて、一聴した印象では、さっぱりした音響。これくらい輪郭が出たほうが好き。バスドラがくっきり。暖色系の音楽は好きだが、音響そのものの好みも、そうとは限らないんですよね。
早速大好きなメアリーの「ノー・フロンティアーズ」などかけてみた。エコーが澄み切って、ヴォーカルの抜けが気持ちいい。
他に大貫妙子さんの『ブックル・ドレイユ』もピュア・アコースティック・サウンドが上質空間で満たされ、従来よりめちゃ気持ちいい。よく今まで我慢してきたもんだと思ったくらい。

ビートルズも引き続き聴いているが、やっぱりリマスターのほうが迫力があった。バンド・サウンドはやっぱり低音が欲しいもんねぇ。
まだまだ聴き込めていない『ビートルズ・フォー・セール』。「ミスター・ムーンライト」のジョンの歌い出しがカッコいい。
→♪ミスター・ムーンライト

次は洗濯機の電源が入らなくなった。

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sake moge Flickr(オリジナル写真集)                   ●手さぐりのリボン結び(オリジナル楽曲集)

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 シャケ/YASUHISA

Author: シャケ/YASUHISA
男性 昭和40年代生まれ

愛猫カオ(ロシアンブルー)と同居
常にマイブームがないと生きていけない

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