緑の季節に

カーリー続きで…。このアルバム、シンとした夜の庭のあずまやに腰掛けて聴きたいなぁ。'07年『イントゥ・ザ・ホワイト』。耳馴染みのある優しい曲集。
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発売時には、このブログでも何度か取り上げたんですが、実は当時はそんなに繰り返し聴いていませんでした。あの頃はオリジナル作が待ち遠しかったものだから。
本作がアメリカでとても売れていたのには驚いた。カーリーのファンが親になって、子供用にプレゼントしたのかもしれない。そして自分のためのララバイとしても。
今の季節にはぴったり。PVになった曲をまとめました。




カーリー、再び

今日からシコをふみはじめました。股関節が硬いんで、柔らかくしようと。
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元職場の友人に貸していたカーリーのCDが返ってきた。その友人はノイジシャンで、ジャンルは違うけど、いつか共同で自主制作を作りたいね、などと語り合っていたが実現していない。
『This Kind of Love』は、音響面の参考にと貸したアルバム。久しぶりに聴くと、やっぱりいい。友人も、独特の世界観があるねぇ、と褒めていた。
プロデュースとアレンジはジミー・ウェッブ、同じくプロデュース、ミックス、エンジニアはお馴染みフランク・フィリペッティ。
↓アルバム4曲目「Island」、息子ベン・テイラーの曲。ベンも出てるね。

可愛や、南海歌謡

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数年前からひそかに愛読している東京レコ・オヤジさんの記事(コチラコチラ)で視聴させてもらって、こりゃイイと思い、早速手が出てしまった。
インド西部のゴアで育まれたという「ゴアのコンカニ・ソングス」。'60年代後半から'70年代の音源だそうだ。※ゴアを地図確認

ワールド音楽をつまみ食いしていると気づくのは、各国の音楽にポルトガルの影響があること。
解説に(カラフルでゴチャマゼ)とあるように、古いカリプソのようなイナタさもあれば、歌謡ショーのようなオーケストラとコーラスをバックに、賛歌みたく歌い上げる曲もある。いずれのヴォーカルも純朴さがあってイキイキ。

これ聴いてたら、笠置シヅ子さんも聴きたくなったな。前にも書いたが笠置シヅ子のCD、昔、人に貸したまま戻って来なくなってしまった。「私の猛獣狩」、「ペ子ちゃんセレナーデ」が聴きたい…。
↓『ゴアのコンカニ・ソングス』収録曲

マリーナのライヴCD

スペインのマリーナ・ロセールが昨年9月11日に行ったライヴの収録CDを購入。
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この日はカタルーニャ州の祭日にあたるそうで、バルセロナのオペラ大劇場で行われたそうです。
マリーナの歌唱は、初めはやや硬いかな?と思ったが、次第に熱気を帯びていく。ポップス界からみれば地味と取れなくもない簡素なフォーク&トラッドのステージだが、聴衆は満場の大喝采。

おそらく彼女にとって集大成となるライヴでもあるのだろう。メジャー時代の曲も全てアコースティック編成で歌い直した最新スタジオ作『classics catalans...』を中心に選曲されている。
地味といっても、多彩なミュージシャンの参加があり、アコーディオン奏者ケパ・フンケラの他、民族楽器のグループなどが多数。3人の女性が鳴らす糸巻きを伴ったアカペラが印象的。

マリーナのライヴ音源を聴くのは本作が初めてで、スタジオ盤と比較すると、客席に向かって喚起するような歌い口がややラフに聴こえるので、初めて彼女の歌を聴かれる方は、メロディーを崩さず歌うスタジオ盤から入るほうが良いかも。アルバム『海の歌ハバネーラ』がやはりおすすめ。
↓『海の歌ハバネーラ』収録曲のPV

カエターノとの再会

cvこの間、カーリーの『トーチ』を存分に聴いた後、次に聴きたくなったのがカエターノ・ヴェローゾの'94年作『粋な男』(輸入盤で所有)でした。
『セー』あたりのロック的なアプローチから興味を失っていたが、先月発売のMMで『リヴロ』がベスト・アルバムとして紹介されたり、先日中古で買ったオーディブックに初期録音が収録されていたりして、なんだかカエターノが呼んでるような気がしたのかな。

かつては『リヴロ』を熱心に聴いたのだけど、今『粋な男』のトラディショナルな美しさに、再び心酔。
鼻腔に溜まった中性的な歌声は、抜群に巧いとは思わないけれど、一定の聴き易さを保っていて、上品で優美。

当時買った『粋な男』のライヴ・ビデオを久々に観たくなったのだが、手持ちのVHSデッキが故障。
う~ん、どうしても観返したい。でも今更VHSデッキの買い替えなんてできない。そこで、DVDの価格を調べたら、輸入盤ならCDよりも安い値段だったので、ソフトを買い直した。
ほんとは字幕付きの国内盤が欲しかったが、輸入盤より曲数が少ないらしいのだ。
cv1←『粋な男』のライヴDVD
あらためて観ると、この人って、なんか妖しい魅力を発するよねぇ。スタイリッシュな立ち振る舞いが自意識的で、それが意表をつく。何曲か別録りのパフォーマンス映像が挿入される。
オーケストレーションがこの上なく優美。スタジオ盤収録以外の自作曲なども聴ける。オープニングの曲は、カルメン・ミランダが歌ってたサンバだよね?
エンディング・ロールでのルンバを歌い終えた後のシルエット・パフォーマンスがカッコいい。硬軟取り混ぜたしなやかな感性が先鋭的で、次に何をするのか目が離せない。

↓来日時のチラシ、まだ取っていました。
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続・カザンジディスのBOX

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ステリオス・カザンジディスのボックスセット、やっと一通り聴きました。
カザンジディスの、いい意味でワン・アンド・オンリーの良さを堪能する為には、やはりこれくらいのボリュームは必要ですね。100曲。
CD5枚の他に1枚付いているDVDについては、ライヴ(TVスタジオ収録。たぶんリップ・シンクだろう)にレコーディング風景やギリシャ人の労働風景を交えたものだが、どれもYoutubeで先に観てしまったものばかりで、収録数も少なく目新しさはなかった。音飛びや映像の乱れなど資料の劣化が散見される。

現在手元にカザンジディスの作品は、このボックスを含めると全部で5点あるが、どれもベストものばかりだ。オリジナル・アルバムのCDは現在ほとんど廃盤のようだ。
今回のボックスを聴いていて感じたのは、マリネッラの内助の功(実際の結婚生活は短かったようだが)だ。彼女のサイド・ヴォーカルがカザンジディスをより引き立ててきたのだ。後年のカザンジディス一人のソロ曲を聴いていると、途中からマリネッラのハーモニーが寄り添う声が聴こえてきそう。それほどデュエットのイメージが強い。

↓二人が組んでいた時代のベスト盤としては、以前に触れた以下のCDがオススメ。
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テンポの弾んだ曲が多数収録されていて、オイシイどころが凝縮されている。絢爛ゆえ、全23曲聴いた後は、クラクラ・フラフラする。もう少しゆったり楽しむ為には、ボックスセットのゆとりある構成がいい。

↓ところで、カザンジディスの歌唱の才が端的に顕れているのは、ある意味『アナトリアの歌』(ライス)ではないだろうか。
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テクニック的に難易度が高く、これを聴けば彼にとってライカがお手のものだった事をうかがわせる。ライカのサウンドには、ちょっとヘンなアレンジもあり、個人的にはオルガンのピーピー音が無い点でも、このトルコ歌集の生楽器のザックリした感触が気に入っている。
このコンピの残念な点は、終盤の4.5曲が別のソリストに変わってしまうこと。今回、ボックスを聴けば、トルコ風味のする曲は他にもあり、同じボーナスならそうしたトラックを少しでも追加してくれたほうが良かった。

sk
↑他に2種のベスト盤を持っていて、ひとつはビーンズから出ている2枚組。輸入盤に解説を付けたものだが、年代順に収録されていないようで、音質にバラつきがある。それに日本に最初に紹介するベストとしては、2枚組はヘヴィだと思う。
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↑あと一つは、アメリカから取り寄せた一枚ベスト。これは既に持ってたベストとダブリが多く、購入を少々後悔。リマスタリングされていれば価値はあるのだが。

↓ボックスのDVDにも収録されている映像。大きな鼻腔から時折洩れる"ウプッ"という音が独特。

カザンジディスのBOX

sk
CDの衝動買いを止めなければと思っていたら、エル・スールから何とも気になるステリオス・カザンジディスのCD入荷情報を見つけてしまった。
しかし、5CD+1DVDのボックス・セット。豪華過ぎる。そこでいったんは諦めていた。でもやっぱり欲しい。でも手持ちのベストとダブリがあるかもしれないから思いとどまろう。
そうだ、念のためダブリがどれくらいあるか店長に尋ねてみて、それから考えよう。早速問合せをして、わざわざ曲目リストをアップしてもらった。
結局、曲目の照合が面倒で(笑)、これを決定盤にするつもりで買った。まだdisc1と2しか聴いていないけど、ひとまず画像だけアップね。

sk1まるでクラシックの大家みたいな装丁。タートルネックがグレン・グールドみたい。このジャケ写のころのカザンジディスはカッコイイですね。
←このようにディスクが折り重なるように収納されているケースは初めて見た。下のディスクを取り出すときは、上のディスクをいったん外さないといけないのが、ちょっと面倒。

しかし、半年前まではカザンジディスのカの字も知らなかったのに、こんなにハマってしまうとは。
カザンジディスの歌声を聴いていると情緒が豊かになるよう。初期のライカのエレキギターとオルガンの伴奏はややチープな気もするが、そのころのスタイルなんだろう。要は彼の歌声さえあればなんでもOK。今時こんなヴォーカルは無いと思う。
初期はまださすがに無自覚な感じのソフトさがある。大衆に愛され、また大衆を愛することで、大らかな歌唱を育んでいった人ではないだろうか。
続きを聴いて、また感じたこと後日アップします。
↓大判の豪華ブックレット。全文ギリシャ語で読めませ~ん。
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ハレドの新作

さて、普段通り、鑑賞した音楽の話題など気楽に書きましょう。
新作情報に疎い僕ですが、コレだけはかねてから発売を心待ちにしていました。
khaled
ハレドの新作! タイトルは『Liberte』。ゆうべから聴いてるんだけど、いい。イイですね。
バークレー時代のハレドのアルバムは、半ば義務的に購入し、あまり聴いていないものもあった。なんというか、パリのクラブ・シーンで若者受けしそうな軽いサウンド感が、ちょっとしっくりこない。
ヴォーカルそのものは素晴らしいんだけど。やっぱりライヴが一番かなぁ、と。

そこへ今回の新作。半年ほど前にプロデュースがあの名作『クッシェ』のマルタン・メソニエと知って、とても期待していた。
意外と落ち着いたトーンで、聴き疲れしない。『クッシェ』のような打込みのソリッドさはなく、アコースティックのふくよかさ。アラブ弦のオブリガードが前作より前面に出ているのも気持ちいい。
シンプル。そういえばあの鮮烈な『クッシェ』もサウンド自体はシンプルだったよね。ハレドのめくるめくグリグリコブシには、スカスカでずっしりしたバック・トラックがいい。
なぜ再びマルタン・メソニエと組んだのだろう。『クッシェ』発表当時のインタビューでは、あまり気に入っていなかったようなことを言っていた記憶があるのだけど。そのへんの心境も知りたいですね。

アコが入るメランコリックな曲も好きだし、ダンサブルな曲ではハレドのニカッとした天真爛漫な笑顔が浮かぶ。なんか日本の民謡みたいに聴こえるものもある。
気分的にいろんな音楽に食指が動かない状況だけど、ハレドの新作はスイスイ入れました。ハタチの頃に熱狂したアーティストが今も頑張っていることも嬉しい。

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プロフィール

 シャケ/YASUHISA

Author: シャケ/YASUHISA
男性 昭和40年代生まれ

愛猫カオ(ロシアンブルー)と同居
常にマイブームがないと生きていけない

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