≪青春篇≫入手

オーディブックの『ボサ・ノーヴァ物語●青春篇』(画像下)を中古で安く入手しました。放浪篇から遡って、残る未入手は源流篇のみ。
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さすがにジョアン・ジルベルトは最多の4曲入り。解説によると、いちばんすばらしかったころのジルベルトのオデオン録音3枚から選曲されている。このベスト3枚を一枚に収めたものが上の画像CDじゃないかな。他人からタダでもらったので分からないが、'58-61年の間の録音集となっている。

このジョアンのCDで充分堪能してしまって、それ以上ボサ・ノヴァを聴き進める気はほとんどなかったが、オーディブック収集つながりで今般ボサに再会。他のアーティストを聴くいい機会になった。有名曲多数のうえ、オリジナル録音が聴ける。
エリゼッチ・カルドーゾの「想いあふれて」が新鮮。カエターノ・ヴェローゾはかつてよく聴いていましたが、最近ご無沙汰。ここで'60年代の初々しい録音が聴ける。本質的に歌唱はいまと変わらないような。

ジョアンについての解説が面白かった。<あとのものほど単なる女性的なフニャフニャした歌い方に変わって行った>。僕が最初に買ったジョアンのCDは'90年代のアルバムで、解説に近い印象を正直なところ持ったのだった。全盛期の歌い口を後で聴いて、このころのほうが良いなと思ったものだった。

歌い込み過ぎなくていい、という評論家のレビューを目にする事が時々あるが、ボサ・ノヴァというジャンル自体、それに当て嵌まる気がする。軽いリズムのクルージング感に、研鑚しすぎた歌唱は重くて似合わなそう。何事もほどほどがいい? そうした軽さ加減は、ポップ・ミュージック全体のアマチュア精神に通じるものがある。実際、オーディブックにはヘタといいつつ収録されている曲が幾つかあり、それは歴史的観点の必然性だけでなく、演奏そのものがイキイキとしていて、聴いて単に楽しめるものだからなのだと思う。

続・春になれば…

大貫妙子さんの'05年作『One Fine Day』、聴けば聴くほど、いいアルバムだなぁ、と思う。
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1. 船出
2. The Blank Paper
3. One Fine Day With You
4. Hiver (イヴェール)
5. Hello, Goodbye
6. Time To Go
7. Deja vu
8. 春の手紙 [2005 version]
9. Voyage (ヴォヤージュ)
10. A Kiss From The Sun

音がとてもきれい。春のポカポカ陽気に、スッとひんやり風が肌に沁み込むような体感に似ていて、ホントこの季節にぴったりですよ。
プロデュースは彼女自身、マスタリングはTed Jensen。アレンジはほぼ全曲、森俊之、他に作曲・編曲で山弦(5、8)、千住明(9)が参加。

アレンジが上品で上質でとても気持ちよくて。ネット情報によればほぼ同録だそう。シンプルなリズム・デザインに、控え目ながら各パート楽器が色彩豊かに響く。
フォーキーな感覚が取り入れられてる点も、お気に入りのポイント。現時点の'07年最新作『ブックル・ドレイユ』から遡って聴いていますが、山弦と組んだあたりからが僕は好きみたい。
当初はピュア・アコースティック編成の『ブックル・ドレイユ』以外の過去作品は、積極的に聴き進めるつもりがなかったのだけれど、ポップ・サウンドのきめ細かさにも感動。素晴らしいアーティストだということに、長年気づきませんでした。
彼女自身は、ステージでギミックたっぷりにパフォーマンスするアーティストに多少のコンプレックスを感じてるようだけど、同じことしなくても彼女のままで個性的だ。実際、ライヴをみるとMCもみんなクスクス笑って楽しいそうだったし。

『ブックル・ドレイユ』でリアレンジされた4,6のオリジナルが本作で聴ける。曲想は変わらないが、ハモンドやリズム・セクションを加えたアレンジ感の違いも興味深い。
まだほんの数作しか集めていないけど、特に最近作『プックル・ドレイユ』、『One Fine Day』はオススメ。いつも店頭に置いてなさそうなアルバムばかり取り上げているブログだけど(笑)、こちらはレンタルでも聴けるんじゃないかな。
※全曲一部試聴はコチラ

予期せぬ歌集

今日は陰鬱な天候、これを聴いていました。ハリスの'88年作『I HARIS ALEXIOU SE APROVLEPTA TRAGOUDIA』。
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リマスター前のミノス盤。英題は『Haris Alexiou in unexpected songs』とあり、唯一の手持ちの解説資料となる日本盤『ベスト・オヴ・ハリス・アレクシーウ』(オルター・ポップ)によれば、
<ハリスが意外な曲を取り上げる、という企画を売り物にした>異色作。ニーノ・ロータ作曲の映画のテーマ曲などを歌う。コンダクターはマノス・ハジザキス。

ブズーキ等を使ったライカ色はなく、フルート、クラリネット等の木管楽器を中心とした小編成で、ピアノやギターなどのコード楽器は幾分控え目に、ハリスの歌の語りをバックアップしている。
全体的に汎ヨーロッパ的でアンニュイなムードが覆い、雨模様にボリュームを上げて聴くと合う。ハリスは時に慈しむように、時に身を投げ出すように表現する。ここでしか聴けないような意外な歌い口。どう歌ってもサマになるよなぁ。
コチラでアルバム全曲の一部試聴ができます。

続・ほんとうの癒し

何度も花粉症のことをブログに書くので、病院に勤務するリアルの友人が第二世代抗ヒスタミン薬に関する情報メールをくれた。ありがとう。
今日、ホームセンターに買い物に行き、思わず衝動買いしたのがこれ。
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備長炭。ネットで花粉症にも効くと目にした事がある。ガセでもいいや、この際なんでも試してみようと。消臭効果もあるそうだし。
水洗い後、煮沸、乾燥させる。さっそく乾燥ついでに空いてる灰皿(客用、喫煙しません)に盛って、各部屋に置いてみた。途端に鼻通りが良くなったような・・。思い込みか?
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癒される音楽家にリヴと大貫妙子さんを挙げましたが、この人も好きですね。ナポリの歌、ロベルト・ムローロ。
随分前にもちらっと書きましたが、抑制の利いたクルーナー唱法で、イタリアの抒情を伝えてくれます。このアルバムを聴いていたから、後にマリーナ・ロセールのCDにスッと入れたのかもしれない(国は違うけど)。
ほとんどギター1本の伴奏が、かえってイメージを掻き立てられる。頭の中でストリングスを鳴らしたりね。
癒す人達には、物事にじっくり取り組む姿勢に、品の良さをおのずと感じさせられる。

ほんとうの癒し

杉がピークをこえたら、今度は黄砂、さらにヒノキも控えてる。もう勘弁してくれ~。
今年の花粉症によく効く(聴く)のが先日のリヴ(・テイラー)と大貫妙子さん。

辛い時に自然に手が伸びる音楽が、本当に自分に合ってる音楽かもしれないね。「癒し」という言葉は、頻繁に使われるようになったから、あまり使いたくないけど、妙子さんの音楽には癒される。
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癒す人は強い人だと思う。共感だけでは、他人を癒すことは出来ない。神経の行き届いたヴォーカルは、大きく張り上げるものではないが、優しさだけでもない。実はとても生命力のある人で、ユーモアのある人だと勝手に思っている。楽曲の向こうに、そうした強さやしなやかさみたいなものが感じ取れる。

'05年作の『One Fine Day』を最近、購入して既にお気に入り。続けて買った'02年作「note」は、ジャケのような都会的センスを織り込みながら、上質な空間を与えてくれる。彼女、エンニオ・モリコーネが好きなんじゃないかな。

ムンクの歌

あまり聴いていなかったアルバムを取り出しました。ノルウェーの女性ヴォーカリスト、カリ・ブレムネスの'93年作。
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このアルバムは、画家ムンクの詩に、ピアニストのシェイテル・ビョウルンスタが曲をつけたもので、ブックレットは一曲ずつ絵と詩が並んでいます。

<別離~エドヴァルド・ムンク画集メモより~・曲目>
1.月の力 2.君の眼 3.夢遊病者 4.病気の子供 5.叫び 6.マドンナ 7.魅惑 8.なきがら 9.世界という空間での出会い 10.森の中の1シーン 11.ふたり 12.ジェラシー 13.別離 14.メランコリー 15.怒り

ムンクは絵を描く度に、作詩したのでしょうか。輸入盤で購入したので詩の意味が分からないのが残念だが(今なら、ネットで訳詞が見つかるかな)、恐らく散文詩だと思う。それゆえ形式にとらわれない自由な曲想で、サウンドはもう一枚持ってるアルバム『Spor』に比べて、ロック調。

知性派といわれるカリのヴォーカルは、ひんやりした空気感が北欧らしさを醸し出す。注目の5曲目「叫び」は、別段悲鳴が発せられるものではなく、ドラマティックなドラム・ソロにグレゴリオ聖歌のような男声コーラスが辺りを這いのぼる。
好んで聴いてる作品ではないけれど、完成度が高いのとコンセプトの珍しさから、手放すことの出来ない一枚。
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お宝?珍品?(9)

友達の携帯にPCからメールすると、即、配信不能メールが返ってくる。先方の設定の問題かな。
さて、お宝?珍品?コーナー、今回は初めて買った洋楽シングルです。
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クリストファー・クロスの「ニューヨーク・シティ・セレナーデ」。'81年。原題は「ARTHUR'S THEME(Best That You Can Do)」です。
小6か中1の時、とても仲の良い同級生からシーナ・イーストンとこの作品を借りて、気に入って最終的に自分でも買い求めた記憶があります。昨日の記事で、「AORにはなかなか縁がない」ような事を書いたけど、思い返せばAORが洋楽の入り口だった!
友達の影響って大きいですね。級友とはラジオ(MBSのヤングタウン、略してヤンタン)やHな話題をよくしていたっけ。

映画『ミスター・アーサー』のテーマ曲だったそうですが、映画は残念ながら未見です。驚異のハイトーンを持つクリストファー・クロスの歌も、他の作品はほとんど聴いていません。たしかこのころ、来日して"夜ヒット"に出演していた記憶があるが、口パクだったと思う。
当時は、この曲がバート・バカラックの作曲とも知らず、バカラックの名前さえも知りませんでした。作詞はキャロル・ベイヤー・セイガー。
たまたま手元の映画音楽の譜面集にこの曲があって、初見で少し弾いてみたが、こんな素敵なコード進行、よく浮かぶものですねー。日がな一日、ピアノに触れれば出来るでしょうか(出来ないって)。

盤は保管状態が悪かったために、波打つほど反っていたが、レコード針は曲芸師のようにヒョイヒョイと溝に食らいつき、なんとか聴けました。

職人気質のSSW

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数ヶ月前に中古購入したリヴィングストン・テイラーの旧作を2枚。右端が'88年作『ライフ・イズ・グッド』、左側が'78年『三面鏡』の紙ジャケ・リイシュー。

昨年いきなり買った最新作をとても気に入って、以来旧作を遡って少しずつ集めていますが、リヴの音楽性は一貫していて、昔から良い意味で変わってないんですね。
いわゆるAOR的な世界は自分には縁が無いと思ってきたけど、リヴには惚れました。黒人音楽やカントリー等のテイストをよくこんなにうまく取り込めるものだなぁ。
プロデューサーは『ライフ・イズ・グッド』がスコット・ペティト、『三面鏡』がニック・デカロ。

ざっと聴いただけですが、どちらも甲乙つけがたいほどの、きれいなポップ・サウンド。この純度の高さは、ひとえにリヴのヴォーカルによるところが大きい。
リヴのヴォーカル、とてもバランスがいいんですよ。巧過ぎず(もちろん巧いですけど)、ソウルフルになり過ぎず。
最も感じる魅力は、その押しつけがましさのなさ。ほとんどの人が音楽を使って、自分を顕示しそうなものを、リヴについては音楽に対する謙虚な姿勢を表明するような清々しさで、聴き初めは耳を素通りしても、聴けば聴くほどテクニックと丁寧な作り込みに気づかされる。「普通がスゴい」の典型。だから飽きない。
理屈抜きで楽しませてくれる、いまや憧れのシンガー・ソングライター。

ダラーラスのロイーゾス集

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2枚組なので、まだまだ聴き込んでいませんが、こちらは'07年作のヨルゴス・ダーラスによるマノス・ロイゾス集。同年、ハリスも例の傑作トリビュート・ライヴ作品を発表しています。
先にハリスのほうでロイゾス作品を沢山聴いているので、同曲の聴き較べが興味深いところだったが、4分の1ほどしか重複していなかった。ロイゾスは生涯何曲書いたのだろう。

本作は、解説が読めないので推測だが、音質的にみて新録ではなく、過去の音源をリマスタリングしたコンピのようだ。ほぼスタジオ音源に一部ライヴ音源で構成。
ダラーラスを聴き始めた頃は、ハリスと声質・歌唱法ともに似てると思っていたけど、違いますねぇ。ここでのダラーラスは粘り気が強く、初めて聴く方なら日本の演歌のように思うかもしれない。曲によっては、物凄くねちゃこいよ。
これを聴くと、同じ曲でもハリスの歌唱はかなりあっさりしてると分かる。ハリスはハスキーな声質が陰翳濃いイメージを想起させるが、フレージングそのものは割合サラリとしている。

ダラーラスは、ハリスよりルーツ音楽としてのスタンスを強く感じる。やはりレンベーティカがバックグラウンドにあるからだろう。ハリスは歌手としての素質と情熱から、ワールド・ワイドなサウンド・プロダクションの確立へと飛躍した。
個人的印象としては、ダラーラスがよりアナトリア的、ハリスがよりバルカン的といったところか。

俄かに聴きたくなった。

くしゃみ連発で頭ボーッ。相変わらず散漫な文章ですが、よろしくお付き合いください。
↓俄かにビートルズが聴きたくなり。
b今届いたばかりの聴き始め。ビートルズの音楽に最初に触れたのは高校時代。
といってももちろんリアルタイムではありません(笑)。友達から借りたポールのサントラ『ヤァ!ブロード・ストリート』の輸入盤LPで。あの、スプレー臭い輸入盤独特の匂いが懐かしいー。
映画自体の評判は芳しくなかったそうですが、アルバム中、「エリナー・リグビー」に特に魅かれ何度も聴きました。あの弦のジャカジャカと♪ピ~ポ~、とメロディーがガクンと落ちるところが好きで。

ビートルズのCDは一枚も持ってなくて、今回が初。ほんとはオリジナルから買うべきなんでしょうが、かつて中途半端に人から借りて聴きまくってしまったので、今回あえて切り口を変えて聴いてみようと。せめて『アビイ・ロード』くらいは手元に置きたいんですが。本作が中古で安く出てたのと、初期作品の音質が向上しているとのことで購入。

熱心なファンならベスト盤としての曲目内容に色々な意見があるのだろうけど、全27曲すべてチャート1位獲得曲を年代順に並べたものらしいので、その点異論は無いのでは。
これまで熱心に聴いてきた訳ではないので、初聴きも幾つかありました。「涙の乗車券」、「イエスタデイ」がイメージよりテンポ速く聴こえたのは、前者がカーペンターズで親しんだのと、後者は後のポールのカヴァーを先に聴いたからだろう。当時はシングル向けに演奏時間の制約もあったのかな。特に初期の楽曲は若者らしく元気。

まだ1クールも聴き終えないうちに書いてしまった。いま「レット・イット・ビー」がかかってる。あぁ、やっぱりオリジナル盤も欲しいな。『リボルバー』から聴き直そうかな。

忽然と消えた

さきほど久しぶりにMediamasterにアクセスすると、いつのまにか利用出来なくなっていた。
ウチの過去記事を確認するとスキン部分が見事にポッカリ白身になっている。ありゃ~。
Deezerも、かつて試聴可能だったパブリック・ファイルが全て再生不可になっていて、Youtubeのビデオ視聴しかできない。

こうした過去記事のリンク切れについては、まめにチェックして削除すべきなんですが、なかなか手が及ばなくて。
残るはYoutubeとimeemくらいでしょうか。ヴァン・モリソンのYoutubeはかなり厳しく監視されているようで、軒並みファイル削除されている代わりに公式プロモが沢山アップされています。ただし再生中は画面に大きく"VM"と刻印されていて、ヴァンの顔が見づらくなっています(笑)。
ヴァンの場合などは、公式アップとすぐに判別できますが、あまりメジャーでないアーティストのPVは、公私の別まで分からないことも多い。

Very beautiful song

そういえば、このアルバムをまだ取り上げていなかったんですね。メアリーの'93年作、『ザ・ホーリー・グラウンド』。
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よく聴いたので、ブックレットもだいぶん傷んでいます。僕がアイルランド旅行をしたのは、このころで、首都ダブリンでは、このジャケット写真を大きくあしらった2階建てバスがよく走り、あちこちのレコード・ショップの入り口にこのジャケが飾ってありました。個人的には音響面で最も気に入っている作品です。

あの当時は、アイルランドを旅する日本人はまだ少なかったようで、大手の旅行代理店に相談すると、提示された金額がバカ高い。「こういうところは、世界各国を旅された老夫婦が最後に行かれるところなんですよねぇ」と言われてしまった。そういうところを最初の海外一人旅先に選ぶ僕って一体・・、みたいな(笑)

最終的に格安チケットで行き帰りの一泊ずつのみホテル予約して、あとは現地で行き当たりばったりでB&Bを利用した。B&Bは地方のほうが部屋がきれいでサービスもいい。
まだアイルランドがバブル期を迎える前だった。ダブリンの一等地に建つデパートのウィンドウのファッションは、日本と比べるとまだ垢抜けないものだった。履き古した僕のアディダスのスポーツ・シューズを、子供が珍しそうに見ている。橋の上で乳飲み子を抱えたシングル・マザー達が座り込み、マッチ売りならぬライター売りをしていた姿が印象的だった。

出発前は、周囲の人達から「テロは大丈夫なの?」とよく訊かれたものだった。共和国内は大丈夫だと確信していた。
電車が不便だと分かり、途中からバスのフリー・パスに切り替え、北西のスライゴーまで上り、そこで初めて日本人に出会った。彼らは詩人イエーツの勉強の為に来たそうで、いかにもガリ勉そうなグループだった。
そこからさらにベルファストへ向かう積もりをしていたが、8月と思えない寒さと、北入りの際、パスの中で銃を持った係官がパスポート・チェックをするとガイド・ブックにあった(今もそうなのかは知らない)のが頭をよぎり、なんだか怯んで諦めてしまった。今ではヴァンの故郷ベルファストや、海岸の柱状の景勝地を見逃したことを悔いている。

ダブリンへ引き返す頃は旅に疲れ、バスの車窓からいつまでも続く田園地帯と荒々しい丘をぼんやり見つめていた。車中に流れているラジオから、DJが「Very beautiful song」と紹介し、聴き覚えのあるイントロが流れた。それが収録曲の「ポイズン・ワーズ」。きれいな曲で、いつものトラッドかと思いきや、、、ポール・デュランという人の作品。

♪Poison Words(キング盤より一部引用)

愛が私たちの全てで、二人とも若く自信があった
そんな愛が闘いに変わるとは誰が予想したろうか
これ以上哀れな人を私は知らない
愛はどれだけの痛みに耐えられるのだろう

あなたと別れるべきなのに無理みたい
あなたが悪かったと言えば私は信じてしまう
次はもっと酷いことになるかもしれないのに
私は何て簡単に許し、あなたは何てすぐに忘れてしまうの

毒のある言葉、醜さ
望みは低く、罪は深く
後悔を招く約束
あなたを愛して、私の得るものはこれだけなの

毒のある言葉、醜さ
結婚の喜びの冷たい名残り
二人の夢の全てに宿命のキスを
あぁ、これはどういう愛なんだろう

日曜の音楽

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『エラ・アンド・ルイ』は親しみやすいアルバムで、ひところよく聴きました。昼間の陽気に誘われて取り出したのは、その続編として作られた『エラ・アンド・ルイ・アゲイン』。

エラ・フィッツジェラルドとルイ・アームストロングのデュオ・アルバム。小編成に二人の掛け合いヴォーカルとルイのペット・ソロが響く。エコーの少ない自然な音質が気持ちいい。この続編は2枚組だが、二人の絡みは先の『エラ・アンド・ルイ』のほうが多いんじゃないかな。

イキイキした大人の少女と少年のよう。明るい気分の時にマッチすれば、落ち込んだ時は励まされる、そんな肩の力の抜けた気さくな美しさ。

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sake moge Flickr(オリジナル写真集)                   ●手さぐりのリボン結び(オリジナル楽曲集)

プロフィール

 シャケ/YASUHISA

Author: シャケ/YASUHISA
男性 昭和40年代生まれ

愛猫カオ(ロシアンブルー)と同居
常にマイブームがないと生きていけない

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