カリとの聴き較べも愉しい

記事にする事によって、取りあげたCDをあらためてじっくり聴く機会になることもある。
このあいだカリ繋がりで、ちょこっと書いたステリオのCDの件、音源は古いけど、聴き返すとやっぱりいいなぁと思ったんだよね。それで気になっていた2枚組のほうも、中古1000円程度(輸入盤)で見つけたので、この段入手。
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こちらの2枚組、断然、音質が良い。先購入分のほうは、いかにも盤おこしといったノイズ混じり・音飛び内容だったのに、同じ曲でも全然違う。こっちを買っときゃ良かった。
ただ収録内容については、先購入のほうが1枚ものだったので、今回ほとんど重複してしまうものの、微妙に2枚組にないレオーナ以外の歌手が歌う曲などもあり、やはり手放せない。

今回の購入によって、レオーナ・ガブリエルの歌声、やっと認識しました。ジャケ下の仏語で"REFRAINS CHANTÉS PAR LÉONA GABRIEL"とあるのは、大阪弁でいうと<ちょこちょこレオーナさんも歌いまっせ>ってな意味なんでしょうか?
まともにビギンを聴いたのは、カリが最初だと思うが、当初、ラグタイムに似た軽さを感じた。両者に関係性は無いのかな。
ブンチャッ・ブンチャッの基本リズムは同じ。メロディー・ラインが違うか。ラグタイムはシンコペーションが特徴的だから。

この"FRÉMEAUX & ASSOCIÉS"というレーベル、とても丁寧な編集しているんじゃないでしょうか。ホント音質が良いです。モノラルだけど、そんなの気にならないほど。
余談だけど、映画のサラウンド効果って、臨場感は確かに増すけど、ある意味、音が拡散することによって、気が散る。単純な僕は、後方でドカンと音がすると、つられて咄嗟に後ろを振り向いてしまう。
モノラルのギュッと圧縮したような音質が今日日、かえって新鮮だったりする。
You Tubeでの静止画試聴

いつも最後尾

自分は自己憐憫タイプの男ではないが、ちっちゃな事にイジケてしまう時がある。
たとえばコンビニ。なぜか僕が清算しようとする頃には、レジが混んでいるのだ。
行列の一番後ろにつく。少しずつ前に繰り上がるものの、振り返ると、自分の後ろには誰も付かない。閑散としている。ほとんど客がいなくなっているのだ。どういうことだろう。

レジが複数ある場合、当然、空いてるほうに並ぶ。流れが隣のレジより早く、珍しく「ラッキーだな」と感じていると、自分の前に並んだ客が余計な払込手続きを始めた。店員が応対してる間に、隣のレジはすいすい流れて、また最後になる。このパターンが多い。
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風邪をひきそうになったが、なんとか一晩で回復。
僕の治療方法は、しょうが湯をガブ飲み&吸入器(オムロンの家庭用)でしつこく蒸気を吸う。
あとは、ビタミン剤。最近はシナール(シオノギ)で、1日2000mg摂取。

リヴ・テイラーの最新作から

フレンチ仕様の~

友人がクレイジーケンバンドのCDを色々持っていると言うので、僕が持ってる渚ようこのCDと貸し合いっこすることになった。それで次、いつ会えるんだろう。
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2枚しか持ってないんだけどね。一枚はすでに記事にした『渚ようこの華麗なる世界』。そしてもう1枚がこちら、『ノヴェラ・ダモーレ』。初のフル・アルバムだそう。

昭和の匂いを湛えながらの無機質な歌い口が、どこか哀しかったり笑えたり。不思議なひと。
『華麗なる~』は剣さんのプロデュースだったが、こちらは松本俊行という人で、ボサノヴァなど落ち着いたサウンド・カラー。
③「愛の惑星(ほし)」のボサノヴァ・タッチがいい感じだな、と思ってブックレットを確認すると、エンニオ・モリコーネの曲だった。原題「Hurry to me」。
⑦「潮騒」は来生たかお作。こちらもアコ、ブラスなど入ってアフター・ビートを軽やかに。

阿久悠の詞「どうせ天国へ行ったって」が歌われる。泥臭く生き甲斐を求めるヒロイン。
<どうせ天国なんて/誰もいないから イヤよ/ひどいところであろがそこの方がいい>
(一部引用)

ラスト2曲は姐さん、ブラスセクションを従えて歌い飛ばす。
以下、「かっこいいブーガルー」

一箇所のファルセットでファンになった

今日も1曲録音した。義務でも何でもないが、やりだしたらキリがない。録音を聴き返すと、果てしなく落ち込むが、自分の曲なのに気づかされる事も多い。まるで自分で自分の生態観察をしているようでもある。
cs
しばらくカーリーを取り上げていませんでした。カーリー、今頃元気かな。曲作ってるかな(などと面識もないのに、想いを馳せるのであった…)。
この'74年作アルバム『ホットケーキ』は産休前(?)に制作された、ジャケットそのままの瑞々しい作品。お腹の子は、解説では第一子のセイラとなっているが、現在シンガー・ソングライターのサリー・テイラーのことだよね?

JTとの幸せの日々がそのまま反映されたような本作は、「うつろな愛」のようなインパクトのある曲はないが、他のオリジナル作に見られないほどの素直な歌唱。けれどもたくさんの表情は込められていて、それらを母性愛でくるんだような穏やかさなのだ。

聴き返すと②「我が心の人」って、いい曲。<ときどき あなたは眠たげで/私のことを愛していないみたい/彼に愛されているかどうかが気になるの/私 どうかしてるわ>なんて、リアル。JTって気難しそうだもんな~、などと想像してしまったり。
④「オールド・シスター」は親しみやすいオールド・タイムなバッキングに乗せて、姉への憧れとコンプレックスを歌う。JTとのデュエットでヒットした⑨「愛のモッキンバード」も収録。

お薦めのベスト・トラックはラスト⑪「悲しむ時はなく/Haven't Got Time For The Pain」。最初にベスト盤で聴いたのだが、これで彼女にぞっこん。
歌詞は<悩む必要などないの/あなたを知ってからは>といった、ふつうのラヴ・ソングなのだが、2コーラス目あたまのファルセット部分で、心の琴線に触れた。「声」で感動した瞬間だった。その箇所の対訳を確認すると、<生きていると感じられるのは/苦しんでいるときだけだった>(ワーナー国内盤より)。

音飛びが一箇所あります。
Havent Got Time for the Pain - Carly Simon

カンシォーン・ランチェーラを探して

オーディブックから出ているキューバのミゲリート・バルデスのベストCD(廃盤)に1曲だけ収録されていたメキシコのカンシォーン・ランチェーラがいい感じだった。彼の母の出身国がメキシコだそうで、オマージュとして、アルバムを作ったらしい。

それをきっかけに、本国の歌手によるランチェーラ集も探しているのだが、この間、東京に行ったときも特に見当たらず。
結局、昔買って手放したリンダ・ロンシュタットのCDをまた中古で安く買い戻し、聴き直すことにした。こんな形でリンダと再会するとは。
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うーん、当初に聴いた頃の感想と変わらない事に気づく。リンダ、歌うますぎ。うますぎて、歌いすぎ。
なんだか、マリアッチの伴奏がよく聴こえない。2作目(左ジャケ)のほうが、幾分抑え気味だが、歌が響きすぎて、ちょっと僕にはしんどい。
なぜかリンダについては、ジャズだの趣向を凝らした新作に都度興味を持ち、購入しては売り払ってしまう。手元に残ったのはエミルー・ハリス&ドリー・パートンと組んだ『トリオ』と『トリオⅡ』だけ。どうやらハーモニー・ワークのほうが好きみたいだ。ちなみにエミルーもソロとなると、あまり聴かない。

リンダの父がドイツ系メキシコ人の血を引くらしいが、歌唱が本場らしいのかどうかも、選択肢が無さ過ぎて分からない。どちらかといえば男声が歌うランチェーラのほうが聴きたいのかも知れない。

うーむ、こうなればやはりミゲリートのタイトルすら分からないオリジナル・アルバムを、ますます入手したくなるのだ。
コチラのリンダはいい感じかな。

清々しい無伴奏歌唱

どうもここ数日、アレルギーっぽい。秋の花粉症だ。
風邪とは違う。分かるのだ。うまく言えないが、体じゅうにザワザワ感が起きる。ぽつんと体に一ヵ所、湿疹ができる。
それで、このあいだ人から「レンコンが効くよ」と教えられたのを思い出し、早速買ってみた。
どう調理するのか思いつかず、とりあえずペペロンチーノ作るみたいに、オリーブオイルでにんにくと赤唐辛子といっしょにスライスして炒めてみた。
・・・結構イケるねぇ。ポテトチップスみたいだ。これなら毎日でも食べられる。
dk
ドロレス・ケーンのソロとしては初アルバム、『ゼア・ウォズ・ア・メイド』。
これ、シブすぎて長い間聴いていなかったんだけど、なんとも清々しい無伴奏独唱で、もしかしたらこの作品がドロレスの最高傑作かもしれない、と思った。

楽器付きのチューンも、コード伴奏が無く、パイプやフィドルのユニゾンが素朴に響く。音数が少なくていい。この頃すでにジョン・フォークナー(元夫)と組んでるんですね。
かつて、アイルランドを北へ北へ向かうほど、荒涼とした景色に変わっていったのが思い出される。『嵐が丘』みたいに岩が転がっている。夏とは思えない裏寂しい海。電線も見当たらない。
すべてをこそぎ落として、ただただ歌があるよう。
本作以外から

ラウドンの若々しさ

今日、MMの最新号を買って読んでいたのだが、クロス・レビューでのブライアンの新作、評論家の皆さん評価バラパラ。僕はイイと思うけどな。
尤もその良さは、軽さであり、その軽さとは聴きこむタイプのものというより、BGMのようにサラリと流すのが似合ったような感じ。
僕は輸入盤で買ったが、確かに詞世界はイカニモそうだし、それに対するヴォーカルに、オヤジ加減が入っていても、その辺は差っ引いて聴いていた。『Smile』よりもソロ・ヴォーカルが押し出されていて、クリアーな感じがよかった。
lw
オヤジといえば、ラウドン・ウェインライトⅢの新作『Recovery』を買ったまま、放ったらかしにしていた。こちらもMMの海外盤レビューに載っていたことで思い出した。
昨年、中古で買って大お気に入りとなった'97年作『Little Ship』が〈知られざる傑作〉と評されていたのが嬉しかった。後に何枚かラウドンのCDを買ったが、やはり『Little Ship』が一番好きだ。

新作はそれを上回るとのことだが、まだそこまで聴きこんでいないので、何とも言えないが、ラウドンを聴きたくなる時は、なぜかグッタリ疲れた時。そんな状態のとき、『Little Ship』に溺れた。
今日もちょうどそんな気分で新作を聴いている。するとやはりこの闊達さとナイーヴさに癒される。

ラウドン、50代と思ってたが、60代半ばだって。なんでこんなに若々しい声なんだ! 。ヒネクレながらも、思い切りよく生きてみたいと思わせてくれ、元気づけてくれるよ。実は稀代のSSWなんじゃないか。
本作以外から。

アロハ・チャント

先日、突然PCがダウンしてショックだった。ハードディスクの故障だから、あっさり諦めて買い直したよ~、もう。思い返せば予兆はあったのだ。バックアップをしておくべきだった。
新品に替わっても、なんだかあまり嬉しくはなかったが、バージョンが上がっていて便利に気づくと、少しずつ機嫌が直ってきた(笑)
ちなみにRSSの使い方、Outlookが新しくなってやっと分かるようになりました。遅いクチだね。

急な出費もあって、しばらく過去購入の未聴CDでも、地道に振り返ろうと思う。
データを失って、あらためて痛感したのは、つまるところ手元に残るのは「自身の記憶」だけ、ということ。マシンに保存した煩雑なデータのうち、ほんとに自分が必要としていたものはどれ程だろう。死ぬ時は、どんな記憶や思い出がよぎるだろう。
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先月、MM最新号だけを買うつもりでタワレコに行き、「ちょっとだけよ」とワールド・コーナーを覘いてしまった。
おやぢさんのハワイ音楽の記事から、特に気になっていたサンズ・オブ・ハワイ(紙ジャケ・オーマガトキ)を衝動買い(笑)。

録音年代的にも音質感があたたかい。原始的な香りのする雄大なハワイアン。スティール・ギターのピヤ~ンて音がくすぐる(にわかに、アグネスの「ポケットいっぱいの秘密」を思い出す)。ギターの音色がハープシコードっぽい。つまびく感触が直に響く。
低音の男声がキツくなくてイイんだよね。島唄の優しさが伝わってくる。耳がホヤーンと溶けそう。

解説(山内雄喜氏)によれば、ラストの「アロハ・チャント」は、ALOHAには五つの大事な言葉が込められていることが歌われているという。
原語省略するが、A=親切、L=調和、O=思いやり、H=謙虚、A=忍耐。
本作以外から

眠っていた謎のCD

部屋が手狭なもので、奥に突っ込んでいるCDを取り出すため、ガサゴソ探しているうちにちゃんと聴いてあげていないものを手に取る事がある。こちらがその一枚。
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これ、SSWやケルト系専門の通販から何の予備知識もなく購入したものだったと思う。Gilles Sala。ギルズ・サラ?
ネットで軽く調べても何者か分からなかった。クレオールの音楽で、ビギンなんかも入ってる。

カリを気に入った後だから、すんなり聴ける。購入時はそんなにピンと来なかった。聴く方の耳も変わるもんだね。'92年EMIからリイシューされたものだが、ライナーはなく曲目だけでオリジナル録音がいつなのかも不明。音質は割りといい。

穏やかでイヤミのないヴォーカルで、ふつうっぽくてイイ。サウンドもひたすら無難な感じだが、当時の標準的なサウンドみたいで悪くない。

ググーシュ、いいですね~

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ペルシャの歌姫、ググーシュ。初めて買った彼女のCD『Manifest』の印象については、購入当初に記事にしましたが、あれから少しずつ繰り返し聴くうちに、「イイ」から「凄くイイ」に変わってきた。

ハリスをキーワードに何となく聴いてみたググーシュだったが、ハリスとはまた違った色気があるというか、上品な艶みたいなものを感じる。アラビックなコブシはなめらかで変貌自在。

'05年作『Manifest』は、当初サウンドがやや引っ込んだような、奥まった印象だったのだが、これがかえって気品があって、繰り返し聴くほど味わいを醸し出す。
旧作を試聴すると、今より声は嗄れていない。が、声質が年齢とともに多少変わっても、コクのある節回しは健在だ。

今日ネットで少し調べたところ、イラン最高の歌手であると初めて認識。現在はカナダ在住だとか。
トロントでのライヴ映像をユーチューブで見たところ、大歓声の聴衆に涙ぐんでいた。

強く艶めかしい。俄然、旧作が欲しくなってきたな。困った、金が足りない。

2度目のブックル・ドレイユ

きのう、大貫妙子さんのコンサートを新神戸オリエンタル劇場で聴きました。今年のライヴ鑑賞は先日のオマーラと今回の2本だけ。もっといっぱい聴きに行きたいんですけどねぇ。
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大貫妙子さんの音楽に惚れ込んだのは最近のことで、昨年発表された『ブックル・ドレイユ』がきっかけでした。カルテットを中心としたサウンドが彼女の歌唱を上品にひきたて、ポップスの範疇に留めておくには勿体ないほど。

現在のスタイルは彼女によく合っていて素晴らしいと思う。まだまだ彼女の音楽を知らない人は多いんじゃないだろうか。
なぜかご本人がヨーロピアン調の作風を意識すればするほど、日本的な感覚が無意識に表れているように僕には聴こえる。同じウィスパーでも丁寧な歌いこみと、凛としたスタンスがあちらとは何かが違う。それがつまり彼女の個性なのじゃないだろうか。

レザ・パネさんの編曲も素敵だし、抑制のきく伴奏も実にうまいなぁ。弦は金子飛鳥さん他、ドラムは林立夫さん等々豪華。新作をひっさげてのツアーではないが、このセット・リストなら何度でも聴きたいと思った。

『ブックル・ドレイユ』各曲、試聴はコチラ

お宝?珍品?(7)

忘れた頃にやってくるこのシリーズ、趣味で集めた品を披露しています。今回は楽器。
バウロン
アイルランドの打楽器、バウロン(Bodhráns)。ワールド・ミュージックのブーム当初はボーランとかボランと表記していた記憶があるんですが、最近はバウロンで統一されているように見受けます。

随分前、西中島にあったパーカッション専門店(現在、閉店)で購入。
その店で、何度か初心者向けのコンガの講習会に参加したことがありました。オーナーが女性だったこともあったせいか、受講者は女性が多く、パーカッションに興味のある女性が意外に多いことに驚いた。
しかし、コンガ、叩くと手がイタイ~。僕には無理~(情けない)。

この店で購入したバウロン。1万程度で、なぜかパキスタン製。まぁ、バウロンそのものの起源がアイルランドかどうかも定かでないらしい。木枠の片面に皮を張った極めて原始的なもの。裏面は十字型の支柱で支えられ、持ち手になる。
直径約50cm。ギリシャのハリスのライヴDVDで、これより何回りかデカいものが使われていた。ブズーキがアイルランドに渡った経緯と、何か関係はないのかな。
バチ
スティックは全長約20cm。
それで、こっちは叩けるのか? これがスティックの使い方が解らないまま。アイリッシュ・ミュージシャンはクルクルとバトンのように回しながら刻んでいるが、手さばきが早くて何がどうなっているのかさっぱり。僕はただドンドン叩くくらいしか能がない。という訳で、年中ほとんどケースの中で眠っています。
でも、記事をきっかけに、しばらく手元に置いてみよう。たまに原始人の血が騒ぐ時があるから(笑)

バウロン専門のプレーヤーを知らないので、メアリーが叩くバウロン映像で未発表曲を。
ちなみにメアリー、本国HPによると、お宝映像集のDVDが発売されるようです。かつてのレイトレイトショー出演映像とかじゃないかな。

古いライカの魅力

こちらは、既に紹介済みのハリスの'00作、英題『Whispers』。ピアノあるいはギターの、しっとりとした伴奏にハリスのウィスパー・ヴォイスがお気に入りでした。
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全曲大好きなアルバムですが、とりわけ⑩「PARE TA XNARIA MOU」が一番好きで、愛聴していました。そして、この曲の元歌に、きのう偶然出会いました。きっかけはレコ・オヤジ69さんのオススメ映像
紹介映像は別の曲だったのですが、歌っている男性、ステリオス・カザンジディス(STELIOS KAZANTZIDIS)の歌声がなんとも甘く渋くて。弦楽団の軽快な伴奏とあいまってカッコいい。少し調べてみたらギリシャ大物歌手だったんですね。マリネッラ(彼女のCDも未入手)と結婚していたそうで。

すごく気に入って、他のカザンジディスの関連映像を追ったら、ハリスの歌唱で親しんでいた曲が出てきた。ハリスの『Whispers』は、古いライカのカヴァー集だった。
あらためてアルバムのクレジットを確認すると、⑩「PARE TA XNARIA MOU」の初出は、やはりカザンジディスで、'69年。ハリスは彼の歌をもう1曲ここで歌っている。

いやぁ、古いライカもいいなぁ。ビーンズ盤発売の国内唯一と思われるステリオス・カザンジディスのベスト集を注文してしまった。耳は肥えるがサイフは乏しくなるばかり。ま、芸術の秋ということで…。
カザンジディスの映像。

ハリスの同曲歌唱を紹介したかったのですが、ここ数日Mediamasterが利用出来なくなってしまったので、同アルバムの他の曲を。

マリーナ・ロセール

今年後半に入ってから購入した中で、もっとも繰り返し聴いているアルバムが、スペインのマリーナ・ロセール『海の歌ハバネーラ』(ライス)。'07年発売当時は、どれほど話題になっただろう?
これだけ徹底してハバネーラばかり歌ったアルバムは珍しいし、簡素だけどけして地味じゃない。こうした作品はもっと注目されてもいいと思う。
もし、マリーナ・ロセールの東京1回公演のみの来日があるとすれば…、行ってしまいそうだなぁ(笑)。
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マリーナは美しく、押し付けがましさのない淡々とした歌声だが、本質的には感情的で、とても意志の強いものが伝わってくる。
先のアルバムがとても気に入ったので、こちらの旧作購入。ビーンズ発売の『降りそそぐ』。こちらでのアーティスト表記は(マリナ・ルセイユ)となっている。

こちらは自作を含むシンガー・ソングライターとしてのスタンスが押し出された、感傷的な香り漂うアルバム。彼女自身の失恋の経験が反映されているという。静かながらも感情的。
解説を読むと、やはり相当な努力家みたいだ。'70年代から活動していたそうで、ベテランの貫禄を見せつけない、辛苦を浄化するような歌い口に耳がひかれる。

どこまで凄い人

まるでダラーラス特集みたいになりそうですが、ちょうど中古購入のヨルゴス・ダラーラスのCDが届きました。
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'92年作『Syggnwmi Gia Tin Amyna』。ミノスEMI。
1曲目から鳥肌が立ちました。まくしたてるように激しいワルツを歌っている。バッキングはシンプルだが、要所要所にドラマティックな仕掛けが。なんともテンションの高いアルバム。歌の物凄さに思わず聴く姿勢を正すほど。

ハリスとダラーラスの歌唱はよく似てると、最初の頃は感じていたが、ダラーラスにはレンベーティカの素地があるためか、よりディープに聴こえるようになってきた。
残念ながら歌詞の意味も、アルバム・タイトルの意味すらも解らないが、レジスタンス的な男らしさと、ジャケのようなシュールさを纏っている。

収録時間はわずか35分ほどだが、濃密さに引き込まれてしまった。

芸一筋の歌

エル・スールで、あれもこれもやっぱり買っときゃ良かったかなぁ、と少し後悔。CD買う時って、今聴きたいやつしかピンとこないもんだから。
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ロン毛時代のダラーラスはまだまだ聴いた事がなくて。ヨーロッパ・ツアーのライヴ盤をやっと購入。
いやぁ、ダラーラス、やっぱり歌うまいなぁ。臨場感あるアコースティック・サウンドが、多彩に彼の歌を響かせる。

ライカやバルカン~ジプシーまで、豊富な音楽性を全て「自分の声」で歌い上げられる実力が凄いと思う。普通ならジャンルに応じて、声色を変えたりして表現しそうなものだが。芸一筋で、まことにシビれる。
本作以外から。
Shai - George Dalaras

初エル・スール

オマーラの翌日、大阪へ帰る前に、渋谷のエル・スールに立ち寄りました。こちらのお店は、ふだん通販でしか利用した事がなかったので、直接は初めて。

午後1時の開店時に早速立ち寄ってみると、スタッフらしき男性が1人居られ、「この方が店長だろうか?」と思いつつ、ご挨拶は最後にとCD探しを始めました。

ワールド系に昔から興味を持ちつつ、音楽自体からしばらくインターバルもあったので、まだまだ未知のアーティストばかりだ。
結果、ヨルゴス・ダラーラスを3.4枚、入手しそびれていたアイルランド国営放送の、プロ&アマのトラッド名演DVDの第一集などを購入。ググーシュのビデオにもちょっとそそられたんだが~。
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会計の際、男性スタッフとやり取りし、店長でないことが分かった。よろしく伝えて下さいとことづけて店を後にした。
かなり粘って探していたようで、気がつけば2時間近く経っていた。目が充血している。
帰阪して、PCを開けると店長からメールが。それで男性スタッフが、時々拝見しているサイトの管理人さんとわかった。そういえば、カレーの匂いがしてたような…。

今度いつ東京へいくやら。また通販でお世話になります。

オマーラのライヴ

昨日、オマーラ・ポルトゥオンドのライヴに行きました。
op4場所は東京厚生年金会館。このホール、駅から真っ直ぐ歩けどなかなか辿り着けず、大丈夫かなぁ、と不安になりかけたタイミングで現れました。
座席は1階席2列目の端っこでした。
コンサート・リポートのような記事が書ければいいのですが、オマーラ、良かった~、の一言。もう、それしか言えなくて。楽しくてちょっとウルっとしました。こんな感覚は、そう体験したことがない。

オマーラは真オレンジの衣装で、クルクルと小刻みにダンスする姿が可愛い。歌声は、相変わらず艶やかで伸びやか。
最近のアルバムで聴かれたブラジリアン・テイストが感じられ、ライヴDVDで歌われていたアフリカン・ララバイや「La Sitiera」などは、折衷的な色合いを帯びていた。
ステージングも自然体で、本当に素敵な女性。歳を重ねるほど、表現の幅を広げていけるものなのか、とあらためて尊敬した。

例のとんかつ茶漬け、食してみました。まぁまぁだったかな。

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 シャケ/YASUHISA

Author: シャケ/YASUHISA
男性 昭和40年代生まれ

愛猫カオ(ロシアンブルー)と同居
常にマイブームがないと生きていけない

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