love over and over/ケイト&アンナ・マッギャリグル

最近、ディック・ミネが気になっている。復刻アルバムを買おうかどうか。
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こちらは、おやぢさんもベストに選ばれていた、カナダの姉妹デュオ、ケイト&アンナ・マッギャリグルの'82年作。'97年リイシューの際、買ったもので、当時はよく聴いていました。

いつまにか引き込まれてヘヴィローテーションになる、そんなアルバムで、持ち味の素朴なフォーク・ソングからキャッチーなポップ・ナンバーを、マジカル・ファニー・ヴォイス(?)で紡いでいく。実験精神が旺盛で、個性は磐石で揺るぎない。

ファーストが傑作として有名だと思うが、こちらのユニークさも捨て難い。1曲1曲が印象的で、良質な佳作。
以下はファースト収録曲。
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Michael Black/マイケル・ブラック

湿り気が体に合うと書いたが、今日は湿度高すぎ。汗タラ~っ。
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こちらは、メアリー・ブラックのお兄さん、マイケルの'07年作の初ソロ「Michael Black」。国内では取扱われていないようで、取り寄せに時間がかかりました。

5人兄弟のうち、メアリーとフランシスはソロで既に活躍中ですが、残る3兄弟は、ファミリーとしての活動が中心だったためか、意外と遅いソロ・デビューですね。

男兄弟のなかで、僕が最も気に入っているマイケルのヴォーカルは、とても繊細で、実直な牧童のようなシンギング。姉妹と比べると華はないかもしれないが、歌はやはり上手い。白眉はなんといっても、メアリー参加の③「The Willow Tree」。ちなみに他のトラックもフランシスや兄弟が参加。まるでJTファミリーみたいですね(笑)

アイリッシュ・フォークを平らに聴いている方なら、気に入るんじゃないかな。安定したサウンド感は、ギターとプロデュースのジョン・ドイルの貢献だ。聴いたことのある名前だと思ったら、かつてカラン・ケイシーと共にソーラスに在籍していたんですね。

Trio/ドリー・パートン、リンダ・ロンシュタット、エミルー・ハリス

近所に「スーパー玉出」という24時間スーパーがあるのだが、ここのネオンサインがとにかく派手で、真っ黄っ黄なうえに、花火が点滅する。
以前、この辺の土地勘がない友達が、この看板を見て「あれ、パチンコ屋?」と言ったのには笑った。玉出(たまで)は大阪市内の地名なのだ。
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「トリオⅡ」を聴いて気に入って(過去記事はコチラ)、遡って聴いた「Trio」。ドリー・パートン、リンダ・ロンシュタット、エミルー・ハリスのソロ・アルバムは最低でも各一枚ずつは持っているのだけど、あまり聴きこむことがなく、3人が寄ったこの美しいハーモニー・アルバムを好んでいる。

ジャケットの3人は、コテコテのカントリー・ルックスだが、音のほうはそれほどでもなく、本作も続編もフォーキーで簡素。アコースティック・ギターにダルシマー、マンドリンの他、管弦楽器などによる抑制のきいたアレンジ。3人のハーモニーも粘り気を強調せず、それぞれの個性に合ったソロを、他の二人が引き立てる。

リンダ・ロンシュタットは、フレンチ・カナディアンのケイト&アンナ・マッギャリグルと親交があるようで、共演もしている。ここでは、マッギャリグル姉妹の傑作ファーストアルバム「love over and over」から⑨「I'VE HAD ENOUGH」をカヴァー。こちらも美しい仕上がり。
また、エミルー・ハリスはアイリッシユのドロレス・ケーンと交流があるようで、ドロレスがコンテンポラリー・アルバム「ソリッド・グラウンド」で歌った「嘘をつく声」は、こちらでエミルーが先に⑥で歌っている。リンダ・トンプソンの曲だが、同じ曲でもアレンジや演者によって、異なる絵が見えてくるから面白い。
アーシーでロマンティックなアルバム、と言えばいいかな。
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Straight From The Heart/アブドル・アジーズ・エル・ムバーラク

TVで、世界遺産に登録されているイエメンの首都、サヌアの市街を観ていたら、行ってみたくなった。なんとも美しい街並み。最近、アラブが呼んでいるな~。
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こちらは、そのイエメン共和国から紅海を隔てた近国、スーダンのアブドル・アジーズ・エル・ムバーラクのライヴ盤。過去に記事紹介したコチラの作品がきっかけで、'90年代に購入しました。

楽団は弦楽器群にサックス、エレキ・ギター、アコーディオン、タブラなどで構成。河内音頭のようなグルーヴ感が気持ち良く、たまらないのだ。
しかし、その後、アブドル・アジーズ・エル・ムバーラクの新作情報はまったく聞かれない。調べた限りCDリリースは途絶えているようだ。これは、政治情勢不安のためだろうか。

YouTubeで、TV局のスタジオで歌う彼の比較的最近と思われる彼の姿を発見した。年をとったせいだろうか、口パクのためか、絶頂期のライヴは一度も観たことがないものの、明らかに当時より精彩を欠いたような浮かない表情に見えた。
CD制作だけが活動の全てではないが、思うようにアーティスト活動が出来ていないのではないか、と憶測してしまった。

↓永遠の名盤
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YOKO ELEGANCE 渚ようこの華麗なる世界

雨が降って快調快調。ジメッとしているほうが体にいいのだ(笑)

おやぢさんが既に記事にされている渚ようこさんのミニ・アルバムを、僕も購入しました~
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横山剣さんのプロデュース、クレイジーケンバンド演奏。それはもう昭和×2のゴージャス世界。
この、ようこさんの一見、無機質な歌い方がいいんですよ~。クレイジーケンバンドのグルーヴサウンドにシレッとのっかる。そして、ときに意表をつく表情。それがオーバーでちょっと笑えたり。♪モナムール、で普通は唸るか?(笑)

今度はフルでも聴きたいな。後半のカラオケはいらないかな、と思ったり。老舗のキャバレーで歌ったDVDもあるそうで、視覚的にもかなり興味がある。彼女の写真はどれも、あさってのほうを向いていて、どんなお顔なのかよく分からないから。
オフィシャルサイトを覗くと、新宿ゴールデン街にお店があるそうだ。いちど行ってみたい。

a kiss to the world/ハリス・アレクシウ

やっぱり5月は花粉症にかかる。イネ科に弱いのだ。鼻炎にかかってイライラする。梅雨に入って湿度が上がればラクになるんだけど。
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今年の僕の上半期ベストCDの1位はもう決まっていて、去年暮れにギリシャから取り寄せたハリスの'07年にアテネの野外円形劇場で行われたロケーションも抜群のライヴDVD+CD。素晴らしい内容だった。
今年のハリスは、6月にボストン・ポップス・オーケストラと共演するそうだ。是非また、ライヴビデオを出して欲しい。

こちらは'97年発売のライヴアルバム。フィリップスから世界デビュー後、ライヴCDとしては2枚目。前作のライヴより選曲のせいか、ややリラックスした雰囲気が今作の特徴だろうか。斬新なエレクトリック・サウンドだったアルバム「祈りをこめて」からの曲も、バンド・アレンジでナチュラルに再現される。
ブックレットはとても豪華で、世界ツアー各地でのライヴ・ショットが満載。

しかし、ギリシャやトルコ、アラブ圏の歌手は、あんなにコブシを回して、相当喉を酷使しているように見えるが、消耗しないのだろうか? ハリスなどは連日、コンサートをやっているそうだ。信じられない。
本作以外から。

ルンバの神話

先日、ネットオークションで取引きした相手が、めちゃ近所の方でした。近所といっても面識もなく、取引き以後、交流が始まるわけでもない。遠くて近い人、近くて遠い人。人の縁とは不思議なもので。
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廃盤のオーディブックを安値で購入。「ルンバの神話」。
意識的にラテン音楽を聴くようになるまでの、僕のルンバのイメージといえば、井上陽水さんの「リバーサイド・ホテル」(この曲、♪チョッコレート、チョッコレートは明治~、に似てません?)くらいでしたが。

ルンバといえば、ほとんどクラベスが叩くリズムが基本になっているようだ。ノリのいいダンス曲になるとティンバレスが用いられる。クラベスとルンバのリズムの説明はコチラ

ルンバは1930年代のドン・アスピアスの「南京豆うり」の大ヒットがブームのきっかけらしい。これはカリのラシーヌVo.5にも入ってました。
オマーラが2004年に出したアルバム「愛の花」の1曲目に歌っていた「タブー」も、アントニオ・マチーンという歌手の1934年録音で聴ける。

ラテンはマイナー・キーも活き活きしているのがいい。全21曲聴くと、先日、焼肉をたらふく食べた時のように、「当分、ルンバはいらない」と思うが、しばらくたつと、また聴きたくなるんだよね~

カレの嘘、彼女のヒミツ

この間、アメリカのクラシック映画「イヴの総て」をレンタルして観たのだが、コレ、深夜放送で観たことあるやつだった。
このDVDの返却期限日の夜が、物凄い雷雨で。車のない僕は、近所のツタヤまで徒歩で出かけるしかなかった。ピカピカゴロゴロ~、怖ぇ~! 稲光の包囲網をかいくぐり、次に借りて帰ったのがコレ。
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カーリーの曲が随所に流れる作品と知り、「カレの嘘、彼女のヒミツ」(2004年)を鑑賞しました。
登場する母娘がカーリーの大ファンで、母は離婚時に「幸福のノクターン」をカーステレオで流し、ヒロインの娘は寮のトイレで「私を愛したスパイ」を絶叫する。

映画内容について少し触れると(ネタバレあり)、一風変わったストーリーで、TV局に勤めるヒロインが、出張に行った彼氏が置き忘れていった電子手帳を覗いてから、浮気の疑惑が深まり、相手の女を取材と偽り調査する、というもの。

ヒロインに感情移入しづらいのが、大きな欠点だ。幼少時の両親の離婚が、男性に対して慎重になりがちな彼女の人生観を育んだとはいえ、あまりに強迫的な交際相手への疑心に、観客はドン引きして次の問いをヒロインに差し向けたくなる。「カレに直接、問いただせば?」
加えて、TVトークショーの内幕をからめて描かれるが、どうもエゲつなくていただけない。

けれど、観点を変えると面白い部分に気づく。この物語は「ハッピーエンドの主役になりきれない」人物がヒロインなのだ。スクリーンに出ずっぱりのドタバタのカップルが、元の鞘におさまらない展開は、ラプコメディーにしては珍しい。ブラックだ。
ラストは「ワーキング・ガール」をパロったように、ヒロインは成功への駒を進める。そしてカーリー・サイモン本人と会い、感激のあまり気絶する。ヒロインの母もカーリーと話が出来て、同じく気絶(笑)

カーリーの演技が見られる、珍しいフィルム。しかし、本人役のチョイ役とはいえ、これは難役だと思うよ。だって、カーリーが素敵な女性じゃなかったら、エンディングは成立しえないし、鑑賞後の清涼感も得られなかっただろうから。

All Heart No Roses/ショーン・ケーン

地震、怖いですよね。阪神淡路大震災のとき、自分は大阪南部で一人暮らしをしており、震度4の揺れは、被害こそなかったものの、充分恐かった。
揺れた瞬間、思わず「誰か!」 と叫んでしまった。しかし、その誰かとは誰そ?
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こちらは、アイリッシュ・トラッドの女王、ドロレス・ケーンの実弟、ショーン・ケーンのソロ・アルバム。新品を割引価格で販売していた時に購入。
スナップ写真を拡大したようなジャケが、いかにもローカルっぽくてイマイチですが、しかし、姉ドロレスそっくりですね。

そしてそのヴォーカルも、喉に負荷をかけてアクセントを置くようなコブシが、ドロレスをそのまま男声に替えたよう。やっぱり似てる。
姉ほどの風格は感じさせないものの、無骨にならない純度の高い声が響くアイリッシュ・フォーク。メンバーは、そうそうたるもので、バックボーカルに姉、ジョン・フォークナー、アコーディオンのダーモット・バーン、ブズーキのアレック・フィンなど、申し分のない演奏。ショーン自身とジョン・フォークナーの共同プロデュース。トラッドが半数。選曲はドロレス・ファンの方なら、まったく違和感感じないと思います。

ショーンのヴォーカル資料が見つからず。以下は姉のリード・ヴォーカル。その後ろでフルートを吹いているのがショーン。
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若き緑の日々/サイモン&ガーファンクル

S&Gは、7つ上の姉が持っていたレコードで親しんでいました。僕が聴く頃には、すでに解散していましたね。
S&Gとのめぐり会いは他にもあります。小学生時代、卓球部だった僕は、中学校ではテニス部に入部。しかし、1年生は先輩の球拾いばかりさせられると知り、下積みがイヤで即退部(笑) その後、ギター&マンドリン部へ転部したのでした。
ギターとマンドリンは、姉のお下がりで。そして教則本に何かと取り上げられていたのが、S&Gでした。
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CDで持っているのは、これだけ。いつか、紙ジャケで買い直してみたいんですけどね。ジャケットの二人は、ホンモノのS&Gではないような気が。

教則本で見かけるのは「サウンド・オブ・サイレンス」。これが一番、彼らの楽曲の中では弾きやすいほうじゃないかな? 「冬の散歩道」とか好きなんだけど、これは難易度高過ぎ。
ドラムがスピーカーの片側から聴こえるなんて、今時のサウンドでは有り得ないんじゃないかな。「サウンド・オブ・サイレンス」は、当人の了解無く、バンド・サウンドに仕立て上げられたそうだ。

「59番街橋の歌」「アメリカ」「ボクサー」あたりなんか、好きでした。いま、久しぶりに再生しているんですが、「水曜の朝、午前3時」も、地味だけど瑞々しくていいですね。
「明日に架ける橋」は、当初2コーラスまでだったと、BSの特集で知った。3コーラス目の「銀の少女」は、9.11後のキーワードとなった。

1. アイ・アム・ア・ロック
2. 早く家へ帰りたい
3. アメリカ
4. 59番街橋の歌
5. 水曜の朝,午前3時
6. コンドルは飛んで行く
7. 動物園にて
8. スカボロー・フェア/詠唱
9. ザ・ボクサー
10. サウンド・オブ・サイレンス
11. ミセス・ロビンソン
12. キープ・ザ・カマタマー・サティスファイド
13. ソング・フォー・ジ・アスキング
14. 冬の散歩道
15. いとしのセシリア
16. 旧友(ブックエンドのテーマ)
17. 明日に架ける橋

あしび/ネーネーズ

大阪は終日の雨。なんだか気分も停滞気味。なにか陽気な音楽はないかなー。
最近は旅をしていない。2年前の今頃は、石垣島へ一人でぶら旅したっけ。すでに真夏日のような暑さで、さとうきびがなびく誰も居ない道をテクテク歩いたのが懐かしい。
深夜、海辺の宿で寝付けずぼんやり横になっていると、汽船発着場あたりから三線の音が。窓から見下ろすと若者がベンチに集って唄っていた。・・・
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こちらは、おやぢさんが記事で取り上げられていたネーネーズの「あしび」。中古で購入(400円)。まだ、聴き込んではいませんが・・。
沖縄の音楽は、どちらかといえばワールド系興味の一環で聴いていて、喜納友子さんがが唄う「すべての人の心に花を」が好きでした。

ほとんどの歌に訳が付いています。それほど言葉が違う。③「赤花」は、花に自分の心象風景を託す、フォークソングっぽい感じが好きです。自分を語らずに、目に映った自然事物を淡々と描く詞って、グッときます。④の「あしび」を聴いていると、ガムラン音楽がよぎった。
⑧「ノーウーマン ノークライ」はなんとボブ・マーリーのカヴァー(本家は未聴です)。家族的で微笑ましい仕上がりに。
⑨「ましゅんく節」。きれいなメロディーだな、と思ってクレジットを確認すると民謡でした。やっぱり洋の東西問わず、トラッドが好きみたい(笑)
沖縄の音階について、少しだけ調べてみました。→コチラ

華麗なるヒッチコックの世界+ラロ・シフリン作品集

そういや、すっかりカテゴリー「めまい」の記事がストップしたまんまになってしまった。ヒッチコック映画は大好きなので、いずれまた続きを書きたくなるかもしれませんので、そのまま残しています。
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サントラについては、「めまい」については既に過去記事にありますが、こちらは以下の作品集。

1.北北西に進路を取れ
2.ヒッチコック劇場
3.めまい
4.マーニー
5.サイコ
6.レベッカ
7.裏窓

ヒッチコックのサントラは何枚か持っていますが、特にこのCDでは「裏窓」の収録が目玉。クレジットにも世界初収録と記されている。「裏窓」の作曲者はフランツ・ワックスマンで、軽妙なジャズ・テイストが、他のヒッチ作品では聴かれないもので、物語の愉快なスリルと合わせて、お気に入りだった。映像のグレース・ケリーの美しいこと!

「ヒッチコック劇場」のテーマはグノー作。ヒッチ作品には時々、クラシック曲の選曲がなされるが、ヒッチ自身によるものなのだろうか。映画「ロープ」では、殺人を犯したピアニストが、プーランクの「無窮動」をシーンで弾き、その律動感に心の動揺を映し出させた。こうしたディテールに皮肉が効いて心憎いのだ。

「サイコ」は、深夜放送で、思わず惹き込まれてしまったヒッチのサイコ・サスペンスで、バーナード・ハーマンの弦のみのアンサンブルが強烈なインパクトを与える。現在でも、TVのバラエティーの再現ドラマ等、ショックシーンに効果音として引用されている。

「めまい」は、もっとも僕が憧れるハーマンのスコアで、スコア本を購入したいのだが、とても高価で今は入手を断念。でもいつかそのオーケストレーションの秘密を紐解いてみたい。

他に指揮者自身による作品、「ダーティハリー」「スパイ大作戦」なども収録。
以下は「サイコ」より
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ロング・ジャーニー・ホーム/メアリー・ブラック、ザ・チーフタンズ他

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こちらはアイルランド系アメリカ人の歴史を描いたドキュメンタリーTVのサントラとして、ザ・チーフタンズのパディ・モローニがプロデュースした作品。参加アーティストは、メアリーの他、エルヴィス・コステロ、ヴィンス・ギル、ヴァン・モリソンなど。

購入動機はもちろんメアリーの③「パディの嘆き」。これは、彼女がデ・ダナン在籍時、アルバム「アンセム」で歌っていたトラッドで、新たな編曲によって歌い直されている。さすがに円熟の歌唱だ。(以下、デ・ダナン時代の同曲映像を発見!)

壮大なスケールで感動を呼ぶのが、ヴァンの①「シェナンドア川」。この歌は、ここで初めて知ったのですが、相当有名なトラッドだったんですね。大貫妙子さんも歌っていました。ヴァンの歌唱で親しんだ後、いろんな歌手がカヴァーしているのを聴いて、あれ?節回しが違うな、と思い続けた結果、ヴァンだけが、大きく違っていたことを認識(笑) ゴスペル隊を従えて、ソウルフルに歌い上げています。


♪「パディの嘆き」より抜粋(訳:五十嵐正氏)

それで、僕と100人以上の連中が
アメリカに向かって海を渡った
僕らは一財産築けるぞ。みんなそう思っていた
ヤンキーの国に着いたら、彼らは僕らの手に
むりやり銃を持たせた
「アイルランドの連中よ、おまえらはリンカーンの
ために戦いに行かねばならない」

マー将軍は僕らに言った。
撃たれたり、足を無くしたりした奴は
一人残らず年金を受け取ることができると
そして僕は片足を無くしたんだが、
彼らは木の義足をくれただけだった
神に誓ってもいい。
僕はおまえらに真実を話しているんだ
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Deserted Villages/ヨルゴス・ダラーラス

ゆうべ焼肉店に行ったとき、初めて"My 箸"を使いました。店員さんにチラッと見られたけど、別に食材まで持ち込んでいる訳じゃなし、問題なし。箸は百均ショップで購入。マスカットの柄入り(笑)
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これは、国内盤では「寂れた村」と題されたギリシャの男性歌手、ヨルゴス・ダラーラスの'06年作。

ハリス・アレクシウに惚れた僕は、彼女と同年代の大物歌手ヨルゴスにも興味を持ち、かつてベスト盤を購入してみましたが、どうもハリスの影がチラついて、ハリスの男性版みたいにしか聴こえず、そのまま疎遠になっていた。
先日、MM最新号のレビューに、この作品が取り上げられていて、アルバニアのアコーディオン奏者がアレンジを担当し、バルカン風味が施されていると知り、再度挑戦してみることにした。

このアルバムをきっかけに、ようやくヨルゴス・ダラーラスが好きになりました。(ベスト盤って、トータル性に欠けるから、その点かえって初心者向きではないかもね。)
アルバニアの音楽、といってもピンとこない僕。バルカン音楽といえば、ハリスも取り組んでいて、僕は大のお気に入りだった。
そのアルバムがこちら↓「酸っぱいチェリーと苦いオレンジ 」
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ヨルゴスの本作品も、ロックっぽい1曲を除けば、ほぼアコーディオン、木管楽器、弦楽器の編成によるアコースティック・サウンドで、彼のコブシがしなやかにうねるうねる。ほとんどマイナー・キーだが、打楽器の躍動感や、クラリネットのオブリガートがエキゾチック。これを機にバルカン音楽も、もう少し探りたいね。
本作以外から。

オマーラ・ポルトゥオンド&マリア・ベターニア

今夜は20年来の元バンドの友人と焼肉を食す。風呂前なので、まだ体が焼肉臭いわ(笑)

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先月は散財したので、今月は手持ちのものを細々と記事にします。
先月購入CDで、まだ書いていなかったのが、このアルバム。キューバの70代の歌姫、オマーラ・ポルトゥオンドと、ブラジルのカエターノ・ヴェローゾの実妹、マリア・ベターニアの共演作品。
当初は、レコーディング風景など収録されたDVD付きのものを注文しましたが、金欠の為、通常盤購入に変更。

カーリーといい、ちょっとブラジルづいていますが、こちらは正統派のラテン・アルバムで、予想よりは簡素な、ピアノあるいはギターを基調(バンドもあり)とした渋い内容で、二人の歌唱は一点の曇りも無い堂々たるもの。
言語の違いもあってか、共演といっても、デュエットよりは、交互に歌う形態。それぞれが自国の曲を持ち寄る。

オマーラの伸びやかで艶やかな歌唱は、相変わらずだ。この人の歌を聴くと、ほんとに歳って関係ないよな、と思う。本人としては、いつも通り淡々とやっているのだろう。
マリア・ベターニアの声を聴くのはこれが初めて。兄のカエターノのアルバムはそこそこ集めていますが。ハスキーな低音で、ある意味、兄よりも男性的な印象。

最近買うアルバムはどれも当たりが多くて。しっとりと風通りの良いサウンドに、理屈ぬきに耳を傾けています。

続 this kind of love/カーリー・サイモン

カーリーは本当にカッコいい。新作「this kind of love」は聴けば聴くほど、成熟さを実感する。60代の女性に「成熟」なんて表現は失礼かな。驚くべきは、さらに進化していること。

一聴した時点では、作品の遠心力が強すぎて、すぐにはアルバムの性格が掴めなかった。楽曲がいつもより難しいかな、と思ったが、少しずつカーリーらしさが見えてきた。
カーリーの書くメロディーはナチュラルだが、コード展開に意表を衝かれることがある。(どなたかのサイトで「コード進行がユニークなのが、スティーヴィー・ワンダーとカーリー・サイモン」と書いておられた。)

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1. This Kind of Love
2. Hold Out Your Heart
3. People Say A Lot
4. Island
5. How Can You Ever Fogert
6. Hola Soleil
7. In My Dreams
8. When We're Together
9. So Many People To Love
10. They Just Want You To Be There
11. The Last Samba
12. Sangre Dolce
13. Too Soon To Say Goodbye

④は息子のベン・テイラー、⑧は娘のサリー・テイラーからの提供曲。⑪は共同プロデュースを務めたジミー・ウェッブ作。ちなみに他の共同プロデューサーに盟友のフランク・フィリペッティ。
③のラストに使用された映画「イヴの総て」は、名作と知りつつ未見なので、今度レンタルしようと思う。いわゆるバックステージものだよね?(演劇マンガ「ガラスの仮面」でいうと、北島マヤの後釜を狙う、乙部のりえみたいなもんか?)

この新作の特筆すべき点は、音響の素晴らしさ。最高のエンジニア・スタッフが揃っているのだろう。ソリッドかつマイルドなサウンドが、楽曲をより魅力に仕上げていると思う。
たとえば⑥は今作の一つの目玉だが、サンバのリズムが泥臭いどころか、都会的な彩りに。ラテン・パーカッションは、木材系の軟質な楽器を前面に、硬質なティンバレスは遠景に配置している。

'80年代アルバム「Have you seen me lately?」から組んでいる、キーボーディストのティーズ・ゴールを、カーリーは気に入っているようだ。特徴をうまく言えないが、主旋律に相対するようなセンスのいいアレンジ。

バラードは、ナイロン・ギターでラテン風味をちりばめて。リズムカルな曲との曲順バランスもいい。
いわゆるポップ・アーティストが数ある音楽ジャンルから、この度はラテンを選んでみました、というような片手間な安直さはなく、ドラム・セットをほとんど排しながらも、むしろロックの延長にあるかのような先進性を感じた。

いやぁ、枯れて渋くなるどころか、より洗練されていく彼女。1日にはニューヨークのスタバでライヴがあったんだよな。聴きに行きたいよな。彼女は飛行機嫌いで、まず来日は有り得ないだろうから。
ファンとして気になるチャートは、最近作のカヴァーに比べて、やや出足は鈍かったものの、発売後から評判が上がったのか、アマゾンUSでは10位前後にのぼりつめた。

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プロフィール

 シャケ/YASUHISA

Author: シャケ/YASUHISA
男性 昭和40年代生まれ

愛猫カオ(ロシアンブルー)と同居
常にマイブームがないと生きていけない

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