this kind of love/カーリー・サイモン

カーリーの新譜の発売日、ということで喜び勇んでタワレコまで出かけました。今日は暑かった~。

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オリジナルとしては8年ぶり。カヴァーもいいけど、やはり自作の歌が好きなので、首を長くして待ってました。
ブラジル音楽のテイストが入っている、との前評判通り、サンバやボサ・ノヴァの曲が随所に。でも、全体的には、そんな型にはまった感じはなく、やはりいつものカーリー節といった印象。
8年前もそうだったけど、カーリーはリズムというものに、より高い関心を持っているように思える。表向き、ブラジリアン・テイストだが、前作「ベッドルーム・テープス」でもリズム・アレンジがユニークで、むしろこの延長で、今作のスタンスがあるような。

ベタつかない隙間のある風通しの良いサウンドがとても気持ちいい。①の表題作は、アルバム全体の性格を表しているかもしれない(PV、以下貼り付け)。
困ったのが、③の7分にも及ぶ「people say a lot」だ。ラップ調なので、訳さないとチトきつい。エンディングで映画「イヴの総て」のセリフが挿入される意味を解くためにも、これは歌詞理解が必須。うーん、誰か訳して~(あくまで他人まかせ)。

2回通りしか聴いていないので、また続編を書くかもしれません。心配したヴォーカルの衰えを感じさせない、充実したフィーリングの風合い。

アン・ドゥ・トロワ・ソレイユ/ラシッド・タハ、ハレド、フォーデル

管理人宛てに面白いブログです、とメッセージいただきました。駄洒落やギャグかましてないのに、そう感じてもらえるのはちょっと嬉しいですね。

ハレドのライヴ(CD+DVD)盤を買いました!

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やっぱりハレドはライヴがいい。花博で生ライヴを体験してから、すっかりハレドのコブシの虜。
この作品は'98年、フランスの総合体育館で行われたもの。ジャケ写の向かって左から、ラシッド・タハ、ハレド、フォーデル。僕のお目当ては当然ハレド。両隣の二人の歌を聴くのは、これが初めてです。ハレドは自らの社会批判の歌が元になったアルジェリアの大暴動から、90年代にフランスに逃れている。

国内盤の新譜だが、約10年前の映像だから、古めかしいのでは?と、いったんは購入を躊躇ったが、買って良かった~。3人揃っての名演。
一番若いフォーデルは、予想を上回る歌唱力で、その甘いルックスと笑顔のステージングから、相当な女性ファンがいそう。解説によれば「アメリ」に主演していた女優(ダビンチ・コードにも出てたね)と交際中だとか。
ラシッド・タハはいかにもロック・シンガーのパフォーマンス。音域は他の二人より狭そうだ。

そしてなんといっても、主役はハレド。コブシがどっしりして、しかもしなやか。アラブ音楽だと、ロック・サウンドが自然に受け入れられてしまうから不思議。
ミュージシャンも豪華。エジプトの弦楽団、ブラス・セクションが大活躍。特に弦のアラブなオブリガードがたまらない。
映像と音楽が微妙にズレているのが惜しい。酔うほどではないが。

ハレドの最近作は、サウンドが軽めなのが、やや物足りなかったので、久しぶりに大満足。ボーナス映像では、楽屋にスティングが訪れていた。
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プレイバック・シリーズ/山本リンダ

子供時代の古いアルバム写真をめくると、川べりでリンボー・ダンスのマネをする自分の姿が・・・(笑) TVっ子だったもんなぁ。

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やっぱり阿久悠先生はすごい。この間、TVで偶然「狙いうち」のモノマネを見かけたとき、その歌詞が耳を捉えて離さない。♪今に乗るわ玉の輿~
今時のつまんない日記読まされてるようなJ-Popには有り得ない表現。このオーバーさ、いいね。
彼女のキャラクター作りとして、「女闘牛士」が一つのイメージだったんじゃないかな。メラメラ燃えさかるイメージ。歌詞にもそんな語彙が多い。

個人的に、サンバの軽快なリズムに秀逸なメロディーの「燃えつきそう」がいい。
♪危ない女だと ウワサはほんとだよ~

ジューシィ・フルーツがカヴァーしたら、とっても似合いそうな「きりきり舞い」。
♪ハラハラさせてごめんね いい子でなくてごめんね 浮気グセが直らないのよ~

一語一語カタコトっぽい発音が、明快な歌謡メロディーと相俟って、強烈なインパクトになっている。「ヒッ」というブレス音も、激しさを演出して効果的。

一人掛け合いが笑える「奇跡の歌」
♪信じる~、信じな~い どっちなの~
ホラホラ奇跡がおこ~る 信じる人におこ~る 信じなさ~い
(歌詞は聴き取りです)

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続 25周年ベスト・アルバム/メアリー・ブラック

その昔、南こうせつさんがメアリーの歌に惚れて、アイルランドまで行ってメアリーと共演する、という番組がBSで放映され、かぶりつきで観た記憶がある。
こうせつさんは、メアリーのケリーにある新居に訪れて、メアリーに鮭料理を振舞ってもらっている。うらやましい~。ライヴでも共演してる~っ、僕も仲間に入れてほしい~! しかもダブリンの実家に立ち寄って、メアリーの母パティと、妹フランシスの前で「神田川」を唄ってらした。その輪の中に入れてくれ~!

さて、予定通り、メアリーのベスト盤レビュー、後編です。

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【Disc2】
1. No Frontiers
先日の記事でも取り上げたジミー・マッカーシーの大名曲。不思議な歌ですよね。2コーラス目からメロディー展開していく自由な曲想が、まさに果てしない感じ。
作者ジミーの歌唱も聴きましたが、全く違う節回し。メアリーは素直な歌唱法だが、聞き比べると解釈を如何に自分のものにしているかが分かる。ただカヴァーしているだけのシンガーじゃないのだ。

2. Still Believing
トム・ムーアの作品。この人のソロも一枚だけ買ったが、男性シンガーは結構武骨系の歌唱が多くて。やっぱりメアリーのヴォーカルが親しみやすいなぁ。

3. Once in a very Blue Moon
これは、リミックス。さんざん聴いた名曲だけに、感慨深いものが。後に、先に唄ってたナンシー・グリフィスのアルバムも買ったのですが、気に入らず売却。ナンシーは共演モノのほうが映える。
アイルランドのリマリックにある小さなレコード店で、この歌のライヴ・バージョンをカセットで発見して買った。現在は、未発表ベストCDに収録されている。

4. Only a Woman's Heart
エレノア・マケヴォイ作。彼女はフィドル&キーボード奏者として、メアリー・バンドに一時期在籍していた。エミルーとのデュエット・バージョンもあるが、そちらが入ってなくて良かった(笑)

5. Don't Say Okay
ドーナル・ラニーがプロデュースしたアイリッシュ・テイストが絶妙に発揮されたフォーク・ポップ。ドーナルさんは沖縄在住で、アイルランドと行ったり来たりだとか。作曲者のシェーン・ハワードさんは、メルボルンのメアリーのライヴ後のパーティに潜入した時(僕は、メアリーのストーカーか?笑)、この曲を自らギターで歌い始め、みんなで合唱。パーティは午前4時まで続き、入国したばかりの僕はクタクタ。

6. As I Leave Behind Neidin
これは、表記が無いですが、リミックスでは? 明らかに音質がオリジナルと違っています。まるでトラッドのような風格の曲は、ジミー・マッカーシー作。

7. Your Love
現時点での新作オリジナル「フル・タイド」は、トータルよりも、好きな曲毎に繰り返し聴いていたが、中でも、メアリーと息子ダニーのこの共作は、初のソングライティング挑戦にも関わらず、出色の出来。母思いの実直さが伝わる。

8. Columbus
ノエル・ブラジルによる傑作。ライヴDVDでは、この曲がベスト・トラックだった。移民の希望をコロンブスに託した幻想的な歌物語。たゆとうような曲調。

9. Bless the Road
スティーヴ・クーニー作。スティーヴさんは親切な方で、個人的に思い入れもあります。二度目に会ったときも、僕のこと憶えてくれていて嬉しかった。(そりゃ、オランダやオーストラリアまで聴きに行く東洋人って、僕だけだったし)

10. Adam at the Window
これは、緑の大地アイルランドのイメージにぴったりハマる、日本でもシングルカットされた曲。このメロディー、歌うのは難しいはずなんですが、彼女は完璧に歌い上げています。

11. Anachie Gordon
初期の初々しい声。6分台の大曲ですが、集中力を損なうことなく、切々と高らかに歌っています。トラッドのなかでも名曲じゃないですかね。

12 Flesh and Blood
シェーン・ハワードのカラッとしたストレートなメッセージ・ソング。アルバム「ホーリー・グラウンド」収録で、オープニングの「Summer Sent You」からこの曲に続く流れが好きでした。

13. If I Have To Go
ボーナス・トラック。トム・ウェイツってこんな素敵な曲書いてたんだ。メアリーは、私的にはいろんな音楽を聴いてそうですね。エンディングにふさわしいララバイ風。
今回のボートラは2曲とも、ピアノが常連のパット・クロウリーじゃなく、別の人でした。キーボード奏者が変わると、テイストが随分違うねぇ。

こちらの映像は、資料用に撮影されたんでしょうか。芝公園スタジオで収録された来日時の「Once in a very Blue Moon」
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25周年ベスト・アルバム/メアリー・ブラック

27日の発売日より1週間早く、メアリーのベスト・アルバムを国内盤取扱いのTHE MUSIC PLANTさんから直接取り寄せました。会いたかったよ~メアリー!
このベスト、過去のベストとの違いは、祝賀的なコンセプトを反映したためか、マイナー・キーの哀感ある歌は選曲されていません。また、過去の名曲がリミックスされ、さらに全リマスターされていて、曲の配列もなかなかいい感じです。加えて2曲のボーナス・トラック。
アイリッシュ・フォークにポピュラリティーを持たせた女性シンガーとしての彼女の功績は大きく、現在でも本作品はアイルランドのチャートの1位を獲得しているそうです。
メアリー、25周年おめでとう!!

そこで、以下ファンの一人として思い入れたっぷりの個人的解説を2回連続で。

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【Disc1】
1. Katie
いきなり、リミックスされた音が新鮮。音がより立体的に、ヴォーカルを前面に押し出している。ヒット・シングルで、カラオケでもNO.1だったらしいが、アイルランドでカラオケ? パプの生演奏のイメージが強いもんだから。ソプラノ・サックスが美しい。

2. Past the Point of Rescue
本アルバム中、唯一のマイナー・キー。でも、ノリのいい曲で、メアリーはライヴでも飛び跳ねて歌っていた。作者のミック・ハンリーのアルバムをこの間買ったのですが、かなり武骨なヴォーカルでしたね。

3. I Will Be There With Paul Brady
ポール・ブレイディとのデュエット。解説によるとポールはオーストラリアから回線を使ってのレコーディングだったとか。ポールのヴォーカルって筋金入りですよね。

4. Sonny With Emmlou Harris and Dolores Keane
ドロレスとエミルーも参加。カントリー・テイストが入って、懐かしい感じです。メアリーのキーに合わせてあるような気がします。

5. Carolina Rua
これは、個人的にフェアグラウンド・アトラクションのイメージと重なる。カウベルを使った軽快さが楽しい曲。ライヴでの定番曲。

6. Bright Blue Rose
これはロッテルダムでの聴衆のリアクションが良かったのを憶えている。みんな一緒に歌いだした。僕の好きな2部形式の曲。

7. The Land of Love
ノエル・ブラジルの死後、彼の作品を主に取り上げた最新オリジナル「フル・タイド」から。個人的にあまり思い入れはないですが、音楽的には「Summer Sent You」に近いイメージかな。

8. Song for Ireland
なんと、これは別テイク・バージョン。同時期でもテイクの違いで随分印象が変わるものだ。後半からフィドルがフィーチャーされるアレンジも新鮮。初期の彼女は、語尾が多少揺れる傾向にあった。今や堂々たる歌唱だ。

9. By The Time It Gets Dark
こちらはリミックス。アルバム「暗くなる前に」から主にリミックス・チョイスされている。リバーブが深くかかっていたのを、ヴォーカルの輪郭をクリアにして、前面に出している。古い音源を最大限高品質に仕上げている。

10. Babes in the Wood
フォーク・ジャズというべきニュアンスの曲。コンガやギターのピッキングが効果的。こうしたメアリー・バンドの、スネア・ドラムを外したリズム・セクションが好きだった。

11. Wonder Child
メアリーにぴったりの母性的なバラード。彼女の声がきれいなだけじゃなく、たくましさをも感じさせるのは、現実に子育てを経験しているからだろうか。

12. Summer Sent You
これは好きな曲。最後の男性のシャウトが、歌の物語を爽やかに印象づけて効果的。フィドルとビブラフォンも清涼感あって素敵。

13. Rose of Allendale
デビュー盤のメアリーはまだ、細高い声だったが、トラッドを無垢に唄うさまが初々しい。

14. Sweet Love
これはボートラなんですが、新境地なのでは? ロバータ・フラックのような気品のあるソウルな歌い口に、ゴスペル風のハーモニーの波が! 息子ダニーとの共作。ちょっとこの路線で新作アルバムなど作ってほしいですね。

「Katie」を歌うメアリーの最新映像が、コチラからオンデマンドで観られます。

雨に唄えば オリジナル・サウンドトラック

物事がうまくゆかず、一人でぼやき始めると、飼い猫がとばっちりを避けて、後ろからすーっと逃げていく。察しがいいじゃないか。

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セリフの途中から、やにわに歌い出すミュージカル映画は、あまり好んで観ないが、観ていてこちらまでウキウキ・ウットリするものもある。そのうちの1本が「雨に唄えば」。一度しか観ていませんが、気に入ってサントラ購入したCDがこれ。
サントラ盤は、買ったものの、年月が経過すると、手元に置いておくほどの価値を感じなくなって中古に売り払うものも多いなか、この盤は、ずっと残っています。

ミュージカルは、基本的に明るいコンセプトのものがいいですよね。ずっと昔、「雨に唄えば」に影響されて作ったオリジナル曲をライヴで演じたことがあります。傘を持って♪(笑) ああ、今思えば恥ずかしい~。でも、ちゃんと僕なりに振り付けも考えたり、照明さんもレインボーチックな灯りくれたりして、楽しかったな。

全10曲は、どれも好きな曲ばかり。表題曲の①を始め、ジーン・ケリー、ドナルド・オコナー、デビー・レイノルズが意気揚々と歌い上げる⑥「グッド・モーニング」、ジーンとドナルドのテンポの速い掛け合いが楽しい⑧「モーゼス」等々・・・

タップ・ダンスかアイリッシュ・ダンスも習ってみたいけどなぁ。もろ影響受けやすいね~(笑)

アスマハーン アラブ歌謡の伝説

バターが品薄だ。ひょっとして個人消費量の問題なら、僕のせいだ。バターをベチョベチョに塗りつけたトーストを食べるのが好き。

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このCD、今日届きました。もうお金無いんですが、2割引と知り、今のうちにと購入クリック。ほんとに来月こそは、自重しようと思う。

26歳で亡くなったアラブの歌姫、アスマハーン(1918-1944)のこのアルバムが欲しかったのは、ライス・レコードのサンプラーを聴いて、鮮烈だったから。コブシにどこか悲痛なほどの哀感がこもっていて、耳から離れなかったのだ。

①あなたと過ごした夜
②恋人よ、早く来て
③花の言葉
④美しき世界
⑤良い知らせが着いた夜
⑥幸運な夜
⑦あなたは私の希望
⑧美を作り上げたあなた
⑨広大な愛の美しさ

伝説の歌手らしいが、確かに稀有の歌手だと僕なりに感じたのは、搾り出すような節回しが、本能的な歌い口なのだ。どう歌おうか計算されたものではなく、感情を思わず吐露してしまうような狂おしさ。
サンプラーに入っていた②など、歌詞内容は不明だが、悶えるような絶唱がなんとも甘美で、弦楽器の重厚さが、さらに盛り立てる。
ちょっとこれは、聴いたこともないようなヴォーカル。御簾の向こうに浮世離れした幻想を見るかのよう。
↓スクリーンのアスマハーン。美しい!
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ラシーヌVol.3 マルチニークのクリスマス/カリ

先日、ある芸能人のブログが面白いだの・面白くないだの話題になっていたらしいが、ブログは日課のようなもので、いくら芸能人だからって、毎日が手放しでおもしろ可笑しい訳じゃなし、淡々としていてもいいんじゃないの? 公人も私人も、ブロガーは自分のスペースで自分のことをやっているだけなのだから。

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カリのこのVol.3はずっと気になっていて、オフィス・サンビーニャから購入。Vol.1と2はワールド・ミュージック全盛期で、エピック・ソニーから発売されたので持っている人が多そうだが、この3は少なそうだ。
「ノエル」とサブタイトルが付された本作、文字通りクリスマス・アルバムなのだが、過去作に比べて格段に違いがある。まず、チープなシンセサイザーがなくなって、アコーディオンをフィーチャーした全編アコースティックになった。そして、その演奏に音響的な臨場感も加わって、もっと気持ち良く・心地良くなっている。

マルチニークのクリスマスだから、ほとんど初耳のクリスマス・ミュージックだが、音楽性そのものは従来作の延長で、カリのバンジョーが小気味良い。サービスのためか、「きよしこの夜」や、聞き覚えのあるクリスマス・キャロルも入っていた。

マジック・タイム/ヴァン・モリソン

行きつけのカット屋の店長も花粉症だ。けど、僕は症状が途中から急に軽くなった。「スギからヒノキに変わったからちゃう?」と言われたのだけれど、僕は常にどの花粉にもピーク反応するはず。色んなヨーグルトを食べたり、健康食品を試したりしているので、どの効能か特定出来ないが、どうも割り箸をやめたことが大きいような気がしてならない。考えてみりゃ、竹があんなに白いわけないもんね。
以来、外食する場合、和食の店には行かなくなった。「My箸」を持ち込む人もいるらしいけど、ちょっと躊躇うなぁ。(ご参考まで→コチラ

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ヴァンの新譜はもう出たんだっけ? 聴きたいなぁ。でも、ヴァンのアルバムは一時期まとめて買いすぎて未だにちゃんと聴いてないものもあるから、しばらくインターバルを置こう。

「ムーンダンス」「ヒーリング・ゲーム」がお気に入りだった僕ですが、こちらの2005年作の「マジック・タイム」が次なるお気に入りかな。
この作品、録音がいいと思います。特にピアノの音がきれい。そしてヴァンのヴォーカル・・・もう、唯一無二の個性ですねぇ。この頑固なお声は。

②「ケルティック・ニュー・イヤー」が好きで。トラッド色かと思いきや、エンディングになってからパディ・モローニのホイッスルが入る粋なアレンジ。ヴァンの楽曲って、意外とキュートなのだ。なんだか、しかめっ面のオヤジが、稀にニカッと笑ってくれたような感じ。

本作は、ブルースやジャズ・スタンダードなど、全体的にオールド・タイムな雰囲気だが、懐古趣味的にならないノリのいい演奏。
他に⑥「アイム・コンフェッシン」のジャジーさ、♪グレタ・カルボのように独りでいたい、と歌う⑦「ジャスト・ライク・グレタ」、⑧「ジプシー・イン・マイ・ソウル」、⑨「ロンリー・アンド・ブルー」は、オールド・バーで聴きたいピアノ伴奏とハーモニーが美しい。⑩「ザ・ライオン・ディス・タイム」は、②に近いケルティックな味わいの小品。このあたりがフェイヴァリット・ソング。

Can't Slow Down/ライオネル・リッチー

また、うたた寝してしまった。

先日、ライオネル・リッチーのベスト盤を借りたのですが、やっぱりオリジナル盤で聴きたくなって中古で買い求めました。

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このジャンルに疎い僕の目当ては、「Hello」。
この曲は、記憶に違いなければ、ロマン・ポランスキー監督「赤い航路」の船上パーティのシーンで流れていたように思う。当時、気に入って4度も足を運んだ映画(僕は、酷いほど性と生を描いた作品に魅かれる傾向にあり)だったが、誰の歌かは分からずじまいだった。

ところが、つい先日FOXチャンネルの「アメリカン・アイドル」で、ロック好きの青年出場者がこの曲を見事に歌っていて、「聴いたことがある!」。(この番組自体、アホっぽいと馬鹿にしつつ、つい見てしまうのだが)この時、審査員の一人が「ライオネル・リッチーの曲をうまくアレンジしたね」とコメントしたことで、やっと曲名とシンガーが一致したのだった。

哀愁を帯びたメロディー・ラインと切ない歌詞。今のところついつい、アルバムのラストにあたるこの曲ばかり、リプレイしている。

お宝?珍品?(5)

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メアリー・ブラックの大傑作「ノー・フロンティアーズ」は、3種類持っていまして。それぞれ中身が違うのか?って?
いえ、曲目は全部同じなんですけど。最初に買ったキング盤のプラケースCDに始まり、アイルランド国内盤LP、その後ミュージック・プラントさんが再発してくれた紙ジャケ。音楽ファンじゃなきゃ、理解し難いかもしれませんが、この作品こそ、メアリーと出会った運命のアルバムなのです。これを聴いていなければ、初の単独海外旅行にアイルランドを選ぶこともなかったし、メアリーの事務所に押しかけることもなかった(笑)

このCDをかつて職場の音楽好きの女性先輩に貸したところ、「なんか普通、って感じ~」と、そっけないコメントしか返ってこなかった。
僕も最初はインバクトは感じなかった。けれど繰り返すうちに、「これって、民俗音楽だよな」と感じたのだ。ここにはトラッドは1曲も入っていない。バカラックのカヴァー曲「小さな願い」のサビ、♪フォーエバー、フォーエバー、と歌うメアリーのこぶしにその香りを感じ取ったのだった。
ジャケットも彼女の作品のうち、一番好きだ。美術系の友人もセンスがいい、って褒めていたね。

HELLO BIG MAN/カーリー・サイモン

今月末頃発売のカーリーの新作の試聴がコチラで出来ます。ジャケットもなかなかシックでいい感じ。最初見たとき、シャロン・ストーンかと思いましたよ。30秒ずつしか聴けませんが、サンバのリズムが心地良く、全体的にいい感じです。恐らくカーリーは今後、ソリッドなロックはやらないんじゃないかと思う。

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こちらは'83年作の「ハロー・ビッグ・マン」。プロデュースはマイク・マイニエリ。作品自体は嫌いじゃないんですが、'80年代の特に前半のサウンドって嫌いなんです。このCDも先にLPが出て、あとでデジタル化されたものだと思うけど、妙にスカスカでクリアなドラムの響きは、当時の特徴。僕はこのころにドラムの音が嫌いになったんだと思う。なんか音と音が混ざらないシラける音なのだ。

本作はレゲエ等のリズムに挑戦した意欲作で、ボブ・マーリィの「イズ・ディス・ラヴ」をカヴァー。オリジナル曲も、小粒ながら秀作が多い。先にライヴ盤で聴いていた「イット・ハプンズ・エブリデイ」なんかは大好き。でもライヴ盤のほうが、アコーディオンも入って素敵。
表題作「ハロー・ビッグ・マン」は背の高い父と低い母、両親の馴れ初めを描いたものらしい。爽やかなポップ・チューン。このころはデヴィッド・サンボーンがよくサックス・ソロで参加していた。終曲はレゲエ・リズムが夢遊感を誘う。

Sharon Shannon/シャロン・シャノン

昨日の記事で書いたマスタリング・ソフトの件、早速クリックして買ってしまった。これで、向こうCD50枚は購入控えしなければ。このブログ更新もネタ切れ危うし?(笑) しかし、今月末はメアリー&カーリー&オマーラのディーバ新譜ラッシュ。困ったな~。これらだけは買わないと。

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アコーディオンの音は、いつ聴いても新鮮で古びることがない。僕も持ってるんですが、結構、重いんですよ。鍵盤アコなら、左手のボタンはともかく、右手はピアノの延長で弾けるだろうと、タカをくくっていたのですが、とんでもない。肩に楽器を下げたら、鍵盤が重なり合ってまともに見えやしない。目をつむって弾けるほど鍛錬する根性がないと無理だと思った。

ダブリンは中心街の大きな橋を渡ってすぐのところにある、ヴァージン・メガストアで買ったシャロン・シャノンのCD。当時、彼女はデビューしたてだった。彼女のことは、何で知ったのかな。・・・
そうそう、アイリッシュの女性アーティストのコンピ「ウーマンズ・ハート」に、シャロンの「ブラックバード」が入ってたのだ。そのオリジナル収録盤がこれ。

今や、日本でも紹介され、すっかりケルトファンには知名度が定着した彼女。その後のアルバムもいくつか買ったが、このファーストはベーシックなアレンジで、シンプルな点が気に入っている。彼女のキュートな笑顔も、実力に華を添えている。
最もお気に入りは⑫「Marbhna Luimni」。こうしたひなびたアイリッシュ・トラッドが大好き。時を止めてくれる。

ザ・ブラック・ファミリー

昼寝をぐっすりしてしまって、今ミョーに元気だ。これから何をしたらいいんだろう。

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他でやってるネット・コミュニティの話題を持ち出すのはどうかとは思うんですが、ブラック・ファミリーのうちのメアリー以外のお一人とコンタクトが取れました。
まさかダイレクトにメールをいただけるとは思わず、ピックリ。「メアリーがかつて日本に行ったのは知っている。いつか、自分も日本で演奏したい」と。

これはファミリー名義でのデビュー・アルバム。ジャケ写は、今見ると皆若いですね~。向かって左から説明すると、次女フランシス・ブラック。トラッド・バンド、ブラック・ファミリー、キーラン・ゴスとのデュオなどを経てソロ・デビュー。
次が長兄のマイケル。(以前の記事で長兄はシェイと書いたけど、誤りでした。) 男兄弟の中ではマイケルのヴォーカルが一番好き。上手いし、デリカシーを感じる。去年、初ソロ・アルバムが発売され、僕は今取り寄せているところ。
真ん中の写真が、次男シェイ。最も武骨なヴォーカルを聴かせる。いい意味でバンカラな感じだ。
さらに次が三男マーティン。一番メアリーとよく似てると思いませんか? ちょっと内向的な優しい歌を聴かせる。
そして右端が、今や押しも押されぬ女王、メアリー。メアリーのベスト盤国内発売は今月26日27日だそうです。

アルバムは兄弟姉妹の各ソロ、全員のコーラスが聴ける。さすがに血が繋がっているだけあって声質に違和感のない、ピュアなハーモニー。
素晴らしいソロはやはりメアリー。⑥「Will Ye Gang, Love」はずっと繰り返し聴いていたいほどの美しさ。Aメロがコーラスでも繰り返されるこうしたトラッドの構成が好き。憧れのファミリーだ。

Bright & Shiny/ドリス・デイ

この間TVで、割り箸は漂白剤使っているから危険だといっていた。外食する機会等は減ったが、以来、割り箸は使わなくなった。いちいち敏感になるのもどうかと思うが、口に入れるものとなるとねぇ。映像では、水槽に割り箸を浸けると、一週間で金魚がひっくり返って死んでいた。実験が事実なら怖い・・・。
ほとんどが輸入らしいが、品質に神経質な日本人向けに、漂白剤も二度漬けされていたりして(笑)。心なしか、割り箸を意識的に使わなくなってから、花粉症の症状が軽くなったような・・・気のせいか?
昔、田舎の親戚んちに行けば、同じ色の箸が束で食堂に立ててあったのが懐かしいな。

さて、ドリスの2イン1CDの後編、といってもそんなに聴きこめていないのですが、、、

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今回は「Bright & Shiny」(丸枠のほう)。ハンド・クラップを主体にしたリズムが楽しい。おやぢさんが以前、コメント欄でお薦めして下さったアルバムです。ジャケットはどこぞのマダムっぽいですが、中身はドリスらしいチャーミングで軽妙さに溢れた作品。ほんとにどんなスタイルにも馴染んでしまうオールマイティな感性。

①表題曲は、ジャンバラヤみたいな陽気さ。③「Keep Smilin'・・・」は♪ホーホーホー、と電子オルガンが絶妙に印象的。④は大好きな「雨に唄えば」。
個人的な好みでいえば、こちらのアルバムのほうが好き。同じスウィンギーなものでも、こちらのリラックスしたアフター・ビートが素直な資質によく合っているように思った。「Sugarbush」に近い感じかな。

Cuttin' Capers/ドリス・デイ

スポーツ・ジムでいつも通りトレーニングしてると、隣りで入会したてっぽい若いカップルがキャッキャ言いながら、ちんたらマシンをやっている。それを横目に、
「どうせトレーニングも、ふたりの関係も続くわけがない」と黙々ダンベルを上げる僕。根性がひん曲がっているのだろうか。

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HMVのマルチなんとかを使って、輸入盤を三枚購入しました。3枚で3000円ほど。そのうちの一枚が、こちらのドリス・デイ。
2イン1CDなので、本日は「Cuttin' Capers」のほうの記事を(丸枠のジャケ)。

①「Cuttin' Capers」は懐かしいですね。高校時代に聴いたベストLPに入ってた。カラッとしていて結構好きでした。なぜか、この曲だけ事情で訳詞が割愛されていた記憶があるんですが。今回も輸入盤のうえ、歌詞も無い廉価モノなので不明のまま。

このアルバムは全体的にスウィンギーなフィーリング。指揮のフランク・デュボワ(デュボル?)は、僕の好きなエラの渋い名盤、「ライク・サムワン・イン・ラヴ」と同じ指揮者ですね。②のアーヴィング・バーリン作の「ステッピン・アウト」もいいです。
思うに、やっぱりドリスは歌が上手いんですよね。どんなジャンルにも対応してしまう。その、ナチュラルでふくよかな感性は、素晴らしいの一言。情緒豊かな女性というイメージが、僕の中では強い。
⑩「Me Too」は、お馴染み、男性コーラスとの楽しい掛け合い。いきいきした軽やかさ。

おっと、これだけ書いてるうちに再生が終わってしまった。曲が短いから。2枚目の「Bright And Shiny」は、明日、書きます。たぶん(笑)

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プロフィール

 シャケ/YASUHISA

Author: シャケ/YASUHISA
男性 昭和40年代生まれ

愛猫カオ(ロシアンブルー)と同居
常にマイブームがないと生きていけない

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