緑の大地の歌

mary1CDで聴くより、生の方がもっとうまいシンガーを初めて知った。
メアリー・ブラック/Mary Black。アイルランドの国民的歌手で、本国ではエンヤよりも人気が高いという。

かれこれ15年程前、当時日本ではワールドミュージックが一種のブームとなっていた。メアリー・ブラックを知ったのは、FM雑誌で白鳥英美子が、メアリーを僕の好きなカーリー・サイモンと同列に推薦していたので、興味が湧いたのだ。

一通り聴いたところでは、そんなに耳を惹くほど特徴は感じられなかった。しかし音楽とは、一聴した限りではその価値を決め付けられないように(映画もそうだが)、シンプルなアコースティック・サウンドが次第に心地良く染みてくるのだ。
ヴォーカルは清涼感のある淡々とした歌声。かつてフェアグラウンド・アトラクションが好きだった方なら、気に入ってもらえるんじゃないかな。

初来日時、ライブハウスの一番前でかぶりつきで聴いた。歌がうまい。CDで聴くより、朗々とたっぷり歌い上げていた。
バンドもうまい。僕はエレキ・ベースの"ブ~ン"という音より、アコースティック・ベースの"ボ~ン"の響きの方が好きなのだ。
その夜のライブを機に、次の日も当日券で聴いた。やがて日本国内主要都市のライブも全て行くようになり、ついには海外まで聴きに行くようになる。

mary2
ノー・フロンティアーズ/メアリー・ブラック


※視聴はこちら(ジャケットは上記と異なりますが、収録曲は同じ。サンプルはMP3ファイルでクリアーな音です。)。なお、この商品にご興味おありの方は、こちらにアクセスして下さい。(日本でメアリー・ブラックのマネジメントをされているTHE MUSIC PLANTのページです。代表の野崎さんには、海外でのメアリー追っかけの際、お世話になりました。)

ターニング ポイント

  • 2006/10/29 00:00
  • Category:
ibaragi

言葉は単なる記号であり、文章は単なる言葉の組み合わせに過ぎない。
けれども、この行間を含んだ羅列から、どれほど居住まいを正すほどの鮮烈な感動を与えられたことか。

今年の2月、詩人の茨木のり子さんが亡くなった。
ニュース番組では、筑紫哲也さんが哀悼の意を込めて茨木さんの詩を朗読した。

ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて

気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか

(中略)

自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ


(「自分の感受性くらい」茨木のり子著・花神社 より)

4.5年前だったか、大学の仕事関係で、教授が茨木氏の作品をテキストに使用したいというので、出版社を通じてご本人と連絡を取らせていただいたことがある。
依頼当初は、あくまで事務的な立場で関わっていたつもりだったが、参考までにと作品を読んでみた途端に感銘を受け、依頼文の中に、つい私的な感想を込められずにはいられなかった。
折り返しいただいたお葉書には「どうぞお使い下さいませ」と、実に人柄が滲み出るような、たおやかな文字が綴られていた。

ルーファスの家族を知っている

映画「ブロークバック・マウンテン」のエンドロールの最後に流れる曲「ザ・メイカー・メイクス」を歌っているルーファス・ウェインライトの家族は全員ミュージシャンだ。

父はラウドン・ウェインライト三世で、ルーファスのヴォーカルはどちらかと言えばウェットだが、父のラウドンは闊達で若々しい。
母は、姉妹デュオのケイト&アンナ・マクギャリグルとして、70年代から美しいハーモニーでフォーキーなアルバムをいくつも出している。
そしてルーファスの妹マーサも最近ソロデビューしたらしい。

この一家全員のヴォーカルが聴けるアルバムが「The McGarrigle Hour」(アマゾンで数曲視聴可能)。エミルー・ハリスもゲスト参加している。
トラッドを中心にアコースティックで温かく、暖炉を囲んで家族がリラックスして歌っているような姿が浮かぶ。

Pagination

Utility

別宅のご案内

sake moge Flickr(オリジナル写真集)                   ●手さぐりのリボン結び(オリジナル楽曲集)

プロフィール

 シャケ/YASUHISA

Author: シャケ/YASUHISA
男性 昭和40年代生まれ

愛猫カオ(ロシアンブルー)と同居
常にマイブームがないと生きていけない

月別アーカイブ

全記事(数)表示

全タイトルを表示