絶妙な4人のアンサンブル

  • 2011/02/13 16:22
  • Category: 演劇
梅田のシアター・ドラマシティから帰宅したところ。大竹しのぶさん、高橋克実さんら出演の『大人は、かく戦えり』。
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ああ、楽しかった。公演期間中なので内容は伏せるとして、4人の大人が理性的な振る舞いから、段々と本音を剥き出しにするプロセスが軽妙な掛け合いで繰り広げられる。役者さん同士の間合いは最高。

昨日から消化不良で胸のあたりがつまっていて。もう一つのブログに書いた通り、最近から電子レンジ使用を止めたため、固い冷や飯そのまま食ったら、おかしくなって…。これからは残り飯は、おじやかおかゆにします。
今日は一瞬、行くのを止めようかと思ったほど優れなかったのだけど、甲斐がありました。笑いまくって、こなれてきたみたい。

数少ない演劇鑑賞の中で、大竹しのぶ×松尾スズキの芝居が一番笑ったかな。場所は青山スパイラルホールだったと思う。

ビューティ・クイーン・オブ・リナーン/主演・大竹しのぶ、白石加代子

  • 2008/01/06 00:00
  • Category: 演劇
土曜の夜は、久々に芝居を観に梅田に出かけました。
お2人とも好きな女優さんなので、チケットを取っただけで、出し物については予備知識がなかったのですが、なんと、アイルランドのゴールウェイが舞台の物語でした。
偶然とはいえ、アイルランドが俺を呼んでいるのか?と思いましたよ(笑)

しかも、劇中、ラジオから流れてくる歌は、ザ・チーフタンズのケヴィンの声じゃないですか!他にも聞き覚えのある歌がチラホラ。
ちゃんとDJが日本語で「チーフタンズでした~」などと曲紹介してる。音楽ファンに限らずアイルランド贔屓の方なら、思わずニヤッとしたんじゃないかな。
こりゃ、映画「ONCE ダブリンの街角で」も観るべきかなぁ。

それにしても、芝居は女性客が多いですね、やっぱり。出演陣にもよるんでしょうが。
感想ですが、しのぶちゃんはやっぱり凄い! 狂気を演じると尚更に。それと脚がきれい!
白石加代子さんのオババぶりも壮絶! 「百物語」以来、拝見しましたね。しのぶちゃんの相手役の田中哲司も、堅い演技。
急遽代役出演となった、本作演出家の長塚氏の演技が、鼻に付きました。役柄のせいでしょうか。彼、父上と声がそっくりですね。

ラストは意表を衝く結末とは思えない。精神疾患者を主人公にした時に、よく使われる手だ。オチが読めただけに、結果的にやはり、大女優2人のカラミが見所だったと思う。

コンフィダント・絆/作・演出 三谷幸喜

  • 2007/05/20 00:43
  • Category: 演劇
いやぁ、面白かったです。どう面白いのかを、どう文章にすればいいのか・・・。
現在、シアターBRAVA!で上演中の「コンフィダント・絆」、友達に誘われるまま、観に行きました。三谷幸喜作品の舞台鑑賞はこれが初めて。

パリの共同アトリエを舞台に、4人の画家と1人のモデルによる、恋と画才を巡る確執などを描くコメディー。出演は中井貴一(スーラ)、寺脇康文(ゴーギャン)、相島一之(シュフネッケル)、堀内敬子(ルイーズ=女性モデル)、生瀬勝久(ゴッホ) 。

絵心のない僕でも、そこそこ画風の違いくらいは分かる、実在の有名画家達である。
パンフレットは購入しなかったので、作品に関する資料は全く手元にないが、キャラクター造形は、パロディー化しつつも、忠実に再現されているようだ。

スーラ役の中井貴一は生で見るときれいな面立ちをしている。ところがその端整なイメージは、舞台進行とともにとことん奥ズレしていき、可笑しくてしょうがない。俳優って凄いねぇ。
5人の各登場人物にスポットを当てるエビソードが均等に用意され、ドタバタ劇のようでも、最後にはいい塩梅に収束されていく。三谷作品については、ほとんど知識がないが、作風には昭和の匂いがする。最近の邦画も、昭和モノが多いらしい。平成と違い、昭和にはジェネレーション・ギャップのない笑いがあると思う。

3列目ど真ん中の座席だったので、役者の表情がよく見えた。その分、構図がつかみにくいが、芝居はやっぱり近いほうがいい。
前半部だけでも満足するほどの充実作品。どうやって台本を書くのだろう。客席には笑いが満ち溢れ、満場の大喝采だった。

スウィーニー・トッド/主演・市村正親、大竹しのぶ

  • 2007/03/21 02:04
  • Category: 演劇
ブロードウェイ・ミュージカル「スウィーニー・トッド」を観たのは、一ヶ月くらい前。大竹しのぶが好きなのである。
彼女の芝居を初めてライブで観たのは、数年前。東京・青山スパイラルホールでの松尾スズキとのコント「蛇よ!」だった。もう、これが抱腹絶倒。とにかく面白くて、涙を流して笑い転げた。そして、コントとはいえ、彼女の確かな演技に、惚れ惚れしたのである。

大阪公演のチケットは完売だったので、愛知県厚生年金会館まで行った。行きは近鉄特急、帰りは新幹線の日帰りである。
この日、女性客ばかりだった。男1人でぶらぶら大阪から来るなんて、僕だけだろうか。

本来、ミュージカルはそんなに好きじゃない。僕の場合、「この出演者だから観たい」というものであって、作品優先ではない。
大きな劇団では、同一作品が各地域で、当地の役者によって演じられるようだが、それってなんだか芝居のフランチャイズ・チェーンみたいで、プロデュース・ワークに興味がない僕にとっては、やはり演じ手が肝心なのである。

大竹しのぶは発声が出来ているので、声がよく通る。だから歌にも説得力がある。市村正親を観るのは二度目。舞台映えする演技である。彼や鹿賀丈史に続く国内の男性ミュージカル俳優って誰だろう。

物語については、なんの予備知識もなく、テーマについても深く考えなかったが、意外にブラックだったので驚いた。
市村が演じる理髪師が、復讐相手の客の首をカミソリで切り殺し、死人が客の姿のまま床下へ落ちていくシーンでは、芝居とはいえ、その残酷さに、観客席から思わず「えーっ」と、ざわめきが起きるほど。
そして共謀するパイ屋のおかみを演じる大竹が、その死体をパイにして売り出し、人肉だと知らぬ庶民たちに好評を博すのだが、焼いている時の煙さえ、匂ってくるように感じたほどだ。

ミュージカルでこんなブラックなのは初めてだった。

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プロフィール

 シャケ/YASUHISA

Author: シャケ/YASUHISA
男性 昭和40年代生まれ

愛猫カオ(ロシアンブルー)と同居
常にマイブームがないと生きていけない

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