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2020/07/04

トーチの洗浄

20200703

カーリー・サイモンの1981年アルバム『Torch』も、中古屋のレンタルアップLPで持ってました。が、実家のプレーヤーから現在のプレーヤーに至るまで3台とも同じ個所で針飛びするので、ジャケの底も破れていることだし、レンタルシールが思い切り表ジャケに貼ってあるので、この際と中古再購入。

が、いざ再入手するとところどころ音割れがして耳障り。針飛びしないが、いずれの盤も長短どっちもどっちだな…と、がっかり。もちろんCDはあるが、いつかLP再生産されるまで、仕方なく取っておくか。
そうしてネットで対処法を調べていると、ナガオカからレコードラベルのプロテクターなるものがアクセサリー品として出ているのを知り、早速入手(画像右)。

つまり、このラベル・プロテクターをレコードに噛まして、レコードを丸洗い。ナガオカの動画を見習って、まずは一通り水道水を盤に流し、続いて台所用中性洗剤をなでつけ、極細歯ブラシで溝に沿って軽く磨いてみた。レコードを水に濡らすなんて初めてだからドキドキ。
その後、濯いで精製水をかけて拭き取り、最後にスプレーで仕上げ。
ほとんど期待してなかったが、洗浄後のこの『Torch』、音割れ個所が完全とはいえなくとも、かなり減少。これには驚き。てっきり歪みの問題かと思い、トーンアームの水平や針圧を再確認したものだったが、目に見えないゴミが溝に詰まってたという事か。実際、内周部ほど目詰まりしやすいのかもしれない。
なんでもDJが使うような高級プレーヤーでは逆回転再生も可能なので、掃除代わりになるらしい。そちらの動画も見たが、ゴミが削られて出るわ出るわ。
こういうことがあるから、粗悪な盤と決めつけ古いレコードをとっとと処分することが出来ない。今回の改善に加え、カートリッジ交換すれば、より解消できるかもしれないのだ。

40年くらい前迄アナログをずっと使ってた頃、そのナガオカのアクセサリー品でレコードパックなる高価なクリーニング用品があり、小遣いはたいてジェルを塗り付けてノイズ除去に試行錯誤した記憶があるが、今その製品扱ってないですね。水道水でイケる、という見解に落ち着いたのか?

これでかなり落ち着いて聴けるようになったジャズ・スタンダード集『Torch』、プロデュース&アレンジはマイク・マイニエリ。'70年代アーティストはレコーディング技術向上の歩みとともに成長の足跡が辿れるから興味深い。1980年頃のワーナーの音源はとても臨場感があり、レコードで聴くのが相応しいように思う。
2020/06/27

LP「Sweet Baby James」

20200626

レコード・プレーヤーはスピーカー前に置かないほうが良い、というネット記述を見かけ、言われりゃそうだと気付き、少しサイドにプレーヤーをずらした。振動の影響を少しは避けられたかな。
ここ最近、アナログ再発見みたいな記事を続けていますが、元々実家のシスコンも、一人暮らしを始めてから懐かしさで買い入れたプレーヤーも、ミニコンポで聴いてたから、現在ほどの環境を作っては無かったんだね。ほんとにプレーヤーだけは最下位機種じゃないほうが良いと実感。
クラシックはSACD、ポピュラーはレコードのみ、とリスニング・スタイルを物質については完全に振り分け、CDしか取扱いのない、あるいはディスク化されていても高価な作品については、サブスクで割り切る、と。ヘッドフォンすればSpotifyでもまあまあ聴けるし。

昨日、Amazonでジェイムス・テイラーのLPをチェックしていたところ、昨年発売されたワーナー初期6作品のリマスターBOXセットのLPが、Amazonアウトレットで8000円ちょっとで1品だけ売られてたので飛びついた。
パッケージに傷アリとのことだったが、到着品を早速あらためたところ、瑕疵らしき点は見当たらず。これはラッキーなのじゃないか。

『Sweet Baby James』(1970)については、ぼくが学生時代に初CD化商品を買って初めて聴いたのだが、モサモサの籠ったサウンドで冴えない印象が付きまとったまま、手放していたのだった。その後も名立たるミュージシャン達が、このアルバムをバイブルのように語る記事を見かけてはコンプレックスを感じてた。
そしてこのLP、素晴らしい鮮度じゃないですか! こんな瑞々しい音だったの? 初めからコレだしてよと言いたいくらい、サウンドがダイレクトに飛び込み、音楽への理解が早まりそう。自作中心にアメリカン・ミュージックをフォーク基調に表情豊かに。
このボックスセットのCD商品のレビューには、リマスターっぽくない、との期待外れの感想があったのだが、アナログ聴けば歴然としてると思う。もうCDで幾ら最新リマスタリングと謳ってあっても結果は同じ。レコードで済む話だった。

20200626(1)
2020/06/25

彼女とスモール・モーメント

20200624

ジョコビッチ感染の件は自ら主催のツアーだけに、かなり批判が出ているようだ。チャリティ・イベントが本旨といえども、参加のトップ選手が次々と感染判明、残りの試合日程は中止。ぼくはさほど彼を応援してはいないが、本人はダメージを受けているのでは、と心配。が、当のツアーの模様を画像で見ると、観客は普通に群がってスタンディングしているようだし、ツアー中のナイトクラブでの密の動画がまずい。これではリスクマネジメントが甘いと言われても仕方ないな。名士といっても一現役選手である彼を、ATPが組織的にアフター・フォローすることは無いのだろうか?


ロックこそレコード向きじゃないかな。先日のカーリー・サイモン『スパイ』(1979)のLPの音が気持ち良かったので、特に彼女がアリフ・マーディン~マイク・マイニエリと組んでたあたりは、検証がてら買い直してもいいのでは、と彼女の中古廉価LPをまとめ買いしてみた。
『スパイ』の前作にあたる1978年アルバム『Boys In The Trees』(邦題「男の子のように」)は、主要R&Bの3曲と、彼女の持ち味であるフォーキーな楽曲で構成された。ヒット曲「You Belong to Me」は、マイケル・マクドナルドとの共作。もちろんジェイムス・テイラーのバック・ハーモニー、デュエットのトラックもあり。

ふむ、やはりこの作品でもアナログのほうがリズム隊が活きている。特にタムはCDと大違いで、ずっしりとして膜面の振動まで見えるようだ。この盤は割と当たりだったようで、内周の歪みは感じなかった。古いレコードは音質のジャッジに神経使って疲れるから、今後しばらくは安価な新品に狙いを定めていきたい。
カーリーに、よりロック色を求めるファンは、次作『スパイ』が好みだろう。ただ、彼女はロック系に行くほど音程の粗が目立つので、ぼくは本作くらいのバッキングとヴォーカルのバランスがいい塩梅だと思ってる。音程を外しても彼女のフィーリングは、すごく伝わるけどね。
今回のアナログ回帰で、「In a Small Moment」などの小品の魅力も増した。エレピのゆらぎもレコードがいい。

▼In a Small Moment
https://youtu.be/Bs3rLPBcX3s
2020/06/19

よみがえるスパイ

20200619

どうしよう、アナログ盤が楽し過ぎるワ。アナログ脳へ完全にシフトしてしまいそう。たっぷりとしたスペーシャスな音の印象は一日経っても変わらない。
すっかり放置してしまっていたカーリー・サイモンの1979年アルバム『スパイ』は、昔何処かの中古屋でレンタルアップ品を安く気まぐれで買ったらしい。えらく経年シミが付いてしまっている。裏ジャケにはレンタルシール、盤のラベルには見本盤のハンコが押してある。そんな使い擦り切れたようなLPが、リイシューCDよりも遥かに音が良いのだ。

アリフ・マーディンがプロデュースした本作、ロック&フュージョンの趣向で、ぼくは長らく売れ線狙いのムードに流されたような、やや弱い楽曲群だと思っていた。数曲の彼女自身のペンによるバラードが、彼女らしくていいね、と。アルバム全体を好んではいなかった。
その原因がやっと分かった。レコードのほうが断然ドラミングがイキイキしてるのだ。CDではタムがこんなにドコドコ鳴ってなかったぞ。CDではまるでカチコチの団子状態で、こんなに左右の振りは感じなかった。
もちろん他の楽器も、エレピもビブラフォンも前に出る出る。音の遊びがこんなに詰まったアルバムだったなんて! さすがは名うてのミュージシャンのセッションだ(ジェイムスの声もチラホラ現れます)。

特にこの作品だけ、最もCD化が遅れたのを憶えてる。しかもとりわけCDの音が悪いとくれば、何かマスター音源に不都合でもあったんじゃなかろうか?と今になれば疑うほどだ。当のアーティストは、本来の生々しさを知っている筈で、どんな想いなのだろう?

▼(2)Just Like You Do
https://youtu.be/TlpqL5Ju9P8
2020/04/08

春は阻まれない

緊急令が出たからといって、辺りは火の手が上がっているわけでもなく、長閑なもの。
ロックダウンでは無いから、たぶん、密かな学生の帰省移動は有り得ると思う。慣れない下宿先に親から「いいから帰れ」と声掛けられると、ねぇ。
そろそろ散髪したいが開いてるだろうか?