不遇のサード

osakavillage170316

ケイト&アンナ・マッギャリグルの1978年発売のサード・アルバム『Pronto Monto』が、2016年にリマスター&リイシューされているのを、Spotifyをきっかけに知った。
ワーナー発となるこの3作目、セールスは芳しくなかったそうで、そのせいか長年CDリイシューがなされていなかった。

(画像のみ)
k&a170317

Spotifyで試聴したところ、めちゃイイじゃないの! 傑作ファーストに何ら引けを取らない。プロデュースにもだいぶ力が入っているのが分かる。プロデューサーはジョー・ボイドからDavid Nichternに変わっている。

一声でこの姉妹と分かる個性的な声と、フォーキーながらフレンチ系の優雅さも感じる。とにかく一口では語れない、クロスオーヴァーな作風。考え抜かれた筈だが、インテリ風にならず、素朴なチャーミングさを醸し出す。

幾つかの曲は後年のライヴ音源で馴染んでいたが、どの曲ももったいないほど良質。日本のAmazonでは未だCD取り扱いにラインナップされていないが、米国では扱い中。長い間、待たれていたせいもあってかユーザーは高評価レートばかりだ。

▼Come back baby
https://youtu.be/NULWuy4E5ZE

正統派カルロス

mitumata170308

今、大阪の私学の件が取り沙汰されているが、関係者の物言いが揃ってベッタベタ過ぎて、大阪から一歩も出た事ないんか?と思ってしまう。



カルロス・ヌニェスで、手元にある盤は例のブラジリアン・アルバム『Alborada Do Brasil』だけなので、ケルト寄りのアルバムもSpotifyで聴いてみた。こちらは『Inter-celtic』(2014)。
ブラジル盤のピシンギーニャの曲の比較でもわかる通り、彼は卓越したフレージングを持つ。さすがの優等生。彼の盤にハズレは無いでしょう。
本作は、Spotifyでは16曲中、8曲のみリスニング可能。これはアーティスト側の意向か。半分だけの選曲でも充分楽しめるので、アルバム全曲聴きたい人は別途CDを買うような動線を敷き直しても良いのでは?とも思う。一枚ずつ買わないと音楽の有り難味は染みてこないもの。アルバム半分試聴できれば、それだけ他の試聴にも時間が割けるしね。

▼収録曲のライヴ

英国トラッドの横溢

key170225

Spotify再契約。少し更新が軽快になるかな。今年は珍しくCDを1点しか購入してません。レンズにかかってしまって・・・。CD買わない年にしてみるのもいいかなと思ってる。手持ちを整理しつつSpotifyで情報を仕入れる、と。



英国トラッド・シンガー、シャーリー・コリンズの新作『Lodestar』(2016)が出たと知り、早速試聴。
なんでも彼女のドキュメンタリー・フィルムの制作がなされたそうで、当初は伝説と化した彼女の足跡を辿る予定だったそうですが、新譜のレコーディングが久々に始まり、ドキュメンタリーもそちらへ方向転換したとか。何十年ぶりかの録音じゃないでしょうか?

さすがに加齢は隠せないシンギングで、若い頃の音源を知らずに、本作から聴いた人は首を傾げるかもしれない。が、たとえばアイリッシュ・トラッドの女王、ドロレス・ケーンがアルコールで不調をきたしたのとは違い、自然な老齢のシンギングの印象で、曲が進むにつれて、没入できる。ツボを押さえたバッキングもいい。浮遊感があるのに根を下ろしている、この感じは、やはり唯一無二の存在なのだ。

ケルティック・コンピレーション

ume170213

『Celtic Voices: Women of Song』(1995)。もうこの手のコンピレーションCDは、ストリーミング聴き放題が台頭した今、手放そうかと思う。どのアーティストも平らに好んで聴かない以上、パッケージで温存する意味を感じない。擦れ痕があるから、1円くらいだろうけど。

  

本作は4人の女性シンガーが登場。Mary Mclaughlin, Maireid Sullivan, Connie Dover, Emma Christian。ケルト方面のシンガーは、大目のリバーブに、薄い歌い口で幽玄さを醸し出すタイプが多いが、本質的に歌唱力が優れている人は限られているもので、メアリー・ブラックがいかに器が大きかったか、久々に聴き返して実感。

この中では、コニー・ドーヴァーに関して一頃、一連のソロ・アルバムを好んで集めた。近作では、オーケストラと組んだクリスマス・アルバムが個人的には大コケで、声量の足りなさを露呈してしまい、ミックスダウンに苦労したのでは?と推測する。最新作では、カントリー寄りの自作フォーク・アルバムが出ているようだ。

コニーをバックアップしたフィル・カニンガムの貢献は大きい。カパーケリーあたりのような際立つサウンド・プロダクションで、この分野の最新サウンドを聴くようで、垢抜けていた。

▼An aimsir bhaint an fhéir
https://youtu.be/1q-0-OrdXgA

Fools Dream

sasanqua170209

例年通り、鼻がムズムズしてきました。

街角スナップがどうも苦手で、人通りの邪魔にならないように、とか、レンズを向けて怒られないようにしなくちゃ、とか気を遣ってしまうから、じっくり撮れない。そんなところへ、超広角で人々を上手に撮ってる写真を見つけ、超広角レンズもいいな、と。こないだ超望遠が気になる、と悶々としてたばかりじゃないか。

  

Spotifyの再契約前にもう少し手持ちの記事にしてなかったCDを。長年、メアリー・ブラックのサポート・メンバーであるキーボード奏者、パット・クロウリーの初リーダー作、フルート奏者のジョニー・マッカーシーとのデュオ・アルバム『フールズ・ドリーム』(1998)です。

メルボルンでのメアリーのコンサート後の打ち上げで、メンバー達の他に、このパットの息子もいて、少し会話をしたのだが、ぼくが無理して突っ込んだ会話しようとして、気まずくなった場面があった。英語が出来ない以上、やはり当たり障り無く留めておけば良かった。彼らはあちこちツアーに帯同しているから、すっかり忘れてくれてるだろうけど。

本作はトラッド風味の全オリジナル。それほど耳に残るメロディはないが、同じパイプを入れないデ・ダナンほどの硬派なトラッド・グループがとっつきにくいなら、こちらから聴くのもいい。現代的なヒーリング感覚も合わせたようなアレンジ。1曲メアリーが表題曲でリード・ヴォーカルをとってる。他にスティーヴ・クーニーなどお馴染みのメンツが参加。

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プロフィール

 シャケ/YASUHISA

Author: シャケ/YASUHISA
男性 昭和40年代生まれ

愛猫カオ(ロシアンブルー)と同居
常にマイブームがないと生きていけない

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