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2021/01/22

Fat Valley of Pain

・現時点で、英メディア発の五輪中止の情報に関して、五輪相が否定。一両日中には明らかになるでしょうか?
ある時期に集中して多種の競技を開催する発想自体、もはやソーシャル・ディスタンスを侵しているようなもの。ぼくは、テニス贔屓もあってか、近日開催の全豪についてはやってもいい、と思うんだよね。一種目に限定して、その団体が政府と協議した上、選手各人で参加可否を判断できる大会の規模ならば。既にイレギュラーが起きてしまっている状況ではあるけれど。それでも同一種目内という点で、一定の条件下ではあるので、種目間で不平が漏れることは有り得ない。しかし、中止意見の口火を切ったのが、うちとこの市長、ってのが何だかネ。

・大阪のみ患者の個票が非公開となった件、政府システムのハーシスに移行したのがきっかけという知事の説明だが、実際はCSVデータでの抽出可能のようだ。個票復活は不可能とのことだが、もしかして知事はCSVを知らないのか…。トップダウン方式で、分かる職員が知事に進言しづらい環境なのだろうか?

20210121

何処に置きっぱなしたのだろう?と探していたメアリー・ブラックの『No Frontiers』のLP。使っていなかった譜面の間に挟まった状態で見つかった。これももちろんCDで持ってるので、LP入手当時はあくまで記念用で、再生環境が整っていなかったのだ。
今般、この盤をデノンのDL-110のMCカートリッジで初めてプレーヤーにかけてみた。うーん、音割れ頻発でちょっとガッカリ。
メアリーのアナログ盤は、4-5枚ほど持ってていずれもアイルランド盤だと思うが、新品なのにかかりが悪いですね。これが、近日交換するつもりのオーディオテクニカのVM(MM)カートリッジVM740MLなら、きれいにスッとかかる筈。傷物の中古盤でも、均一に再生してくれるのだ。

現行針で我慢しながら聴いても、それなりの発見はあった。アルバム中、テンポの良い華のある楽曲に挟まれ、存在感が薄れがちなB-(2)「Fat Valley of Pain」。CDよりダイナミックに聴こえて、大曲のような印象に膨れ上がった。まぁ、ほんの少しの違いなんだけど、これが自分にとっては大発見なのだ。臨場感が増したから、これが録音時に近い音場だと思うが、あるいはアナログ盤のマジックなのか?

https://www.youtube.com/watch?v=dllnfW_ad5I
2020/09/09

メアリーは今

20200908

全米OPを欠場した錦織選手が、オーストリアのクレーコート試合で復帰。実に一年ぶりの実戦だが、残念ながら格下相手に黒星を喫した。本人は手応えあったそうだが、有望な若手達の台頭により勢力図を塗り替えられており、今の彼らに敵うのかどうか何とも。相変わらず1stサーブの入りが悪いねぇ。あれで自ら試合のリズムを狂わせている部分もあると思うんだけど。

メアリー・ブラックの円熟期のアルバムはほぼLPでも持っていて、1987年アルバム『By The Time It Gets Dark』も、当初CDを1-2週間ほどヘビロテした挙句のLP購入。まだネット普及しておらず、英米のミュージシャンのように情報が入ってこない時代だ。京都のカントリー専門店で店主が座っている頭の真後ろに僕が持ってないメアリーのブロマイドが飾ってあり、欲しい!とせがんだが店主もファンだからくれなかったっけ。

本作ラスト収録の「Moon River」は本来ボーナストラックで、この初出LPには未収録。拙宅で初めて本CDを取り上げ、この「Moon River」の試聴サンプルを紹介した頃、ウチの影響なのかどうか、東京の取り扱い専門店に、急に注文が押し寄せたらしい。実際のところウチが元だったのか分からないのだが、メアリーの飾り気ない歌唱は、アイリッシュ・シーンに関心無い人の耳も惹き付けた事だろう。

現在の彼女、歌唱力は落ちたものの、お元気そうで、ジャニス・イアンの曲をカヴァーした新曲など聴くと軽やかで、歌い口は以前と変わらないように感じる。ただ、最近のアイルランド公共放送のTV出演での、実妹フランシスとの共演を観ても、声の出が悪く、ライヴで聴くのは辛い。フランシスも、最近全然歌ってないだろ、と指摘したくなるほど声が出てない。シャロン・シャノンらのバッキングでかろうじて支えられているといった印象。
2020/08/20

ヴァージョン違いのコレクティッド

20200819

ミナミにモダンなレコード喫茶があるそうで、使用プレーヤーはデノンの高級機らしい。ただ、いま気軽に出向くのはちょっとね。
東京都との人口比からみても、大阪の状況は深刻そう。第2波直前に府知事と大阪市長が外食キャンペーンでガハガハやってる映像が今となっては痛い。
知事は訂正を出せば即ち謝罪を伴わされるからしない、との信条があるようだ。ぼくが一連の知事のコロナ対処で(この人おかしい)、と明らかに感じ取ったのが、彼の勘違いにより真逆のアナウンスした兵庫往来自粛の頃だった。
例のイソジン会見があり、世間がようやくざわつき始めたが、その後も"大阪は早目に気管挿管するから重症者が多い"と、まるで大阪だけが医療の先端を走って独自の措置を取っているかのような発言をし、医療界から論破。
関西メディアもごく最近になって、これまでの垂れ流しから少しは報道姿勢が変わったようだ。しかし世間の風向きを窺ってからじゃ意味がない。

メアリー・ブラックのソロ・デビュー以前の音源を集めたLP『Collected』(1984)。こちらも、彼女に心酔してた頃に記念に買い集めた盤で、既にCDで持ってるので実際にプレーヤーで聴いてみる機会は無かった。
現プレーヤーの当初の付属カートリッジでは、メアリーの盤はヴォーカルの歪みが酷く、先に記事にした『Babes In The Wood』同様、サ行は破裂しまくり。特に彼女は発音のアタックがきつめなので、聴くに堪えず、せっかくアナログ興味がぶり返したものの、手放そうかと思ったくらいだった。やっぱりアイルランドのローカル盤はクセがあるのか?と決めつけ諦めかけていた。
しかし現カートリッジに替えてからは、大化け。CD以上に明晰な再生、サウンド全体を見事なまでに纏め上げてくれる。

彼女の代表曲ともなった名唱のA-(1)「Song for Ireland」は、CDでは新録バージョンだが、こちらはデ・ダナン在籍時のオリジナルが収録。ぼくにとって、ビッグになる過程をリアルタイムに見届けることができた唯一のアーティストといっていいだろう。
2020/08/11

コクのある厚み

20200810

LPレコードが自宅の郵便受けに入らないので、いつも手渡しで届けてもらうのだが、今日受け取ったレコードはアッツアツで、配達も大変だなぁと。
ヴァン・モリソンの2015年アルバム『Re-Working The Catalogue』のLP(2枚組)をCDからの買い直しで。リングファイルのデザインがダブルジャケとあってリアルに感じます。

2000年代以降の作品をLPで聴き直すのは、ジューン・テイバー、ジェイムス・テイラーに続き3作目。いずれも気づけば、アナログ時代から活動しているアーティストばかり。彼らはCDとは別にアナログの音の仕上がりも監修しているのでしょうか? まぁ、もしお任せだとしても、彼らほどのクラスになるときっとベテランのエンジニアに一任できるのでしょうね。

現在使用してるプレーヤーは、メーカーが10年以上ぶりに開発したモデルらしいのだが、発売時にサンプル用に録音されたレコードがあったそうで、そのレコーディングに携わった若いミュージシャンへのインタビュー記事を軽く読んだ。どうやら彼らは物心ついた頃には既にCD時代だったとのこと、アナログに関する受け答えには、レコードへの愛着が無く、むしろハイレゾのほうがよっぽどいい、と思ってる感じで、せいぜい"ジャケが大きくていいですね"と答える程度。あんまり販促記事になってないようでちょっと可笑しかった。
若いアーティストについてはメーカー企画のアナログ盤が出ていても自分は買わないかもしれませんね。

ヴァンの本作、予想したほどヴォーカルの抜けは良くなかったが、バンド全体のコクのある厚みは増大。アナログのこの増幅力って何なのだろう? やっぱり針と盤の摩擦からくるマジックとしかいいようが。4面に分かれているぶん、裏返しが面倒ではあるが、内周にゆとりがあるだけ音質も安定してるだろう。
内容については文句付けようもなく、聴き込んでも聞き流しても楽しい。あまりに充実した録音ゆえ、次々でる新作にはなかなか追いつかないのだ。
2020/07/02

LP「Like An Old Fashioned Waltz」

20200701

7月のコンビニ。エコバッグを持って行き、購入商品の袋詰めはスーパーみたいにセルフになるんかな?と尋ねたら、バッグを渡せば従来通り詰めてくれるそうだ。しかし、欧米ではコロナの影響でレジ袋に逆戻りつつあるとか。

サンディ・デニーの1974年アルバム『Like An Old Fashioned Waltz』は、かつて中古屋で衝動買い。CDで既に持っていたくせに、LPジャケの迫力に感動して手元に置いておきたくなったらしい。
その後、ボーナス・トラック付きリマスターCDを買い直したが、そのリマスタリングの音を好かず、最終的にこのジャケ買いしたLPを最近になってヘビロテする結果に。

英国フォークのSSW。まだ若いのに滋味のある深い歌詞と歌声。特にこの盤を聴くと、アイルランドの海岸沿いの鄙びた遊園地の前を、スーツケースを引きながらぶらぶらした時の感覚を何故か思い出す。ウィックロウに立ち寄る前だったか後だったか、気まぐれに降り立った東海岸。
英国経由の旅行ではなかったが、サンディ・デニーの声の湿感は、きっとあちらの気候を肌で感じるとより理解しやすいように思う。
ストリングスでバックアップされた自作ピアノの弾き語りはスケール大きく、その対極のような2曲のユーモラスなオールド・ジャズの配置がノスタルジックな味わいを醸し出している。
海岸沿いをすれ違いざま、微笑みかけてくれた老婦人を思い出す。