FC2ブログ
2020/01/23

マティスの風のささやき

20200122
SIGMA DP2 Merrill 2020.01

テニスの全豪オープンが始まった。日本人選手は健闘しているものの、3回戦へ駒を進めるのは大変そう。厳しいトレーニングを積んできた筈だろうに、少しずつ相手選手と差が開いて負けてしまう。明日、西岡選手には対ジョコ戦、やり切ってほしいね。



ジョニー・マティス、58枚目のオリジナル・アルバム『How Do You Keep the Music Playing』(1993)。ミシェル・ルグラン集で、ルグラン自身のアレンジ、プロデュースに、作詞家コンビのアラン&マリリン・バーグマンもプロデュースにクレジットされています。が、これもそんなに相性が良くないアルバムに感じた。

作曲家自身のバックアップにマティスがとても遠慮して歌ってるように聴こえてしまう。ルグランのヨーロピアンなポピュラー・オーケストラのアレンジは上品で細やかだが、囁くように歌うマティスは、例のビブラートが変に立ってしまい、逆にオケを引き立てているかのような存在感の薄さ。
まぁ、マティスはアメリカン・ポピュラーがホームであるわけで、この企画がどういう経緯で持ち上がったのか、ルグランは、マティスの特長をいかに引き出そうとしたか、謎に思う。
気になるのは、作詞家夫妻も録音に参加している事。音楽面でどういう関与を実際にしたのだろうか。歌詞の面によるアドバイスにより、マティスが委縮してしまったなどという事は無かったのだろうか? また、セルフ・プロデュースを行わないマティスは、どの程度まで、プロデューサーとの意見交換をして掘り下げているのか。
「風のささやき」はいい。…でも、ちょっと違うかな、という感じも。

▼ライヴの別アレンジのほうが自然ですね
The Windmills of Your Mind
https://youtu.be/27Y7e9vt5v8
2020/01/18

マティスのゴッドファーザー

20200117
FUJIFILM X-T30 XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OIS 2020.01

ジュース用のミキサーをAmazonで買ったら現物が小さくてびっくり。携帯用になってて、USB給電で飲み口も付いている。容量は少ないが一人用としてはこれで充分だろう。



ジョニー・マティスの29枚目のオリジナル・アルバム『The First Time Ever (I Saw Your Face)』(1972)。ヒット曲のバラード中心としたカヴァー集。
甘やかながらも今の感覚では古さを感じさせるアレンジは、ゴージャスで硬質な'80年代のマティスを知ってからでは、今ひとつ聴く気にならなかったが、'70年代の気分に浸るつもりで繰り返すと、このムーディなサウンドも、'60年代を経て時代が必要としていたんだな、と理解できてくる。

リバーブ量の多さに興が幾分醒めるものの、1曲洒落たジャズ・アレンジの良い曲を本盤で知った。レニー・ウェルチの代表曲という「Since I Fell for You」。レニーのオリジナルもSpotifyで試聴しましたがこちらも素朴な歌唱が魅力的。
ゴッドファーザー愛のテーマで知られる「Speak Softly Love」、このへんの歌い上げはお手の物。オクターブ飛躍するサビが印象的な「Without You」、ぼくはハリー・ニルソンの歌唱が好きかな。

バカラックの香りがするがクレジット確認すると他のライターだったりするのも、この時代ならではですかね。フィフス・ディメンションの「(Last Night) I Didn't Get to Sleep at All」も絶品。ルグランの「Brian's Song」もいいね。なんだ、どれも好きじゃないか。

▼Since I Fell for You
https://youtu.be/zpvHvGqErbs
2020/01/05

マティスのエリントン・アルバム

20200104
SONY DSC-RX1R Carl Zeiss Sonnar T*35mm F2 2020.01

ソニーの中古RX1Rにファインダーのアクセサリー追加。これも新品だといい値段するのでやはり中古で。ただ、このファインダー、カメラボディの機能と連動しないのでAFなど一切反映しない、あくまで覗き窓でしかないという。使用頻度低かったりしてw



去年から拙宅で話題にしてるジョニー・マティス、こちらは『In A Sentimental Mood Mathis Sings Ellington』(1990)。エリントン集ですが、歌唱力を誇るマティスにしてはミスマッチに感じています。去年も首を傾げながら聴いたんですが、今年に入って気を取り直してみても、やっぱり変。

もちろん駄作では無く一定の評価はできますが、まずマティスのビブラートがいやらし過ぎる。デビュー当初からビブラートは目立ってましたが、本アルバムでは意識的に抑えるべきだったように思う。
しかし、オーケストラとの相性が悪くない筈の彼、どういうわけかビート感覚が、エリントンの曲と合致しない感じです。これなら、マティスほど巧いと思えないピザレリのほうが、弾んで気持ちいい。

(9)「Solitude」あたりのバラードならかろうじてだが。このへんがマティスが名歌手にして、メイントストリームの陰に隠れたイメージの要因なのだろうか。ジャズ歌手ではなく、ポピュラー歌手が歌うジャズの居心地の悪さ。
しかし、拙宅にて昨年のベスト10枚に挙げた『Isn't It Romantic: The Standards Album』(2009)は、見事だった。多分にアレンジの塩梅に左右されるものがあるようだが、本質的にエリントンの楽曲が合わないのかもしれない。Amazonでのユーザー評価は高いけどね。
2019/12/23

ミスター・クリスマス

yodoyabashi191222
Panasonic DC-G9 LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm F2.8-4.0 2019.12

洗濯機が壊れてしまった。2001年製とあるから、その年に新製品で買ったものだろう。このかん、センサー故障で修理依頼した事があるが、20年近くも使えば原因突き止めずとももう買い替えていいよねぇ、と。不意の出費のダメージのせいか、白物家電好きなのに新しい洗濯機の到着待ちにどうもワクワクしない。生活すべてに疲れた気分だ。
・・・こう書きつつも、設置したらしたで、こぉんな新しい機能が付いてる!などとはしゃぐ自分が見える。・・・



こちらがジョニー・マティスの初期にして最大のクリスマス・アルバムのヒット作『Merry Christmas』(1958)。ビルボード・チャート最高位3位。
今聴いてもオーセンティックなサウンドとマティスの若々しい伸びのあるヴォーカルに、すっかり定番アイテムとなっているのも頷ける。歌の巧い人は若い駆け出し時点でもはや巧いものなんですねぇ。
人気アイドルらしいジャケは、レコード・ヒットにより別ポーズのジャケでも後に再発。こういう商法は昔からやってたんですね。
2019/12/19

'10年代のクリスマス

riverside191218
Panasonic DC-G9 LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm F2.8-4.0 2019.12

雨上がりの日、妙に生暖かく、今のうちにあれを撮りに行ってみようと、OSAKA光のルネサンス(2019)に行ってきた。開催は25日まで。



こちらが2013年発売のジョニー・マティス『Sending You a Little Christmas』。2番目に新しいオリジナル・アルバムになります。
マティスは、現在も精力的にコンサート活動をしていますが、録音仕事は終了するつもりで2017年発売のボックスセットを出したのかもしれない。もう充分こなしましたよね。
本作は、ほとんどのトラックがデュエット曲。パートナーは以下の名シンガー陣。
ビリー・ジョエル、ナタリー・コール、ジム・ブリックマン(ピアノ)、グロリア・エステファン、スーザン・ボイル、ザ・ジョーダネアーズ、ヴィンス・ギル&エイミー・グラント。
この豪華デュエットが売りになったのか、チャート53位を記録。この時点でもう80歳近くです。
かつてのマティスの熱唱が苦手だった人には、年齢と共に自然と抑えた声量で聴けるようになり、その点も好評だったかもしれません。
個人的にマティスをまとめて聴くと、声量を出していた頃のほうが、サウンドに奥行きが出るので、やはりスケール大きな印象。ただ、本盤ほどのひたすら優しいまろやかさといったものは、かつて聴かれなかったような表現でもある。時代時代で見事にコントロールされているが、ご本人の中で、歌唱法の変化についての葛藤などなかったのだろうか? ジョーダネアーズとの共演によるハワイアン風の「Home for the Holidays」など、ほっこり。