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2020/07/15

LP「The Best Of James Carr」

20200714

ダン・ペンの新作がこの秋に発売されるんですよ。もう予約が始まってて早速LPのほうで手続き。近年の自主制作デモ・アルバムも良かったが、出来れば再びがっつりスタジオ録音した新譜を出して欲しいと願っていたのが叶う。もう80歳近いけど、歌い口は全然変わってないんじゃないでしょうか。期待。

そのダン・ペンとチップス・モーマンの共作曲「The Dark End of the Street」を歌ってヒットさせたジェイムス・カーのベスト盤LP『The Best Of James Carr』を購入。ソウル系のリイシューを中心に扱っているUKのACE Recordsの独自編集盤(2017)。
このレコード会社の存在は、やはりダン絡みのコンピレーションで知ったのだが、今回ここのLPの価格帯はどうだろうと調べたところ、まずまずの手頃な価格で扱っていた。同商品のCD価格よりも割高にはなるけどね。(ちなみにこの会社からは、昔の日本のポップスも扱っていて、平尾昌晃のロカビリー集なども。)

かねてからジェイムス・カーのアルバムは1枚は取っておこうと。けれど既出のベスト盤も「The Dark ...」収録のオリジナル・アルバムも、どこか繰り返し聴くには重いな、という印象。それで、こちらの選曲盤のプログラムを部分試聴したところ、こっちが自分に合う気がした。
ダンの作品は他にスプーナー・オールダムとの共作「Let It Happen」、またバリー&ロビン・ギブ作「To Love Somebody」が、元々ソウル曲だったようにしか聴こえない堂々の歌い口に変貌。'60年代による古い音源だがマスタリング処理され、低音がしっかり響く。
2018/04/08

潔いソングライティング

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FUJIFILM X-Pro2 XF35mmF1.4 R 2017.09

たとえば自分がバー経営に興味があるとして、店を興したとするならば・・・、なかなか厳しいんじゃないかと思う。ともすれば閉店した友人の音楽バーよりさらに短期に店を畳む状況に陥る気がする。
ただ、ぼくだったら・・・商売に着手するなら自身の出演機会は諦めると思う。利益のことを考えると練習してる余裕など無くなるから。
それに、店の主人にあまり出張られると客はやりにくいんじゃないかな。自分が出演するためにはマスターを褒めないとなんか居心地悪い、といった気詰まりを与えそうで。

ネットで軽く"成功するバー・失敗するバー"の例を試しに探ると、どのサイトにも"店主のプライドが高い"というのが失敗例として真っ先に挙がる。悪いが、友人はこの典型例に当て嵌まると思う。
友人がプロフェッショナルな仕事をしていれば、ぼくとしては彼が営業時間を終えたのを待って、遅遅(おそおそ)の時間帯でも結構なので、時々別の店で酌み交わして互いに気晴らしする、といった当たり障りない付き合いが続けられたのにな。他の人々は、周囲の知り合いが自営を始めた際、開店祝いを贈った後、どういう付き合い方をしてるのだろう。興味ない品物買うにも限度あるよねぇ?



こちらは記事紹介済みのダン・ペンのコンピだが、ぼくのイチオシ・コンピであるブラジルの『ジョアン・ジルベルトが愛したサンバ』に次ぐ、愛聴コンピといっていいかも。
全曲ダン・ペンのライティングゆえ、提供先の各シンガーによる音源集だが一貫した聴き心地。どのトラックも、基本的な巧さを備えている。一部ダン本人の歌唱も。
シンプルな作風、というより潔いと言うべきか。シンガーの丁寧なフレージングも良いが、ダン本人の歌唱のほうが1曲毎の入魂に、感情の迸りが一気に伝わるのは確か。ほんと、デモ集もいいが、完全なアルバム・レコーディングを今一度望みたい。
2018/03/25

Hall of Fame 第2集

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FUJIFILM X-Pro2 Helios 44-2 58mm F2 2018.03

久々にロシア産のオールドレンズでマニュアル撮影。木々の間を散策すると、木漏れ日がグルグルぼけを盛大に醸し出す。自然撮影のほうが好きなのはこういうところかな。ビルの隙間では出せないだろう。この日は光と戯れたかのような気分を楽しんだ。



まとめ購入した一連のフェイム・スタジオ音源で、こちらは未だ記事にしていなかったようです。英ACEからのコンピレーション『Hall of Fame Volume 2』。
未発表音源がほとんどの24曲。やはりダン・ペン作品が他のシンガー歌唱で幾つか聴けるが、ライターはバラけていて、ジョージ・ジャクソン、クラレンス・カーターの自作自演など'70年頃まで及ぶ。

ヴォーカルで印象的なのは、かつての記事でも挙げた、恐らくほとんど無名といっていいジューン・コンクェスト。まったりとした気品を感じる聴き易さ。リンダ・カーは華のある個性だ。
「Fool for a Woman」を歌うプリンス・フィリップというシンガーのクレジット、そのまま検索してもエジンバラ公ばかりヒットするが、プリンス・フィリップ・ミッチェルのことでした。彼のソロ・アルバムをSpotifyで試聴したが、アルバムのようなかっちりしたものではない、ピアノ一本をバックにデモ・テープのようなストレートな味わいがここで聴ける。このシリーズは本当に音がいい。
2017/08/06

南部に会いに行くような

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FUJIFILM X-Pro2 XF16mmF1.4 R WR 2017.07

ダン・ペンのデモ・シリーズ第4弾『Something About The Night』、少しずつ聴いていますが、充実の内容だ。予め知ってた曲は、アーマ・トーマスへの提供曲(2)「My Heart's In Memphis」だけだったが、どの曲も渋く、しかも親しみやすいフレーズ。
(2)は、女声への提供を意識したからなのか、高めのキーで幾分きつそうなダンの歌唱だが、ちょっと無理して頑張って歌うと、ピッチは上がりきらないものの、シャウトが映えて聴いてて熱い気持ちに。

いわゆるデモ録音であるため、相変わらずトラック毎に質感のデコボコがあり、ストリングスのシンセ代用がチープに聴こえるのだが、基本のバンドはバッキング・メンバーがサポートしており、意図が明確なため、聴き手が完成形を容易にイメージすることができる。(1)表題作など、グロッケンのオブリガードが印象的に挿入、必要な素材はきちんと録ってある、まさしくプロのデモで、ヘッドフォンで聴くと、けっこう音響が良いのがわかる。

自主盤ながら、都市部のスタジオに持ち込んで録り直せば、ものすごい傑作仕上がりになりそうだ。歌詞カードは挿入されていないが、きっと染み入る語り掛けだろう。こんなに南部の音楽を纏ったSSWがいるだろうか。会いに行ってハグしたい・されたい男だ。



https://youtu.be/jtKW4v89feI
2017/07/18

ダンのデモ・シリーズ新作が出ていた

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FUJIFILM X-Pro2 XF35mmF2 R WR 2017.06

ダン・ペンの独自レーベルによるデモ・アルバムの第4弾『Something About The Night』が発売されていたようです! 前アルバムがきっかけで惚れたわけですが、単品注文しかけたところ、HMVが5枚40%オフのキャンペーンをやっていたので、この機会にリヴ・テイラー、ケイト&アンナ・マッギャリグル、ジョン・ピザレリ、そしてつい先日試聴して、あまりの完璧さに圧倒されたイリアーヌ・イリアスのグラミー受賞作をまとめて手続き。久々のCD購入ですね。今年は10枚買ったらいいとこでしょう。

なんせカメラの支出が大きかったから。こないだキヤノンの新発売で食指が伸びそうになったが、あるプロの方が、"APS-Cで十分、プロがフルサイズを使うのは失敗できないから"と発言していて、自分は失敗してもいいもんねぇ、とようやくそこで踏みとどまれた。というか買える金無いし。どのみち新発売は高値だから、様子見ですね。

画像のみ
dan170718

さて、ダンの新作のレビューは入手後になりますが、ひとまず知り得た情報では、アーマ・トーマスに提供した「My Heart's In Memphis」のオリジナル・デモが聴けるとのこと。常に熱い何かを与えてくれる御大に期待。

▼アーマ・トーマス歌唱
https://youtu.be/YdflbcjKZZ0