強かったフェデラー

kao011717ジョコビッチに続いて、マレーと、シード1,2が早期敗退と番狂わせの全豪、錦織選手の4回戦、対フェデラー戦が開始。休養明けのフェデラーはシードダウンで、錦織には順当勝ちして欲しいところだったが・・・。

第1セットは、フェデラーの1st.サーブの入りが悪く、錦織の入りが好調で序盤は立て続けにブレーク。やはり休養明けのフェデラーは年齢的にきついか?と、気楽に日本人選手の勝ち星を予感したところ、フェデラーが急激にリズムを良くしてきて、タイブレークに持ち込まれる。
辛くも錦織が勝利した1セットだったが、2セット目以降、フェデラーの強打と揺さぶりに、錦織が翻弄され続ける。コーナーに打ち込まれ、左右に振られるパターンでの失点が、フルセット観戦後の印象だ。
これは、格下のガスケに負ける展開と少し似ている感じがした。昨年、ようやく1勝したが、今回のフェデラー陣営は、錦織のガスケ戦を分析していたのだろうか、と素人の推測。リターン能力が優れている錦織を、最終的にリーチの足りなさを突くように、先を読ませない展開を工夫していたようだ。
逆に、錦織にとって対フェデラーの戦術とはどういうものだったのだろう。メディカルタイムアウトを取ると、いつもハラハラしてしまう。競った見応えある試合内容だったが、休養中のフェデラーは膝を休めながらも相当鍛えてきたようだ。

やんやのデ杯(2)

デ杯最終日、大阪市内は80-90%の降水確率。公式サイトに中止決定の知らせは無かったので、ひとまず駆け付けました。

utuborai n
11時開始予定から12時半に変更。止むだろうか? 
時間潰しに靱公園で撮影練習。
utubopark

なんと雨上がりました。13時半開始とさらにずれ込んだが2試合ぶん興行無事終了。その後に再び雨が降るという奇跡。待ち時間は、WOWOW放送絡みで修造さんがトークで繋いでくれ、なんとか退屈せずに過ごせました。

2日目にして日本チームは3勝先勝。よってワールドグループ残留決定。中日だけ行けなくて残念だったが、錦織・杉田組によるダブルス試合はWOWOWで観戦、1時間半あまりでカタが付いてしまいましたね。

本日はいわば消化試合となり、3セットマッチに変更。ウクライナ側の対戦カードは都度変更となったが、日本チームは当初発表の通り。ダニエル(対スミルノフ)は今日は試合が開催されると思っていなかったようで、開始当初は集中を欠いていたようだったが、初日同様冴えたストロークを見せ、西岡(対カレニチェンコ)は終始、鋭いバックハンドで、両者とも快勝。なんと全5試合日本が完勝。

今回、植田監督による錦織温存の采配が話題になっていたが、今日たまたま雨で中止の間、修造さんが錦織にインタビューした際、錦織自身が「オリンピックと全米が続き、ケガは無かったが、疲労は残していた」という旨の答えがあった。次には楽天オープンが控えているし、デビスカップに出場するだけでも非常にタフなスケジュールなんだろうね。
ドルゴポロフが出場していれば、シングルス出場の可能性は残していたかと思うのですが・・・。

日本チームおめでとうございます!
allphoto

四選手ともありがとう!
fourmember

やんやのデ杯(1)

9月16日~18日の三日間行われるデビス・カップ(日本対ウクライナ)の初日と三日目のチケットを取りました。場所は靱テニスセンター。
まずは初日観戦。まだ暑くて、帽子やタオルの用意をするべきだった。2試合で6時間余り、すっかり赤ら顔に。近所のビルからはタダ見してる人もチラホラ。

▼第2試合(西岡対マーチェンコ)より
cup

僕のプロテニス試合の生観戦は、数年前の女子オープンが初めて。以来、2度目の靱テニスセンター。さすがに応援のノリが凄い。普段、コンサートしか行かないから、鳴り物があちこち喧しいのが新鮮。
そして初めての男子試合、さすがにパワーとスピードがあり、ボールはそれは重そう。TVでは分からなかったスピンの回転量がグルグルと生々しい。

▼左から日本チーム、チェアアンパイア、ウクライナチーム
cup1

買い立てのパナソニックGF7で撮影。付属のキットレンズじゃ、とても選手のアップは撮れません。が、帰宅してPCに取り込んでみると、予想以上に細かな画質で、望遠レンズがなく思い通りの構図が取れなくとも、後でトリミングすれば耐えうる範囲だ。ミラーレス初心者としては、この精度には感激した。

▼日本チームを拡大
左から杉田・西岡・ダニエル・錦織選手・植田監督
cup3

直前に発表された対戦表では、錦織選手は今回シングルスから外れ、よりによって僕がチケットを取らなかった中日のみダブルス登場。この大会は国別対抗であって、スター選手目当ては筋違いと知りつつ、シングルが一戦も無いとは・・・。全米の準決勝からまだ一週間だしね。とはいえ、最終日に急遽出場してくれないかと。

第1試合(ダニエル対スタコフスキ)、ウィンブルドンでフェデラーを下したこともあるスタコフスキは球種が多彩で、これはダニエル厳しいかも、と見ていたが、総じてダニエルのミスが少なくディフェンスが安定しており、攻めるスタコフスキが要所でミスを重ねた結果、ストレート勝利。
第2試合(西岡対マーチェンコ)、マーチェンコは、先日の全米での善戦も記憶に新しい、唯一TV放映で観られたワウリンカとの戦い方通り、強力サーブと爆発的な決めのショットを放つプレースタイル。身長差で劣る西岡はラリーを繋ぎ、マーチェンコのミスを誘った。特に第4セットのブレイクダウンからの粘り勝ちには圧倒された。

▼本日の結果表
cup2

恐るべき名試合

全米の観衆が沸いた沸いた。錦織選手の対マレー戦は、それはもう観ているのも恐ろしくなる、勝負の行方が最後まで見えない、タフなフルセットマッチだった。これはWOWOWさん、名勝負選として今後繰り返し再放送するでしょうねぇ。

観始めは、先日のオリンピック戦の完敗も記憶に新しい、今やジョコビッチを上回るほど絶好調のマレーが相手じゃねぇ、と。
実際、第1セットは戦法としては的確ながら、マレーが普通に守るだけで、錦織がミスショットを重ねるという、早くも悪循環の兆し。このままじゃ、まるでオリンピックの再現じゃん、と溜息が出そうに。

ところが第2セットの雨による中断‐今年から設置されたセンターコートの巨大な移動屋根が自動7分間で閉まる‐で切り替えたように、彼のプレイが上がった。今回の主な勝因は、彼自身の試合後インタビューなど参考に私見を少し交えると、
・中断後、攻め急がず、相手のラリーに付き合いつつ、勝機を狙う戦術に変更
・マレーのファーストの入りが徐々に悪くなり、セカンドを鋭くリターン
・第4セット~第5セットでのプレイのフィーリングが合っていた
・ドロップショットの多用等、マレーを走らせた

前回試合のカルロビッチ戦が、このマレー戦のための良い前哨戦になった部分もあるのかな。カルロビッチのビッグ・サーブ相手に、自身のサーブ・リターン力が上がった。
かたやマレーの前回相手は、ディミトロフ。その試合内容は解説の村上氏が「ディミトロフのプレイは、錦織の参考になりません」と批評するほど、圧倒的なディフェンスを誇るマレーを相手に、早や単調なベースラインの打ち合いを繰り返すばかりだった。
それでマレーが油断した訳でも無いだろうが、あのディミトロフ戦を観ていれば、錦織がいかに頭脳的で感覚に優れたトップ選手であるかは、判然としていた。

ただTVにかぶりつくしか無い者としては、サービング・フォー・マッチ直前のブレークには、思わずしゃくりあげるように涙が溢れてしまった。2年前のジョコビッチ戦をも上回る感激をさせてもらった。

メンタルの不思議

オリンピック放送は、欲張って観ようとしても、ほとんどの種目に対してルールに疎いことに気づかされる。フェンシングなど、一方の選手の痛恨の表情から、もう勝負がついたのだと教えられた。
注目していたのはテニスだが、放送時間が他の種目と重なりチェックしづらい。テニス競技場には屋根が無いので、雨天順延も。もちろん前の出場選手の試合がずれ込むなど、オリンピックに限ったことではない。丸半日の時差に、今か今かと開始を待ちわびて、結局夜通し起きる羽目に。

錦織選手への期待はもちろんだが、今回3回戦まで勝ちあがったダニエル太郎選手と今期から復帰したデルポトロの大一番はせめて放送してあげてほしかった。ノーシードのデルポトロは1回戦からジョコビッチを倒す快進撃で結果、マレー戦で銀を獲得。
かと思えば、3位決定戦の錦織の対ナダル戦の直前には、思いがけずミックス・ダブルスの視聴が叶った。チェコのステパネクのペアがここで観られるとは。ベテランの優勝をリアルタイムに見届けた。

さて昨夜の対ナダル戦ですが、今年のマイアミでの接戦を彷彿とさせたモンフィスとの準々決勝を上回るハラハラドキドキでした。ハラハラというか優劣のギャップが激しく観てるだけで疲労困憊。
6-2,5-2と来れば、あとは楽勝の筈でした。連戦の疲れも感じさせるナダルの先手を取り確かな手ごたえでポイントを重ね続け、残すは1ゲーム。ここから痛恨のダブルフォルト、凡ミスを多発。勝ちビビリか? 隙を見逃さないナダルにとうとう追いつかれタイブレークも1-7と突き放されまさかの2セット目ダウン。

TVの応援がむなしくなってきたところへ、さらに彼はセット間のトイレットブレークから帰ってこない。これには慌てました。まさかここで棄権?失格?
ようやく戻ってきました。ほぼナダル側に付く大勢の観客は彼に大ブーイング。けど彼は、いつもの天然な感じに見えた。規定ではトイレットブレークは5分らしいですが、この時、11分だったそう。(誰もが大便を想像したが、後のインタビューでは一式着替えていたらしい。)【追記:係員が錦織を遠くのトイレまで連れてったとの情報あり。】
それまで臨戦態勢だったナダルはここでタイミングを外されたのか直後のブレイクダウン後、主審に再抗議。しかし主審は、錦織に対し警告を与えなかったし、大会責任者の説明もなされているシーンもあり、試合続行。

ナダルは自身のサーブ直前、劣勢のフラストレーションからか、マナー悪く立ち動く観客に一喝。あんな彼を観たのは初めて。ただ、それほどオリンピックでのテニス観戦態度は、サッカーファンが乗り込んできたのもあって、通常ツアーにはみられない盛り上がり方だった。
いやぁ、ファイナルできっちり錦織選手は修正してきましたね。1セット時のリズムに戻してきた。彼のメンタルは、もはや理解しがたいわ。銅獲得おめでとうございます! デルポトロとの対戦も久々に観てみたいね。

Pagination

Utility

別宅のご案内

sake moge Flickr(オリジナル写真集)                   ●手さぐりのリボン結び(オリジナル楽曲集)

プロフィール

 シャケ/YASUHISA

Author: シャケ/YASUHISA
男性 昭和40年代生まれ

愛猫カオ(ロシアンブルー)と同居
常にマイブームがないと生きていけない

月別アーカイブ

全記事(数)表示

全タイトルを表示