ワン・オン・ワンのサントラ

▼Xキャラバン in 大阪/藤里一郎氏のワークショップにて、モデルは南羽真里(女優)さん
model180315
FUJIFILM X-Pro2 XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macro 2018.03

どうしても前の撮影者の頭が邪魔になってしまうので、こういう極端な構図をとった。モノクロ仕立てだと、なんだかジャネット・リーのシャワーシーンを思い出しますが。
プロ先生のツイート曰く、1シーンで撮ったモデルの肌色は統一したほうが良い、とのこと。なるほど、ぼくは一枚一枚単独でみていたので、後からソフトで都度ぐちゃぐちゃにいじりがち。それこそ素人発想なんだね。
他人がアップしているこの日のモデル画像がSNSでチラホラ観られたのだが、明るい表情をバッチリ捉えてる。不思議とぼくは彼女の憂い顔ばかり収めてる。

今回のイベント初体験で、益々カメラ・レンズを買い増したくなるんじゃないかと我ながら危惧していたが、その逆でなんかスッと冷めた。たぶんこの業界の、ジェンダーに関する感性が古臭そうに映ったからだろう。
(例えば、写真家先生のレクチャーでの"彼女をギュッと抱きしめたくなる感じ"とか、写真表現上での物言いとは解ってはいるのだが、ちょっとゲンナリ・・・。いい先生なんだろうけど。よく男性誌がモデルに"久美子クン"とか、"クン"付けするような、ああいう見出しへの嫌悪感に似てるか。)



こないだジムで流れてたカントリーが良い感じで、最近のヒットなのかどうかも知らぬまま、Spotifyでランダムに試聴続けてみたのだが、誰の曲かさっぱり見つからない。
諦めて切り替え、名前は知っていたが、今まで試したこと無かったこちらのデュオ、シールズ&クロフツを聴いた。

これは'70年代青春映画『ワン・オン・ワン』というバスケットボールをやる主人公のサントラだそう。'70年代らしい瑞々しい音像で、歌モノずくしが疲れる時にはいい。サントラを意識してか、控え目なサウンド作りのぶん、S&Gに近い感覚もあるが、ギターを前面に出しておらず、ソフトロック寄り。ハーモニーもきれいだし、この時代の繊細さが好きだ。
特に打楽器の録音は、'80年代以降より良いんだよね。ボンゴやバスドラの空気感を損なわない響きは。

▼John Wayne
https://youtu.be/wPSSF-BKKbU

マンシーニ・ソングブック

poppy
FUJIFILM X-Pro2 XF56mmF1.2 R 2017.04

三脚到着。組み立てたら、なんだか急に自分がカメラマンになった気分になれた。単純アタマだね。近年は何でも通販で、現物を確かめもせず手に入れてしまうが、これまで失敗だったと思った買い物はあまり無いと思う。実店舗で品定めをしていたら、もっと良い物が見つかるものを、選択肢を知らないままネット即決しているからだろう。
三脚はイタリア製で、レビューで心許ない意見もあったから心配だったが、堅牢そうじゃないの。すぐ壊れた、どうなってるんだ?と、意見していた人は、実名で投稿しているからたぶんご年配だろう。うちの亡き父も、どちらかというとメカニックな物が苦手で、すぐにヤケクソで扱って壊してしまう人だったが。
さて、私はこの三脚で何を撮りたいのだろう? アレルギーで大人しくしている間に考えてみよう。



マンシーニの作品をまとめて聴いた憶えが無いので、この機会に。'61年~'97年音源から。アンディ・ウィリアムズはもちろん、この曲もマンシーニだったのか、と柔軟なタレントに脱帽。
映画『シャレード』は何十年も前にレンタル鑑賞したきりで、主題歌がジョニー・ハートマンだったと、最近彼のアルバムを聴くようになってやっと認識。やっぱりいいね。収録アルバムほしい。
ダイアナ・クラールは何故か縁が無いのですよ。うまいとは思いますが。

マンシーニの娘、モニカのヴォーカル・アルバムもあわせて初めて聴いた。歌い上げ方はバーブラ・ストライサンドを思い起こさせるが、バーブラほどドラマティックになり過ぎず、スムーズ。

▼Baby Elephant Walk(本収録と別音源)
https://youtu.be/b1z4JfxFb6c

早々の再購入

かつてはワールド・ミュージック専門店のリンク集に入れられた関係で、その筋のブロガーさんからのアクセスが一時多くあったが、もうだいぶん減ってくれたかな。
思うにブログは"誰かが誰かのブログを読んでる"くらいの巡り合わせ感覚で良いんじゃないかな。双方向を続けると、どうも相手の、"オレのほうがよく知っている"という自負を間接的に押し付けられてるようで、次第に付き合いづらさを感じるんだよね。こちらは他人がいかに音楽狂かなど関心が無くて。自分のペースで探して聴けばいいんじゃないですか。
ある盤の紹介記事を書いた時など、その数日後に先方記事には同じ盤について大層に「皆さんにとっておきを紹介しましょう!」と臆面も無くあって、ウチを参考にした件を記さないのは別に構わないのだけど、どうコメントさせてもらえばいいやら、こっちが気恥ずかしくなってしまった。そうまでして"オレが一から探して見つけてきた"と誇りたいのかと。だから"読み合い"は止めました。好きな音楽の話は、やはり直接の友達とするのが良いかもねぇ。



愚かにもいったん通常CD(900円程度)で入手していたエサ=ペッカ・サロネン&ロスアンジェルス・フィルハーモニック『バーナード・ハーマン:ヒッチコック映画音楽集』、内容が充実していてどうしても良い音をさらに望んでしまい、当初躊躇したSACD盤に早速買い替えてしまった。
SACD盤、Amazonでは廃盤と見受け、プレ値が付いていたのですが、国内ソニーの通販サイトをチェックすると取り扱い中で、通常価格では3150円、さらに調べるとヨドバシのサイトでは割引扱いとなっていて、2840円(送料無料)でゲット。3000円切ると、急に買い求めやすく感じるのはLP時代の感覚がまだ残っているからでしょうか。たった数百円の違いなんですけどね。

SACD再生すると、オケがキメ細やかになり、演奏全体の輪郭がくっきりする。本来あった情報量に近付いて聴くことができる。ヒッチのファンの中には、実際に映画で使用されたサントラのイメージに囚われる人もあろうが、この透明度の高い演奏と録音は群を抜いている。選集の決定盤としたい。

▼日本語収録リスト拡大可
salonen

ハーマンの転進

サロネン&LAPO/バーナード・ハーマン映画音楽作品集が届きました。

taxiherrmann

ハーマンは現代作曲家ゆえ、現代音楽にカテゴライズされる向きもあろうが、音楽性そのものは僕は近代音楽に属するのではないかと思っている。が、映画音楽の作曲は、映画製作側、つまり監督のオーダーにより作られるものであろうから、本来のハーマンの作曲の引き出しは、もっと無限にあったに違いない。

ヒッチコックと袂を分かつきっかけとなった映画『引き裂かれたカーテン』の未使用スコアがこの盤で聴けた。要はボツ曲で、実際に起用されたのはジョン・アディソン。この時の具体的な経緯が分からない。ヒッチは、ハーマンにどういうオーダーをしていたのか?(過去に『映画術』を読んだ筈だが、ハーマンとのこの時期の確執については触れられていなかったと記憶する。)

僕の推測では、単にハーマンのスコアに古臭い印象を持ったのかな、と。それはハーマンが悪いのではなく、映画業界のムードが変わりつつあったからなのではと。アメリカン・ニューシネマの台頭により、ヒッチの作風も東西冷戦のリアリティを求めた結果、サウンドについても刷新すべきだと意見でも出たのでは?
しかし、この12本(16本説もあり)のホルンを使用したという未使用曲、ハーマン贔屓のせいか、こちらのほうが今となってはマッチしていたと感じる。当時、オーケストラ編成の重厚さを嫌い始めた風潮にあったのじゃないか。

この作品を最後に、ハーマンはヒッチを離れ、トリュフォーやデ・パルマ監督など映画音楽を担当。僕はデ・パルマ作品は、ヒッチ作品の延長で鑑賞したが、どうしても見劣りを感じてしまい、ゆえにハーマン絡みとはいえサントラも集めてはいない。

終曲のスコセッシ監督の『タクシードライバー』のサントラはオーケストラにサックス独奏が鮮烈。サックスは比較的新しい楽器なので、主に近代音楽から使用され始めた。ここでハーマンのクラシックのマナーを押さえたジャズの感覚が、ある意味、ヒッチの活劇からニューシネマへのマッチングに見事に転進したのではないだろうか。

到着前から無人島

何気に"ハーマン SACD"で検索すると、こんな商品が出ていた事を知った。フィンランドの作曲家・指揮者、エサ=ペッカ・サロネン&ロサンジェルス・フィルによるバーナード・ハーマン映画音楽集(2005)。'90年代録音盤のリイシューらしい。



動画サイトでほぼ試聴したところ、ハーマンの弦楽器の重層さを堪能できる精緻で繊細なサウンド。何より現代録音で聴けるだけでも嬉しい。同じ'90年代に録られたジョエル・マクニーリー&ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル・オーケストラによる『めまい』以来だろうか、これほど感激したのは。主にヒッチコック各映画作品からの抜粋だが、納得の選曲だ。特に冒頭の『知りすぎていた男』の前奏曲を音源で聴くのは初めてだった。

他にハーマン自身のタクトによる録音盤や他の作曲家とのカップリングだの、手持ち盤はそこそこある。が、手慰みって訳でもないのだろうが、どうも映画音楽がクラシック畑から軽んじられているような大味な演奏(もちろんハーマン本人は別として)に感じられなくもない印象が残りがち。
本盤は、純クラシックのコンセプトから取り組まれた透明感のある演奏。ネット試聴だけでもかなり満足できた。
本来、SACDで入手したいところだが、価格が高すぎて断念。千円以下の通常盤で注文。到着が待ちきれず記事にしてしまった。

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 シャケ/YASUHISA

Author: シャケ/YASUHISA
男性 昭和40年代生まれ

愛猫カオ(ロシアンブルー)と同居
常にマイブームがないと生きていけない

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