みゆきの"見返り美人"

sumitomo170828
FUJIFILM X-Pro2 XF35mmF1.4 R 2017.08

住友倉庫を撮ってみたくて西区に行ってみた。都会は適当にぶらぶら歩いても、近くのどこかに必ず駅があるから携帯なくても大丈夫。でも阿波座から川づたいに歩きすぎて、福島区ではちょっと迷ったね。



中島さんの新曲記念(買ってないけど)に、この曲も思い出してみた。1986年シングル「見返り美人」。この曲、ずいぶん後になって、明菜ちゃんへの提供予定曲だったとネット上で知ったのだけど、本当だろうか? でも、なるほどと頷けるくらい、メロディが彼女に向いている気もするんだよね。
珍しく、このシングルに限って、3-4ヴァージョンほど別テイクや新録音されており、この詞の恨み節そのまま、却下に対する激昂のような歌いぶりにも聴こえてくる。提供を希望する歌手サイドは他に山ほどいる作家ですからね。
事実関係はともかく、ユニークな曲でぼくは好きですね。珍しく1コーラスにDメロまで作り込まれていて、CメロとDメロがWサビのようになっている。それが、かえって曲調の盛り上がりに持っていきづらい部分でもあるかもしれない。

編曲は萩田光雄。シングルとアルバム収録はほぼ同じアレンジで、みゆきのヴォーカル・テイクとミックスが大きく異なる。のちにニュー・アレンジが現タッグの瀬尾一三で、シングル「トーキョー迷子」のカップリングで発表された。ぼくはアルバム『36.5℃』収録分がいちばん好きかな。当時の傾向でエフェクトかけ過ぎだが。瀬尾さんのもいいけど、華があるのは萩田さん。

【自由 自由 ひどい言葉ね
冷めた女に 男が恵む

アヴェ・マリアでも 呟きながら
私 別人 変わってあげる
見まごうばかり 変わってあげる

だって さみしくて 見返りの美人
泣き濡れて 八方美人
だって さみしくて 見返りの美人
泣き濡れて 八方美人】

【ひと晩泣いたら 女は美人
生まれ変わって 薄情美人
通る他人(ひと)に しなだれついて
鏡に映るあいつを見るの】
(中島みゆき「見返り美人」より引用)

みゆきの"誘惑"

komurasaki170827
FUJIFILM X-Pro2 XF35mmF1.4 R 2017.08

結局、中島さんのシングル「慕情」は手を出さなかった。なんでもCDは次の公演のチケットの抽選シリアル番号封入らしいけど。彼女のライヴは、コンディションの波がけっこうありますね。連続公演の場合、2日目は声が嗄れていることがあったので、初日を優先していた。後の公演日のほうが盛り上がる可能性もあるが、休演日を挟んだほうが調子良さそう。

瀬尾さんとタッグを組んでから、確かに舞台映えするサウンドまとめが安定してはいるが、フォーキーな感覚の曲作りはそのまま、アレンジがロックオペラ風に壮大になってるので、曲の本質とアレンジのマテリアルに少々ギャップを感じてしまうのだ。



こないだ、ふと'82年シングル「誘惑」を思い出して外出中に歩きながら口ずさんだ。今の今、この曲を口ずさむ人が他にいるだろうか、など過ぎりながら。
【やさしそうな表情は 女たちの流行
崩れそうな強がりは 男たちの流行】
(中島みゆき「誘惑」より引用)

猥雑な商店街のレコードショップでまだカセットテープが売られた時代に、演歌とは一線を画しながらニューミュージックという自作自演の流行歌の立ち位置だった。大ヒット「悪女」に続く軽やかさ。
当時は当時なりに、みゆきらしくない、との感想もあったかもしれないが、ぼくはあの宇崎&阿木コンビが放った百恵ちゃんのヒット曲「美・サイレント」を連想するんだよね。どちらもラテン歌謡の香りがする。
「誘惑」の編曲は船山基紀。近年では、やはり中島作品でTOKIOへの提供曲「宙船(そらふね)」など。デビュー編曲作も中島さんのデビュー曲「アザミ嬢のララバイ」だったんですねぇ。

【あなた鍵を置いて 私 髪を解いて
さみしかった さみしかった
夢の続きを 始めましょう】(同)

慕情の壮大

eve170823
FUJIFILM X-Pro2 XF35mmF1.4 R 2017.08

中島さんの『慕情』シングルは、今日発売ですね。なんかレコード会社がこの曲で5世代連続1位を狙っていそうな感じなので、久々に彼女のシングルを買ってみてもいいかな、とは思ったのだけど、カップリング曲を試聴してからにしようと。

それで、そのカップリング曲も倉本ドラマの挿入歌として最近一部聴けた。うーん、近年、たびたび聴かれるバンカラ系のフォークソングですね。歌詞は良さそうだけど、このタイプの曲はどちらかといえば苦手。はっきりいって拓郎っぽいパターンなのだけど、このタイプの曲が初めて出たのは、ぼくの記憶では、アルバム『夜を往け』収録の「君の昔を」じゃないかな。意外とデビュー当初ではなく、'90年あたりからボチボチ出始めた印象。こんなに量産されるようになったのは、2000年代以降じゃないかな。
その「君の昔を」と『ララバイSINGER』収録の「あなたでなければ」あたりは好きです。

それで「慕情」1曲だけをダウンロード購入しかけたけど、この曲の全体像もブツ切りながら、ほぼ全て放送されたので、だいたい把握できたが、ちょっと曲のスケールを大きくし過ぎた印象で、1コーラス目のモチーフをあれこれ変化させる手腕は素晴らしいが、もうちょっとささやかな雰囲気を残して欲しかった。ドラマ制作サイドの要望で、いろんな場面の使用に応えた結果なのでしょうが。
特に転調が。舞台『夜会』以降、ふんだんに取り入れられるが、ハーモニーの手数が多ければ、転調に逃げなくても魅力的にできるような気もするんだよね。近年、よく使われる全1度の転調など、効果的に感じられた楽曲もあるけれど、あれは上げる時はいいけど元のキーに戻す際、気持ち悪いんだよね。この辺も、自分の趣味が変わってきたようで、大貫さんの華麗な転調曲を知ってからは、転調も安易に使うと下世話になりかねないから難しいものだと感じた。

「慕情」のサビは、彼女のかつての名曲「歌姫」のBメロを思い出させる。それでちょっと懐かしい気分になれるのだけど。

山鳩

himawari170723
Panasonic DMC-G8 LEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4 2017.07

最近、フジのほうに使用頻度が傾きかけてたのだけど、久々にパナライカの25mmを使うと、こっちはこっちで味があるんですよねぇ。コントラストが強いから奥行きを感じるのか、フジとはまた違った描写をします。
もしこれからパナソニックのカメラ購入を検討する方なら、レンズ選びに迷うかと思いますが、パナレンズもいいですが、ちょっと割高でも初めからパナライカのレンズ群で見積もってみてもいいんじゃないでしょうか。クオリティと個性と両方獲得できるレンズですから。
ぼくは全て持ってるわけじゃなくて、パナライカのなかでも42.5mmノクチクロンが今は欲しい。でも高価。

agnes170724

平尾先生の記事で触れたアグネスの「草原の輝き」は、当時のアルバムにも収録されていて、彼女に提供された売れっ子作家の書き下ろしと当時の日本のフォークソング、ワーナー洋楽曲のカヴァーの全12曲。
収録明細は、
(1)「草原の輝き」 安井かずみ作詞/平尾昌晃作曲
(2)「シング」 Joe Raposo作詞・作曲
(3)「ひなげしの花」 山上路夫作詞/森田公一作曲
(4)「トップ・オブ・ザ・ワールド」 John Bettiss作詞/Richard Carpenter作曲
(5)「遠い遠いあの野原」 松山猛作詞/加藤和彦作曲
(6)「うつろな愛」 Carly Simon作詞・作曲
(7)「妖精の詩(うた)」 松山猛作詞/加藤和彦作曲
(8)「ママに捧げる詩(うた)」 パーキンソン作詞・作曲
(9)「山鳩」 安井かずみ作詞/平尾昌晃作曲
(10)「サークル・ゲーム」 J. Mitchell作詞・作曲
(11)「白い色は恋人の色」 北山修作詞・加藤和彦作曲
(12)「You're 21 I am 16」 アグネス・チャン作詞・作曲

カーリー・サイモンの「うつろな愛」を幼稚園の頃に知ってたのは、このアルバムがあったから。ジョニとの出会いもここで済ませていますねぇ。
オリジナル盤は持っていませんが、ニール・リード「ママに捧げる詩」は、とりわけここで愛聴した覚えがあります。ぼくと同世代以下の人は、なかなかご存じ無いのでは?
編曲者は、馬飼野俊一、竜崎孝路、加藤和彦、東海林修、演奏はワーナー・ポップスオーケストラ。
「草原の輝き」のB面「山鳩」も平尾先生だったんだね。素朴なメロディーが好きでした。アグネスの歌唱は若くてたどたどしいけどね。でも英語曲が覚えられるきっかけにもなった思い出でもあります。

▼山鳩
https://youtu.be/zBRvMXl0BPU

草原の輝き

sunward170722
Panasonic DMC-G8 LEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4 2017.07

平尾昌晃先生が亡くなられたそうです。数々の名曲を送り出した方ですが、ロカビリー時代はぼくは未だ知らないんです。レコードが手元にあるのは、アグネス・チャン「草原の輝き」、平尾氏の当時、弟子だった畑中葉子さんとのデュエット「カナダからの手紙」など。

(ちなみに、ロカビリー時代に共に活躍したミッキー・カーチスさんは、現在「やすらぎの郷」に出演中。劇中、常盤貴子さんとの46歳差婚が発覚するという急展開になっています。)

「草原の輝き」のメロディ、彼女のデビュー曲「ひなげしの花」より好きだった。覚えやすい、簡潔なフォーク・ソング。「星に願いを」「愛の迷い子」も好きです。昭和歌謡のことを一気に思い出した。先生、ありがとう。

https://youtu.be/kHayUQRI9us

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 シャケ/YASUHISA

Author: シャケ/YASUHISA
男性 昭和40年代生まれ

愛猫カオ(ロシアンブルー)と同居
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