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2018/11/15

Deezerにない手持ち盤(7)

keidai181115
Panasonic DC-G9 LEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4 2018.11

最近はカメラのレビュー・サイトを覗くことが多いのだが、かねてから薄く疑問だったのが、ユーザーの投稿際に自らプロ・アマの別を名乗るようになっていて、ハイアマを名乗る人がほとんどなのだ。でも、自身をどうやってハイアマと位置付ける判断をしているのだろう? 単に年数から? 受賞経歴アリ?
音楽もそうなのだけど、このハイアマ層は実際はかなりピンキリが混在すると思う。要するにプロで無い以上、アマはアマ。だが、同じアマの中では、あいつと一緒にされたくないという矜持もある。自分にも音楽に関しては内心そういうとこがある。

閉店の音楽バーのマスターに一つ伝え損ねた件があったのを思い出した。そこの店の唯一の手作りメニューのカレー、ご飯が臭かったのだ。
その場ですぐに"マスター、このご飯、臭うよ"と言えば良かったのだが、出されたメシには文句言わないよう、大抵の人が躾けられて育ってきた筈。友人として・客として、どうすべきか迷った末、今回限りはと我慢して平らげた。
これが一見の客なら怒るだろう。言っちゃ悪いが場末ムード漂うビルの一室で、見知らぬ男の唯一の手作りカレーに気軽に手を出す一見客が多いとは思えない。なかなか捌けなかったのだろう、ぼくが食したのは長期間、保存されたものだったに違いない。

いわゆる純粋なバーテンダーを目指した訳では無く、ご自分が歌う場所を持つことが先の理想だった筈で、その目的も気持ちも一通り理解はする。結果的に閉店を決める事になり、マスターが「考えが甘かった」とこぼした時は、同情もしかけた。
が、その後に続けた言葉が、「来る客の質が悪い」とは。はぁ?だ。つまり、客がお代わりをしてくれない事への不満があったそうなのだが、最低限の事やれてから、愚痴りなよ、と言いたい。現実にはミュージシャンではなく、飲食業に手を染めたのだから。千何百円も払って臭うカレー食べさせられたの、後にも先にも其処だけ。安いカレーでも、何十辺通った店でも、そんな経験無い。



マリア・マルダーのこの作品は何故かDeezerには無いんですよ。代表作もこの一連のホリディ・アルバムも大抵揃っているのに。そもそも彼女の熱心な聴き手ではなかったが、この『On the Sunny Side』は、音楽ブロガーさんの記事で教わった。
個人的には、ケイト&アンナ・マッギャリグルを取り上げた代表作のほうには、姉妹への思い入れが強いためか、ピンと来ず、こちらのホリディものがしっくり来た。代表作をおいて、こちらのほうが好きというファンはあまりいないでしょう。

本作は1990年リリース。その後の彼女の近作のホリディ・アルバムも試したが、声が悪くなってる。いや、音楽的には全く問題無いが、だいぶ荒れた。本質的に彼女の声質は、とても柔らかいと思うので、小品も聴き逃せない。
2018/11/10

サイモンの2010年代ライヴ

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Panasonic DC-G9 LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm F2.8-4.0 2018.11

写真はどのサイズで観るかによって印象も変わる。これはもっと大きく引き伸ばしたいな。
雨降り後も、生温い天候が続く。再び液体の蚊取り線香を持ち出すほど。南海電車内でホットパンツにTシャツの人みかけた。



ポール・サイモンのセルフ・カヴァー新作は、近作の硬質なサウンドと異なり、アコースティック・ジャズのムードが懐かしかったが、ヴォーカルは若干衰えたように聴こえた。きれいに歌ってるし、年齢的にみても頑張ってるとは思うが。

比較的最近のライヴ録音も聴いてみた。上記『The Concert In Hyde Park』。2012年の作品らしい。冒頭数曲聴いた時点では、手持ちのスタジオ・アルバムを聴くだけで充分かな、と割り切っていたのだが、やはりライヴならではの醍醐味があり、中盤以降、いつのまにか手を止めて耳を傾けていた。
選曲は、全キャリアの作品から平らに取り上げている印象。苦手だった'80年代のアフリカン・リズムの楽曲も、一気に聴く現ライヴでは違和感もない。あの'80年代のドラム録音の処理のいやらしさは、サイモンに限ったことではない。

曲作りをしながら、パフォーマンスを研鑽する。長年のシンガーソングライターの平生の姿が、大きな聴衆のリアクションとともに窺える、実直な演奏記録だ。
2018/11/06

Thankfulの美しさ

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Panasonic DC-G9 LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm F2.8-4.0 2018.07

妙に暖かい日が続き、痰がらみの咳は空咳へと軽くなったものの、秋花粉症を伴って、スッキリしない。今年の夏に手に入れたG9、何回持ち歩けただろう。台風の影響もあり、去年に比べて撮影機会は減った。カメラは持ち出してなんぼのもの。とにかく撮らないと。



そうか、ナタリー・コールは数年前に亡くなったんですね。たまたま聴いてみた『Thankful』は、きれいなアルバム。ふだん聴かないジャンルで軽く流しただけで、具体的な感想も書けないが、ナタリーの声がとにかくきれい。アレンジもよく練られて制作費をかけてそうだ。
過日、アレサ・フランクリンの訃報を知って、彼女のアルバムをまとめて聴こうとしたんだけど、声が強すぎてぼくには無理。圧倒されるけれどね。ナタリーはゴリゴリのR&Bというより、AOR寄りのメロウなイメージだ。
2018/10/05

南さんのスタンダード・カヴァー

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FUJIFILM X-Pro2 XF35mmF1.4 R 2018.09

以前にストレスになってた上階住人の騒音の件は、管理人に対処してもらい、1ヶ月だけ治まったが、その後また業務を再開し、毎週末は毎日ガタガタやってる。頭にきたので、フラワーレッスンが終わる頃を見計らい、上階に駆け上がり丁度レッスン担当の女と、弟子が談笑しながら賑やかに出てきたところを、傍で冷ややかに観察したら、そそくさとそれぞれに帰っていった。一応、それを最後にレッスンはようやく外部会場を借用することにしたようだ。

もう一方、無頓着な階下のパン屋の喫煙習慣、こちらが嫌がっているのを知ってて、今度は喫煙用の椅子まで据えてきた。なんでこの広い地球の中で、よりによってウチの洗濯物の真下に居座るかねぇ。これはもう、こちらも気遣わなくていいんだと、マットの埃をベランダから叩かせてもらうことにした。



南佳孝さんのアルバムを幾つかSpotify試聴。その中で、ジャズ・スタンダードとボッサ・ノーヴァなどの名曲カヴァーした『NUDE VOICE』(2001)を。
選曲もアレンジも良いですが、歌い方がちょっと受け付けません。うまいのですが、どのフレーズの入りも、やさぐれ風に喉に当てながら摺り上げていて、個性なのだろうけどいったんクセが掴めると、気になり出す。この歌い方に馴染まないとなかなか楽しめないです。
これならオリジナルのほうが良いと思いますね。デビュー・アルバムはクセのない綺麗な声だった。
2018/09/15

Born at the right time

may180914
Panasonic DMC-G8 LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm F2.8 2018.05

昨日、米テニス協会のアダムス会長が、カルロス・ラモス主審へ謝罪したというニュース、具体的な要旨が分かれば、日本国内でも丁寧に取り上げてほしい。あれほど優勝者の立場を失くしてしまう大会は珍しかった。大坂選手であったからあのスピーチで収めることができたようなものだ。



一銭の得にもならない今回のUSオープン関連の検索に時間をかけていた間、エリン・ボーディーの『リトル・ガーデン』ばかり聴いてた。
彼女、ポール・サイモンの影響を受けてるらしい。そういえば収録の「Born at the right time」など、サイモンが書いた曲みたいじゃん、と感じてあらためて調べてみると、サイモン作だった。エリンのオリジナルだと思い込んでた。

なるほどエリンの歌い口も、いわれてみればサイモンに似た、内省的でそれほど張り上げないが、飽きずに聴けるという、巧さが残るのだ。
サイモン好きなぼくだが、本曲、アフリカン・リズムに大きくシフトした頃のアルバム『リズム・オブ・ザ・セインツ』には馴染めず、アコースティック・ジャズに還元した今作のエリンのヴァージョンによって、曲の良さが伝わった。アレンジの比重は大きい、と再認識する1曲。
そういえばサイモンの新作が、S&Gのリアレンジだとか。早く聴きたいがDeezer待ちということで、我慢しよう。

▼サイモンによるオリジナル
https://youtu.be/9GGuIFdIcTk