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2020/05/23

ニセの妊娠

20200522
FUJIFILM X-T30 TTArtisan 50mm f/0.95 2020.05

昨日、知事が妙な発言をしていた。医療現場で雨合羽など使用していない、デマだと。
あれぇ、大阪は医療関係の備品が底をついたのに気づいて、市長(呼びかけ自体は市長)と並んで寄付を募ったのはついこないだのこと。庁舎を埋め尽くす合羽を整理しつつ、既に一部の病院に送られたとも報道で知っている。
なぜこのようなあからさまな事実誤認に、雨合羽の使用についての言及者をこぞって敵に回そうとするのか。推測してみるには以下だ。
・現時点で防護服の供給が安定してきたため、もう要らなくなった
・大阪では各家庭から供出させた雨合羽を医療従事者に着させている、との世評に恥ずかしくなった

いずれにしても、当初の募集の強い意向からすれば、首長の側で気が変わったとしか思えない。SNSでは最初から不衛生かもしれない物を規格も揃えず無闇に募るより、然るべき機関・企業から尋ね当たってみるべきではなかったか?と意見されてきていた。実際、見兼ねた台湾在住日本人が、まとまった防護服の数を追って寄付、その後、中小企業からの提供など。行政としては手順がなんとも要領悪かったのだ。

ぼくはそもそも合羽を持ち合わせてない上、そのようなアバウトな募集方法を真に受けなかったもので手数は取られていないが、中にはポケットマネーでわざわざ近所から買い占めて送料自己負担してまで庁舎に送った人もいるらしいのだ。あれは今頃どうなってるんだろう? 実際に使われているのだろうか?とずっと気になってた人は多かった筈。
その報告がいきなりデマ扱いだと?! まるで合羽など体裁の悪い、と手のひらを返されてしまったようなものだ。クオカードには"俺が集めた金"といわんばかりに直筆サインを込めるのにさ。

供出際の手間賃は払う、との口約束もうやむやに余剰備蓄となった今、せめて今後のイベントの雨天時の用途にさせていただく、など寄付者に向けて恐縮しきりの一言くらい言えないものなのか。度重なる寄付依存の上、失礼千万では、税金の無駄遣いの糾弾よりも、後々こじれると思うがなぁ。
ついでにこの一連のコロナの件をきっかけに市長のtweetも久々覗いてみたのだが、この方の文脈が読めない。この9月を入学期にすれば高校野球実施が可能、って何言ってるのか解らない。自分が阿呆だからか?と悩ましくなったが、どうも市長の言語能力が乏しいようで、見受けられる誤字に教養不足が散見される。なかでも"更迭"という単語を"更送"と間違えていたのには驚き。

画像のみ
20200523

ネトフリでここ数作、視聴してみたサスペンスが今ひとつで、映画作品に切りかえるか、と思案しつつ、あと一作ダメ元でトライしたところ、一気に8話中の4話まで観終えた。『ザ・ストレンジャー』。

主人公の中年男性が子供達を連れて地元のサッカー試合に興じていたところ、現われた見知らぬ野球帽を被った女から、"あなたの奥さんは、かつて流産のフリして、実は妊娠していなかった"と吹き込まれる。また"子供達のDNA検査をしなさい"と。
帰宅後、共有クレジットカードの払込先が怪しい明細を夫が独自調査したところ、フェイクで妊婦になれるグッズ販売サイトを妻が利用していると知る。問いただされた妻は、明くる日、忽然と姿を消す・・・。肩透かしにならない結末を期待。
2020/05/09

もう従姉妹とは呼ばない

20200508
FUJIFILM X-T30 XF23mmF1.4R 2020.02

なんかね、外国の女性政治家が感染症対策を手際よく纏めているのを知ると、ひょっとして保健衛生の分野は、女性のほうが強いのかな、と。この考えは偏っているね。でもこの国のまずさは、ジェンダー・ギャップ指数が最下位に近いことと関係しているような。

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20200509

ネトフリにてドキュメンタリー『シークレット・ラブ:65年後のカミングアウト』視聴。オープニングは、かのドリス・デイのヒット曲「Secret Love」に乗せて。

シカゴで65年半をパートナー暮らししてきた2人の女性。一方の女性(かつて初のプロ野球リーグの女性チームに所属していた)のパーキンソン病をきっかけにライフスタイルの変化を余儀なくされる状況に始まり、出会いの経緯から慎重を重ねた暮らしぶりなど綴られる。

施設への引っ越しを決心した二人が、家財道具を整理する中、若いころやり取りしたラブレターを発見。しかし何故か破られている。その理由は、家族に見つかった場合のことを考えてとのこと。
親族はつい最近になってからのカミングアウトに最初は狼狽しても温かく受け入れ、姪が甲斐甲斐しく施設探しをヘルプ。しかしもう一方の彼女の実家は、仲の良い弟から長い沈黙の後、「一家の恥になる」と告げられる。
もちろん彼女たちは、それで絶望はしない。「彼は保守的だからね」と。しかし、受け入れない家族を持つ彼女のほうが、どことなく沈んだ面持ちに画面からは感じてしまう。

ゲイ・バーの手入れから、逮捕、密告による職場解雇などにより、家族から絶縁される時代をくぐり抜けた彼女たち。晩婚の誓いの後、司祭から掛けられた声は「もう、従姉妹と偽ることはありませんよ」。
70年目、妻に先立たれた彼女にとって、カナダは無縁の土地だが、妻のあの親族なら世話をしてくれるだろう。
2020/05/06

夫婦の戦慄

20200505
Panasonic DC-G9 M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8 2020.03

大阪の知事は連日、次々とトピックを繰り出してくるが、独自の解除基準を示した例の大阪モデルは、同じタイミングで示された厚労省の見解では異なり「現状では特定警戒地域からの解除シナリオを考え難く、再流行のリスクが高い地域の1つである。特定地域への移行後もハイリスク環境の休業など、徹底した対策を要する。」と資料に記されてある。
恐らく、休業補償が東京都のような補償延長に対応すら出来ず、国に先んじての発表となったと推測するが、現実的な経済対策の問題に対して、感染対策の現状、つまり待機者を抱えてPCR検査が進まぬ限り、きょうの感染者確定すらもままならないのだから、スケジューリングは後倒し計画でしかありえないと思うのだ。だいたい大阪のような都市部ほど終息に時間がかかるのだから。


GW中は、ずっとネトフリのオリジナルドラマ『オザークへようこそ』を視聴、最新シーズン3まで終えた。ネトフリのサスペンスの中でも屈指の作品でしょう。
カルテルものでは同ドラマでは『ナルコス』が暴力シーンにウエイトが置かれていたが、本作は知性的な主人公夫婦による資金洗浄に端を発した人間模様の描写が魅力的。
1シーズンにつき全10話、1話約60分でもちろんCMは入らない。映画の尺と異なり時間をかけながらキャラクターが身近に馴染んでくる。馴染んできた頃に犠牲者が出てショック。
青味を帯びた画面に、オザーク湖地域に住まうモンスターたち。ボスの激昂に怯える夫婦もまた互いの冷酷さに打ちのめされる。頼りは子供達への愛。

2020/04/29

疫病週間殺人

20200427
FUJIFILM X-T30 XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OIS 2019.04

9月入学期の提案が話題に昇っているが、知事たちは秋口には終息していると見ているということだね。コロナ禍を機に、スケジュール性を海外の新年度期に照準しても、9月以降に第2波、もしくは後年、新ウイルスが起きた場合は、今回のように半年送りに留められなくなり、また4月でいいじゃないかと戻したりと都度ブレが生じる恐れがあるから、要検討だろう。

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20200428

ある漫画家が評価していた、ポーランド映画『ブレスラウの凶禍』(2018)をネトフリにて視聴。
うぇ、グロかった。ミステリー、サスペンスの類は好きだけど、殺人手口が残酷。牛皮に生きたまま詰め込んだり、2頭の馬に身体を引き千切らせるなど、連続事件をワンレン刈り上げボブの女性刑事が追う。
この女性刑事がなかなかに不貞腐れたキャラなのだが、後から参戦して助っ人となる女性警官が地のままとしか思えない肝の座りよう。東欧の暗めの面立ちが映画のムードを良く醸し出す。
女性の哀しみを時系列の組み替えにより物語として展開させる。常套的ではあるが、陰惨なトーンとは裏腹な描写に胸を突かれた。
2020/04/21

ジェシカの豹変

20200420
FUJIFILM X-Pro2 XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macro 2018.05

ぼくの住まいの直近の大病院では医療従事者2名が感染、これが院内感染では無く、それぞれ外部で拾ってきたものらしく、いよいよ観念するしかないな、と。
シャープ製品の登録をしていたので、個人向けマスク販売案内メールが早速届いたが、案の定購入サイトは繋がらず。今時、50枚入りで3000円は相応価格らしいが、競って買うほどでもないか。

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thesinner

ジェシカ・ビールが製作総指揮・出演するスリラー『The Sinner-隠された記憶-』のシーズン1の全8話とシーズン2の初めまでを視聴終了。
親子連れが、ナイアガラ滝の見物のためにドライブするが、車故障で一家はモーテルに宿泊。一夜明け、息子が淹れたモーニング茶を飲んだ両親が変死し、背景にコロニーで生活するカルト集団の存在が浮かび上がる・・・。

謎めいた思わせぶりな展開に、つい惹き込まれた。最後まで観てから振り返ると、セリフのぎこちないシーンや煮え切れないキャラも、急展開のための計算だと分かる。よく出来てはいるが、地元のコミュニティの描き方が希薄だっただけに、後になってカルト集団との繋がりが色々出てきてもさほど意外性は無かった。

主役の警部補は、ラウンド髭のイケてる中年俳優なのだが、自嘲的な薄笑いが単調な演技に感じられた。シーズン2では、もう少しハキハキとした口調に変わっていて見やすくなっていた(その代わりMっ気の性癖が露呈するキャラになってる)。
驚いたのはジェシカ・ビール。シーズン1と2では犯罪案件が異なるので、連続出演しないと見込んでたが、全く別人にしか見えない役作りでシーズン2に被疑者で登場。体重も少し変えたのか、いやはやメイクで随分変貌するものだ。