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2019/11/25

ヒッチのノンフィクション

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Panasonic DC-G9 LEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4 2018.12

同じフロアのご近所さんが、ついに引っ越しされた。行き違いでお別れの挨拶が出来なかったが、やはりパン屋の早朝の業務用ミキサーの轟音に耐えかねたのだろう。ウチは独りだから、なるべく離れた部屋でドアなどで遮音して寝るようにしたけれど、あちらは家族暮らしだから、小さなお子さん達が真上で寝付けなかったのでは? テナント入れ替えで環境が急に悪くなってしまった。
ウチもこの場所にしがみつく理由も無いのだが、ちょうど『禁煙』のプレートを取り寄せたばかり。自室のベランダから下に吊るすことにしたのだ。理由はやはり店舗の従業員の休憩中のタバコ。
ステッカーだと雨に濡れて剥がれてしまうので、どうせ買うならとレトロな風情で紐を通せるモノにした。どうせ連中、これくらいの警告で止める気にもならないのも分かっている。せいぜいプレートのド真下でプカプカやるがいい。



ネトフリ解約して、先日から買ったまま寝かせていたヒッチコック監督、ヘンリー・フォンダ主演『間違えられた男』(1956)をブルーレイで初鑑賞。
この作品、実話に基づくとのことで、タッチが他とは異なる印象。つい仕掛けを期待してしまうぼくには、今の感覚では呆気なく感じたが、逆に抑制が冴えたフォンダの演技が見ものだろう。家族とのコミュニケーション以外、警察とのやり取りでは、されるがままの無口な男の心中を観る者に想像させてくれる。

フォンダに似た真犯人の強盗の風貌、確かに目鼻立ちははっきりしているが、背格好と帽子とコート姿が同じというだけ。あれほど証言台で断言した女性達の、ラストでのバツの悪そうな姿。
生活苦に夫の誤認逮捕と悩まされ続けた妻(ヴェラ・マイルズ)は、精神を乱して療養所に移るが、患者を取り巻く描写の仕方にはどうかと思う所はあった。
2019/11/12

男メシを男ふたりで

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FUJIFILM X-T30 XF56mmF1.2 R 2019.11

昨日は勝間氏と増原氏の破局の件で、双方の報告に関する記事にそれぞれLGBTに絡めた一般のコメントが寄せられていた。生物学的に不自然だとか気持ち悪いだとかは、見かけるパターンだが、男女の関係と同一上にみなしての意見も随分見られるようになった。
今年のニュースだったかな、どこぞの国で不倫と同性愛は重刑になる、という件では、自分もネット記事のコメントに返信したことがある。元コメントには"同性愛は今時ダメだけど、不倫はOK"とあったので、"何が今時なの?"と。私のコメント評価には、そう思うと思わないが約9対1の割合で、そのうち私のコメントを残して元コメントの投稿者は自ら削除していた。
今回の両氏の報告件は、著名ゆえ特に増原氏に関しては、LGBTの当事者らしき人からも"私達まで恋愛を全うできない不届きな人間だと決めつけられ迷惑"といった意見も。ただ、各々宛てての意見を見比べるうち、LGBTに留まらないよくあるカップルの出来事の様相に映るだけだった。この両氏の個性が既に異なるように。

▼Netflixより
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『きのう何食べた?』がネトフリで配信されていたので初回分をやっと観た。話題になっていたのは知ってたが、国内ドラマには関心が無く、登場人物がステレオタイプに扱われているだけでは?という先入観で見送っていた。
料理番組のように調理の詳細をドラマに織り込みつつ、男性二人暮らしに始まる様々なエピソードによる彼らの環境をユーモア交えて描写。内野聖陽が、意外にもそれほどおネエを誇張した身振りでも無く、表情豊かさからくる芝居をしていたのには好感。

西島秀俊の母親役が梶芽衣子! 気風良く"あなたカミングアウトはちゃんとした? 一人一人の個性は大事よ"とかサッパリしてていいじゃないの。しかし原作によれば、この母親は息子の性的指向を知った当初、ショックで新興宗教にのめり込んだ設定らしい。傍で夫役の志賀廣太郎が苦々しそうな顔付きをしていたので、この後、経緯がドラマでも写されてるのかもしれない。

あっけぴろげなのと几帳面との対照的なコンビ、楽しそう。遅まきながら後追い視聴してみようかな。
2019/11/06

モヒカンの恩恵

映画『タクシードライバー』がネトフリ配信されているので再見してみた。といっても初見のようなもの。自分が小中学生くらいの時代に、TV放映でなんとなく視聴しただけでストーリーはきれいに忘れていた。
憶えていたのは、デ・ニーロとジョディ・フォスターが娼館でやり取りするシーン、あとはデ・ニーロが初デートで彼女をポルノ映画館に誘った時の、館内スクリーンに一人の女性に複数男性が絡んでるところ。



その、初デートにポルノと来たのには、あらためてびっくり。相手の彼女は怒って帰っちゃいましたとさ。しかし、個人の普段の習慣をつい、当たり前の感覚で出してしまい他人様の顰蹙を買う、というのは誰にでも多かれ少なかれあるのではないか。

いろんな読み取りが出来うるストーリーで楽しめた。ベトナム帰還兵の出自から、不眠症を起因とする運転手の主人公の心理を推察するのが順当なのだろうが、孤独がもたらす人々の行状というものは、こうして都会に紛れて気づかれないものだという事を、前向きにも後ろ向きにも取れる魅力があった。

音楽担当はヒッチコックの代表作を手掛けたバーナード・ハーマン。かのサックス・ソロが耳を付いて離れなくなる。が、少々起用のほどがくどいのではないか(遺作となったハーマンへのオマージュか?)。
この物語の、主人公がモヒカンにした後に起こした二つの行動は、相反する結果を招くものだが、少々時代的な古さは否めない。今時、大統領を狙いかけた男の風貌など、幾つもの監視カメラの映像にも残っていそうなもの。ほんの、シークレット・サービスに見咎められた瞬間のみの目撃に留まったため、後の12歳の売春婦(フォスター)の救済が、狙撃未遂の同一人物とも知られず、世に称えられる結果となったのだ。

新聞にも頭を刈る以前の主人公の顔が載っている。療養中のモヒカン姿はメディアに流出しなかったようだ。このことを当の本人が如何に感じていたか。ラスト・シーンで、普段通りに仕事仲間と休憩・雑談する主人公は、達観したようにも見えるし、また先輩運転手のアドバイスを今度こそ受け止めたようにも映る。
序盤で主人公を振った女が、彼の運転するタクシーを呼び、新聞を見たわ、と。彼女は、性奴隷の少女を救った男を見直したか。普段暮らしに戻った男は何らか溜飲を下げたようにも見えた。ラストもラストでの、デ・ニーロの一瞬何かを見た鋭い視線が気になったが、またいずれ観直そう。
2019/09/21

帰ってきたドライバー

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SIGMA DP2 Merrill 2019.09

・アップした記事を後で読み返すと、ちょこちょこ言葉遣いの間違いに気付く。前回記事など事務処理ミスの件を"発覚"としていて、何でこんな言葉、無意識に出たんだろう?と思い返してみると、当時の事務現場で、ケアレスミスが見つかるとよく"ミスが発覚"とか皆で言ってたんだね。"撃沈した"とか"ドボンした"とかw 細かい落とし穴が一杯ある仕事内容だった。

まだ学内の業務範囲なら失敗も内部に留めておけるが、他大学からの委託により実施する試験業務など恐ろしい。過去に何処の大学だったか、試験監督委託先の専門学校の事務員が、試験開始時間を午前・午後間違えて、えらいことに。地方から学生が中継地に集まってきている訳だから、やり直しの調整が難しくなる。

・今年に限って東レパンパシフィックオープンが有明の改修工事のため、大阪で開催中。大坂選手を観る良い機会なのだが、靭は屋根が無いので、過去3度行ったが半日で土方焼けしてヒリヒリするのと、雨が降ると待機時間がヒマで、一人では退屈。素人だから、WOWOWで解説付き視聴でもいいかと。以前より、カメラのレンズも充実させたので撮りに行ってみたいんだけどねぇ。テニスのチケット料金、高いわ。

昨日の試合など、開始当初は晴れてたようだが、2試合目途中から雨天中止、1試合は成立したことから代金の返還は無いらしい。良い席では1万以上もするので、これは痛いね。だから行くなら、逆に1000円プラスはあえて飲んで、あくまで天候チェックしてから当日券を取るほうがベターかも、などと思う。よほどお目立ての選手でもいない限りはね。



ネトフリ視聴契約の更新で初めてベーシックからスタンダードに格上げしてみた。当初30日間はプレミアム高画質で視聴できる。早速『ベイビー・ドライバー』(2017)をプロジェクター鑑賞。近作だけに確かにスクリーンでもクリアな画質だ。

カー・アクションものなので、サクサクと観られた。筋書きは簡単に読めるが、あらゆる過去作品のおいしいとこ取りして、スピード感溢れる映像仕上げにしている。
主演のアンセル・エルゴートのキャラクターがよく似合っていたし、助演のメンツが楽しい。TVシリーズ『マッドメン』で渋い広告マンを主演したジョン・ハムが好演。驚いたのが、この白スーツのワルはもしや‥、とキャストを調べたら、やはりポール・ウィリアムズ。
ケヴィン・スペイシーは、本作が最後出演になってしまったのだったかな。やはり絶妙だった。エンディングは、サイモン&ガーファンクルのあの曲!

カー・アクションが勿論見どころだが、意外と怖いシーンは、いかにもバカっぽいキャラのジェイミー・フォックスが、コンビニに立ち寄って買い物するところ。映像では、車中で仲間が彼を待ちながら、遠目に店主とのやり取りを黙視するのだが、車に帰ってきたジェイミーが"わざわざ金出して買うかよ"と吐き捨てる。再び目をやると、店主の姿は映らなくなっている。こういうヒッチコックのような古典的手法ともいえる恐怖への誘いが好きだ。
2019/09/18

プロジェクター用スクリーン

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SIGMA DP2 Merrill 2019.09

やっぱりちゃんとスクリーンに映したいと思って、コスパ良さげな2000円程度のポータブル・スクリーンを購入。壁に直接でも一応観られるが、和紙柄の壁紙が役者の顔に透けてしまうのだ。
サイズは100インチがスタンダードみたいだが、ウチの狭さじゃ無理なので、84インチにしてみたが、これでも結構大きい。



伸縮性のある布で、シワやヨレなど起きないので投影には全く問題無いが、フチの黒帯を留めていくと蜘蛛の巣みたいな形になってしまって、なかなかきれいな長方形にならない。チープに見えるのが残念。一応フックと両面テープ付きなのだが、張り詰め過ぎのせいか、フックがピュンと吹っ飛び、幕がベロンと垂れてくる。いっそ画鋲で直留めしたほうが良さそう。