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遅ればせながら衝動的

音楽鑑賞の話題など備忘録代わりに突然思い出したように綴るブログ

2011年 購入CDベスト 

少し早いけど、今年購入分のベスト・アルバム記事です。例年通り10枚。今を生きるリスナーとは思えないほど、古い作品が多いです。(クラシック編はあまり聴き込んでいないので今年は見送り。)

(1)The Beach boys/Friends(1968)
friend
ほんとはポール・サイモンが1位の予定だったんだけど、今月本作を初めて聴き番狂わせに。とても知的刺激を受けるというか、クリエイティヴなパズルが散りばめられているようで、どうやって作ったのか俄然知りたくなってしまう。ロック全般やビーチ・ボーイズに関しては全くといっていいほど無知な自分は、"サイケ"だの"サバービア"などを用いた形容が出来ないが、バンドのカオスがいったんここでシンプルに結実している感じがする。なんといっても曲がイイ!

(2)ポール・サイモン/ひとりごと(1973) ※2011年Blu-Spec盤
ps
サイモンのソロ作は長らく『ハーツ・アンド・ボーンズ』しか聴いた事がなく、今年の廉価発売を機に『グレイスランド』まで集めた。
ポップなジャケットの割に、内容はフォーキーだがキラキラしている。(3)から(4)の流れがたまらない。他文化の音楽も積極的に取り入れる人だが、以降のアフリカン音楽は飛躍しすぎて買ってはみたもののあまり受け付けられなかった。

(3)Mary Black/Stories from The Steeples(2011)
mb1
彼女の現在の状況が衒いなく実直に伝わるような新作。ジャニス・イアンとの共演曲など定番の持ち味を発揮。新味はザ・ヘンリー・ガールズという若手のコーラス・ガールの参加。息子ダニーの曲がハイライト。
メアリーは長く歌える人だと確信していたが、国内盤がいよいよ配給されなくなり、今後再来日は不可能だろう。思い切って海外まで追いかけておいてよかった。

(4)Doris Day/Sings 22 Original Recordings(1987)
dd1
'52-'53年のラジオ放送用録音集。はっきりいって手持ちの彼女のどのオリジナル・アルバムよりも気に入っています。ストレートな録音が馴染み良く、ドリスは仕事の早い人だと納得。数々のスタンダードをトリオ編成を中心に親しみやすく。音質に多少バラツキがあるので、ダイジェストで(1)(2)(3)(5)(6)(7)(8)(9)(11)(12)(13)(16)(19)(20)(21)だけ聴く時も。

(5)Lola Martin/Lola Martin(1969)
lola
現在も現役というビギンの女性シンガー。バンジョー奏者、カリのアルバムでも知られるビギンの旨みを多数収録。素朴な男性コーラスとの掛け合いもよろし。手持ちのビギンCDの定番に加わった。
そういえば過去に『黄金のビギン』というCDを買ったが、耳を惹いたのは最初だけで、これはほどなく売り飛ばしてしまった。

(5)V.A./伝説のブギ・ウギ・ピアノ(1997)
boo
'28-'46年のブギ・ウギ・ピアニスト達の音源集。中村とうようさんを偲んで中古で買ったが、一発でお気に入り。インストなのでこの順位だが、掃除中など日常のシーンでよくかけています。なまじバンドを聴くよりダンサブルよ。

(7)Pink Martini & Saori Yuki/1969(2011)
saori
輸入盤購入。このテーマでどんどんコラボして、日本のリスナーも引っ張ってくれたら良いと思う。リバーブを効かせた曲も普通に聴かせてくれてもよかった。特に(1)と(2)の歌い分けのギャップには、あちらの人も驚いたんじゃないかな。オリジナルを知らないまま、成功曲は(10)だと思う。

(8)Paul Simon/Live Rhymin'(1974) ※2011年初リマスター盤
ps
唯一、リマスターが遅れていた盤だそう。ソロとして一人立ちの緊張感が生々しく伝わる。後のフュージョン・バンドのセットより素朴でゴスペル・グループとの共演も温かくて好き。結局サイモンのソロは、この第3作までが許容範囲でした(最新作もいいですけど)。

(9)Kate & Anna McGarrigle/Tell My Sister(2011)
k&a2
妹ケイトを偲んで、'75年デビュー作と'77年セカンドに、初出のデモ集を付けた完全リマスタリング3枚組。デモはほとんど姉妹のみの演奏で、変更前のキーやコードが楽しめる(「Blues in D」がキー変更前は「Blues in E」とタイトルも忠実になっている)。ラストで重複する代表曲2曲の別ヴァージョンが、まるでライヴのアンコールのよう。

(10)ジューン・テイバー/浜辺へ(2011)
june
不変の硬質なヴォーカルが海をテーマに、かつてない穏やかな空気。歌詞が聴き取れたらもっと理解できるんでしょうけど。このアルバムを流すと、自分がかつて潮岬~串本まで、買い立ての一眼レフを携えて小旅行したのを思い出す。

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2010年購入ベスト・アルバム<ポピュラー>  

今年はポピュラー系のCD、10枚も買っていないんじゃないかなぁ。そんな中からのベスト5枚は、ピタリと照準が合ったかのように満足した作品。かねてから贔屓にしているアーティストばかりですが。

来年はどちらに関心が向くやら。今年俄かに甦ったクラシック興味は、現代演奏家にアンテナを張っていない以上、またポピュラーに舞い戻るかもしれません。
まだまだ知らない'70年代あたりのSSWの中古をチマチマ集めるかな。

utau
①大貫妙子 & 坂本龍一/UTAU(2010)

教授の過去作品に妙子氏があらたに歌詞を付けたヒアノ+ヴォーカル作品。
弾き語りをやっている自分にとって毎度直面する<楽器一本で音楽的クライマックスをどう処理するか?>という課題に、全く予想だにしないアプローチで回答してくれた録音音楽。
それはアンビエンスと、精緻な和声で構築されたエンドレスな音楽。また音響が素晴らしく、このCDの後では他のCDが貧相に聴こえてしまうほど。
サンケイホールのライヴでは、「伴奏」を「背景」と捉えたピアノのスタンスは、必ずしもヴォーカリストの生理的要求に応え切れていないのでは?と感じる場面も見受けられた。その点で、5月に大東市で行われた森俊之氏その他によるバンド編成による奇跡の無料コンサートが、自分にとって彼女のベスト・ライヴであった。

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②ちあきなおみ/戦後の光と影-ちあきなおみ瓦礫の中から(1975)

コロムビア時代の戦後歌謡集。
ベテラン歌手がカヴァー・ブームでヒットを放つ昨今、このアルバムが当時大ヒットしなかったならば、
それは彼女の歌があまりに上手すぎるから、としか理由が見当たらない。
自分は原曲を知らない世代だが、切々とした歌心に(特にたたみかけるようなラスト2曲の侘しさ!)思わず落涙。
上質な歌謡曲のアレンジ(編曲は高田弘氏)の成果も聴き逃せません。

june
③ジューン・テイバー/An Echo of Hooves(2003)

これは発売当時買っていたものだが、忙しかったのか聴いていなかった。イングランド、スコットランド地方のバラッド集。
これは、自分の知る限り彼女のトラッド系アルバムの中で最高作品だと今更認識。静謐の中で狂気を孕んだようなヴォーカル表現は、地味ではあるが哲学的な香りがする。
ギタリストのマーティン・トンプソンとの再ユニットも、アルバム強化に一役買っている。

lw
④ラウドン・ウェインライトⅢ/High Wide & Handsome: The Charlie Poole Project(2009)

グラミー受賞作2枚組。チャーリー・プールというオールドタイム・ミュージシャンの作品を中心に取り上げたもの。
良い意味でバケモノとしか思えない溌剌としたラウドン親父のヴォーカル(この家系は喉が強いのか?)は、しかしギターと合わせて音楽的マナーは徹底したもので、無骨なアメリカン・ルーツ・ミュージックを上質な演奏で届けてくれる。カッコいい!
ファミリーの暖かさに親しみを感じつつ、どこかヘンさが漂う可笑しみは、次位作品にも繋がる。

k&a2
⑤ケイト&アンナ・マッギャリグル/A NOT SO SILENT NIGHT<DVD>(2009)

素朴だがホーン・セクションを加えたリッチなクリスマス・ライヴ。今年亡くなったケイトを偲んでここに挙げます。
姉妹のファースト・アルバムを聴くと、無人島に持ってく1枚かも、と今でも思う。
ルーファス・ウェインライト、スローン・ウェインライト(ラウドンの妹)、盟友チャイム・タネンバウム他の、
ファミリーのステージングは少々野暮ったいが、所狭しとステージに寄せ集まったハーモニーにほぐれる。
ルー・リード、エミルー・ハリス、ローリー・アンダーソンがゲスト。

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2010年購入ベスト・アルバム<クラシック> 

恒例の、どなたの参考になるやら、あまりに個人的過ぎる、今年購入CDからベスト・アルバムの発表です。
今年は、クラシック編とポピュラー編に分けて5組ずつ。比較的クラシックに傾倒した1年でした。

しかもベストに挙げる5作品は既に亡くなったお二方のみ。クリュイタンスとケンプです。
ともに巨匠ですが、フランス国籍ベルギー人のアンドレ・クリュイタンスは、60代の若さで他界したためか、
「指揮者は70代から」と言われる名高い指揮者列伝から忘れられがちですが、長らくクラシック興味から遠のいていた自分を呼び戻してくれました。
ドイツ音楽の伝統を継いだヴィルヘルム・ケンプは、時折テクニック面での指摘が散見されますが、そうは言ってもやはり巧いです。逆にケンプは、ピアノが不完全な楽器であることを知りつくしていた人だったのではないでしょうか。

beetho
①「ベートーヴェン交響曲全集 クリュイタンス&ベルリン・フィル(5CD限定盤)」

EMI全集の最新盤。
とにかく第6番『田園』だけでもいいから、バラ売りもしていると思うので聴いてみて下さい。
もう気持ちよくて。木管のヒャラホロ感とかたまりません。透明感と奥行きを持ちつつ、
ベートーヴェンの豪胆さがしっかり伝わってくるようです。
ベルリン・フィルといえば、カラヤンのゴッテリした重厚なサウンドのイメージがあったのだが、
前任のクリュイタンスでは、こんなに音が違う。清涼感と生命力に溢れています。

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②「亡き王女のためのパヴァーヌ、クープランの墓、道化師の朝の歌、他 クリュイタンス&パリ音楽院管弦楽団」「マ・メール・ロア、高貴で感傷的な円舞曲 クリュイタンス&パリ音楽院管弦楽団 」

'60年代ステレオ録音のラヴェル全4集のうち、特にこの2枚がお気に入り。
特に『クープランの墓』は、学生時代に愛聴して以来、数十年ぶりの再会。他にデュトワ盤、カラヤン盤も聴いてみましたが、あまり受け付けませんでした。
クリュイタンス指揮は色彩感に富み、絵が浮かびやすい。『クープラン』のメヌエットの憂いを帯びた郷愁感が何とも言えない。葬送曲にも使えそう。
自らベストの録音と言わしめた『マ・メール・ロワ』のアジアン・テイストをも含んだ幻想的で優美な透明感。管弦楽の魔術師ラヴェルも草葉の陰から喜んでいるのではないでしょうか。

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③「バッハ:ピアノ作品集、ほか ケンプ」「ゴールドベルク変奏曲 ケンプ」

『ゴルドベルク』の第一音から驚いた。ピアノの音に聴こえない、黄金の音色。それは安寧の祈りに満ちたかのよう。力の取れた落ち着き払った演奏に、思わず喜びがこぼれる。
シンプルに聴こえるので、自分にも弾けるかと思い楽譜購入したものの、難易度高し。けれど弾いてみて、複数の旋律が聴こえてくるようになると、バッハがどんどん好きになっていく。

beetho
④「ベートーヴェン ピアノ・ソナタ全集 ケンプ(8CD)」「ベートーヴェン ピアノ・ソナタ全集(第1回録音) ケンプ(8CD)」

ステレオ録音盤とモノ録音盤。
まだ聴き比べられていない段階だが、演奏内容とは別に、意外とモノ盤のほうが音がしっかりしていて好きかも。
ステレオ盤は、低音が浅く、全体的にペラペラしている。うちのオーディオだけかな。
初期の古典的な曲も好きです。ベスト演奏はステレオ盤『悲愴』かな。『ハンマー…』は、ぼくには難解なのですが。

ravel
⑤クリュイタンス フランス音楽コレクション(7CD)

ルーセルを除き、ほぼモノ録音の'50年代集。ラヴェル、ビゼー、ドビュッシー、フランク、ベルリオーズなど。
購入当初は録音の質になかなか馴染めなかったが、いつしかフランスの香りが濃厚に漂ってきた。ステレオ録音では体感できない何かが詰まっている。これがいわゆるフランスのエスプリというやつなのか。
ビゼーの録音は、ステレオ盤より味があっていい。唯一ルーセルの曲だけは、どうもいかめしくて好きになれませんでした。

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下半期 その他お気に入りCD  

今年後半のベストCD5枚に続き、その他印象に残ったCDは以下の通り。

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ザ・ビートルズ/モノ・ボックス(2009年)
ボックスセットって、なかなか各アルバムを平らに聴く事ができないんですね。初期~中期ばかり繰り返し聴いていて後期までなかなか進みません。「ラバー・ソウル」が気に入っています。限定盤なので急いで買ったが、結局アンコール・プレスされたそうで。

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アントニオ・カルロス・ジョビン/波(1967年)
これは、ベスト5に入りそうなほど繰り返し聴きました。魔法のように心地よいインスト。

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フィル・スペクター・プレゼンツ・ザ・ライチャス・ブラザーズ(1996年)
全盛期のオリジナルLP3枚分を収録したCD。フィル・スペクターの「音壁」でブルー・アイド・ソウルを堪能。

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モーラ・オコンネル/Naked with Friends(2009)
初の全曲フル・アカペラ作品。アイリッシュのベテラン・ミュージシャンをゲストに迎え、集中力の高い歌唱を聴かせる。

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魅惑のクロンチョン・2(オーディブック)
1.2集合わせて愛聴。夏の間の清涼剤となりました。

dd
ドリス・デイ/HOORAY FOR HOLLYWOOD(1958年)
スタンダード集。音の厚みが気に入って、ドリスのCDの中で最も好きなアルバムの一つに。

mm
マリア・マルダー/ON THE SUNNY SIDE(1990年)
子供向けの楽しいアルバム。表情豊かでサウンドもカラッとして気持ちいい。大人もハマります。

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ザ・ブラック・ファミリー/Time for Touching Home(1989年)
購入当時ちゃんと聴いていませんでしたが、最近のお気に入り。兄弟の歌声はクセがなくて聴きやすい。

hw
ホット・ウィメン~1920~50年代の78回転レコードに聞く暑い国の女性歌手たち
SP盤時代の音源なのに音がいいです。濃厚すぎる熱い女の熱唱群です。

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下半期 よく聴いた5枚  

今年後半のベストCD5枚です。
例によって新旧混合。「それ、今頃聴いたの?」と言われてしまいそうな旧作も、臆面なくラインナップ。オーディオ一新により手持ちを聴き直していた事もあって、購入枚数は少ないです。新作に関しては、12月頃になってドドッと興味深いものが出てきました。まぁ、ほとんど贔屓のアーティストばかりですが。

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①モーラ・オコンネル/Just in Time(1988年)
今年グラミー賞にノミネートされたフル・アカペラ新作も良かったが、遡って聴いた本作に入れ込みました。
ナッシュヴィルを拠点に活動するアイリッシュの彼女が、トラッドやビートルズ、シャンソンを歌い上げる。他作ほどカントリー色を出さない薄味のアレンジに、かえってヴォーカル・アルバムとして瑞々しい魅力を感じた。
モーラはポピュラー・シンガーにしては声に強弱があり、マイクから距離を置いた録り方が遠近感を生んで、なんとも言えない郷愁感を醸し出している。普遍的な美しいフォーク・アルバム。どんな気分の時でも聴いています。

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②カルロス・ヌニェス/ALBORADA DO BRASIL(2009年)
初めて買ったスペインのケルト文化圏のガイタ奏者カルロス・ヌニェスのCD。ブラジル勢との混合を試みた快作。ケルトの良い意味での淡泊さと、ブラジルのドライな風合いがマッチして、旋律・リズム・音色ともにとても印象的。正直、チーフタンズのコラボ・アルバムよりユニークでいいんじゃないか。カルロスのホイッスルのピッチの良さにも感心。夕飯時に聴くとゴハンが進みます。

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③大貫妙子/プリッシマ(1988年)
20年前に日本にこんな素敵なアルバムがあったとは。20数年続けられたピュア・アコースティック編成の活動は、いわゆる彼女のベスト曲を網羅したものだが、本作はその形態に近い唯一のオリジナル・アルバム。収録曲から既にリメイクされている曲もあるが、聴き比べると本作当時のほうが、若いだけあって微妙に尖っているのが興味深い。彼女はワールド系に分類してもいいんじゃないでしょうか。今年のライヴのオープニングに歌われたジャジーなワルツ曲②「Monochrome & Colours」がカッコいいです。月の輝く夜に聴いています。

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④リヴィングストン・テイラー/Last Alaska Moon(2009年)
年末滑り込みのランク・イン(笑)。どうしても彼を讃えたかったのです。自分の知る限りアメリカで年をとるほど良くなるSSWは、ラウドン・ウェインライトⅢとこのリヴ・テイラー。本作は、タイトル・内容も相俟って素敵なクリスマス・プレゼントとなりました。フォーキーながらバランスの取れたAOR感覚で、これほどまでに音楽が優しさであると教えてくれる人はいないかも。心温まりたい夜にどうぞ。

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⑤ハリス・アレクシーウ/LOVE WILL FIND YOU WHEREVER YOU MAY BE(2009年)
待望のオリジナルは、自作曲を中心としたソフト・ロック、タンゴ調を織り交ぜたモノクロ&モノローグの世界が広がる。地味なほどシンプルに練り込まれたサウンドに、ハリスのヴォーカルは円熟の極みをも超えたよう。Aメロがややパターン化して聴こえるが、プロデュース感覚にも感心します。ちょっと個人的な不景気モードと重なって、聴いててやや沈痛になる時も。③-④の流れが好き。

次回、その他お気に入りアルバム紹介です。
上半期 よく聴いた5枚

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